二次創作小説(新・総合)
- Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.154 )
- 日時: 2018/04/05 08:56
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
翌日...福の神に頭を下げるたくっちスノーの姿が
たくっちスノー
「ごめんなさいごめんなさい...」
福ちゃん
「今回は許しますけど、もう他人の事をしつこく調べないようにしないように」
たくっちスノー
「はい...」
福ちゃん
「クラマ君もよ」
クラマ
「はい...」
龍我
「ったく俺が死にもの狂いで働いてたときに何してんだ...」
たくっちスノー
「さ、さーて!今日はどんな依頼が届いたかな」
たくっちスノーは慌てて手紙を確認するが...
たくっちスノー
「これ...リアルワールドからだ!」
クラマ
「リアルワールド?」
龍我
「確かメイドウィンとしてお前が管理している世界だったっけか?」
たくっちスノー
「そうそう...えーと何々?」
【たくっちスノーさん、おひしふりです】
【こんかいはかみさまにたのみたいことが あるんです】
【おや や ともだちをたよれない 】
【おねがい します】
【さくらい さつき】
たくっちスノー
「桜井彩月からだ!リアルワールドで事件が起きたときに知り合ったんだよ」
クラマ
「これは...子供の字か?」
たくっちスノー
「確かまだ6歳らしいから無理もないよ...親にも友人にも頼れないってのがちと気になるが...」
福ちゃん
「呼び出してみては?」
たくっちスノー
「よし、やってみるか...いやー久々に会うなぁ、開け、パンドラの門!」
たくっちスノーがいつものように召喚魔法を唱えると
「久しぶり...桜井、彩月です...」
たくっちスノー
「...えーとあの、どちら様?」
彩月
「?」
たくっちスノーがそう思うのも無理もなかった、その彩月の体は...幼稚園児とは思えないほど成長しきっていた
クラマ
「おい、人違いじゃないか?」
たくっちスノー
「でも彩月って...」
龍我
「同姓同名じゃね?」
たくっちスノー
「でも自分のこと知ってるのって事件で関わったひとぐらいだし...もしかしたら!」
彩月
「えっと...」
たくっちスノー
「あー!ごめんちょっと慌てちゃって...貴方は桜井彩月だよね?」
彩月
「うん」
たくっちスノー
「年月は2018年のはずなんだけど...」
彩月
「.....違う」
たくっちスノー
「やっぱり!この人未来から来てるよ!」
龍我
「えっマジで!?」
たくっちスノー
(一応僕の世界って三次元が元なんだけどまあいいか)
たくっちスノー
「もう平成終わってる?」
彩月
「うん」
たくっちスノー
「西暦二千何年?」
彩月
「2027年...」
たくっちスノー
「つまり十年後か...自分の年齢がようやく海斗君に追い付くぐらいだね」
クラマ
「そんな未来からの依頼に俺たちが答えられるのか?」
龍我
「でもよ、なんかワクワクしねーか?未来だぞ、未来。」
たくっちスノー
「ああ...メイドウィンの自分としてはどんな風に発展したかすげぇ気になる!」
彩月
「依頼...」
たくっちスノー
「OKだとも!」
- Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.155 )
- 日時: 2018/04/05 10:39
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
~十年後のリアルワールド~
たくっちスノー
「す、すげー!これが未来か!」
『いらっしゃいませ!』
『今日の天気は~』
『この店のオススメは...』
情報が次々と電子掲示板のように写し出されていた
龍我
「すげぇ、時空監理局みてぇだ...」
デーリッチ
「目が追い付かないでち...」
ローズマリー
「これが未来...私達からすれば気が遠くなるほどの先の...」
彩月
「世界は特大ネット社会、電化製品やロボット、ゲームが大発展」
彩月
「そして...」
彩月が右腕を構えると、持っていた腕時計から小さな小人が...
【やぁ!ボクはまさるだよ!】
デーリッチ
「喋ったでち!」
彩月
「こんな風にネットナビの装着が義務つけられている」
たくっちスノー
「おいこれ本当にリアルワールド?ロックマンエグゼの世界じゃねーの?」
デーリッチ
「...確かによく見たら皆小さいのとお話ししながら歩いてるでち」
龍我
「まるで歩きスマホみてぇだな...」
彩月
「ナビがなんでも教えてくれるから、頼りたくもなるよ」
たくっちスノー
「ふーん...で、依頼って?」
彩月
「単純なことなんだけど...付いてきて」
たくっちスノー
「ああ...」
...
彩月はデーリッチ達を町外れへと進ませる
ローズマリー
「ここって山道...?」
彩月
「まだここは開拓されてないの」
まさる
【彩月、今日は『エレメントクエストⅩⅠ』の発売日だよ!】
彩月
「興味ない」
まさる
【『スリリングファイター世界大会』のお知らせが届いているよ、他にも『キングオブモンスターズEX』や『ミリタリーズ・コンバット』等のゲーム大会からも...】
彩月
「全部キャンセルしておいて」
まさる
【いいの?】
彩月
「いいから」
まさる
【はい】
デーリッチ
「...いいんでちか?誘われたのに」
彩月
「大勢の前で見世物になるのはキライだから...」
たくっちスノー
「そういえば彩月はゲーム上手かったもんな、世界大会に呼ばれるって相当だろ?」
彩月
「対した事じゃないよ...それより依頼だけど...これは私だけの依頼じゃないの」
デーリッチ
「えっ?」
福ちゃん
「どういうことなの?」
彩月
「皆が集まって...私が代表になって手紙を書いたの、今は紙ですら希少だから苦労したけど」
たくっちスノー
「み、皆って...まさか...!!」
福ちゃん
「心当たりが?」
たくっちスノー
「ああ...」
彩月
「だよね?...そろそろ着くよ」
デーリッチ
「こ、ここは...!」
彩月が案内した場所...そこは大きな洞窟。
彩月
「小さい頃秘密基地として使ってたけど、今では立ち入り禁止区域になったの」
龍我
「ネットナビ連れてそういうの行っていいのかよ?」
まさる
【立ち入り禁止の場所!近づかないように】
彩月
「あっ、そうだね、えーとRe-set script all shut out...」
まさる
【禁止、禁止、禁ΨαδθπθρξδθλβεγθκαλΧ】
彩月がコードを打ち込むとネットナビはバグって音を立て消える
彩月
「データを使い物にならなくするプログラムを貼り付けられるぐらいにはなったの」
たくっちスノー
「お前、ゲーマーどころかハッカーになってないか...」
ローズマリー
「...この先には一体何が?」
彩月
「付いていけば分かるよ」
- Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.156 )
- 日時: 2018/04/05 11:13
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
洞窟の先には複数の人陰が..
彩月
「皆、連れてきましたよ」
「ああ...」
たくっちスノー
「お前ら...やっぱりお前らか!!」
「お前、何年たっても変わらないな...」
たくっちスノー
「ま、そういう種族だからね」
龍我
「お、おいたくっちスノー」
ローズマリー
「たくっちスノー...ついていけないよ、あの人たちは何なの?」
たくっちスノー
「ああ、悪い...前に黒影に怒られて世界流しでそっちの世界に行ったよな?」
デーリッチ
「初めてデーリッチ達の世界にやってきた時にそんなこと言ってたでちね」
たくっちスノー
「その怒られた件の被害者がこの彩月達『任天堂戦士』なんだ...」
任天堂戦士。
かつてリアルワールドの人間が送り出され、戦いをさせられた事があった。
※詳しくはスマブラ戦記参照
「そんなこともあったな...あれが十年も前の事とは信じられん」
たくっちスノー
「十年も経つだけあって、皆見事におじさんおばさんばっかになりつつあるな!」
「否定はしない」
「ワイはまだ28や!」
クラマ
「はぁ...たくっちスノーに依頼したのかお前達か」
「神にもすがる思いという奴さ」
たくっちスノー
「うちも仕事だから受け持つけど...元・任天堂戦士たちが揃いも揃って自分に何用?」
たくっちスノー
「こんな発展した世界で苦しい思いはしないはずだけど」
「...お前、相変わらずサボりなんだな」
たくっちスノー
「うぐっ、何その言い方」
彩月
「えーと、えーと...正直に言っちゃっていい?」
たくっちスノー
「な、何その言い方...」
「怒らないか?」
たくっちスノー
「自分が怒りそうな事言うつもりなの!?」
ローズマリー
「あの、出来ればお早めに...」
彩月
「分かった...単刀直入で言うけど、私達ここから出たい」
たくっちスノー
「...はい?」
「彩月、それでは伝わないだろう」
彩月
「あっ、そうだね」
彩月
「ええと...出たいっていうのは、その、何て言えば良いんだろ」
たくっちスノー
「なぁ、まさかとは思うが...」
たくっちスノー
「お前ら、リアルワールドとは違う世界に行くつもりか?」
彩月
「...あっ、それ!」
たくっちスノー
「何いいいいいいいいい!?」
ローズマリー
「ええええええええええっ!?」
...
彩月
「大丈夫?」
たくっちスノー
「なんとか落ち着いた!」
ローズマリー
「はぁはぁ...別世界に行くって、つまりハグレになることだ」
福ちゃん
「自分からハグレになりたがる人なんて初めて見ましたよ...」
たくっちスノー
「で、でもどうして!?怒らないから話してよ!」
「...この世界が嫌になった」
「まぁ、情けない話やけども、ワイらがこの超発展した未来に着いていけへんのや」
「それに、このままではこの世界滅ぶぞ」
たくっちスノー
「マジで!?また自分ロストメイドウィンになっちゃうの!?」
彩月
「現に、この時代の貴方は見つからなかったし」
たくっちスノー
「えっ...それはやばいじゃん!!」
福ちゃん
「どういうことです?」
たくっちスノー
「メイドウィンが死ぬとその世界は十年以内に適当な理由で徐々に滅んでいくんだよ!」
「やはり後がないか、すまないがここから抜け出す方法を...」
たくっちスノー
「...すまん、今から時空監理局を呼ぶからそいつらに頼ってくれ」
彩月
「たくっちスノーさんはやってくれないの?」
たくっちスノー
「だって気になるじゃん...僕がいなくなった世界、どう滅んでいくのか、何故僕は死んだのか」
- Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.157 )
- 日時: 2018/04/05 13:44
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
たくっちスノーに呼ばれ、別世界の時空監理局がやってくる
彩月
「メイドウィンさん!」
メイドウィン
「え?...ああ、あいつ他にも知り合いが居たのか」
ローズマリー
「その件、名無しの怪物も関わっていたのか...」
メイドウィン
「...それで、別世界に行きたいってたくっちスノーから聞いたが」
福ちゃん
「いえ、恐らく口ぶりからして...移住したいのでは」
メイドウィン
「い、移住!?この世界から抜け出すってこと!?」
「せやな」
「実はこんなことがあって...」
メイドウィン
「思ったより深刻だった!この時代のたくっちスノーは!?」
デーリッチ
「一人で街に行って原因を確かめてるでち!!」
メイドウィン
「何ィ!?すぐに追いかけなくては!!」
デーリッチ
「デーリッチ達が行くでち!!」
福ちゃん
「メイドウィンさんはこの人達を頼みます!」
メイドウィン
「わ、分かった!移住したいのはお前達だけか!?」
「えっとね~あと5700人は居るかな~」
メイドウィン
「結構多いな!!」
...
一方、たくっちスノーはメイドウィンとして世界を調べていた
たくっちスノー
「この世界の情報を検索!!」
たくっちスノー
「む....ネット社会化、後々ネットナビに命令され続け段々脳の機能が弱くなっていき人間の知能は極限まで退化し何も出来ず衰弱し滅亡....」
たくっちスノー
「エグッ!!誰がこんなこと考え付きやがった!!」
たくっちスノー
「2027年の自分を検索...出てこない!やっぱり死んだんだ!」
たくっちスノー
「死んだのが...ええ!?」
ローズマリー
「たくっちスノー!」
たくっちスノー
「参謀!」
デーリッチ
「どうだったでち?」
たくっちスノー
「やっぱり未来の自分、死んでたみたい」
福ちゃん
「そんな...」
たくっちスノー
「このリアルワールドはもうダメだ、自分が死んで9年も経っている...もう人類の八割がネットナビに脳を支配されている」
デーリッチ
「そんな...止められないんでちか!?」
たくっちスノー
「残念だが、自分が死んだあとの事なんて分かるはずもない...彩月達が逃げたくもなるだろうさ」
龍我
「けど、お前が死ぬなんて想像出来ねぇぞ?」
たくっちスノー
「方法はいくらでもあるさ、でもこういうパターンの場合...」
たくっちスノー
「居るんだろ...ダストヒューマン!」
デーリッチ
「ダストヒューマン?」
「...来たか」
時空の渦を抜け、真っ白な男が姿を現す
ローズマリー
「なんだ、こいつは...?」
たくっちスノー
「ロストメイドウィン・ザ・ダストヒューマン...時空の掃除屋!」
龍我
「掃除屋?」
ロストメイドウィン
「時空監理局が不要と断定した世界を消す仕事だ...そのままにすると新しい世界を作る上で邪魔になるからな」
クラマ
「つまり...名無しの怪物の仲間か!」
ロストメイドウィン
「何しに来たたくっちスノー、この世界はもう止まり滅亡する」
たくっちスノー
「何故こんなことをした?」
ロストメイドウィン
「さあな、俺は奴に言われただけだ、世界を破壊しろと」
デーリッチ
「名無しの怪物が...本気で滅ぼそうと!?」
ロストメイドウィン
「今ここで現在のお前を殺害させれば、この未来は全ての世界線で現実のものとなる」
ロストメイドウィン
「消えろ、この1京のうちの1つにすぎないこの場所と共に」
たくっちスノー
「消えてたまるか!僕の世界の未来を...お前達なんかに決めさせない!!」
- Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.158 )
- 日時: 2018/04/05 15:10
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
ロストメイドウィン
「そっちは...あの世界の住民か」
ローズマリー
「掃除屋とやらの耳にも届いていたのか、名無しの怪物はたくっちスノーの世界を滅ぼしたあとに、私達や万丈の世界も消すつもりなんだろう?」
ロストメイドウィン
「そうかもしれないな、黒影は結構飽き性だし」
龍我
「なっ...てめぇ!!」
たくっちスノー
「...ッ!!殺す!!ぶっ殺してやる!!」
ロストメイドウィン
「おい、俺は亡霊だ、とっくに現世からは死亡しているぞ」
たくっちスノー
「だったら完全に昇天させるまでだっての!!」
デーリッチ
「デーリッチ達の世界もたくっちスノーの世界も滅ぼさせないでち!」
ロストメイドウィン
「...やれやれ、戦闘は得意ではないんだが」
ロストメイドウィンは名無しの怪物とリニュ前たくっちスノーが前に持っていたであろうネビュラスチームガンを取り出す
『ギアバッテリー!ギアボイラー!ファンキーマッチ!』
ロストメイドウィン
【...潤動。】
ロストメイドウィンの体が歯車に包まれていく
『perfect!』
龍我
「その姿は...バイカイザーじゃねぇか!」
『いや、俺は死を招く皇帝...つまりダイカイザーだ』
ダイカイザー
『この世の全てを消す俺に敵うと思うな』
ダイカイザーは肩から歯車を飛ばすが...ローズマリーと龍我は手刀で押し返す
ダイカイザー
『む、マガイモノキラーが二人か...』
龍我
「今の俺なら変身しなくてもテメーをぶちのめせる!」
ローズマリー
「お前達が敵に回したのは其処らの世界とは大きく違うということを脳に焼き付かせてやる...」
ダイカイザー
「...まあいい、今回消す対象はたくっちスノーのみだ」
ダイカイザー
『もう、お前は不要だ...真っ白に消滅しろ...メイドウィンブラスト!』
ダイカイザーは白いエネルギー波を溜め始める
たくっちスノー
「やっべ...ブラックホールを作るつもりだ」
龍我
「どうすんだよ!?」
たくっちスノー
「亡霊に普通の攻撃は効かないし...」
福ちゃん
「...そうだ!」
ダイカイザー
「リアルワールドは不要だ、あと一年待つよりこうした方が早い」
ダイカイザー
「さらばだ、消えろ...っ」
福ちゃん
「たくっちスノーさん、左腕出してください!」
たくっちスノー
「え?ああ!」
福ちゃん
「はっ...」ザシュッ
福の神はナイフでたくっちスノーの右腕を軽く裂き、黒い液体を出させる
福ちゃん
「消えるのは貴方の方です...はぁっ!」
そこから黒い液体を掴み、ダイカイザーへと投げつける
ダイカイザー
「ん?これは...」
デーリッチ
「ふ、福ちゃん!?どうしたでちか急に!?」
福ちゃん
「何か手立てを考えてたら、思い出したの...王の拒絶する力を」
龍我
「拒絶?なんだっけそりゃ?」
福ちゃん
「ほら、フクリュウさんの時の...」
『マガイモノの王の吸収機能...いわば自分以外の物を拒絶する力が発動して、その人の肉体組織...骨や皮膚はもちろん、細胞の何から何まで喰い尽くされる』
ダイカイザー
「なっ...!!」
ダイカイザーの体が福の神の飛ばした黒い液体に包まれていく
たくっちスノー
「なるほど...マガイモノの長所はわずか一瞬だけでも他の生き物より優位に立てることだ!ここまで侵食したらもう後戻りできない!」
ダイカイザー
「...まじか、まさか俺が本当にロストするなんて」
ダイカイザー
「だが忘れるなよ、俺は名無しの怪物が滅ぼす手段の1つに過ぎない」
ダイカイザー
「掃除屋なんて世界を滅ぼす大義名分に過ぎん、やつの調子じゃどんな手を使ってもお前達を滅ぼしに来る
「じゃあな、過去の俺....」
ダイカイザーは黒い液体に全て喰らい尽くされ、完全になくなった
たくっちスノー
「あばよ、ダストヒューマン」
デーリッチ
「福ちゃんナイスで...ひゃっ!!福ちゃんの右手!!」
黒い液体を掴んだ福の神の右手も血まみれになっていた
たくっちスノー
「ヒールヒール!!」
デーリッチ
「分かってるでち!」
クラマ
「ハンカチと包帯持ってこなきゃ...」
福ちゃん
「ちょっと無茶しちゃったかしら...」
たくっちスノー
「二度とこういった真似しないでくださいよ!大体これ自分の頭に殺意無いと拒絶反応起こしませんし!」
デーリッチ
「福ちゃん大丈夫なんでちか!?」
たくっちスノー
「...この量なら拭けば治療すれば治る!」
福ちゃん
「そう...これでこの世界は元に?」
たくっちスノー
「...いや、少なくともこの世界線は滅ぶ、でも他のところが同じ未来を歩まずに済んだ、ありがとう...福の神様」
福ちゃん
「私は幸せを守る神、監理局が無理矢理不幸な未来を作るというなら...その根本を絶つまでよ」
遠くからメイドウィンが飛んでくる
メイドウィン
「数千人の移住が終わった...たくっちスノー、メイドウィンとして手続きの紙を」
たくっちスノー
「了解...先に王さま達を帰したらね?」
メイドウィン
「分かった。」
たくっちスノー
「...ごめんよ、リアルワールド」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
彩月達5700人もののリアルワールド人は別世界へと移住していった
他のメイドウィン達にも頼んで色んな世界に住まわせた
ハグレは前の世界の記憶が無くなるというし、第二の人生は問題ないだろう...
ただ、名無しの怪物が...リアルワールドを潰そうとしたのに
なぁ父さん...前に僕たち、一緒になってリアルワールドの為に戦ったろ?
都合が悪くなったらどんなものでも捨ててしまうの?