二次創作小説(新・総合)
- Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋 ( No.191 )
- 日時: 2018/04/08 12:37
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
翌日...
デーリッチが桐生戦兎と手を組み、時空規模のプロジェクトの準備をしようとあっちこっちへ呼び掛けている最中のこと...
かなちゃん
「いやぁ、なんだか大盛り上がりですねぇ」
たくっちスノー
「ええ、王さまが色んな人、色んな国にに呼び掛けてますからね」
かなちゃん
「それで、それらはどのような反応を?」
たくっちスノー
「東都の正確なデータを交渉したら、5個ものの世界が他に協力してくれることになった」
かなちゃん
「おお、五個も!」
たくっちスノー
「この世界の国や村も、ハグレ王国への今までの感謝にと出来る限りの事はするって...」
かなちゃん
「ああ、そういえばプリシラも一生懸命そろばんを弄ってましたがそういうことでしたか」
たくっちスノー
「愛されてますね、ハグレ王国は」
かなちゃん
「ええ...だからこそ、守らないといけない」
たくっちスノー
「はい!」
【メールガキタワヨ!】
かなちゃん
「あ、メールだ」
たくっちスノー
「大明神様、どうやってエステルをメール音声に...」
かなちゃん
「いい感じに声を加工したんですよ...おや、夢見屋さんから」
たくっちスノー
「ムニャウから...遂に来たか」
ムニャウからのメール...それはつまり、黒影剣をムニャウごと召喚させる準備が整ったということ...
黒影剣...たくっちスノーの元となった人物
名前も、顔も、声も、体も...何も知らない、メイドウィンの愛人と、遂に...
かなちゃん
「どうします...?」
たくっちスノー
「会うに決まってるだろう...大明神様はヘレンさんに電話を!」
かなちゃん
「はいっ!」
...
たくっちスノーはマガイモノ屋に座り...ゆっくりと深呼吸していた
たくっちスノー
「すーっ、すーっ、ふーっ」
龍我
「マガイモノは呼吸しねぇだろ」
たくっちスノー
「分かってるよ!...分かってるけど、怖いんだよ...」
たくっちスノー
「一体、何が出てくるのか...」
福ちゃん
「名無しの怪物が...狂うほど愛した人間...」
クラマ
「...」
コンコン
たくっちスノー
「ヘレンさんが来たか、どうぞ...」
ガチャッ
デーリッチ
「たくっちスノー!」
たくっちスノー
「王さま!?なんで!?」
かなちゃん
「すいませんねぇ、電話してたらお二人に聞かれちゃって...」
たくっちスノー
「お二人って...ローズマリー参謀にもか...」
かなちゃん
「いえ、あと他にリニュ前メイドウィンさんが」
たくっちスノー
「父さんはダメだろ...絶対ややこしいことになるから...」
龍我
「どうするんだ?」
たくっちスノー
「しゃーない、広いところで召喚するよ...」
- Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋 ( No.192 )
- 日時: 2018/04/08 13:34
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
ハグレ王国の公園にて...
ローズマリー
「二人も召喚なんて出来るのかい?」
たくっちスノー
「福の神様にも同じ魔法を教えてある、自分が剣さんを、福の神様がムニャウを呼び出せば不可能ではない」
福ちゃん
「大丈夫?緊張してない?」
たくっちスノー
「むっちゃしてます、めっちゃ心臓バクバクです」
龍我
「心臓ねぇだろお前」
たくっちスノー
「黙らっしゃい!」
メイドウィン
「剣さんに会うわけか...俺にとっては、数千年ぶりの再開となる」
デーリッチ
「まだ何も思い出せないんでちか?」
メイドウィン
「残念なことにな...」
たくっちスノー
「な、なんか思い出せない!?」
メイドウィン
「えーとえーと...あ、多分ルミナににて巨乳だったかなぁ」
ヘレン
「お前はそういうフィルターかかってるだけだろ!!」
たくっちスノー
「なんだよもー!?清純そうな面してるくせに頭の中は胸でいっぱいかよ!?」
メイドウィン
「あの中には男性のロマンが詰まっているだろ」キリッ
かなちゃん
「スゴい共感しますその気持ち...クラマさんもそう思いますよね?」キリッ
クラマ
「俺に振るなよ!?」
たくっちスノー
「ヘレンさん、こいつら峰打ちしていいよ」
かなちゃん
「...ふふふっ」
かなちゃん
「そうですよ、たくっちスノーさんはそうやって茶化されてる姿が一番素敵なんですよ」
たくっちスノー
「それ、僕を弄られ役と言いたいのですか...!?いいから呼び出すよ、福の神様!」
福ちゃん
「ええ!」
「「開け、パンドラの門!」」
たくっちスノー達の前に、ムニャウと...真っ黒な人魂が召喚された
デーリッチ
「おおっ、出てきたでち!」
ムニャウ
「ちゃんと連れてきたにゃむよ」
たくっちスノー
「...もしかして、その人魂が?」
ムニャウ
「仕方ないにゃむ、人生を全うして死んだ上に、死後から千年も経っているんだから肉体はもう存在してないんだにゃむ」
ローズマリー
「確かにそうだ...」
クラマ
「ほら、まずはお前...知り合いだろ、おい」
メイドウィン
「わ、分かってるよ!」
メイドウィンが剣らしき人魂に迫り、話しかける
メイドウィン
「え、えっと...久しぶりになるのか、剣...」
黒い人魂
「...εθα♯」
デーリッチ
「喋ったでち!」
龍我
「でも何語だよこれ、日本語しゃべってくれよ」
かなちゃん
「そもそもどの世界でも日本語を喋るのがおかしいのであって」
たくっちスノー
「それは指摘しないの!」
黒い人魂
「εθγαΨαγ!」
メイドウィン
「あれ...これ多分魔導界の古代言語かもしれない、魔法が広まったばかりの」
デーリッチ
「そうなんでちか!?」
たくっちスノー
「父さん、翻訳できる?」
メイドウィン
「待ってろ...確か監理局に専用の翻訳機があったはずだから」
...しばらくして、メイドウィンが装置を持って現れる
メイドウィン
「すまないがもう一度言ってくれないかな剣」
黒い人魂
「εθα♯ αρβΧδ」
メイドウィン
「えーと..『ワタシハ クロカゲツルギ』」
黒い人魂
「αεθε※」
メイドウィン
「『ドウシテ ワタシヲヨビダシタ』で合ってる?」
黒い人魂
「...」コクコク
メイドウィン
「ふーむ...いちいち翻訳機を使うのも面倒だな」
ローズマリー
「ロズムントさんのように何かに取り付かせるのはどうです?」
メイドウィン
「それだ!」
たくっちスノー
「あ、じゃあ自分、等身大の人形持ってくるよ」
- Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋 ( No.193 )
- 日時: 2018/04/08 16:07
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
【connect please!】
たくっちスノーは魔方陣からローズマリーほどの背丈の人形を取り出す
デーリッチ
「何でちこのお人形」
たくっちスノー
「自分なりのイメージした黒影剣がこれなんだ...」
ムニャウ
「まあここまで人に近い物なら乗り移りやすいし丁度いいにゃむ、ほら入るにゃむ」
黒い人魂
「.....」
人魂は人形に入ると、かたかたガタガタと揺れながら...ゆっくり目を開く
「あ、あー、ああ...」
龍我
「日本語喋りだした!!」
たくっちスノー
「どうやら乗っ取らせると日本語しゃべれるようになるみたいだな」
ムニャウ
「どういう原理だにゃむ...」
ローズマリー
「えーっと...黒影剣さん...ですよね?」
剣
「え、ええ...僕は黒影剣だよ」
たくっちスノー
「ぼ、僕!?回想と一人称違くない!?」
デーリッチ
「なんだかルミナちゃんに似てるでち」
かなちゃん
「まぁ、ご先祖様ですからね...」
剣
「君たちは、誰...?」
ヘレン
「ご先祖様、俺はシャドー・ヘレン・黒影...貴方の子孫でございます」
龍我
「シャドーはどこから出てきたんだよ?」
メイドウィン
「確かルミナによると、祖父がメスの使い魔と結婚したんだが、その使い魔の名前がシャドーなんだそうだ」
龍我
「なるほど」
剣
「そっちは...?」
かなちゃん
「私達は...まぁ、関係はありませんが、敵ではございません」
剣
「うん...」
たくっちスノー
「貴方が、黒影剣...」
メイドウィン
「...剣、俺の事おぼえてる?」
剣
「.....ううん、誰?」
メイドウィン
「俺は...」
たくっちスノー
「待って父さん、メイドウィンじゃ剣さんには伝わらないよ、奴は名前を忘れたからそうやって名乗ってるだけなんだ」
メイドウィン
「あっ、そういえば通称みたいなものだったよな...元々メイドウィンって7人だけだからチームみたいな物だったし...」
剣
「思い出せない...」
デーリッチ
「えーと、自分の事は覚えているでち?」
剣
「うん、私は魔法の世界からやってきたの、最初はひとりぼっちだったけど...えーと、どうにかして皆が魔法を使えるようになったの」
ローズマリー
「それって、何かを召喚したりしてなかった?」
剣
「えっ...あっ、確かにしたかも、褒美にどんな願いでもって言うから、僕みたいに魔法を...」
メイドウィン
「あ、それなんか俺も覚えあるかも」
クラマ
「奴が話してた内容と同じだ...!!」
たくっちスノー
「じゃあやっぱり、父さんも奴と同じ過去を経験してるんだ」
メイドウィン
「そうなるなぁ...」
剣
「...どういうこと?」
たくっちスノー
「後で話す...じゃあ次だ、ロズムント・トレザートという人物に覚えは?」
剣
「知ってる!覚えがある!」
クラマ
「断言した!」
ムニャウ
「生前繋がりが深い人物は何年たっても心の隅に残ってる場合があるにゃむ」
福ちゃん
「やっぱり...ロズムントは貴方とチームを組んでたと言ってましたが」
剣
「チーム...そういえば、ロズムントや他の皆と大冒険を沢山...」
【メールガトドイタヨ!】
メイドウィン
「あ、ごめんメールだ」
たくっちスノー
「こんどはルミナ様の声かよ!!何なの好きな女の子の声をメール音声にするの流行ってんの!?」
クラマ
「落ち着け」
メイドウィン
「どれどれ...おお!なんとラッキー!喜べ皆、海斗君とネメシアがロズムント氏の魂が発見したそうだ!」
ローズマリー
「本当ですか!?」
剣
「ロズムント...また会いたいなぁ」
メイドウィン
「任せろ、すぐに呼んでくる!あと翻訳機しまってくる!」
クラマ
「行ったり来たりで忙しい親子だなこいつら」
福ちゃん
「まるで正月寸前のクラマ君みたいね」
クラマ
「仕方ないでしょう、正月の神社は忙しいんですから!」
...
しばらくすると、メイドウィンは赤い人魂を連れてくる
ロズムント
【皆、迷惑かけたね...久しぶり】
福ちゃん
「ロズムントさん!無事で何よりです!」
ロズムント
【うーん、あのオブジェ結構気に入ってたんだけどなぁ...おや?そちらの女性は...】
剣
「...ひょっとして、ロズムント?」
ロズムント
【つるぎちゃんなのかい?いやー久しぶり、ロングの君も素敵だよ】
剣
「えへへ...ありがと」
メイドウィン
「え、えーと...ロズムントでいいのか」
ロズムント
【君も随分イメチェンしたねぇ...ああそうそうハグレ王国の皆、思い出したよ】
ローズマリー
「思い出したって...」
ロズムント
【時空の海をさ迷っていくうちに、全部思い出したんだ!全部ね!】
龍我
「マジか、話してくれ!」
ロズムント
【ああ、その為に私はここに来たのだからね...】
- Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋 ( No.194 )
- 日時: 2018/04/08 17:15
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
ロズムント
【まず、時空が二つあることに関する障害を話そう...】
デーリッチ
「リニューアルの事も理解してるんでちね」
ロズムント
【どうやら黒影剣に変わった変化は見られない、違うことと言えば彼の剣に対する依存度かな】
メイドウィン
「そこまで依存しているかいないかって事か?」
ロズムント
【そう...その前提を踏まえた過去の話をするよ】
剣
「何の話をするの?」
ロズムント
【昔の話だよ...ここにいるつるぎちゃんの手で魔法が全世界に広まって以降は聞いてないよね?】
クラマ
「ああ...」
ロズムント
【あの後、つるぎちゃんは様々な仲間を連れて世界中を大冒険したんだ、魔法という存在を広めるためにね...私はその旅の仲間だった】
剣
「そうだね、よく覚えてるよ」
メイドウィン
「あー!雪山行ったな!」
ロズムント
【行ったねぇ...私は旅の中だとキノコの森が好きだったね】
剣
「覚えてる、ロズムントが珍しいキノコを食べて目が回ったり...」
メイドウィン
「そうそう!」
ローズマリー
「あの...」
ロズムント
【ああすまない、ロズムント・トレザート、ツルギ・クロカゲ...そしてカーレッジ・フレインの三人旅は楽しかったよ】
福ちゃん
「カーレッジ...それが、メイドウィンさんの名前?」
ロズムント
【そうだよ】
剣
「確かにこの人、カーレッジに似てる」
メイドウィン
「俺はカーレッジ...勇気か、親もかっこつけた名前付けたなぁ」
ロズムント
【君は我々の時空とは違うカーレッジだけど、何か思い出せたかい?】
メイドウィン
「ああ、完全とは言わないがほぼ思い出してきた」
デーリッチ
「やったでち!」
メイドウィン
「ていうかごめんな剣、記憶が曖昧で君の事を男だと思ってたみたいだ、謝っておくよ」
ロズムント
【まぁ胸は薄いからね】
剣
「こら」
ロズムント
【失礼】
メイドウィン
「ただ、なぁ...まだ理解できないんだよ、名無しの怪物...君らが見たカーレッジがあそこまで剣を愛していることは」
メイドウィン
「そりゃ俺だって剣は女として好きだった時期もあるんだが...死んだときは全能の神の力借りるくらい無茶ぶりしたが」
たくっちスノー
「どっち道神の力使ったんかい!」
メイドウィン
「食ってはいないからいいだろ!?」
ロズムント
【ああ、だから不老不死になってんだ君...】
剣
「いいなぁ...」
たくっちスノー
「羨ましがるほどの物じゃないよ...」
ローズマリー
「貴方は剣さんを生き返らせようとしなかったんですか?」
メイドウィン
「ロズムントに『精一杯生きたんだからもう休ませなよ』って論されてどうにか立ち直った気がする」
福ちゃん
「本当にそうならリニュ前のロズムントさん、ナイスファインプレーね...」
ムニャウ
「運命ってちょっとしたことで変わるにゃむね...」
たくっちスノー
「ゲームも行動ひとつでエンディングが変わったりするしな」
ロズムント
【まぁ、それが普通なんだよ...うちのカーレッジがおかしいだけで】
龍我
「やっぱ人間の頃からやばかったのか?」
剣
「そういえば...僕が何か言ったら寝込んだ後ブツブツ言うようになったような...」
クラマ
「何かって...?」
剣
「あのね、カーレッジは僕が大好きっぽいってロズムントが言ってたけど...」
剣が何かを言おうとしたとき、大明神がそれを遮る
かなちゃん
「待ってください!時空の渦の反応...時空監理局からです!」
メイドウィン
「監理局から...ってことは、あいつが来るわけか」
ローズマリー
「....っ!!」
時空の渦から、名無しの怪物が飛び出してくる
名無しの怪物
「あははっ...つるぎちゃん、見つけたよ...」
剣
「誰...!?」
ロズムント
【また会ったね...カーレッジ。】
- Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋 ( No.195 )
- 日時: 2018/04/08 17:54
- 名前: mirura@ (ID: PY/2rZoc)
ミルラ「魔物の軍勢が現れたらどうします?」
ミラ「武器持って戦場に飛び込むでしょ」
ネメシア「姉様、自分の立場を分かってますか!?」
いやぁ、今日はとてもよい一日で・・・
って、何言ってるんだ私は。
改めまして、
こんにちは!
親から機械奪取して、ようやく浮上出来たmirura@です!
ミラ「でも、課題やるからすぐに沈むでしょ」
ミルラ「あぁ・・・・・・」
見ない間に色んな事がありましたねぇ・・・・
世界消えそうになったり、夢を見たり。
正夢・・・じゃないですよね?
・・・・ですよね?
そして久々にムニャウ。
イリスとの仲はいつも通りですね!
剣ちゃんがついに・・・・!
って、名無しの怪物まで来ちゃいましたよ!?
人魂だけで分かるんですね・・・・私だったら分からないです。
どうなるんでしょうね!
更新、頑張ってください!
よし、課題やります!
- Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋 ( No.196 )
- 日時: 2018/04/08 18:30
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
Miruraさん
たくっちスノー
「いいよね、そっちの世界は戦えるから...」
龍我
「お前は課題ないのか?」
たくっちスノー
「うちの高校、まだ入学式してないけど?」
と、それは置いといて
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
たくっちスノー
「やべぇよ、元はギャグ短編もそれなりにあったんですけどシリアス短編をやりすぎてしまって...」
龍我
「悪魔と妖怪はやっぱ仲が悪いんだな」
たくっちスノー
「まあね...人形の剣は黒影家に似せたから結構分かるんだよ...ロズムント?まあそれは、友だし...」
コメント感謝だよ!
- Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋 ( No.197 )
- 日時: 2018/04/08 18:31
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
龍我
「あいつの体...何か変じゃねぇか?」
ローズマリー
「ああ...」
今の名無しの怪物の体はマガイモノ特有の黒い液体が漏れ、ゾンビが腐ったような劣悪な見た目をしていた
クラマ
「き、気持ち悪っ!!」
名無しの怪物
「あああ...やっと会えた...会えたよ!!」
剣
「ええっ...」
名無しの怪物
「僕は君に会うために...どんなことでもやってきたんだ...」
たくっちスノー
(確かに魂は本人だけど、あの体はあくまで自分のイメージに過ぎないって事は黙っておいた方がいい?)
龍我
(言うな、めんどくせぇことになるから)
剣
「え...ええ...?」
ロズムント
【つるぎちゃん、君がおばあさんになって亡くなった後も彼は君を愛し続け、君を生き返らせようと奮起してたらしいんだ】
剣
「えっ」
たくっちスノー
「で、それの失敗作が僕」
剣
「えっえっ...」
ローズマリー
「お前、何しに来た...」
名無しの怪物
「お前らは黙っててよ...この日をどれだけ待っていたか...」
剣
「あの...」
名無しの怪物
「君を迎えに来た!また、全能の神を力を手に入れた俺が何でもしてあげるよ、天気も、夢も、なんでも...俺がしてあげ」
剣
「...ごめんなさい」
名無しの怪物
「えっ」
たくっちスノー
「えっ」
デーリッチ
「えっ」
ムニャウ
「えっ」
剣
「あ、うん...確かにカーレッジは僕のためになんでもしてくれたけど...それはもういらないの」
剣
「一方的に物が与えられる冒険は 楽しくないから...」
福ちゃん
(凄い気まずい)
剣
「それに...えっと、僕、そこまでの関係じゃないし...それに...」
名無しの怪物
「....はぁ?」
剣
「ぼ、僕ね...ロズムントの方が好きなんだ」
ロズムント
【えっ】
名無しの怪物
「えっ」
回りは静まり返る
かなちゃん
「えーと、つまり...カーレッジは剣さんが大好きですが、剣さんはそれよりロズムントさんが好きと?」
剣
「う、うん...」
デーリッチ
「ええええええええええええ!?」
ローズマリー
「な、なんですかその三角関係!?」
クラマ
「うっわ、ドロドロ...」
ロズムント
【いや、今のは流石の私も知らなかったよ!?なんで死ぬ前に言ってくれなかったの!?】
メイドウィン
「本当だよ!俺もビックリしちゃったよ!」
剣
「し、仕方ないじゃん...あの時はカーレッジがいつもそばに居たから...」
ロズムント
【ああ...本当にいつも側に居たもんね、そりゃ言えないね】
名無しの怪物
「..........なんで?なんで他の男と恋をするの?」
剣
「僕だって生き物だし...誰を好きになったって僕の勝手じゃんっ!」
剣
「僕の人生はカーレッジの物じゃないもん、僕がやりたいようにやって何が悪いの...何と言おうと君よりロズムントの方が素敵だもん!」
剣
「カーレッジなんて嫌い、ストーカー、人形フェチ!」
ロズムント
【どこで覚えたの、そんな言葉】
剣
「黄泉国」
名無しの怪物
「........」
福ちゃん
「いい加減分かりましたか?黒影剣だって生き物なんです、貴方の望み通りの人生を歩ませる...人形ではありませんっ!!」
名無しの怪物
「...違う!!」
ロズムント
【いい加減にしろカーレッジ!】
名無しの怪物
「黙れ!!つるぎちゃんは...僕の『モノ』なんだ!」
名無しの怪物
「僕のつるぎちゃんは...こんなこと言わない!!」
名無しの怪物は液状化して消えていく...ただし、いつもより形を残して
メイドウィン
「あいつ、相当自分勝手だな...」
デーリッチ
「良いんでちか?あんなこといっちゃって...」
剣
「うん、僕の人生はあいつに支配されたようなものなんだから...これで来世は安心して生きれる気がする」
ムニャウ
「全然転生しなかったのはあいつの仕業にゃむか...」
かなちゃん
「でも...なんだか嫌な予感がしますね」
「その予感は大当たりだ」
煙を巻いて...石動が現れる
龍我
「マスター!」
石動
「思ったより展開が早いなぁ、まぁ俺としては早めに時空監理局には潰れてもらいたかったからちょうどいい!」
ローズマリー
「どういうこと?」
石動
「...お前が二人目のマガイモノキラーか、いいよ、特別に話してやる」
石動
「次の戦いで世界の未来が決まる、戦いを制したものが自由を掴めるからな」
クラマ
「はあ?」
石動
「そろそろ怒り狂った黒影が全時空に放送をかける頃合いだ」
石動が告げると、リニュ前たくっちスノーの時のように映像が出てくる
デーリッチ
「あっ、本当でち!」
「おはようございます、時空監理局です」
「こんな時空...もう守りたくありません」
「僕の邪魔をするハグレ王国も」
「僕の言うとおりにならない世界も」
「僕を見きる奴も」
「僕の思い通りにならないつるぎちゃんも」
「全部、消えてしまえ」
映像は切れる
龍我
「...はぁ!?」
デーリッチ
「ど、どういうことでち...!?」
石動
「ん?まだ理解できないか?また1からやり直そうとしてるんだよ」
福ちゃん
「もうちよっと分かりやすく!」
石動
「自分の思い通りにならない世界は全部消してまたゼロからやり直すから皆死ね!ってことさ」
ローズマリー
「ふざけんなあああああああああああ!!!!」