二次創作小説(新・総合)

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.24 )
日時: 2018/03/14 23:19
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

福ちゃん
「恋っていいわね~」

龍我
「突然どうした?」

クラマ
「いや、それが...ここの王国で出来たらしくてな...男が」

たくっちスノー
「えっ...もしや福の神様!」

福ちゃん
「わ、私じゃなくて!違う人!それもあくまで噂程度!」

クラマ
「まぁ、ですよね...」

福ちゃん
「それは一体どういった意味かしら?クラマ君」

福の神の持つ湯飲みにヒビが入る

クラマ
「い、いえ!決してそのような意味では!」

たくっちスノー
「こ、怖いなぁ...」

龍我
「でも、恋人か...本当だったらおめでたい話じゃねぇか」

クラマ
「何だ?お前にしては結構珍しい発言じゃないか」

龍我
「うっせぇ!俺にだって恋人が居たんだよ!」

福ちゃん
「クラマ君も年の近そうな友達が出来て何よりね」

クラマ
「こんな奴友達じゃねーっすから!!」

龍我
「そうだ!!」

たくっちスノー
「はは、楽しそうで何よりだよ...」

「...マガイモノ屋とやらは、ここで合っているか?」

たくっちスノー
「ん?」

福ちゃん
「あら、貴方は確か...」

「柚葉だ。」

たくっちスノー
「...あ!そういえば忘年会の時に寄った寿司屋の店主!!」

柚葉
「何だ、覚えていたのか...」

福ちゃん
「もしかしてここに来たのって...」

柚葉
「ああ、あまり他所には頼めない依頼があってな」

たくっちスノー
「あ、そうかい...万丈仕事だよ、座って」

龍我
「お、おう...」
...

福ちゃん
「そ、それでたのみたい事って?」

柚葉
「...あ、ああ...それなんだが...その...」

龍我
「何だよ、勿体ぶらずに教えてくれよ」


柚葉
「あ、ああ...分かっている...分かっているのだが...」

クラマ
「ん?」


柚葉
「で...出来たんだ」

たくっちスノー
「えっ?」

柚葉
「生涯を共にしたい...殿方が...で、出来たんだ」

たくっちスノー
「...えっ、それってつまり」

龍我
「恋をしたってことかァ!!?」

龍我は思わず叫び声を上げるが、その瞬間柚葉は刀を抜き龍我の方へと向ける

柚葉
「あまり大声を出すな...誰かに聞かれたらどうする?」

龍我
「わ、悪い...」

たくっちスノー
「で...それをうちに相談しに来たのか」

柚葉
「ああ...私は、自慢ではないのだがあまり男と親しく接したことは無くてな...」

たくっちスノー
「マジで!?」

福ちゃん
「ハグレ王国って女の子ばかりですし仕方ないですよ」

たくっちスノー
「まぁそうだが...」

柚葉
「それでだ、私に男との触れ合い方を教えてもらいたい」

たくっちスノー
「なるほどな...」

柚葉
「出来ないか?」

たくっちスノー
「自分自身は恋人はいないけど、お前なら出来るはずだ、万丈」

龍我
「...えっ、俺!?」

たくっちスノー
「ああ、出来ないかな?」

龍我
「...ったく、しょうがねぇな、で報酬は?」

柚葉
「ちゃきちゃきカフェ(寿司屋)の割引券で良ければ...」

龍我
「よし乗った!」

クラマ
「それでいいのかお前!?」

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.25 )
日時: 2018/03/15 00:10
名前: mirura@ (ID: PY/2rZoc)

クロヤマさん・・・・
絶対、あれですね。はい。

ミラより怖いなぁ・・・

ミラ「あ?」

嘘です冗談ですから!


こんにちは!
害虫駆除・・・・
えらく大変だったのでは?
ただの虫ならともかく、人間はちょっと・・・・無理ですね。
昆虫は生物の中で一番嫌いです。
でも、小さい頃は椅子に座っているだけでトンボが大量に留まったらしく・・・

レウォル「微動だにしなかったのか?」

ミルラ「まぁ・・・・」


そんな感じです。
更新、頑張って下さい!

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.26 )
日時: 2018/03/15 09:45
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: jhXfiZTU)

ちゃきちゃきカフェにて

龍我
「サーモン」

デーリッチ
「まぐろ」

柚葉
「あいよ」

ローズマリー
「ハグレ王国で恋、そんな噂はありましまが...まさか、恋とは一番無縁そうな人がねぇ」

柚葉
「悪いのか?」

ローズマリー
「い、いえそういうわけでは...」

龍我
「...で、お前のその恋の事なんだが」

柚葉
「ああ」

龍我
「それってお前の片想いなのか?」

柚葉
「いや、あいつも私の事を想ってくれているそうだ」

龍我
「相思相愛なのか」

柚葉
「そうだな...へい、サーモンとまぐろおまち」

龍我
「おーっす」

デーリッチ
「わーい!」

...
ローズマリー
「...それにしても、なんで貴方だけ?」

龍我
「マガイモノ屋で恋人がいた経験あるのが俺だけなんだってさ」

デーリッチ
「えっ、たくっちスノーは?」

龍我
「あいつは一方的な片想いで、別に大明神と付き合ってる訳じゃないからな」

デーリッチ
「だろうねー」

龍我
「で、柚葉が好きな奴って...どんな男なんだ?」

柚葉
「言わないとダメなのか?」

ローズマリー
「どんな男か分からないとアドバイスしようがありませんよ」

柚葉
「む...それもそうか、写真を持ってきてある」

龍我
「見せてくれよ、あとネギトロ」

デーリッチ
「デーリッチは玉子」

柚葉
「あいよ」

龍我
「ん?お前は寿司頼まないのか?」

ローズマリー
「あ、いや...そういうわけじゃないけど」

柚葉
「へい、ネギトロと玉子...あと写真だ」

龍我
「よし」

龍我は柚葉から写真を貰い、男性の顔を見る...男はスーツに眼鏡を掛けたインテリっぽい風貌をしていた

デーリッチ
「イケメンでち!」

柚葉
「名はフロードというそうだ」

ローズマリー
「真面目そうだなぁ...」

龍我
「見た目だけじゃ判別出来ないけどな」

ローズマリー
「この人が正にそれを表しているからね」

柚葉
「え?」

ローズマリー
「気にしないでください...で、どんな風に出会ったんですか?」

柚葉
「この間の雨の日、雨を凌ぐための小屋で飯を分けあっていくうちに...互いに惹かれて」

柚葉
「その...一週間後に、いわゆるデートの約束をしてしまってな」

ローズマリー
「えっ、それだけでデートの約束まで発展!?」

デーリッチ
「なんか逆に怪しくなってない!?」

柚葉
「私は本気だ、一週間後に私は何をアピールすればいい?」

龍我
「あー...ちょっとまて、じっくり考えてみる」

柚葉
「頼むぞ...あ、寿司代は240円だ」

龍我
「ほら」



龍我
「あーー!!たくっちスノーの奴!俺アドバイスとか苦手なんだよなー!!」

デーリッチ
「ローズマリーは彼氏とか作らないんでちか?」

ローズマリー
「えっ...突然何言い出すの!?」

デーリッチ
「いや、ふと思っただけでち」

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.27 )
日時: 2018/03/15 09:48
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: jhXfiZTU)

Miruraさん

たくっちスノー
「正直あの募集欄からよくここまでの話になったなとびっくりしてる」

ロストメイドウィン
「『オオグモムカデ』でググっても何も出なかったのが決め手だった」

たくっちスノー
「ダストヒューマンは好き?虫」

ロストメイドウィン
「俺の住んでるところは田舎だったが蝶ぐらいしか見ないからな...」

たくっちスノー
「そっか...あ!トウロウさんの元ネタは『とくしゅやぶり』ってカードだよ!あれでてんとう虫とかカナブンとかムシャムシャしてて」

ロストメイドウィン
「だがカマキリってアリも食べるのか?」

たくっちスノー
「さぁ?それは知らない」

コメント感謝だよ!

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.28 )
日時: 2018/03/15 18:28
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

龍我
「というわけなんだよ」

たくっちスノー
「真面目系か...」

龍我
「俺達はあいつの為に完璧なデートプランを用意しなきゃならねぇ」

クラマ
「そいつが選んだんだし、俺達が口を出す必要は無くないっすか?」

福ちゃん
「ダメよクラマ君、もし仮にその男が悪い人で、柚葉さんが騙されていたとしたら可哀想じゃない」

たくっちスノー
「だよなぁ...自分としても手助けしてやりたいよ、誰かを『好き』になったのならさ」

福ちゃん
「ならこうしましょう、私とクラマ君がフロードさんの調査、残りの二人は柚葉さんのデートプランの考案」

クラマ
「良いっすね、俺はこういう事に頭使うより直接探るほうが向いているだろうし」

福ちゃん
「では行ってきまーす」

たくっちスノー
「あっ...待って福の神様!これを」

たくっちスノーは福の神にボイスレコーダーを渡す

たくっちスノー
「何か話してたらこれに記録してください」

福ちゃん
「これだと浮気調査みたいね...クラマ君お願い」

クラマ
「分かりました...それじゃ、行ってくる」

福の神とクラマが出ていった後、龍我とたくっちスノーはメモ帳とハグレ王国の地図を開く

龍我
「柚葉はハグレ王国でデートしたいらしい、王国を紹介したいという名目を込めてだそうだ」

たくっちスノー
「ハグレ王国でデートプランねぇ...ここは名スポットが沢山あるとはいえ...」

龍我
「遊園地とか無いのか?」

たくっちスノー
「そういえば聞いたことがないなぁ...じゃ、スケート場とか?」

龍我
「ええー?あの見た目でスケートぉ?」

たくっちスノー
「確かにダイミョーにスケートは似合わんか...となると、ハグレ劇場だな!」

龍我
「映画館みたいな奴か?確かに雰囲気は合うか...よし、ハグレ劇場っと」

たくっちスノー
「デートってお昼ご飯とかも食べるんだよね?お昼ご飯はどうしようか」

龍我
「ムード出すなら喫茶店で軽く食べるとかだな、俺も香澄とよく行ってた」

たくっちスノー
「お前も喫茶店とか行くんだな、意外だ」

龍我
「悪いか!?」

たくっちスノー
「悪くはないけど...ここの喫茶店ってこたつ喫茶なんだよな」

龍我
「こたつ喫茶ってなんだよ!?」

たくっちスノー
「そりゃお前、老人でも気楽にくつろげる喫茶店だよ」

龍我
「ああ~...喫茶店はやめとくか、ここは特殊すぎる...」

たくっちスノー
「そうだなぁ...じゃあどうするか...」

龍我
「ああああー!!頭痛くなってきた!!」

たくっちスノー
「本当にお前は筋肉バカなんだから...」

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.29 )
日時: 2018/03/16 12:15
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

そして、福の神はクラマに担いでもらい、上空から進んでいた

福ちゃん
「空の上ならフロードにもバレずに調査できますわね...」

クラマ
「ふ、福の神様!!ほ、ほんのちょっと!!ほんのちょっとだけですがおも...」

福ちゃん
「え?聞こえませんよ?」

クラマ
「なんでもございません、はい!!」

福ちゃん
「えーと、写真の人は...あそこ!」

クラマ
「えっ...はい、今降ります!」

...

クラマ
「ああ...もう少し羽を鍛えないとな」

福ちゃん
「クラマ君、あれよ」

クラマ
「あれ...?確かに写真のフロードって奴ですね...」

福ちゃん
「追いかけるわ、見失わないようにね」

クラマ
「はい!」

...

福の神達が追いかけると、フロードは倉庫のシャッターを開けて奥へと入っていくのが見えた

福ちゃん
「あそこね...何か話し声が聞こえる」

クラマ
「ボイレコのスイッチ入れときますか?」

福ちゃん
「ええ...何々?」

...

「おい、ちゃんと上手くいっただろうな?」

「あ、ああ...」

「あのハグレは相当いい顔してるから高く売れるぞ...それに間抜けそうだし、あっさり引っ掛かるぞ」

「.....なぁフロード、お前本当にハグレ売買なんてやるつもりか?」

「ああ、この仕事が一番稼げるんだ」

「...お前、変わったな」

「兄貴が世界に取り残されているんだ、なんで名前も顔も知らない奴の事を気にかけることはない」

「...だが」

「なら一生無職のままでいいのか?弟に稼いでもらっていいのか?」

「奴隷商売で食わせてもらう気なんて微塵もない」

「そうかい、それならお前はもう兄と思わないことにする...もう31になるし対した額にもならん、消えろ」

「そうさせてもらうよ、さよならだフロード」

...

福ちゃん
「なるほど、こういうことだったんですね」

「あっ...!!」

クラマ
「今の内容は録音した...全部話してもらおうか」

「違うところで.....」


.....

福の神とクラマは男をハグレ王国のこたつ喫茶に連れて話す

「...そうか、俺の事を調べに来たんだ」

クラマ
「」

「ええ、聞かれた通りフロードというのは俺の弟の名前です...本当はレイリーという名で」

福ちゃん
「貴方の名前の事は対して重要ではありません、先ほど内容は...」

レイリー
「...つい一昨日の事、弟が訪ねてきたんだ、ハグレを生け捕りにしたいから囮になれと言ってきたんです」

レイリー
「フロードは若い女のハグレを売りさばいて生計を経てていた...裏の世界じゃどこにでもいると言っていたが...」

クラマ
「俺も福の神様からよく聞きますよ、ハグレの奴隷商人だとか、ハグレを騙して危険なことをさせるとか...」

福ちゃん
(ハグレの立場が多少良くなっても、やっぱりこういうのは尽きないもの...?)

クラマ
「なんで止めなかったんだ、あんた兄貴じゃないのか?」

レイリー
「出来ないんだ...俺はあいつと違って何の職にも付けていない、金もなくて...どうこう出来る立場じゃなかったんだ...」

レイリー
「だがあの柚葉という女と会ったとき良心が痛んだんだ、俺より若くて幸せそうな女をフロードなんかにやっていいのかって...」

クラマ
「それでシャッターの中で断りに来たわけか」

レイリー
「ああ...そしてこれであいつとも絶縁になった、けれどフロードは実力行使で柚葉を奪いに来るでしょう」

福ちゃん
「.....」

レイリー
「分かっています、弟を止められなかった俺も同罪」

レイリー
「だから自首して、フロードの事をハグレ王国と帝都に公表します」

福ちゃん
「フロード...いいえ、レイリーさん、よく決心してくれました、後は私達に任せてください」

レイリー
「でもフロードは強い、そこらの人間じゃ止めることは...」

福ちゃん
「心配は要りません、人の恋を利用する輩は個人的に許せませんから」


クラマ
(な、なんかすげぇ怖いオーラが出ている!)

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.30 )
日時: 2018/03/16 15:37
名前: 驟雨 (ID: UIQja7kt)


こちらでははじめまして。驟雨です。向こうでは素敵なオリキャラ、ありがとうございます

あ、オリキャラ投下していきます()


名前:リンネ

性別:女

性格:優しい。簡単に言うとゆるふわ系ガールというやつ。(ただし日記を読んだら…)

容姿:髪色はゴールデンイエロー。瞳はコバルトブルー。白いフレアワンピースに青薔薇の花飾りを付けている。
半霊なので足はナイヨー

依頼:死ぬ時に置いてきてしまった日記の回収

その他:死んで天界に来たはいいが、前世に置いてきてしまった日記が誰かに読まれていないか心配で半霊として一時的に現世に戻ってきた。

依頼品の日記について
読む前にセーブブロックを叩いておいて下さいね?と、パラレルの向こうの紙マリオが言っています。(RPGのステージ6のアレです。読んだらガメオベラになるあれです。)


サンプルボイス

「はじめまして…。私はリンネと申します。」

「ぁ…。日記は絶対に読まないでくださいね?絶対にですよ?」

「読みましたね?今読みましたね?あんなに注意したのに…。そんな人達なんて…そんな人たちなんて…こうしてやる!!」

✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼

えっと…。これでお願いします。

更新頑張って下さい。

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.31 )
日時: 2018/03/16 17:48
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

...

福ちゃん
「ということがね」

たくっちスノー
「そういうことだろうよ!」

龍我
「俺達が必死に考えたデートプランが意味無くなっちまったじゃねぇか時間返せ!」

福ちゃん
「今クラマ君がレイリーさんをハグレ警察へと送っているから、それまでに私たちはフロードの事を...」

たくっちスノー
「それって柚葉にも一週間もしないうちにバレるって事だ、つまりフロードは必ずやってくる」

龍我
「じゃあ張り込みとか必要だよな」

福ちゃん
「それに関してはもうジュリアさんに伝えておきましたよ、関所で待機してるそうです」

たくっちスノー
「よし!じゃあ自分はちゃきちゃきカフェ近くを張り込む、万丈はジュリアさんと一緒に関所を頼む」

龍我
「任せろ、やっぱり俺は体を使うのが向いてるからな!」

福ちゃん
「私はローズマリーさん達にこの事を報告します!」

たくっちスノー
「よっしゃ...自分はハグレ警察へと向かうかね」

...そして、その日の夜

龍我
「ぐお~....」

ジュリア
「おい、起きろ」

龍我
「はっ!...俺寝てた?」

ジュリア
「あれから数時間...未だそれらしき人物は見ないか」

龍我
「おかしいなぁ...既に捕まっちまったのか...一番最悪なのはここを諦めて何処かへ高跳びとか」

ジュリア
「それは無いだろう、ハグレ王国だけではなく周辺の村や帝都でも彼を指名手配してある、今の奴は寝ることも出来ないだろう」

龍我
「おう、一刻も早く捕まって貰いたいものだな...」

たくっちスノー
「おーい二人とも、差し入れ持ってきたよ」

龍我
「お、サンキュー....なんでアンパンと牛乳だよ!刑事の張り込みじゃねぇんだぞ!!こういうのは普通コーヒーだろ!!」

たくっちスノー
「間を取ってコーヒー牛乳にしておいたから」

龍我
「そういう問題じゃねぇ!」

ジュリア
「待て...誰か来たぞ」

龍我
「何!?」

たくっちスノー
「やばい、自分は隠れるから頼むわ!」

たくっちスノーは体を液状化させ、ジュリアの影のようにカモフラージュする

しばらくすると、かなり太っちょな男がドスドスと歩いてくる

龍我
(写真と思いっきり違うじゃねーか!)

フロード
「はぁはぁはぁ...通してくれ」

龍我
「素性を明かしな」

フロード
「ど、どうしてだい...?ハグレ王国は自由に入れるんじゃ...」

龍我
「夜間に自由に開けておく不用意な国が何処にありやがる」

ジュリア
「よせ...すまないな、最近指名手配犯がうろついているそうで」

フロード
「し、指名手配犯...?」

ジュリア
「ああ、ハグレを騙して他所に売る闇商人フロード...そんなのが夜間を歩いてたら子供も落ち着いて寝られないからな」

龍我
「おっそろしいよな、で、あんた誰なんだい?」

フロード
「へ、へぇ~...そりゃ怖い、私はレイリーといった者でして...あ、ほら!身分証明書もちゃんと...!」

龍我
「ふーん...どれどれ」

身分証明書を開くと、そこには兄、レイリーの物であろう情報が載っていた

ジュリア
「確かにレイリー氏の物であるみたいだが...」

フロード
「でしょう?」

龍我
「んん?この身分証明書、肝心な顔写真がありませんけどどうなってるんですかねー?」

ジュリア
「万丈、この世界は写真はあまり使われないんだ、それに少し特殊で」

龍我
「へー...」

フロード
「あの、良いでしょう?早く通してくれ...」

龍我
「ダメだ」

フロード
「なんで!?その身分証明書は本物で」


龍我
「ああ、確かに本物だ...」

ジュリア
「だがレイリーという男がここに通りかかる事は絶対にあり得ないんだ」

フロード
「えっ?」

龍我
「レイリーはな....何時間も前に警察に自首をして、今ごろ牢の中なんだよ!!」

フロード
「はあああああああああ!?」

ジュリア
「レイリーから全て聞いているぞ!レイリーの弟であり、指名手配犯フロード!」


フロード
「く、くそっ...レイリーの奴め、本当に役に立たねぇんだから!!」


フロード
「だがな、俺も何の準備もしてこなかったわけじゃない!!」

フロードの後ろから、ガラの悪い男がぞろぞろと現れる

フロード
「ハグレ売りは裏の人間とよく関わる...だから暴力団の知り合いなんてわんさかいるんだ」

フロード
「たかが女とヒョロい男二人に勝てるかよ」

ジュリア
「たかが女か、ハグレ王国の警察も随分なめられたものだな」

龍我
「ああ...本当によ!」

『ウェイクアップ!クローズドラゴン!Are you ready?』

龍我
「変身ッ!!オルァァァァ!!」

『ウェイクアップ・バーニング!クローズドラゴン!イエーイ!』

ジュリア
「もう真夜中だ、あまり騒ぎを大きくするなよ!」

クローズ
「分かっていらぁ!!このやろおおおおっ!!」

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.32 )
日時: 2018/03/16 17:51
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

驟雨さん

たくっちスノー
「ああ、こちらだと初めましてになるな、オリキャラどうもだよ」

ロストメイドウィン
「ペパマリは遊んだことないが『あのシーン』は俺も知っている、海外の動画で見た」

たくっちスノー
「か、海外って読めないだろそれだと...」

ロストメイドウィン
「だがあまり怖くない」

たくっちスノー
「ボムへいくじの方が怖いもんな」

コメント感謝だよ!

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.33 )
日時: 2018/03/17 06:14
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

クローズ
「この野郎!!」

暴力団
「うわあああああ!!」

クローズ
「どうした、その程度か!?ああん!?」

クローズはちぎっては投げちぎっては投げの要領で暴力団を蹴散らしていく

フロード
「な、なんでだよ!?お前ら、真面目にやれよ!!」

ジュリア
「はあああっ!!」

暴力団
「ぐわああっ!」

ジュリアの方も、盾を駆使して暴力団達に優位に立つ

フロード
「何やってんだお前ら!!それでも暴力団か!!」

クローズ
「おっと、一番許せねぇのはお前だ!!」

クローズ
「お前は一人の女を利用したんだ、柚葉はな...本気で惚れてたんだぞ!?」

クローズ
「この事実を知ったら、柚葉の奴は泣くだろうな!!」

クローズ
「女を泣かせる男なんかには...負ける気がしねぇっ!!」

『ビートクローザー!』

クローズ
「行くぞ!!」

フロード
「ま、まって!お金なら!お金ならいくらでもあげるからご勘弁を!!」

クローズ
「分かったよ...二倍にして叩き込んでやる!!」

『ヒッパレー!ヒッパレー!』

クローズ
「この屑野郎ーーーーーッ!!」

『ミリオンヒット!!』

クローズは剣から音波のような衝撃波をフロードにぶつける

フロード
「うぎゃあああああああっ!!!」


...

ジュリア
「これで現行犯逮捕だ、暴力団達もまとめて牢に入れておくよ」

フロード
「はん、警察なんてすぐに脱獄してやるよ...それに、どうせ数十年もすれば...」

龍我
「お前、まさかハグレ警察に行くとでも思ってんのか?」

「そうだよ」

フロード
「えっ?」

液状化していたたくっちスノーが形を形成する


フロード
「な、なんだお前!?」

たくっちスノー
「お前達からすればどこにでもいるハグレ、だが実際のところ...初めまして、僕は時空監理局という者です」

フロード
「時空監理局...?」

たくっちスノー
「別世界の住民と分かった上で奴隷商売をすることは時空秩序法に反する行為でございます」

龍我
「それに、万が一重要な人間が売られちゃ、世界がまずいことになるんだろ?」

たくっちスノー
「そうだね...僕が動かなくても、これを公表すれば時空監理局が動くだろう、だから局長らしく『一足早く』仕事するよ」

フロード
「きょく...ちょ...え?」

たくっちスノー
「設定確認...なるほど、売ったハグレは5人か」

たくっちスノー
「重罪だ、お前は懲役4000年...そして、これから先、年収が100万円を越えない呪いを付ける」

フロード
「あっ...あっ...あっ!!!」

たくっちスノー
「脱獄なんて考えないでくださいね?...まぁ、巨人でも折れない鉄格子を曲げれたらの話ですが」

フロード
「嫌だああああああああ!!!」

フロードの真下に時空の渦が開き、沼に沈むかのように落ちていった...

たくっちスノー
「これでよし」

ジュリア
「4000年というのは...少しやりすぎではないか?」

たくっちスノー
「心配ありませんよ、時空監理局内の4000年は他の世界で言うところの4年程度ですから!」

龍我
「時間の流れがむっちゃ遅いんだよなあそこ...」

たくっちスノー
「さて、戻るか」
...

そして...ハグレ警察署内

レイリー
「.....」

柚葉
「レイリーという男を探しているのだが」

レイリー
「...レイリーは、俺さ」

柚葉
「そうか...」

レイリー
「何の用だ」

柚葉
「全て聞いた、その上で聞いてほしいことがある」

柚葉
「愛している」

レイリー
「そうかい」

柚葉
「...わ、私は、こういったことに無縁で、上手く言えないのだが...その...」

レイリー
「悪い、俺じゃお前には釣り合わない」

柚葉
「しかし...!!」

レイリー
「俺はハグレ売買、つまり犯罪者の弟を持つ存在だ...そんなのと関わっちゃいけないのさ」

柚葉
「だが...それでも...!!」

柚葉
「約束したじゃないか...一週間後に...!!」

レイリー
「...ごめんよ、柚葉。」

柚葉
「ダイミョーとの約束を...破るなんて...罪な...男だ...!!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その翌日、ハグレ売買実行犯レイリー・ヒルーストンは帝都の刑務所に送られるも

弟であり計画犯であるフロード・ヒルーストンと比べ更正の余地ありと見なし、懲役はたったの一年となった

レイリー氏は現在も真面目に囚人生活を送っているという....