二次創作小説(新・総合)

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.34 )
日時: 2018/04/03 21:36
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

あれから早くも三日が経過した

たくっちスノーは三日前調べたフロード・ヒルーストンの設定を確認していたが...

たくっちスノー
「...はぁ、どうしたものか」

クラマ
「一体何事で?」

たくっちスノー
「ヒルーストン兄弟の件だよ、設定調べたときにさ...知ってしまったんだ」

たくっちスノー
「彼らが別世界の住民...そちらで言う『ハグレ』って奴だという事に」

福ちゃん
「そんな...それは本当なの?」

たくっちスノー
「ああ、ジュリアさんに頼んでレイリー氏に証言してもらった所、自分達はハグレだと白状したよ」

クラマ
「そうなのか...そんなことも」

たくっちスノー
「なぁ、お二人さんもハグレなんだろ?」

福ちゃん
「ええ...むしろ、この国の原住民はジュリアさんと召喚士、あとラージュ家の二人ぐらいじゃないかしら」

福ちゃん
「とても信じられない...ハグレが別のハグレを売るなんて...」

たくっちスノー
「だよなぁ、王さまに何て言えばいいんだ、これ....」

クラマ
「ハグレ問題は福の神様から少し聞いた程度だが...思ったより深刻な問題かもしれないな」

たくっちスノー
「ああ、それこそ自分のような時空監理局が想像している以上に、ね」

福ちゃん
「.....」

三人が話していると、龍我が大きな袋を抱えて扉を開ける

龍我
「おいたくっちスノー!面白いもの見せてやるから外に来いよ!」

たくっちスノー
「はぁ?面白いことって?」

龍我
「いいから!」

たくっちスノー
「...少しだけだからな」


...
龍我が袋を開けると、そこには大きな雪だるまが

龍我
「どりゃあっ!!」

そして龍我は雪だるまを蹴っ飛ばして、事前に置いたであろうネットに飛ばす

たくっちスノー
「おー、『雪だるまキック』とかいうあのスポーツか」

龍我
「この国の住民に教えてもらったんだ...結構ハマるんだよ、雪だるま壊れないのが不思議だが」

福ちゃん
「雪だるまキックも段々広まってきたわね...」

龍我
「たくっちスノーも一緒にやろうぜ!」

たくっちスノー
「一回だけだからな...バナナシュート!」

龍我
「何ィ曲がった!?そんなテクニックが...!!」

たくっちスノー
「自分も暇なときに雪だるまキックやってたからな、お前にゃ負けな...」

その瞬間、雪だるまが飛んだ先に時空の渦が開き、何かがぶつかった

福ちゃん
「い、今なんだか鈍い音がしましたけど...」

龍我
「バカヤローーッ!!何やってんだお前!!」

たくっちスノー
「いやだって、時空の渦が開くなんて予測出来るかよ!?」

福ちゃん
「は、早く救助よ!雪だるまと言ってもスポーツ用の堅い物だから怪我ではすまないから!」

たくっちスノー
「やべぇやべぇ...!!大丈夫...な、わけないよな!!」

「う、うう...」

たくっちスノーは渦に手を突っ込み、慌てて抜けてきた人を引っ張り出す

龍我
「あれ、この顔どっかで...」

たくっちスノー
「お、おい...ん?こいつ」

「う、うう...」

龍我
「お、おい!!お前ネメシアじゃねーか!」

たくっちスノー
「えっ...嘘!?本当にネメシアだ!!なんで!?」

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.35 )
日時: 2018/03/17 15:34
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

ネメシア
「う、ううーん...」

たくっちスノー
「大丈夫かネメシア!!死ぬな!!」

クラマ
「万丈、そのネメシアっていうのはお前達の知り合いなのか?」

龍我
「ああ、俺とたくっちスノーが会うきっかけでもある『フィフティ・シリーズ騒動』の同僚がネメシアなんだ...ほら、忘年会の時にここに来ただろ?」

福ちゃん
「そういえばデーリッチちゃんがそんなことを話していたような...」

ネメシア
「う...あれ...局長?」

たくっちスノー
「ああよかった!どこか痛くないか!?」

ネメシア
「体がなんか冷たいことぐらいですかね...あっ、それどころじゃなかった!!」

たくっちスノー
(よし、自分がやったことは気付かれてないな!)

ネメシア
「...あれっ、万丈さん?どうして」

龍我
「久しぶりだなネメシア、俺はちょっと色々あってこの国で過ごしてるんだ」

ネメシア
「へぇ...あの、マガイモノ屋って知りませんか?頼みたいことが」

福ちゃん
「マガイモノ屋はこちらですけど...」

ネメシア
「そ、そうですか...あの、頼みたいことがあるのですが...」

たくっちスノー
「どうぞ?」

ネメシア
「えっと...ペンダント...」

龍我
「えっ?」

ネメシア
「あっあっ、ペンダントを...ペンダントを...」

クラマ
「落ち着け、ペンダントをどっかに落としたのか?」

ネメシア
「い、いえ...盗まれたんです...母様の形見の...大切なペンダントを...」

福ちゃん
「えっ...?」

たくっちスノー
「盗まれたって...お前の世界でか?」

ネメシア
「は、はい...」

福ちゃん
「なるほど..盗んだ相手はどんな人物か分かりますか?」

ネメシア
「マガイモノです、攻撃したら黒い液体が流れましたし、私の世界にはそういった生き物は存在しませんので...」

たくっちスノー
「そうか、それで自分を探しているうちにマガイモノ屋に行き着いて...分かった、調べてみよう」

クラマ
「それで報酬は?」

ネメシア
「えっ?」

クラマ
「うちだって商売なんだ、何らかの報酬を得ないと...」

龍我
「そこら辺、勘弁できないのかよ?」

クラマ
「ダメだ、お前の同僚だからといって無償で引き受けてしまえば贔屓になるだろ」

龍我
「ぐっ...それもそうだけどよ」

たくっちスノー
「報酬なんていつか払ってくれるなら後で良いんだけどな」

クラマ
「...お前なぁ」

福ちゃん
「良いじゃないクラマ君、何もお金をとるわけじゃないのだから」

クラマ
「福の神様がそう言うのであれば...」

ネメシア
「ありがとうございます!」

たくっちスノー
「よし、王さま達を連れてお前の世界へ...」

ネメシア
「あっ...ちょっと待ってください!重要な情報が!」

たくっちスノー
「え、何?」

ネメシア
「実はここに来る前、時空監理局に寄ってそのマガイモノのデータを確認したのですが...」

たくっちスノー
「おおー!それは助かる!後で見せてほしい」

ネメシア
「それなんですが...あの...」


ネメシア
「そのマガイモノの製造者は...局長なんです...」

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.36 )
日時: 2018/03/17 18:03
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

~ブレスオブザワイルドの原作とは違う世界線~

デーリッチ
「おおー!辺り一面緑色でち!」

ローズマリー
「うちの世界の近くと対して変わらないでしょ...もう」

クラマ
「本当にこの世界にいるのだろうか...世界を飛び回るのは少しな...」

福ちゃん
「専門がいるから大丈夫よ、きっと」

ネメシア
(...あのー、あの二人って私と同じで神なんですか?)

龍我
(え?ああ、クラマは天狗の神で、黒いのは文字通りの福の神だ)

ネメシア
(へぇ...)

たくっちスノー
「.....」

たくっちスノーは世界を越えてからうというもの、ずっと無言で下を向いていたのだ

龍我
「おい、たくっちスノー...気持ちは分かるけどそんな落ち込むなって」

たくっちスノー
「え?...ああ、悪い、落ち込んでるように見えたか?」

ネメシア
「ええ...大丈夫ですか?」

たくっちスノー
「心配は要らない、ちょっと考え事をしていてな」

ローズマリー
「それで、ペンダントを盗んだマガイモノというのは?」

たくっちスノー
「こいつだ」

たくっちスノーはネメシアが持ってきた資料を全員に見せる

龍我
「えーと、名前は...【モンドミミック】?」

たくっちスノー
「欲しい物を探し当てる魔法の鍵を持ち、高価ものをコレクションする趣味のある手足の生えたミミックのコンビ...だってさ」

クラマ
「こんなのが動き回っていたら間違いなく目立つと思うけどな」

福ちゃん
「確かにそうね...でも、これなら捕まえるのは簡単そうね」

たくっちスノー
「ああ、そこでトラップだ...ミミックに逆に罠を仕掛ける」

たくっちスノーはポケットから大きな宝石を取り出して原っぱへと放り投げた

たくっちスノー
「一つだけじゃダメかもしれん、なんか他にも無い?」

龍我
「じゃあ、旅をしているときに貰った硬貨だ、貰った世界でなら一万円分の金として使える」

デーリッチ
「このビー玉ってどう?」

クラマ
「一銭の価値もねぇよ」

たくっちスノー
「キラキラしているし案外引っ掛かるかも...よし、隠れろ!」

ビー玉と硬貨を宝石とは別のところに置いた後、近くの茂みに隠れた


たくっちスノー
(よし...必ず来る!)

ローズマリー
(たくっちスノー、今回何故私達まで呼んだんだい?)

たくっちスノー
(今回は考えた上での行動です、このマガイモノに関して悪い予感を感じましたので)

ローズマリー
(悪い予感と言うのは?)

たくっちスノー
(それは...)

福ちゃん
(静かに!奴が来ましたわ!)

たくっちスノー
(ああ!)

しばらくすると、手足が生えたミミックがビー玉や硬貨をつかんで錠前の穴へと入れていく

ローズマリー
(念のため確認しておくけど、ペンダントを取ったのはアレで間違いないんだね?)

ネメシア
(は、はい!間違いないと思います!)

たくっちスノー
(そうか...なら問題ないな)

龍我
(よし!すぐにとっちめ...)

たくっちスノー
(いや、まだ自分が出した宝石を掴んでない...それまで待て)

福ちゃん
(何か宝石に仕掛けでも?)

たくっちスノー
(まぁ見てくださいよ...!)

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.37 )
日時: 2018/03/17 22:23
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

デーリッチ
(あっ、宝石に触れたでちよ!)

たくっちスノー
(今だ!科学爆発!)

龍我
(は?爆発ってまさか...)


たくっちスノー
「塵となれ!!」

モンドミミック
「!?」

たくっちスノーが叫んだ瞬間、宝石は大きな爆発を起こし、モンドミミックの中に入ってたであろう金貨や宝石が飛び散る

たくっちスノー
「よし、今だ!!」

クラマ
「宝石が爆発とかアリ!?」

たくっちスノー
「マガイモノ王国に優秀な花火師が居るのさ...ほらネメシア!あいつが再生しないうちに早くペンダントを!」

ネメシア
「あっ...はい!!」

たくっちスノー
(さて...後は奴だな)

ネメシア
「あっ...あった!!ありましたよペンダント!!」

福ちゃん
「良かったですね...さて、後はこれについてですが...どうするの?」

たくっちスノー
「万丈はマガイモノキラーといってマガイモノを確実に仕留める力を持っている...やってくれ」

龍我
「任せとけ...に、してもこいつまだ再生しないな」

デーリッチ
「そういえばそうでちね、exe達はすぐに再生するのに...」

たくっちスノー
「心を持たないマガイモノは再生が遅いんだよ」

ローズマリー
「なるほど...」

たくっちスノー
「でも、これではっきりしたよ...やっぱり自分はモンドミミックなんか作っていない!!」

デーリッチ
「ええええっ!?」

ネメシア
「ど、どうして言い切れるんですか!?」

たくっちスノー
「自分はマガイモノを作るとき、過程の段階で必ずコミュニケーションを取るんだ」

たくっちスノー
「そうすれば自然と夢や目的が生まれ...やがて心が芽生えるんだ」

龍我
「じゃあ、ファイルに載ってたのは何だったんだ?時空監理局の情報は正確だぞ?」

たくっちスノー
「たくっちスノーではある事は間違いじゃないんだ」

デーリッチ
「んんん?さっき作ったのはたくっちスノーではないと言っておきながら、たくっちスノーであることは間違いじゃない...???なぞなぞか何かでち?」

たくっちスノー
「ああごめん、これは万丈とネメシアにしか分からないんだ」

龍我
「俺とネメシアだけ?」

たくっちスノー
「...フィフティ・シリーズの件が解決してからも、疑問に思っていたんだ」

たくっちスノー
「自分の父シャドー・メイドウィン・黒影はリニューアルという形で性格を大きく変えた、お前の方の優しい黒影と、一度自分とデーリッチが殺した名無しの怪物」

たくっちスノー
「実はね、リニューアルは自分もやったんだ」

ネメシア
「ええっ!?で、でも...あの時は見ませんでしたよ?」

たくっちスノー
「そりゃそうだ、フィフティ・シリーズ騒動は2014年の出来事、たくっちスノーが生まれたのは2015年だ。」

たくっちスノー
「そしてあの世界も2018年を迎え...2015年が訪れた」

『ああ、よく分かってたじゃんかよ?正解正解、大正解だよ』


ローズマリー
「なっ...この声は!!」

たくっちスノー
「そうだよローズマリー参謀、モンドミミックを作ったのはかつて貴女方が二度殺した...」










たくっちスノー
『会いたかったよ?未来の自分...』

たくっちスノー
「数年前の僕...リニューアル前のたくっちスノー!!」

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.38 )
日時: 2018/03/17 23:01
名前: mirura@ (ID: PY/2rZoc)

ミラ「報酬・・・忘れてた。1000ルピーでいい?」

レウォル「おい、そんな大金どこで・・・・」

ミラ「イーガ団を倒してたら・・・・・」



こんにちは!
1000ルピーは300ルピー三つと100ルピー一つで持っていきますので~
ほら、細かいと何処かで落としちゃうんですよ。只でさえ宝石ですから。

1000円みたいな響きですが、
一応大金ですよ。
3000ルピーで家買えますからね・・・ブレワイの世界。



手足生えたミミック・・・と、聞いて真っ先に思い浮かぶのがスマブラのミミッ子。
え、何でだろう・・・・・ってかあれ手がない・・・・

リニューアル前のたくっちスノーさんですかぁ・・・・
絶対あれ・・・・っと、これは言わないでおきます。
・・・・やっぱり言います。絶対怖いですよ。
・・・・・怪我しないで下さいよ?


長くなってすみません!
更新、頑張ってください!


ミルラ「・・・ちなみに、ミラはネメシアの件をどう・・・・」

ミラ「ネメシアが無事ならそれで良いよ。私は」

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.39 )
日時: 2018/03/17 23:31
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

たくっちスノー
『よぉ、その風貌だと局長になれたんだな...羨ましい限りだよ』

たくっちスノー
「今の僕からしたら煽りにしか聞こえないぞ」

デーリッチ
「ま、まさか...あの時の頃でちか!?」

クラマ
「前に王国で話していたという...」

ローズマリー
「たくっちスノーが時空犯罪者だった頃の世界線...!!」

ネメシア
「えっ...局長が時空犯罪者?えっ、えっ!?」

たくっちスノー
「その件に関しては後だ!!」

たくっちスノー
『まさかモンドミミックどころか自分の正体も明かすなんてな』

たくっちスノー
「こんなもん作るのなんてたくっちスノーぐらいだよ」

ローズマリー
「...何しに来た?また私たちに殺されたいのか? 」

龍我
「そうだ!なんでネメシアのペンダントを狙う!?」

たくっちスノー
「ネメシアとミラの設定が欲しかったんだろ?」

ネメシア
「えっ?」

たくっちスノー
『へぇ、よく分かってるな...流石経験者』

たくっちスノー
「経験者とかいうのやめろ...あれむっちゃ黒歴史なんだよ、忘れたいなんて甘いことは言わないがな」

たくっちスノー
『ハン!随分と丸くなりやがって、デーリッチなんかと一緒にいるのも気に食わん』

ネメシア
「これは一体...」

龍我
「俺にも分からねぇ...」

ローズマリー
「アレは...私達が出会ったばかりのたくっちスノーです」

デーリッチ
「自分勝手で...欲張りで...何でもかんでも自分のものにしようとした奴でち!」

たくっちスノー
『よく分かってるじゃん...そうだよ、そこのネメシアという女の設定が欲しいが為にモンドミミックを用意した』

たくっちスノー
『世界を作るためには神の設定がどうしても必要だからな』

たくっちスノー
「お前...二回、いやKの分含めて三回か...まだ自分好みの世界を作ることを諦めてなかったのか」

たくっちスノー
『なんだよ...作らなくなっちまったのか』

たくっちスノー
「ああ、あいにく僕を崇める世界なんてナルシかかった世界を作ることに興味を無くしたんだ、設定を集めることも出来なくなったしね」

たくっちスノー
『つまり、弱くなったわけか...設定の無いお前なんて本当に価値がないからな、ははははっ!!』

クラマ
「こいつ...!!」

たくっちスノー
「やっちまっていいよ皆」

ローズマリー
「ああ...!!」

ネメシア
「あ、あの...良いんですか?過去の人間に攻撃して...」

たくっちスノー
「過去なんて言ってもパラレルワールドみたいなものだ!好きにして!!」


たくっちスノー
『ん?ああ...お前らは知っているぞ、【福の神】に【天狗神クラマ】それと新しく始まった仮面ライダーの相方か』

たくっちスノー
『お前らの設定も全部、自分のも』


クラマ
「天狗烈風脚ッ!!」
ローズマリー
「ブリザードⅤ‼」
福ちゃん
「ゴールデンハンマー!!」
デーリッチ
「デーリッチ覇王拳!!」

ハグレ王国は次々とリニュ前たくっちスノーに攻撃を仕掛ける

龍我
「容赦ねぇ!!」

たくっちスノー
「良いんだよアレで、僕はそれくらいハグレ王国に迷惑をかけてしまったんだし」

しばらく攻撃した後、土管が生えてリニュ前たくっちスノーが飛び出す...よく使っていた【コンテニュー機能】だ

たくっちスノー
「ああ、ゲンムの能力...お前再生が遅いからそれ使ってたよなぁ」

たくっちスノー
『うるせぇ...せめて、お前だけでも!!』

たくっちスノー
【ノーザンクロス・ティー!!】

たくっちスノー
『なっ!!』

たくっちスノーはリニュ前を氷で包み込む

たくっちスノー
「自分が設定を失って何も成長していないとでも思っていたか?」

たくっちスノー
「お前は自分が弱点の無い最強で無敵な存在だと思っているだろう...いい加減お前も分かれ!欠点の無い物は存在しないんだよ!!」

たくっちスノー
『メイドウィンみたいな事言いやがって...!!認めるものか、弱点なんて欠点なんて...マガイモノはな、弱点のない完璧な存在なんだ!その頂点に立つ自分こそ...』

ローズマリー
「そう...私から見れば、お前は王の器とはとても思えないがな」

たくっちスノー
『王...だと?』

たくっちスノー
「ひとつ教えてやる、今の僕はマガイモノ王国を作り自称ではない正真正銘の国王になったのさ」

たくっちスノー
『....ハッ、アアアアア』

たくっちスノー
「さっきお前は僕を弱い、と言ったな?どんなに設定が多く盛られていても、心の無い【紛い物】なんかには負けない自信があるんだぞ?」

たくっちスノー
『...どいつも...こいつも...!!挙げ句の果てには、未来の自分まで...コケにするのか...!!』

ローズマリー
「コケにするなんて表現を使うな!!」

クラマ
「キレる所そこ!?」

たくっちスノー
『...皆して...自分を...!!』


たくっちスノー
『世界創造は後回しだ...!!殺す...!!ぶっ殺してやる、ハグレ王国....っ!!!』

そう呟きながら、リニュ前たくっちスノーは姿を消した


龍我
「消えやがった...」

ネメシア
「.....」

クラマ
「結果はどうであれペンダントは取り戻した、これで依頼は終わりだ」

ネメシア
「あ、ありがとうございます...」

たくっちスノー
「しかし、これで奴は本格的にこちらに殺意を向けてきたな...ネメシアも当分は用心してくれ」

ネメシア
「分かりました」

ローズマリー
「福ちゃん、早く帰ろう...この事を早く皆に知らせないと」

福ちゃん
「そうね...じゃあまたね、ネメシアちゃん」

ネメシア
「はい!」


...

クラマ
「福の神様...神様も家族とか持ったりするんですかね?」

福ちゃん
「そうね、あの子みたいに私達にも親が居るのかもしれないわね」

クラマ
「とは言っても、俺らハグレですからねぇ...どう生まれたのか、どんな人に育てられたか分からないんだよなぁ...」

福ちゃん
「.....」

クラマ
「まぁ昔を見たってしょうがないか、行きましょう!」

福ちゃん
「...ええ」

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たくっちスノー局長がずっと恐れていた事態、リニューアル前の自分。

そして、彼はいずれやってくる。


ハグレ王国を滅ぼすために。