二次創作小説(新・総合)

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.62 )
日時: 2018/03/21 09:59
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

たくっちスノーが姿を消してから、早くも一ヶ月が経過した...

福ちゃん
「.....」

龍我
「あの野郎、どこでなにをしているんだか...」

クラマ
「...ビャッコガンナーみたいな奴が居た以上、いない方がいい奴とも言えないのがすげぇモヤモヤするんだよ」

ビャッコガンナー
「たくっちスノー様...」

クラマ
「ってか、お前まだここにいるのかよ」

ビャッコガンナー
「俺が悪いのかもしれない...俺があんなこと聞いたから...溜まってた物全部吐き出してしまったんじゃないか...」

福ちゃん
「あまり自分を責めないで...たくっちスノーさんもそんなこと望んではいないですから」

ビャッコガンナー
「そうか...すいません。」

龍我
「ハグレ王国はどうなんだ?」

クラマ
「対して影響は無い、ついこの間までいなかったようなものだしな」

デーリッチ
「た、大変でち皆!!」

福ちゃん
「デーリッチちゃん...一体何が?」

デーリッチ
「と、と、とにかく!!遺跡まで来てほしいでち!!」

龍我
「ああ!」

...

エステル
「な、何よこれ...」

レプトス
「な、何かのイベントなんですか?」

クラマ
「一体何が...何だよこれ!?」

デーリッチに言われるがまま会議室に向かうと、側面に大きなビジョンが写っていた

龍我と大明神はそれが何なのかすぐに気づいた

龍我
「これって...時空監理局のシステムじゃねーか?」

かなちゃん
「え、ええ...普段は臨時の知らせがあるときに使う物だったはずです...やっぱり、調べてみたところこの世界以外でも同じような物が張られてるみたいです」

ジュリア
「同じもの...?一体誰がそんなことを...」

龍我
「そんなの一人しかいねぇだろ」

『はーっははははは!!』

ビジョンの奥からたくっちスノーが現れる

ローズマリー
「この声は...たくっちスノーか!」

たくっちスノー
『ごきげんよう、全時空のカスみたいな生き物達よ、自分の名はたくっちスノー...そう!』

ビャッコガンナー
「こいつが悪い方のたくっちスノー様か!」

たくっちスノー
『突然だがお前達の世界を...時空監理局は不要とみなし、全て破壊することにした』

かなちゃん
「あ、あの人...」

たくっちスノー
『ただし!自分はただこうやって破滅のカウントダウンを伝えるためだけに全時空に繋げたりなんかしねぇさ、ここで1つショーを見せてやろう』

龍我
「ショーだって?」

たくっちスノー
『面白いものを見せてやるよ!カメラ移動!!』

そう言うとビジョンが切り替わり、先程とは別のたくっちスノーが映る


たくっちスノー
「.....」

ビャッコガンナー
「たくっちスノー様!!」

龍我
「あいつ...見ねぇと思ったら別の自分に捕まってたのか...」

たくっちスノー
『こいつは別世界に存在するもう一人の自分だ...今からこいつはうちのマガイモノ軍団と戦ってもらう!!』

たくっちスノー
「.....」

たくっちスノー
『もしも、うちのマガイモノ軍団達がこのたくっちスノーに対して戦う意思を見せなくなったら、壊すのは諦めてやろう』

たくっちスノー
『しかし!このたくっちスノーがギブアップするか、万が一死んだ場合...1京もののマガイモノの軍団が1つずつ世界を壊していく...!!』

たくっちスノー
『見物だよなぁ!生きるも死ぬもこいつ次第だ!頑張って応援することだな!!はははははは!!』

ローズマリー
「こいつ...!!」

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.63 )
日時: 2018/03/21 11:43
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

デーリッチ
「ど、どうすればいいでち!?」

ローズマリー
「かなちゃん、奴のいる世界に乗り込むことって出来ない?」

かなちゃん
「ダメです...どうやら時空監理局の機能がハッキングされてるみたいで...どの世界に居るのか分かりません」

龍我
「そういえばたくっちスノーから聞いたが、この世界にも時空を跨ぐ技術があるんだろ?」

シノブ
「あれはどの世界に通じるか分からないのよ...」

デーリッチ
「あっ...始まったでち」


立体映像は扉から理性の無さそうなマガイモノが次々と現れる...

龍我
「アレはまさか、心の無いマガイモノって奴か?」

レプトス
「た、確かこれらが戦う意思を見せなくなったら諦めるって言ってましたよね...」

クラマ
「考える意思も無い奴が、攻撃を止めるはずもない...最初から諦める気なんて無いってわけだな」

ローズマリー
「そんなことだろうと思ってたよ...くっ
、何か手は無いのか!?奴のところに向かう方法は!?」

「方法ならあるぞ」

突如、時空の渦が開く

デーリッチ
「うわっ!?」

「ふう、どうにか時空の渦は使えたか...いつあいつにバレるか分からないものだが...」

エステル
「あ、あんた...マクスウェル!?どうして!?」

レプトス
「えっ!?マクスウェルって前に話していたハグレ王国を襲ったという...」

マクスウェル
「今その話はいいだろ!」

メニャーニャ
「マクスウェル、貴方どうやってここに?」

マクスウェル
「...大明神と同じ時期に監理局に入ったの忘れてないか?」

かなちゃん
「そういえばそうでしたねぇ...」

マクスウェル
「で、あいつの居る世界...だろ」

ローズマリー
「行けるのか?」

マクスウェル
「ネメシアという奴からリニュ前の時空監理局のシステムを借りた、これで行けなくは無い、ただ...」

デーリッチ
「ただ、なんでち?」

マクスウェル
「お前らが一番よく分かっているだろ、あいつは時空犯罪者であり、数多くの生き物を苦しめてきた奴だ」


マクスウェル
「そんな奴を助ける必要がどこにあるんだ?」

デーリッチ
「それは...確かにそうだったけど...」

ローズマリー
「マクスウェル、確かに彼らは互いに許されない程の罪を犯してきた...どれだけ善人になろうと我々は彼を許しはしない」

マクスウェル
「それなら...!!」

ローズマリー
「でも...このまま見過ごすのも、何だか嫌なんでね」

デーリッチ
「そうでち!」

龍我
「昔はどうであれ...俺はあいつのことをあんまり悪くは思ってねぇからな」


マクスウェル
「.....」

龍我
「クラマ、お前はどうするんだ?お前たくっちスノー嫌いなんだろ?」

クラマ
「嫌いだからって見捨てるのは違うだろ、それに言いたいことは山程あるんだ、直接聞かせてやるんだよ」

マクスウェル
「.....はぁ、変わんない奴等だ。」

ローズマリー
「こちらも聞いていいだろうか?ハグレ王国と敵対していたのはお前だってそうだろう...何故わざわざここに来た?」

マクスウェル
「単なる気まぐれだよ...」

龍我
「じゃあ、さっさと連れてってくれ!」

マクスウェル
「急かすな、時空の渦もそんなに広くはないんだよ...ああそうそう、これ伝えておかないとな」


マクスウェル
「いいかシノブ、この時空の渦を研究しようだとか公表するなんて考えるなよ...これは時空監理局の特権だからな」

シノブ
「はいはい、分かったから」


マクスウェル
「じゃあ、時空の渦を大きく開けるぞ」

デーリッチ
「出発!!」

ハグレ王国は時空の渦に入り、たくっちスノーの元へ...!!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


たくっちスノー
「.....」

たくっちスノー
『どうした?ギブアップする気はあるか?』

たくっちスノー
「全然だ、全然痛くもない」

たくっちスノー
『しつこい野郎だ...もっと呼んできてやる!!』

たくっちスノー
「あのさ、お前真面目にやる気あるのか?でたらめに肉体えぐったって、剣で刺したって死なないことぐらい分かるだろ?」



たくっちスノー
「これはショーじゃない、根気比べだよ...僕の意識がなくなるか、お前が飽きるかのね」

たくっちスノー
『ふざけんな!!』

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.64 )
日時: 2018/03/21 16:12
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

たくっちスノーは耐えた

殴られようと腕が千切れようと槍で刺されようと耐え続けた


だが、絶対に攻撃はしなかった...

たくっちスノー
「...」

たくっちスノー
『お前にはエンターテイメントというものをよくわかっていないみたいだな...おい、これは全時空に繋げてあるんだぞ?』

たくっちスノー
「お前の方こそよくわかんないよ、ショーなんてやらずにさっさと自分を始末して、世界を滅ぼす事だって出来るはずだけど?」

たくっちスノー
『それじゃダメなんだよ、生き物達に絶望を与えないといけないんだ』

たくっちスノー
「絶望?」

たくっちスノー
『そうだよ、全てを束ね、管理する時空機関「時空監理局」それの長が死んでいく姿を公表する...それだけで力の差を思い知戦う意思を見せなくなるだろうよ』

たくっちスノー
「あーなるほど...そういう事ね」




たくっちスノー
「お前バカだろ」

たくっちスノー
『はぁ?』

たくっちスノー
「自分がいなくなって時空監理局がどうこうなるわけないんだよ」

たくっちスノー
『...負け惜しみか?』

たくっちスノー
「そういうことじゃないよ」

その時、観客席の部分に時空の渦が開き、マクスウェル達が現れる

デーリッチ
「居た!たくっちスノー二人でち!」

マクスウェル
「はははは!時空監理局参上だ!」

たくっちスノー
『げっ!マクスウェル!!どうやってここ突き止めやがった!!』

マクスウェル
「バカが!時空監理局が使い物にならなくなろうとやり方はいくらでもあるんだよ!」

エステル
(別の時空監理局利用したくせによく言うよ)


たくっちスノー
「えーっと皆..一ヶ月ぶりだへ、突然いなくなってごめんなさい、後でどんな罰でも受けるから...」

ローズマリー
「...あの、君めっちゃボッコボコだけど」

たくっちスノー
「ああ大丈夫、全然痛くありませんので!」

クラマ
「お前全然余裕そうじゃないか、心配して損したぜ」

たくっちスノー
「まぁ一ヶ月も経てばね」

たくっちスノー
『助けに来た、ってわけか...だが無駄だ!時空監理局製のバリアは誰にも破れない!』

エステル
「はぁ!?なにそれ卑怯よ!」

たくっちスノー
『うっせー!ショーを邪魔されてたまるかっていうんだ!!』

龍我
「ちっ...あいつ!!」

デーリッチ
「心配無用でち!向こうに座標を合わせてパンドラで飛べば...!」

たくっちスノー
「良いんだ!これは自分の責任だ...」

たくっちスノー
『よく分かってるなぁ?こいつを巻き込まない為にも、お前はさっさと...』

たくっちスノー
「言っておくけどギブアップする気なんざ微塵も無いよ、こんな奴等に刺されたって抉られたってちっとも痛くないんだから」

たくっちスノー
「やるならもっと本気でやれ、目玉をえぐりだしてみろ、耳をちぎれ、脳に穴を開けてみやがれ...」

たくっちスノー
『....ッ!?』(なんだこいつ...)

たくっちスノー
「ほらどうした、滅ぼしたいのなら自分を殺すしかないぞ、もっと真面目にやれ...ああ、グロテスクにはならないよ?腸や肺なんかは無いからどれだけ傷付けたってエグいことにはならないさ...」

たくっちスノー
『.....っ』

デーリッチ
「...ローズマリー、なんだかたくっちスノーの様子がおかしいでち」

ローズマリー
「デーリッチ、それはリニュ前と今どっちの方がなんだい」

マクスウェル
「明らかに両方だろ」


たくっちスノー
「誠意見せろ!!てめぇはそれでも小説カキコ至上最強作者、最強無敵、偉大なるマガイモノの王かよ!!」

たくっちスノー
『う、うるせぇ!!そんなに言うなら俺がやってやる!!』


リニュ前たくっちスノーはワープを使い、たくっちスノーの元へ駆け寄る


たくっちスノー
『うりゃあああああ!!死ねっ!!時空監理局!!』

たくっちスノー
「んっ」

リニュ前は刀をたくっちスノーに向けるが、たくっちスノーは右腕で刀を受け止め、リニュ前に顔を寄せる


たくっちスノー
『ひっ!』

たくっちスノー
「ようやく来てくれたな...僕」


たくっちスノー
「今から自分自身へのやるせない思いをぶちまけるけど、お前も僕だし聞いてくれよ」

たくっちスノー
『な、なんだよ...』

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.65 )
日時: 2018/03/21 18:21
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

そして観客席では、時空監理局組が必死にバリアを溶いていた

かなちゃん
「急いでくださいよ、貴方メカニックやエンジニアが多い技組でしょう!?」

マクスウェル
「うるせぇ!したっぱに無茶言うな!」

エステル
「デーリッチ、やっぱパンドラ使った方がいいんじゃない!?」

ローズマリー
「いやダメだ...マガイモノが多過ぎて座標を調整出来ない!」

龍我
「うおおおおおお!!なんで壊れねぇんだよ!!ちくしょう!!」

福ちゃん
「皆、待って!...小さく何かを話しているわ...」

かなちゃん
「マクスウェル?」

マクスウェル
「ああ、音声をどうにか拾ってやろう...後で給料を二割増しにするように局長に頼むんだな」

かなちゃん
「はいはい...」

...

たくっちスノー
「そういえばお前は僕の役職を詳しく聞いてなかったね、僕は局長じゃない、『代理』局長だ」メキョッ、ゴキャッ

たくっちスノー
『だ、代理局長...?』

たくっちスノー
「黒影が死んだ時、誰も黒影の代わりになりたがらなかった...で、黒影の代わりが出てくるまで実質息子である僕が代理で局長になることにしたんだ」ガグチャッ

たくっちスノー
『つまり俺の作戦は...思いっきり見当外れって事だったのか...!?』

たくっちスノー
「そうだな、別に局長なんて代わりはいるものね...まぁそんなことはどうでもいいさ、お前に聞いてもらいたいのは僕の罪だ」ニチャニチャ

たくっちスノー
『お前の...罪...?』


たくっちスノー
「たくっちスノーが行ってきた行為は主に三つに分かれる」


たくっちスノー
「1つ!自分自身のエゴが理由で身勝手な世界創造を目論み、時空を滅茶苦茶にしたエゴイズムの罪!!」

たくっちスノー
「二つ!自身の復活のためだけに複数の世界を破壊し、何も関係もない人たちを苦しめた傷害の罪!」

たくっちスノー
「これらの罪はお前も僕も互いに背負っているものだ」

たくっちスノー
『...お、おい?これ全時空放送』

たくっちスノー
「全時空つっても何言ってんだこいつ程度の認識すらねーからいいんだよ!!」

たくっちスノー
『ひいっ!!』

たくっちスノー
「で、ここからが三つ目、重要なところだ...」


たくっちスノー
「僕の最後の罪は、こうやってイイ人になったつもりでいて、大事な人、守りたい人が出来たのにも関わらず守れなかった、見殺しにしてしまった偽善の罪だ」


たくっちスノー
『...はぁ?』

たくっちスノー
「時空監理局はお前のような犯罪者を罰する正義の組織じゃない」


たくっちスノー
「時空のバランスを調整する組織だ」


たくっちスノー
「僕もな、代理とはいえ局長になった頃は僕が世界を守るんだっていい気分だったよ」ザシュッ ズシャッ

マガイモノ
『ウオオオオオオオ!!』

たくっちスノー
「実際はな、奴等に平和を守る気なんて無いんだようちの組織は」

たくっちスノー
『えっ...?』

マガイモノ
『ウオオオオオオオ!!』

たくっちスノー
『黙れっ!!』

リニュ前たくっちスノーは自分の力でマガイモノを凪ぎ払い、黒い液体に変える

たくっちスノー
「何のつもりだ?ショーはどうした?」


たくっちスノー
『は、ははは...お前は今から...話すんだろ?時空監理局の...本性を...!!』

たくっちスノー
「まぁそうだね」

たくっちスノー
『ははははははは!!それならこいつを殺すよりもずっといいショーになる!!信用を落とすという意味ではこういうのも』

たくっちスノー
「ねぇ、無理してない?...見ていて分かるんだよ、君が怯えているのが」

たくっちスノー
『お、怯えている?俺が?お前に?何の冗談だよ?』


...

デーリッチ
「もうちょっと頑張るでち!!」

マクスウェル
「頑張ってるつってんだろ!!少しは待て!!」

デーリッチ
「ダメでち!!もうちっとアクション起こさないとメインキャラであるデーリッチ達が空気に成でち!」

マクスウェル
「頑張る理由それかよっ!!」

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.66 )
日時: 2018/03/21 22:31
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

たくっちスノー
『もっと詳しく聞かせろ...!!時空のバランスを調整する組織という意味を...!!』

たくっちスノー
「いいよ、興味津々だね...」

たくっちスノー
『あ、ああっ...』

たくっちスノー
「じゃあその前に...バリア解いてくれない?」

たくっちスノー
『何もしないだろうなぁ?』

たくっちスノー
「もちろんなにもしないよ...いいかな?大明神様、王さま」

デーリッチ
「わ...分かったでち」

マクスウェル
「おい、そんな軽々しく引き受けていい相手じゃないだろ...」

たくっちスノー
「なにもしなかったら今月の給料三割増すから」

マクスウェル
「くっ...仕方ないな」

たくっちスノー
「ああ...全時空放送は切らないで」

たくっちスノー
『え?これ全時空に聞かせる気かよ?』

たくっちスノー
「当然だ、知っておかないと困ることだからね」

たくっちスノー
『...そ、そうか。』

...

たくっちスノー
「で、時空監理局に関してね、よくよく考えれば君らの世界にとっても、これを見ている皆にとっても重要な話だよ」

メニャーニャ
「時空監理局が正義の組織ではないと話していますが...」

たくっちスノー
「そう、バランスを管理する組織...世界が勝手に滅ばないように根源を絶ち、時期が来たら運命を操作して世界を滅ぼし、新しい世界を作る...それが時空監理局の【仕事】だそうだ」

たくっちスノー
『はぁ!?』

エステル
「それってつまり...」

たくっちスノー
「僕もこれを知ったときはショックだったよ、つまり時空監理局は世界を滅ぼす組織なのさ」

メニャーニャ
「それはいくらなんでも曲解しすぎていませんか?」

たくっちスノー
「監理局の奴なんて血も涙も無いんだよ」

たくっちスノー
「どれだけ辛い状況下にあっても、世界に影響さえ無ければ仲間を見捨てるような奴等なんだ、薄情なんだよ」

たくっちスノー
「決定打となったのは、ある事情で40万人ものの人間が死んでも修正が起きなかった件かな」

たくっちスノー
「そして壊す時期は監理局が勝手に決めるんだ、代理である僕は口を挟むことすら出来なかったけどね...」

福ちゃん
「そんな...では私たちの世界も...!!」

たくっちスノー
「うん、例外じゃないだろうね」

たくっちスノー
『...』

たくっちスノー
「つまりだ、君が行動を起こさなくたっていつか監理局がやっちまうんだ、それはいつ頃か分からない...もしかしたら、明日かも...!!」

デーリッチ
「ええええっ!?」

ローズマリー
「...それに関わってきたのか?」

たくっちスノー
「関わってきたよ、ここの奴等は陰湿なんだよ、隕石を一個ずつ落としたり、疫病流行らせたり...」

たくっちスノー
「個人的にまだ滅ぶには早い世界もあった、数時間前まで笑顔だらけだった国が一瞬で灰と化したこともあった」

たくっちスノー
「ま、あの黒影がリーダーな組織だからな、君の世界とは大違いだよ」

たくっちスノー
『.....』

エステル
「そ、そういうのって...止められないの!?」


たくっちスノー
「止める?...止めた方がいいよな、人としてな!」

たくっちスノーはビジョンに乗り上げて高らかに叫ぶ

たくっちスノー
「あー!あー!聞いてくれ、僕はついさっきまで何も言わずボッコボコにされてた方の酷いたくっちスノーです!」

たくっちスノー
「僕は今から貴方達の世界にとってどれだけ時空監理局という組織が害悪なのか、話していきたいと思いまーす!」

たくっちスノー
「余計なお世話かと思いますが、しっかり聞いてもらえると嬉しいです!」

たくっちスノー
「まず先程もおっしゃった通り、時空監理局は善の組織ではありません!むしろすげぇ自分勝手です!」

たくっちスノー
「関係ないのに勝手に世界を管理するだとか言って仕切りだすグループにいたらウザい奴であり、勝手に滅ぼしてくるすっげぇ嫌な奴等です!」

たくっちスノー
「ちょくちょくスカウトかけてきますが、聞かないようにしましょう!最終的に自分の世界を見捨てることになります!」

たくっちスノー
「さて、一部の人は気になるでしょう!何故勝手に世界をぶち壊すのか?何故頼んでもいないのに世界の未来を決めているのか!それは前の局長が関連して」

マクスウェル
「おい!!時空監理局が隠し続けていたアレを時空にぶちまける気か!?」



たくっちスノー
「うっせぇ!!騙し通せると思ったら大間違いだ!」

かなちゃん
「そうですか...いよいよアレを...」

デーリッチ
「か、かなちゃん?」

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.67 )
日時: 2018/03/23 07:13
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

たくっちスノー
「あー、お話ししましょう!知る人ぞ知る『シャドー・メイドウィン・黒影』の話を!」

たくっちスノー
「知らない人に説明しますと、まぁ時空監理局を作った人であり...元凶ですよ」

たくっちスノー
「世界には『設定』と呼ばれる記録が存在しています、黒影は仲の良いフリをして設定だけ持ち去り、世界を壊して組織的な証拠隠滅を図ってきました」


たくっちスノー
「何故そんなことをするのか、それはただ1つ!一人の女を愛していたから!」

たくっちスノー
「一人の女の為に全てを壊し!一人の女の子孫を見守るためだけに時空監理局を作り!」


たくっちスノー
「一人の女を生き返らせる為だけに無数の時空と、世界と、生き物の人生を奪ってきました」


たくっちスノー
「それと同時に、生まれる必要もない生き物が生まれました...僕のような存在です」

たくっちスノー
「まぁ自分語りはここまでにします、長々とすいません校長先生みたいで」


たくっちスノー
「自分の住む世界が、誰かのエゴで潰されていいだろうか!?いいわけがない!!」

たくっちスノー
「貴方達の世界は貴方達の物だ!誰かに『監理』されるような物じゃない!!」

たくっちスノー
「奮い立て全時空よ!今こそ時空監理局に反旗の時!」

たくっちスノー
「大事な人を、この手で守るんだ!!」


たくっちスノー
「僕のような過ちを犯すな!!やりきれなくて涙を流すのは...死にたくても死ねない苦しみを味わうのは...僕だけで良い!!」

たくっちスノー
「真っ当に生きて!!寿命で死んでやろうじゃないか!!」

デーリッチ
「...!」

...

ローズマリー
「凄い...ここまで言い切るなんて」

たくっちスノー
「アドリブみたいなものさ、当て付けにならないように恨みは最低限抑えてね」

たくっちスノー
「ありがとう、別世界の僕...君が時空監理局をハッキングしてくれたおかげで上手くこの事を世間に公表出来たよ」

たくっちスノー
『ありがとうだって?.....俺はお前を殺そうとしてたのに?』

たくっちスノー
「怖がらせちゃったからおあいこだよ」

たくっちスノー
『不思議だよ、同じたくっちスノーなのにここまで変わるんだなってさ...』

たくっちスノー
「お前も変われるよ...だって、僕がこうやって頑張るようになったのは二歳の頃、君はずっとデータのままだったから生後数ヵ月の赤ん坊同然、まだ時間はあるよ」

たくっちスノーはリニュ前の手を取った

たくっちスノー
「それに君の世界線にはあんなに優しい父さんがついているじゃないか!」

たくっちスノー
『...そうか、そうだよな。』

リニュ前たくっちスノーは、時空の渦を作り出す

ローズマリー
「...何処へ行くつもりだ?」

たくっちスノー
『俺の世界線の時空監理局だよ...世界作ったって壊されるんなら作る意味もないしな...』

たくっちスノー
「罪、しっかり償えよ?」

たくっちスノー
『.....考えておく』



たくっちスノー
『お前も色々大変だろうけど...応援してるから、じゃあな...たくっちスノー。』

たくっちスノー
「うん、バイバイ...たくっちスノー。」


そして二人のたくっちスノーは別れを告げる

...

マクスウェル
「いいのか?あんなことして」

たくっちスノー
「今の彼に悪事をしようなんていう気力は無いさ」

マクスウェル
「そういうことじゃねぇ!あんなこと言って、時空監理局を敵に回したら...」

たくっちスノー
「逆に壊滅させてやるつもりさ」





【なんであの子を止めさせなかった】

【なんでここまでやってあいつを罰する事が出来ないんだ】

【なんで僕は愛する人を見殺しにしなくちゃならないんだ】



【世界が滅ぶわけではない】
【あんな人間どこにでもいる】
【黒影様はそこまで義理を持たなかった、設定だけ集めればそれで良いんだ】


たくっちスノー
「絶対にぶっ殺してやる」

そして、別世界線では。


たくっちスノー
『....』

メイドウィン
「...たくっちスノー!さっきの放送は一体...」


たくっちスノー
『父さん...ごめんなさい、父さん!!』

メイドウィン
「えっ...?」

たくっちスノー
『俺が間違ってたよぉ...もう自分好みの世界を作りたいとも全ての設定を自分の物にしたいとも完璧になりたいとも言わないから...!!』

メイドウィン
「....よしよし、今は好きなだけ泣け、おかえり、たくっちスノー。」

メイドウィン
「父さんはお前がどんな存在だろうと、しっかり愛してやるからな...」


「君には優しい父さんがついているじゃないか!」

たくっちスノー
『.....』



『やっぱり俺一人が愛されるのは、不公平だと思うよ、たくっちスノー...』