二次創作小説(新・総合)

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.8 )
日時: 2018/03/13 10:15
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

たくっちスノーがマガイモノ屋に復帰して、早くも一日が建った

クラマ
「あー...ねみぃ」

福ちゃん
「夜まで掛かっちゃいましたからね...」

龍我
「眠らなくてもいい俺らと違って、向こうは大変そうだよな」

たくっちスノー
「まあね、依頼は自分達でも出来るから二人は休んでて」

クラマ
「いえ、俺は神社の掃除しなきゃなんないので...失礼します」

福ちゃん
「いってらっしゃ~い...」

クラマとすれ違う形で、二人の女性がマガイモノ屋にやってくる

この世界の原住民であり、ハグレを召喚していた『召喚士』のエステルとシノブだ

エステル
「たくっちスノー、本当に帰ってきてたんだ」

たくっちスノー
「あっ、エステル...」

クラマ
「何だ、俺達の事は忘れてたのにその人は知ってたのか」

福ちゃん
「ハグレ王国でエステルさんはとても印象深い方ですもの...ハグレ王国と言えばエステルさんという方も少なくないみたいよ?」

エステル
「私はハグレじゃないんだけどなー」

たくっちスノー
「で、うちに来たってことは何か仕事の依頼で?」

エステル
「まぁそうね、ちょっと頼めないかしら?」

龍我
「ああ、ただし...」

福ちゃん
「すー...」

龍我
「あいつを起こさないように静かな声で」

エステル
「分かった...えっとね、メニャーニャって覚えてる?私とシノブの後輩で...」

たくっちスノー
「あー、帝都最強兵器の事ね」

龍我
「最強兵器!?」

たくっちスノー
「アダ名だよアダ名、ちゃんとした人間だから」

エステル
「で、そのメニャーニャだけど5日後にめでたく17歳になるわけよ」

たくっちスノー
「へー、誕生日か」

シノブ
「ええ...私たち先輩としてはメニャーニャにプレゼントをあげたいところだけど...」

エステル
「メニャーニャって何が欲しいんだかさっぱりでさー、それに毎日忙しそうでパーティーを作るスケジュールも組めそうにないわけよ」

シノブ
「ここまで言えば私達が何を頼みたいか分かりますね?」

たくっちスノー
「なるほどね、メニャーニャが欲しがりそうな物を聞いて、なおかつパーティーのスケジュールを埋めると」

龍我
「そんなこと出来るのかよ?」

たくっちスノー
「頼まれた以上やるしかないだろう」

エステル
「えっ本当に?」

シノブ
「それで報酬は... 」

たくっちスノー
「報酬なんて後でいいんだ...」

エステル
「え?嘘?やったー!特に決めてなかったんだよー!」

龍我
「はぁ...良いのかこんな調子で...」

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.9 )
日時: 2018/03/13 15:03
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

龍我
「ていうか、そのメニャーニャって後輩なんだろ?直接聞けないのか?」

エステル
「それが聞いても全然でさー」

シノブ
「あの子、そういうことはあまり話したがらないからね」

エステル
「で、ちょっと問い詰めようとしたら横隔膜をバーンと」

たくっちスノー
「お、おう...で、メニャーニャは今どこにいるかな?」

シノブ
「この時間だと...多分帝都じゃないかしら?」

たくっちスノー
「帝都か...よし!」

龍我
「行ったことあるのか?」

たくっちスノー
「ちょっとだけ...」

...

~帝都~

龍我
「で、一体どこにいるのやら...」

エステル
「おっ!メニャーニャ発見!!」

龍我
「えっどこ!?」

たくっちスノー
「ほら、あれ!」

たくっちスノーが指差した先には、茶髪の少女...メニャーニャが買い物袋を持って歩いていた

シノブ
「居たわ!後をつけましょう」

龍我
「なんか俺達ストーカーみたいだが大丈夫か...?」

たくっちスノー
「心配いらん、もし警察に見つかったら店主として自分が責任を取る」

シノブ
「あら、貴方が責任を取るなんて不思議なこともあるものですね」

たくっちスノー
「え?そうかな...自分だって年を取ったんだから成長くらいするよ」

龍我
「俺らよりずっと年下だけどな」

たくっちスノー
「...まぁ、そうだな」

シノブ
「あっ、この方角はハグレ王国のゲームセンターよ!急ぎましょう!」

龍我
「また戻るのかよ!」

...

ハグレ王国のゲームセンターは外部からやってきた人間でいっぱいだった

龍我
「うわすっげぇ、ファンタジーな世界観なのにゲーセンむっちゃ盛り上がってる!」

シノブ
「大半がexeさんや大明神さんが持ってきたもので」

たくっちスノー
「うわ...ドレミファビートとダイスオーあるじゃん、この世界だとまだ稼働してるのか」

龍我
「んなことよりメニャーニャの奴は...あ!クレーンゲームの所だ!」

メニャーニャは一心不乱な状態で作業のようにクレーンの人形を落としていく

シノブ
「メニャーニャの目、マジね」

エステル
「何があいつをそこまで引き立てるんだろ...」

たくっちスノー
「うーむ、でもこれじゃ近付けんぞ...」

シノブ
「クレーンゲームは隣にもあるし、隣で遊びながらさりげなく話すっていうのは?」

龍我
「それだ!」

たくっちスノー
「でも自分、クレーンゲームなんかやったことないしなぁ...」

龍我
「じゃあ俺がやってくる、金くれ」

たくっちスノー
「後々返してくれよ...はい」

【connect please!】

たくっちスノーは魔方陣から小銭の山を取りだし、龍我に渡した

エステル
「相変わらず色々持ってんのねー」

たくっちスノー
「まあね、何があるか分からないから部屋に色々貯まってさ」

龍我
「お、ここのクレーンってぬいぐるみなんだな」

たくっちスノー
「ああ、王国に裁縫が得意な人がいてね、一部商品をこうやってクレーンゲームに入れてあるらしい」

龍我
「俺のも作ってくれねぇかなぁ」

たくっちスノー
「はは、自分達は単なる旅人だぞ?」

たくっちスノー
「単なる...ね」

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.10 )
日時: 2018/03/13 15:47
名前: シャドー ◆PuIGSTlbSo (ID: Thm8JZxN)

応募します!

ミトラ
性別:女
性格:穏やかで優しい
容姿:ピンク色の髪 四角いめがねをしている 服装はノースリーブでスカートの短い黒のワンピース
設定:十四歳の少女 服装とは裏腹に寒さに強い これでも幼い頃は人見知りだった 怒らせるととても怖いという噂がある 虫が嫌い 眼鏡を取るとめっちゃ可愛い 誰にでも敬語
依頼:大量発生したオオグモムカデを駆除する
ボイス:「私はミトラです!よろしくお願いします!」
    「え?全然寒くありませんよ!」
    「いい加減にしてください!怒りますよ!もう怒ってるけど!」

これでお願いします


Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.11 )
日時: 2018/03/13 16:47
名前: mirura@ (ID: PY/2rZoc)

あああああ学年閉鎖なんて聞いてないよおおおおおおお!!!

ミラ「どんだけ学校行きたいの!?」

ミルラ「ふっざけんな金曜まで休みとか!!!
    再開直後に離散会じゃないかあああああ!!!」

レウォル「ゼネイラになってるぞ・・・・・落ち着けよ」


・・・はっ、応募しに来たはずなのにごめんなさい。
依頼とか言っても、物探しぐらいしか思い付きませんよ?
ハイラルはライネルとかを除けば雑魚ばっかりですし。

まぁ、応募したいです。
再びネメシアを派遣します。


名前:ネメシア

性別:女

性格:とても礼儀正しく、常に明るく振る舞う。
   少々臆病。しかし、挫けない心を持っている。
   発言が時々異常。

容姿:黒髪のショート。目の色は青。
   ローブに似た形の、上下が一緒になっている黒い服を着ている。
   姉のミラから授かった母のペンダントを首に掛けている。
   護身用として、刀身が黒い片手剣を所持している。

設定:見た目が6歳、年齢600歳の闇の竜神。
   影の中を移動できたり、影で物を作り出せる。
   闇の竜神だから黒いフクロウになれる(この状態で日の光を直視すると目が死ぬらしい)
   ペンダントを無くすとパニック状態になる。

依頼:母の形見であるペンダントを盗まれたから取り返すのを手伝ってほしい

サンプルボイス
「ネメシアです!よろしくお願いします!」

「自分の翼では飛べないので・・・あ、フクロウでなら飛べますよ?」

「自分でって・・・盗られたんですよ!?一人でどうしろと!?
 この事を姉様が知ったら・・・私どうしたらいいんですかぁ・・・」←半泣き

「力になれるのであれば、私頑張りますよ!」



ちなみに、たくっちスノーさんの呼び方は牙組と同じですよ!

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.12 )
日時: 2018/03/13 16:56
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

龍我
「よしっ...やるか」

龍我はコインを入れ、軽くUFOキャッチャーのスイッチを押す

龍我
「なんだ、真下にやれば引き寄せられていくのか、俺の世界のより簡単じゃん」

メニャーニャ
「そうでもありませんよ」

龍我
「いやでも、挟んで取る奴よりはずっと...えっ」

龍我は思わず横を向くと、メニャーニャが既にクレーンゲームを終わらせ、取ったものを袋に詰めていたのだ

龍我
「あれっ、終わってた?」

メニャーニャ
「ええ、今日の分は全部手に入れましたので...」

龍我は慌ててハンドサインでエステルに状況を伝える

龍我
【おい!どうすりゃいい!】

エステル
【なるべく話を引き伸ばすか、さりげなくメニャーニャが欲しそうな物を聞きなさい!】

龍我
【分かった】

龍我
「おい、ちょっと!」

メニャーニャ
「何ですか、私も暇じゃないので手短に頼みますよ」

龍我
(ついさっきまでキャッチャーに夢中になってただろ)

メニャーニャ
「何か言いました?」

龍我
「いやなんでも...えっとな、お前、何か欲しい物でもあるか?」

メニャーニャ
「えっ?」

たくっちスノー
(馬鹿野郎、直球すぎるわ!!)

メニャーニャ
「はぁ...プロポーズか何かですか?悪いですけど見ず知らずの人にそんな事話しませんから、失礼します」

龍我
「あっ...!!」

メニャーニャ
「それと先輩二人、覚悟しておいてくださいね」

エステル
「げっ、バレてた!?」

メニャーニャ
「バレバレだよ!!」

シノブ
「そ、そういえば私〆切が迫ってたわ...ここらで失礼」

エステル
「あっ、一人で逃げ出した!」

メニャーニャ
「まずはお前からっ!!」

シノブ
「へもげっ!!」

エステル
「おお、綺麗な足払いだ!」

メニャーニャ
「そしてあんたじゃー!!」ボコッ

エステル
「横隔膜ーーーーッ!!」

龍我
「お前ら店内でやるなよ!!」

そしてマガイモノ屋に戻り...

メニャーニャ
「はぁ、そういうことでしたか」

たくっちスノー
「ごめんなー、ストーカーみたいなことしちゃって」

メニャーニャ
「みたい、じゃなくてそのまんまストーカーとして訴えることも出来ますけど」

龍我
「俺はもう捕まりたくねぇ...」

メニャーニャ
「...で、私の誕生日って誰から聞いたんですか?」

たくっちスノー
「え?そりゃエステルから」

エステル
「え?私はシノブから聞いたぞ?」

シノブ
「ちょ、ちょっとエステル!?」

メニャーニャ
「あー、まぁどっちでもいいですよ...先輩二人、こっちに」

シノブ
「はい」

エステル
「はい」



メニャーニャ
「私の誕生日は三日後だよッ!!」

シノブ
「ぎゃあああああ!!」

エステル
「うぎゃああああ!!」

龍我
「おおっ!!アイスロックドライバーだ!」

たくっちスノー
「なんだそれ!」

龍我
「むちゃくちゃ痛てぇ技だ!」

たくっちスノー
「なるほど!分からん!!」

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.13 )
日時: 2018/03/13 17:25
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

ルイージさん

たくっちスノー
「あいよー、新キャラだな」

ロストメイドウィン
「よ、よりによってムカデかよ...」

たくっちスノー
「お?嫌なら超特大ミジンコに変えてやろうか?」

ロストメイドウィン
「わ、分かった...ミジンコだけは勘弁してくれ...」

Miruraさん

たくっちスノー
「おっ、ネメシアか!」

龍我
「あいつとまた会えるんだな」

たくっちスノー
「まぁ、そだな...上手く話を広げねーとな」


これでひとまず二話は話のネタを作れるか...

コメント感謝だよ!

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.14 )
日時: 2018/03/13 18:12
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

メニャーニャ
「はぁはぁ...これがなんでも屋の依頼じゃなかったらどうしてたか...」

シノブ
「ううう...」

エステル
「メニャーニャお前召喚士のくせにプロレス技に走ってんのさ...」

メニャーニャ
「どうやらもう一発やられないと分からないみたいですね」

エステル
「も、もう勘弁してくれ...」

たくっちスノー
「...で、それで三日後ってスケジュール開いてますか?」

メニャーニャ
「開けることなら出来なくもないですが」

龍我
「開けるって...いいのかよ?」

メニャーニャ
「ええ、今は協会も対した仕事はしていませんし一日程度なら許されるはずです」

龍我
「そういうもんなのか...」

たくっちスノー
「まあ、いいとして、プレゼントは...」

メニャーニャ
「たくっちスノー、貴方はそれでいいんですか?」

たくっちスノー
「え?」

メニャーニャ
「誕生日プレゼント...何が欲しいのかわざわざ他人に言い触らすのって変じゃないですか」

龍我
「確かに『俺こういうのが欲しいんだよー』とか言われてもウザいだけだな」

たくっちスノー
「そういうものかねぇ...?」

メニャーニャ
「そういうわけで、まぁ先輩方に任せますよ...変なもの送らないでくださいね?」

シノブ
「分かってる分かってる」

メニャーニャ
「頼みますよ...?言っておきますが一番不安なの貴方なんですから...では」

メニャーニャはマガイモノ屋から出ていくと、ずっと眠っていた福の神がソファーから起き上がる

福ちゃん
「あっ、おはようございます...」

龍我
「おはよう、といってももう14時だけどな」

福ちゃん
「えっ!?なんで11時に起こしてくれなかったんです!?朝御飯どころかお昼ご飯も済ませずにずっと寝てたって事!?」

エステル
「どんだけー...」

龍我
「メニャーニャ追ってたからな」

福ちゃん
「福の神が不健康な生活取ってたら他の神に示しが付かないわ...」

クラマ
「大丈夫です福の神様!12時に俺がちょっと見たぐらいなんでバレません!」

福ちゃん
「見てたなら起こしなさいっ!!」

クラマ
「すいませんしたっ!!」


たくっちスノー
「...なー、万丈、誕生日ってそういうものなのかな」

龍我
「はあ?」

たくっちスノー
「実を言うとさ、自分誕生日を祝ってもらったこと一回しかない」

龍我
「ま、まぁ二歳だもんな」

たくっちスノー
「今は三歳だ...つーか、自分の誕生日すら分からんのだけど」

福ちゃん
「えっ...誕生日が分からない?ならどうやって年齢を判断しているんです?」

たくっちスノー
「メイドウィン共通の誕生日として黒影の誕生日でもある10月6日がありますけど、マガイモノとしての自分の作られた日も分からないんで、年が代わったら上がるようにしてあります」

クラマ
「いいのか、そんな大雑把で...」

たくっちスノー
「いいんだ!いつ生まれたのかも分からないんだからよ...」

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.15 )
日時: 2018/03/13 22:46
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

そして三日後...ハグレ王国でメニャーニャの誕生日会が行われていた

デーリッチ
「メニャーニャちゃん、お誕生日おめでとうでち!」

メニャーニャ
「何だかすいません、先輩の言い出しっぺに巻き込んでしまって」

ローズマリー
「いえ、私達ハグレ王国もメニャーニャさんにはよく世話になってましたから...まずは私から、モスアルカディアです」

メニャーニャ
「ど、どうも...」

デーリッチ
「デーリッチからは絵と寄せ書きを送るでち!皆で書いたんでち」

メニャーニャ
「卒業じゃないんだから...」

たくっちスノー
「メニャーニャ...自分こういうのよく分からないが、エステルから園芸が好きって聞いたから、とりあえず別世界の綺麗な花の種を」

メニャーニャ
「おお...貴方にしては結構まともな物ですね、感謝します」

龍我
「俺は...桜のミニチュアだ、誕生日プレゼントとか、こういうのでいいか?」

メニャーニャ
「あ、この間の...どうも」

龍我
「なぁ...あんたって、好きなんだろ?ピンク色」

メニャーニャ
「えっ?」

龍我
「この間のUFOキャッチャー、エステルの奴だけ全部取ってたからな」

メニャーニャ
「ま、まぁ...」

クラマ
「俺からはお守りだ」

メニャーニャ
「お守り...?あの、何も書いてありませんが」

クラマ
「それは自分で書くんだ...福の神様のお墨付きだから必ず上手くいく」

メニャーニャはこのあと、国民から沢山のプレゼントを貰い...とうとう、召喚士先輩二人の番となった

エステル
「あっれー?私達が最後になったのか」

シノブ
「ほら、アレよエステル、ショートケーキのイチゴは最後にとっておく系なのよ」

エステル
「あーなるほど!」

メニャーニャ
「...で、変なものとか用意してないでしょうね?」

エステル
「もちろんよ!私からはこれ!」

メニャーニャ
「はぁ...先輩の事だから花とかそういうの...えっ」

メニャーニャがエステルから受け取った箱を開けると、綺麗なベージュ系の腕時計が

エステル
「メニャーニャ忙しいんだからさ、時間を見るようにしないと」

メニャーニャ
「あ、あの先輩...これ...高かったですよね?」

エステル
「まぁ2万はしたけど、メニャーニャの為だから」

メニャーニャ
「.....もう、らしくないんですから」

シノブ
「もう、何してるのエステル、私のプレゼントが霞んじゃうじゃない」

エステル
「おーわりーわりー!」

シノブ
「まぁ、そうならないようにビッグな物を用意したけど」

ローズマリー
「さ、さすがシノブさん...」

メニャーニャ
「中身は、本?結構分厚い...」

シノブ
「【メニャーニャちゃんの可愛いところ48本詰め】よ」

メニャーニャ
「は?」

メニャーニャが封を開けると、メニャーニャ一色で埋め尽くされた雑誌が

シノブ
「いやー、メニャーニャって帝都最強兵器とか協会の悪魔とか物騒なアダ名ばかりじゃない?ここで先輩としてイメージ改善を図るべくメニャーニャ本を大量に出版して...」

メニャーニャ
「しゅ、出版って...何勝手に売り出してんですか!?返品してください!!」

シノブ
「ごめんね、もう完売しちゃってそれが最後の一冊なの」


メニャーニャ
「生きて帰さんッ!!!」

シノブ
「へもげーーーっ!!」

エステル
「シノブがぶっ飛ばされた!!」

...そして、翌日

たくっちスノー
「メニャーニャの奴、あれからずっと本の回収で飛び回ってるらしい」

龍我
「誕生日の後だっていうのに大変だな」

福ちゃん
「でも、これで依頼は解決した!」

クラマ
「そういやエステルさんから報酬を...」

エステル
「はぁはぁ...間に合った!」

たくっちスノー
「おっ、噂をすれば!!」

エステル
「たくっちスノー!報酬なんだけど...はいコレ」

エステルは【メニャーニャちゃんの可愛い(略)】をテーブルに置く

たくっちスノー
「ちゃっかりお前も買ってたんかい!!」

エステル
「いやーだって、知ってる人だったら思わず買っちゃうでしょ?まあ結構面白い本だったから目を通すのも...」

福ちゃん
「あっ、エステルさん後ろ!」

エステル
「え、うし...ろ...」



メニャーニャ
「先輩?」


この後、マガイモノ屋は全員揃って横隔膜を殴られたという。