二次創作小説(新・総合)

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.97 )
日時: 2018/03/27 06:17
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

~ハグレ王国~

たくっちスノー
「ああ...最近嫌な依頼ばっかだよ、もうちょっと明るくなれる物無いの?」

クラマ
「ねぇよんなもん、明るい事頼んでくるような所じゃないし」

福ちゃん
「そうね...次の依頼はどうします?」

たくっちスノー
「そうだなぁ...ん、この依頼者名は...カノン。」

クラマ
「カノンなんて名前、どこにでもあるだろ」

たくっちスノー
「まぁ、そうだけどさ...開け、パンドラの門!」


たくっちスノーが召喚魔法を唱えると、現れたのは...

カノン
「...う、うーん?」

たくっちスノー
「あっやっぱり...あの時のカノン氏!!」

カノン
「...あれ?もしかして、あの時の旅人さん?」

龍我
「また知り合いかよ...時空狭すぎだろ...!!」

たくっちスノー
「そういや前に話してなかったな、自分は...」

カノン
「あっ知ってるよ~、ミルラから話は聞いているし放送は見たから~」

たくっちスノー
「あっ、そうなの...それならいいか、依頼ってなに?」

カノン
「あっ、それなんだけど~」

...

カノン
「うちの世界ってー『幻獣契約クリプトラクト』に近い感じなんだけどー」

たくっちスノー
「く、クリプトラクト?何だそりゃ?」

龍我
「お前、それでも設定の支配者かよ...」

たくっちスノー
「ソシャゲとかあんまやらないんだからしょうがないだろ!?興味をもってDLしたアプリがサービス終了のお知らせだしてた事多々あるしさ!!」

カノン
「あの~」

たくっちスノー
「あっ、ごめん...それで?」

カノン
「こっちだと五つの魔力込められた鏡『五色鏡』で魔法を使うんだけどね、その内の二つの破片を無くしちゃったの~」

龍我
「あー、物探しか...ネメシアん時以来だなぁ」

たくっちスノー
「そういえばリニュ前たくっちスノーが復活してから全然経ってないんだな...そんな感じがしないよ」

カノン
「それで、受けてくれるの~?」

福ちゃん
「はい、任せてください」

カノン
「ありがとね~」

龍我
「早速だが、どこで落としたか覚えているか?」

カノン
「えーと、そうだねぇ...」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一方...

ー時空監理局ー

「お帰りなさいませ!我らが黒影様!」

名無しの怪物
「うん.....面倒だけど、ここにも来なくちゃね」

名無しの怪物
「それで、設定は集まってる?」

「あ、あの...それが...」

名無しの怪物
「.....ふーん、まあいいけど。」

名無しの怪物
「つるぎちゃん...」

「それより、今は設定を集めるどころでは無いんですよ、実は...」

名無しの怪物
「消せばいいじゃん、そんなに悩むこと?」

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.98 )
日時: 2018/03/27 09:33
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: XsTmunS8)

~異世界~

たくっちスノー達は鏡の破片を探すため、異世界へと降り立った

世界は太陽が見えないモノクロな床をした奇妙な構造をしていた

たくっちスノー
「カノン氏、なんでこんな世界でマジックアイテム落としたの?」

カノン
「んー、なんでかな~」

デーリッチ
「変わった世界でちね...」

龍我
「本当にこんな世界にあるのかよ?」

クラマ
「しのごの言ってもしょうがないだろ、さっさと破片見つけて帰るぞ」

ローズマリー
「ああ...でもまさか、メニャーニャさんが付いてくるとは思いませんでしたよ」

メニャーニャ
「別世界の魔法が気になりますからね、個人的にも、協会的にも...」

たくっちスノー
「鏡で反射する魔法...あれ、前に何処かで見た気がするんだけど...誰だったかなぁ」

カノン
「そうなの~?」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

メイドウィン
「マクスウェル、そっちはどうだ?」

マクスウェル
「酷いものだよ、世界が次々とマークされてる」

メイドウィン
「だろうな...」

たくっちスノー
『そろそろ向こうの黒影も動き出すか?』

海斗
「うーん...その剣って人の事しか頭に無い彼が何かするとは思えないけど...」

メイドウィン
「だからこそなんだ、剣さん以外の物を不要と思っているからこそ奴はどこまでも残酷になれるんだ」

たくっちスノー
『元々変だった黒影が、更に謎だらけになっちまったなぁ』

マクスウェル
「でも、これだけは僕にでも分かる...」



「あいつは絶対に僕の世界を潰しに来る。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

たくっちスノー達は世界の奥の奥へと進んでいく...


メニャーニャ
「何なんですかこの世界...人どころか生き物の気配すら感じられませんよ」

クラマ
「本当にこの世界で落としたのかよ」

カノン
「それは間違いないって~」

ローズマリー
「どこを通ったのか分からなくなってきたよ...」

たくっちスノー
「五億年ボタンって確かこんな世界だったなぁ...」

デーリッチ
「....ん?あそこに誰かいるでち!」

福ちゃん
「本当?...確かに何か」

メニャーニャ
「この世界の事を...何か聞き出せるかもしれませんね」

...

ローズマリー
「あのすいません、ちょっとお聞きしたいのですが鏡の破片をどこかで...?」

【ハ・ヘ・ン?】

メニャーニャ
「ええ、それとこの世界について何か知っていることがあれば...」

【コ・ノ・セ・カ・イ?】

世界に佇むオブジェが片言で話しかける...

龍我
「なんだよこれ、趣味悪いな...他当たろうぜ」

「待て」

龍我
「うおっ...」

突如、龍我は右足に重みを感じバランスを崩し掛ける


龍我
「あっぶねーな!誰だよ俺の右足掴んだ奴!!」

クラマ
「俺達がお前の足なんて掴むかよ!」

龍我
「それもそうか、じゃあなんで足に重みが...」

デーリッチ
「...ば、万丈さん、足元。」

龍我
「え?足元...」

龍我が右足を見ると、白いもの...骨が、足をつかんで...


龍我
「うおああああああっ!?」


【ハ・ハ・ハ】

【すまないな、久々の客だからついからかいたくなったのだ】

デーリッチ
「オブジェが喋った!やっぱり生きてるでち!」

ローズマリー
「貴方は一体?」

【失礼した...私はロズムント・メイドウィン・トレザート、この世界の神という奴である】

たくっちスノー
「メイドウィンか...驚かせやがって」

ロズムント
【ははは...確かそこにいる女性のメイドウィンはカノンという名だったか】

カノン
「あれ、私の事知ってるんだ~」

ロズムント
【私は黒影の次に生まれた古代のメイドウィンである故に...後輩は毎度チェックしている、もちろんたくっちスノー、君もだ】

福ちゃん
「ロズムントさん、カノンさんがこの世界で落とし物を...」

【鏡の破片だろう?案内するからついてきなさい】

オブジェが浮き上がり、奥へと進んでいく...

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.99 )
日時: 2018/03/27 21:06
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

デーリッチ
「それにしても、なんでこの世界は誰もいないんでちか?生き物は...」

ロズムント
【私の世界の生き物は皆絶滅してしまったのだよ、何千年も前にね】

たくっちスノー
「えっ、原因はなんなの?」

ロズムント
【まぁよくあることさ...津波、飢饉、大嵐...災害に耐えられるほど私の世界は強くなかったんだ】

デーリッチ
「ああ...それはしょうがないでちね」

ロズムント
【そう、メイドウィンは生き物を作るだけで、世界をどうこうは出来ないからね...】

ロズムント
【運が悪いことに災害の連発で大陸や海が荒れて、とても私の生物が住める状態じゃなかった】

ロズムント
【それからはずっと退屈だった...だけど】

カノン
「この間私がたまたまこの世界を見つけたんだよね~」

ロズムント
【そう...君が大事なものをおとしたのは分かってる、そしてそれを拾いに来たのも...】

ロズムント
【でもあんな危ないところを歩かせるのは私としても酷だから、急遽この空間を...】

ローズマリー
「なるほど、そういうことだったんですか...」

ロズムント
【私の世界は..今、こうなっている】

突然、モノクロだった床はガラスのように透明になり、その下には荒れ果てた大地が映る

龍我
「ここって空の上だったのか!」

たくっちスノー
「ああやばい高所恐怖症になりそう...」

デーリッチ
「それで、鏡の破片はどこでち?」

ロズムント
【今取り出してあげよう...はい。】

下から輝く物体がゆっくりカノンの元に上がっていく...

カノン
「あっ、これだよ~」

ロズムント
【もう落とさないようにするんだよ】

たくっちスノー
「ありがとうロズムント、この世界のメイドウィンが優しい人でよかったよ」

クラマ
「今回はあっさりと終わったな...」

メニャーニャ
「面倒ごとになるよりは良いじゃないですか」

龍我
「まぁそうだけどな...」

デーリッチ
「それじゃあ、帰るでちか?」

たくっちスノー
「...いや待って、ロズムント、さっき貴方は黒影の次に生まれたメイドウィンと言ったよね?」

ロズムント
【うん、肉体を失って魂だけになってオブジェに乗り移ってるけど】

たくっちスノー
「...黒影の事を知りたいんだ」

ロズムント
【黒影のかい...?この間の時空監理局の件といい、一体何が...?】

ローズマリー
「...話したほうが、いいですよね」

福ちゃん
「ええ...私達は少しでも彼の事を知らないといけない...」

デーリッチ達は黒影の事を話した

剣の事、戦争の事、プロジェクトの事、マガイモノの事、監理局の事まで...全て。


ロズムント
【あいつ...元々変わった奴とは思っていたがなぁ...】

メニャーニャ
「貴方は彼とどのような繋がりが?」

ロズムント
【ちょっとしたチームを組んでいたよ...メイドウィンになる前、それこそ剣ちゃんが生きていた頃かな。】

福ちゃん
「そんな前から!?では人間だった頃の二人と付き合いがあったと!?」

ロズムント
【つるぎちゃん、懐かしい名前だよ...彼女に引っ張り回されて山を、海を、遺跡を...大冒険したものだよ】

デーリッチ
「まるでデーリッチ達みたいでちね」

ロズムント
【でもあいつ...今の黒影がとんでもないことをしているとなると、見過ごせないなぁ】

ローズマリー
「人間だった頃の彼ってどんな人だったんですか?」

ロズムント
【実を言うとね、私にもよく分からないんだ、何考えてるんだか、何をしたいんだか...私どころかつるぎちゃんにも分からないだろう】

ロズムント
【1つ分かることは、彼は相当つるぎちゃんを愛していたこと】

たくっちスノー
「うーん、やっぱり分からないか...」

ロズムント
【ごめんよ、力になれなくて..】

福ちゃん
「いえいえ、お気になさらずに...」

ロズムント
【また何か思い出したら君たちにテレパシーでも送るよ、今日はもう帰りなよ】

デーリッチ
「分かったでち...バイバイ、ロズムントさん!」

ロズムント
【うん、また会おうね】

...

「また会おう」...ロズムントとデーリッチ達はそう約束した


しかし、その約束が果たされることはなかった


翌日、リニュ前メイドウィンからロズムントの世界が無くなったとの知らせが入ったのだ。

デーリッチ達が出ていってすぐ、名無しの怪物によって...

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.100 )
日時: 2018/03/27 21:27
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

メイドウィンはデーリッチ、ローズマリー、メニャーニャを監理局の会議室に集めた

~もう1つの時空監理局~

ローズマリー
「あの世界が滅んだ!?」

デーリッチ
「ロズムントさん...」

メイドウィン
「いや、世界が滅んでもメイドウィン死ぬわけじゃないから、ロズムント氏の魂とやらもどこかに居るはずだけどな...今捜索中だ」

ローズマリー
「それならいいですが...」

デーリッチ
「....っ」

メイドウィン
「その、ロズムント氏は奴と剣時代から友人関係にあったそうだな、恐らくだが知られたくない事実をロズムント氏は知っているということに...」

ローズマリー
「なるほど...よくある口封じという奴ですか」

メニャーニャ
「しかし、そこまでされると余計に気になりますね...当時の彼の事を」

メイドウィン
「ああ...全く不思議な気分だよ」

ローズマリー
「他人事みたいに言わないでください、彼も一応貴方なんですからね...」

メイドウィン
「そう、不思議なのはそこなんだ...たくっちスノーの事を覚えているか?」

メイドウィン
「彼はリニュ前にせよ、今にせよ...運動祭とENDとやらの件で君らに二度殺されたそうじゃないか」

メイドウィン
「つまり、どんな性格になろうと歩んでいた過去は何一つ変わらない...そういうことだよな?」

メニャーニャ
「え、ええ...それが?」

メイドウィン
「それなら俺だって、あいつと同じ過去を持っていないとおかしいはずだろ?」

デーリッチ
「あっ...そういえばそうでちね、見に覚えとか無い?」

メイドウィン
「ないない!確かうちの剣は男だったし...いや、ロズムント氏と深間違えたかな...うーん、でも何千年も前の記憶だし...」

ローズマリー
「...はっきりしてないんじゃないですか」

メイドウィン
「面目ない...なんというか、ルミナと結婚する前の記憶が無くてな」

デーリッチ
「ロズムントさんに会えば何か思い出せるかな」

メイドウィン
「多分ね...ロズムント・トレザートという名には覚えがあるし、また何かわかったらすぐ知らせるから、マガイモノ屋にもよろしく」

ローズマリー
「分かりました...それでは」

デーリッチ
「バイバイでち!」

メイドウィン
「ああ!」

...

マクスウェル
「よう、ハグレ王国...」

メニャーニャ
「マクスウェル、あれから上手くやっているんですか?」

マクスウェル
「バカにするなよ、僕だってそこまで落ちぶれちゃいない」

ローズマリー
「私達に何か用なのか?」

マクスウェル
「ああ、1つ言っておこうと思ってな...」

マクスウェル
「僕なりに観察して分かったんだが、黒影...名無しの怪物の方にとっての敵は二種類あるんだ」

メニャーニャ
「二種類?」

マクスウェル
「そう、1つは『自分の計画を邪魔するもの、あるいは邪魔する可能性があるもの』」

デーリッチ
「計画って、たくっちスノーが言っていた...」

ローズマリー
「リメンバーツルギプロジェクト...諦めてはいないだろうな...」

メニャーニャ
「それでもう1つは?」

マクスウェル
「自分の思い通りにならない生き物だ」

メニャーニャ
「はい?それって貴方の嫌いなタイプではありませんか?」

マクスウェル
「一緒にすんじゃねぇよ!!」

マクスウェル
「...で、あいつは上手くいかなかったらすぐ投げ出すタイプだからな、プロジェクトなんて上手くいくはずもないだろうな」

ローズマリー
「...お前は私達に何を言いたいんだ?」

マクスウェル
「まだ分からないのか?お前達は黒影が一番嫌いなタイプなんだよ」

マクスウェル
「あいつは絶対お前達を潰しに来る、いかなる手を使ってでも...ハグレ王国を消しに来る」



マクスウェル
「かつての僕以上の事を、名無しの怪物はしでかすだろうな...」

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.101 )
日時: 2018/03/27 22:22
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

ーハグレ王国ー

デーリッチ
「...ローズマリー、緊急会議を開くでち」

ローズマリー
「ああ、分かった...たくっちスノーや万丈さん、あとビャッコガンナーも呼び寄せよう...」


...

会議室にハグレ王国の国民が全て集まった

たくっちスノー
「緊急会議なんて久しぶりだな」

龍我
「前も会ったんだな、こんなこと...」

シノブ
「大体が貴方達マガイモノ関連でしたけどね」

たくっちスノー
「そういやそうだったな...」

デーリッチ
「これから緊急会議を始めるでち!」

ローズマリー
「まずは、リニュ前時空監理局で話したことを皆にも知らせないといけない、実は...」

ローズマリーは話した...ロズムント氏の事、リニュ前と今の繋がり、リニュ前黒影の記憶の事...そして、マクスウェル曰く名無しの怪物はこちらを潰しに来るということ

ジュリア
「そうか...奴が...」

ビャッコガンナー
「ガクガク...」

たくっちスノー
「どうしたのビャッコガンナー、怖いの?」

ビャッコガンナー
「すっげー怖い!」

たくっちスノー
「素直なのは良いことだ...実際自分だって怖いよ」

エステル
「いつあいつが襲ってくるかと思うとね...」

ローズマリー
「ああ...しかも、今度は世界が丸ごと襲ってくるんじゃない、時空をまとめあげる存在...言わば、全時空を敵に回しているようなものなんだ...」

レプトス
「ひいいっ!スケールが大きすぎます!!」

龍我
「前ってどんな感じだったんだ?」

イリス
「あいつの義兄とヨメ以外が全員敵として出てきたのサ...まぁ、戦争だよ戦争」

たくっちスノー
「全時空...あんまり想像したくねぇよ、代理局長だった自分でも全部把握し切れてないっていうのに...」

クラマ
「いえ、俺は前と比べて心配はいらねぇと思うっすよ」

デーリッチ
「そうなんでちか?」

福ちゃん
「クラマ君、どういうこと?」

クラマ
「福の神様、よく思い出してみてください...前の戦争の時、あいつの持ち出した戦力であり、奴の世界の住民はマテリアヒューマンと呼ばれる人工物でした」

レプトス
「あの、マテリアヒューマンとは?」

たくっちスノー
「魔力を蓄積する鉱石で出来たゴーレムみたいなものだよ」

クラマ
「それに、その奴の性格からして他の人間を寄せ付けない...メイドウィンという男は想像するほど対した奴じゃ無いんすよ」

たくっちスノー
「そ、そうなのか...?僕からしてもありえない、だって、あの黒影だよ...!?」

クラマ
「一番怪物を買い被ってるのはお前だよ、たくっちスノー...」

かなちゃん
「そうですよ.....あのとき、あの演説の時...私や万丈さんを含めた時空監理局の生き物が百人を残して皆辞めていったのは何故か分かりますか?」


デーリッチ
「シャドー・メイドウィン・黒影は、よくよく考えると信用できない男だから、誰も相手にしないっていうことでちか?」

メニャーニャ
「なるほど...」

クラマ
「ただ、かといって厄介ではないと言えばそうじゃない...ですよね?福の神様」

福ちゃん
「ええ...世界を壊すような力、そして愛に狂った思考...」


福ちゃん
「油断してはなりません、私たちが力を合わせれば...勝てない相手ではありません!」

エステル
「そうよ!頼られる奴がいない存在に私たちが負けるはず無いわ!!」

オーオーオー!!

たくっちスノー
「.....」

ジュリア
「ん?どうかしたのかい、たくっちスノー。」

たくっちスノー
「監理局に残った百人あまりの事を考えていた」

ジュリア
「ああ...」

たくっちスノー
「メルのように帰る所がなくて仕方なくな人はいるのか、あいつを本気で尊敬している人はいるのか...色々ね」

龍我
「いるんじゃねーのか?」

たくっちスノー
「それなら不思議だけど...」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


名無しの怪物
「つるぎちゃんを生き返らせる方法...」

名無しの怪物
「の、前に...ハグレ王国をどうにかしないと、絶対気付いたら潰しに来るしさ」

名無しの怪物
「うーん、でもまた倒されるのも嫌だしなぁ...」


名無しの怪物
「ああ、そうだ...まず弱い奴を一人、殺せばいいんだ」

「黒影様...人員が足りません」

名無しの怪物
「別に足りなくてもいいよ」

「し、しかし...我々は一応監理局であって...」

名無しの怪物
「俺はつるぎちゃんの子孫を観察するためにここを作ったんだ、正義のためじゃない」

名無しの怪物
「勘違いして勝手に行動してくれたのは、そっちじゃないか」

「.....」


名無しの怪物
「組織なんて世界みたいにまた造ればいいよ、そんなことより調べてこい、ハグレ王国で一番弱い奴をな。」

「はい...」