二次創作小説(新・総合)
- Re: マジンガーVSゲッターロボ 大決戦 ( No.40 )
- 日時: 2018/04/14 15:51
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
【5.9日目】
『ホワイトの生態系』
翌日のこと...
たくっちスノー
「ええ?エビルが反応を見せない?」
ZERO
【アア アノバリアハ ゲッター線ニヨルモノデナ...ソレヲ破壊シタZヲ恐レテバリアノ強固ニ夢中ニナッテイル】
かなちゃん
「ゲッターがマジンガーを恐れ始めたということですね」
リリィ
「ねぇ、それって凄いことじゃない!?」
ZERO
【アア...コノママ攻メテイケバ奴モ諦メルダロウ!】
たくっちスノー
「おお!なんか嬉しい感じになってきた!」
海動
「ってことは、今奴等は攻撃を仕掛けてこないということか」
たくっちスノー
「これはチャンス...かもしれないな」
ZERO
【ヨシ マジンカイザーSKL ト マジンガーZ ソシテ 終極のマジンガ ハゲッター研究所ヘ乗リ込メ】
ルルミー
「分かりました」
海動
「へっへっへっ、腕がなるぜ」
リリィ
「あの、私とティーさんのボロットは?」
ゴウ
「アームを伸ばしたら戻らなくなってしまった」
リリィ
「もう壊れちゃったの!?」
甲児
「まぁ、あれスクラップの寄せ集めで作られたものだからな...」
たくっちスノー
「修理費はたったの10円だから別にいいけどさ...じゃ、リリィさんは留守番になるね」
リリィ
「うん...私もマジンガー欲しかったなぁ」
かなちゃん
「貴方はもう少し平和的に動いてもらいたいんですよ...」
リリィ
「平和的にって...」
竜馬
「ま、とにかく留守番って訳だ...暇ならホワイトの相手でもしてやれよ」
リリィ
「それもそうだね、ホワイトちゃんいこっか」
ホワイト
「んー!」
甲児、地獄コンビ、ルルミー、そしてリリィとホワイトは外へと向かった
...
弁慶
「しかし、本当に分からないのか?ホワイトが何者なのか」
たくっちスノー
「ああ...あのルーンという少年だって他の時空で存在が確認できたのに...」
ガイ
「ルーンは分かってるんだな」
ルーン
「マスター命令を」
ゴウ
「真ゲッターのメンテナンスを頼む」
ルーン
「イエス、マスター」
ケイ
「ゴウも彼を上手くいなしてるわね」
弁慶
「互いに口数が少ないからこそ上手く合うんだな」
竜馬
「ルーンですら分かっているのに、ホワイトの詳細は不明なのか?」
ガイ
「案外死んでたりして...」
ケイ
「ちょっと、ガイ!?」
たくっちスノー
「いや...死んでるにしても情報が行き届いてないのは変だよな」
竜馬
「お前こそ、どうやってそういったことを調べてやがるんだ」
たくっちスノー
「信じてもらえないだろうけど、一昔は時空を管理する組織のトップだったんだよ、まぁカスみたいな組織だったけどね」
ルルミー
「...そういえば時空監理局、無くなったそうじゃないですか」
たくっちスノー
「無くなったというか、消したんだよ僕が」
ガイ
「消したからこんなことになってるんじゃ...」
たくっちスノー
「いや、ZEROは監理局でも敵わないほどの相手なんだよ、刺激しなければ今回みたいな事にはならなかったから上手く扱ってたんだ」
竜馬
「...ホワイトの事は分からない、なら直接調べていけばいいわけだ」
弁慶
「何?」
リリィ
「竜馬さん、ホワイトちゃんが呼んでるよ~」
竜馬
「ああ、今行く」
たくっちスノー
「何か分かったらこちらにも情報を頼む」
竜馬
「了解だ」
- Re: マジンガーVSゲッターロボ 大決戦 ( No.41 )
- 日時: 2018/04/15 09:45
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
ホワイト
「竜馬~!」
竜馬
「なんだ、ホワイト」
ホワイト
「一緒に外行こうよ!」
竜馬
「はぁ?散歩なら別にリリィとでも...」
リリィ
「そうじゃないって、この世界が安全とは限らないじゃない?でも貴方はこの世界で数日過ごしている...」
竜馬
「案内役でありボディーガードという事か...それならいいぞ」
ホワイト
「わーい!」
リリィ
「よかったね、ホワイトちゃん!」
竜馬
(見た感じは普通の子供なんだがな...)
ホワイト
「んー?」
竜馬
「じゃあ行くぞ、着いてこい」
...
竜馬
(実はティーの奴がこんなことを)
リリィ
(ええ!?)
竜馬
(俺が散歩に協力するのは奴が俺たちの味方なのかを判断するための物でもある)
リリィ
(それってホワイトちゃんを疑ってるってわけ?)
竜馬
(仕方ねぇだろ、それくらいあいつの事は何も分かってないんだからよ)
リリィ
(それはそうだけど...)
ホワイト
「どうしたのー?」
リリィ
「あっ...なんでもないよ!気にしないで!」
竜馬
「こいつの性格なら直接聞いた方が早いか...おいホワイト」
ホワイト
「なあにー?」
竜馬
「お前、この世界に来る前の事を覚えているか?」
ホワイト
「えー?どうして?」
竜馬
「これはお前のためでもある...聞かせろ」
ホワイト
「んー...聞かせてと言われても特に何も覚えてないよ」
竜馬
「覚えてない?」
ホワイト
「うん、何というか、目が覚めたら変な運転席に居たの、それが竜馬さんの言うブラックゲッター」
リリィ
「ホワイトちゃんって竜馬さんが見つけたんだよね?どういう風に出会ったの?」
竜馬
「俺は気が付いたらこの世界の砂浜で倒れてた...で、近くの森へと歩いたらブラックゲッターを見つけたんだ」
竜馬
「で...動かせるかどうか調べるためにある程度点検をしていたら、こいつがコックピットで眠っていたんだ」
ホワイト
「うん、そうだったねー」
竜馬
「名前を聞いてもわからねぇって言うんで...髪の色からホワイトって名付けたんだ」
リリィ
「え!?ホワイトって本名じゃなかったの!?」
竜馬
「そういえば言ってなかったな」
リリィ
(時空規模で調べても出ないはずだ...)
ホワイト
「ねぇねぇ!何処行く?」
竜馬
「この世界は俺の世界と比べて発展はしていねぇ、面白いものなんか何もねぇぞ」
ホワイト
「そうなんだ...」シュン
リリィ
「村に寄ってみるのはどう?」
竜馬
「ああ...行くか」
- Re: マジンガーVSゲッターロボ 大決戦 ( No.42 )
- 日時: 2018/04/15 11:03
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: q9W3Aa/j)
竜馬達は前日メタルビースト達に襲われた村に立ち寄ると...
リリィ
「うっ...」
竜馬
「ここに村があったのか...!?」
村の周りは焼け野原と化しており、完全に襲撃後の雰囲気をしていた
リリィ
「酷い...」
竜馬
「畑の野菜もゲッター線の影響で歪な形になってやがる...とても食えたもんじゃねぇ」
ホワイト
「牛さんや豚さんはー?」
竜馬
「家畜か...人間がただで済んでないところを見るに無事では...」
リリィ
「いや...待って!あっちで物音が!」
竜馬
「物音だと!?」
リリィが草陰を指差す、確かに生き物の気配を感じたが、竜馬はある違和感を感じていた
竜馬
「...いや違う!お前ら離れろ!」
ホワイト
「ふぇっ!?」
インベーダー
「きしゃああああっ!!」
竜馬
「やっぱりてめぇかインベーダー野郎!!」
草陰から出てきたのは家畜...ではなく、四足動物に似たインベーダー。
リリィ
「え、ええっ!?全部倒したんじゃなかったの!?」
竜馬
「残骸が牛や豚に張り付いて融合でもしたんだろ!...ホワイト、ゲッターを呼べ!」
ホワイト
「カムヒアアアアッ!ホワイトゲッターッ!!」
ホワイトゲッター
「....!!」
リリィ
「うわ、本当に来た!」
竜馬
「少し借りるぞ!」
ホワイト
「それ私のー!」
竜馬
「元々俺の機体だ!ゲッタースパロゥ!」
インベーダー
「シャアアアアアッ!!」
リリィ
「ちょ、ちょっと早く倒してーっ!!こっち狙ってるから!!」
竜馬
「分かってる!ゲッタースパロー発射っ!」ビシュッ
インベーダー
「ギシャアアッ!!」
スパローで釘うちのようにゲッター線を叩き込まれたインベーダーは爆散した!
リリィ
「あ、危なかった...」
竜馬
「あぶねぇのは今もだ、ゲッター線の汚染が広がる前に帰るぞ!」
リリィ
「え、ええ分かっ」
ガサッ!!
インベーダー
「キシャアアア!!」
リリィ
「ええっ!?に、2体目!?」
背後からインベーダーがホワイト達へ...
竜馬
「しまった!くそっ、間に合え!」
ホワイト
「うわーーーっ!!」
リリィ
「ホワイトちゃーんっ!!」
インベーダーがホワイトに触れた、その瞬間であった...
キュイイイイイ!!
インベーダー
「グ!?」
リリィ
「ええっ!?」
竜馬
「なっ...!!」
インベーダー
「グ、ギャアアアアアッ!!」
ホワイトに触れたインベーダーは肥大化して...破裂した
竜馬
「ホワイト...お前....」
ホワイト
「...よくわかんないけど、助かったー!」
竜馬
「あ、ああ...」
竜馬
(ホワイト、お前まさかな...)
- Re: マジンガーVSゲッターロボ 大決戦 ( No.43 )
- 日時: 2018/04/15 11:42
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: q9W3Aa/j)
魔神研究所に帰還した竜馬は、ホワイトには内緒で見てきたことを話す
弁慶
「何だって、ホワイトが!?」
竜馬
「ああ...この目で見た」
たくっちスノー
「で、でもインベーダーの設定からしてそれって...」
かなちゃん
「ホワイトさんの体内にに多量のゲッター線が入ってるってことですかね」
竜馬
「それもゲッタービームで放つ量とほぼ同程度の物が常に体内に込められている」
ガイ
「ゲッタービームとほぼ同じ!?...ってどれくらいよ?」
ゴウ
「普通の人間は宇宙に流れるゲッター線の中でたったの0.1%しか体内に入らない」
ゴウ
「しかしゲッタービームほどとなると...36.8%ほどだろう」
たくっちスノー
「凄いんだか凄くないんだか」
竜馬
「俺だって触れただけでインベーダー野郎をぶっ殺す事は出来なかった...上手く鍛えればこいつ化けるぞ」
弁慶
「鍛えるったって...確かにゲッターの操縦もスポンジのように学んでいくが...」
竜馬
「今回みたいにいちいちゲッター呼ぶわけにもいかない...そこで...」
ルルミー
「ただいま」
かなちゃん
「あ、お帰りなさい...どうでしたか?」
ルルミー
「真上さん達が先頭を切って上手く潜入出来ました」
真上
「内部から侵入するのは慣れてるものでな」
甲児
「で、成果だけど...クローン装置...とかいうやつを」
たくっちスノー
「クローン?」
ゴウ
「ゲッターのパイロットを創っていたのだろう...破壊したのか?」
ルルミー
「ああ...壊そうとしたら真上さんがあっという間にプログラムを解体して...」
海動
「その上でぶっ壊した」
たくっちスノー
「それなんて二度手間」
真上
「もちろん意味の無い行動ではない、解体ついでにウイルスを作らせ仕込ませた」
リリィ
「作らせた?」
ZERO
【必要ダト言ッテイタカラナ】
真上
「これで奴はパイロットを作る事はできない」
ZERO
【ヨクヤッテクレタ!】
甲児
「ははは...敵を薙ぎ倒したのも機械を弄ったのもあの二人なんだけどな」
ルルミー
「仕方ありませんよ、私たちと違い彼らは本職なんですから」
竜馬
「お前ら帰ってきたのか、ちょうどよかった」
甲児
「ん?何かするんですか?」
竜馬
「なるべく大勢の方がいいからな...ゴウ、ルーンも呼んでこい」
ゴウ
「ああ」
たくっちスノー
「ルーンも...全員でやるの?一体何を...」
- Re: マジンガーVSゲッターロボ 大決戦 ( No.44 )
- 日時: 2018/04/15 12:34
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: q9W3Aa/j)
竜馬
「今からお前らに空手を教える!」
たくっちスノー
「ファッ!?」
甲児
「か、空手!?」
竜馬
「いつでもマジンガーやゲッターに乗れるわけじゃねぇ、状況によっては生身でこの間のような奴等と戦う可能性だってある」
竜馬
「これはその時に備えた防衛手段でもある」
リリィ
「なるほど...筋は通ってるわね」
ルルミー
「でも、龍馬さん空手出来たんですね」
たくっちスノー
「一応設定には道場やってたってあるしな」
竜馬
「まず全員やってみてくれ」
弁慶
「竜馬、まさか俺たちもやるのか?」
竜馬
「当たり前だろ!いいからやれっ!」
海動
「はっ!でりゃっ!!」
たくっちスノー
「ふっ、ふぅ...」
竜馬
「おいティー!なんだその腰抜けみてぇな腕の振り方は!そんなんじゃ反撃されるだろうが!!」
たくっちスノー
「しょうがないだろー!?初めてなんだから!!」
ホワイト
「ふぅっふぅっ」
ルルミー
「やっ...はぁっ!」
ケイ
「そりゃっ!だあっ!」
かなちゃん
(ああ~女の子が動き回って揺れる体はたまりませんねぇ)
ガシッ
大命神の背中を何かがつかむ
かなちゃん
「へっ?」
弁慶
「直伝、大雪山おろしっ!!」
かなちゃん
「おあああああっ!!」
たくっちスノー
「弁慶さんすげぇ!!自身より大きいかなちゃん様投げ飛ばした!!」
ルルミー
「それ柔道では...」
竜馬
「何してんだお前ら!リリィもやれ!」
リリィ
「私普段狐だし...」
ルーン
「マスター、命令を」
ゴウ
「北に2歩後右ストレート、その後後ろに下がり左フックだ」
たくっちスノー
「なんかゲームにあったな、事前に行動指示させるロボットの奴...」
竜馬
「.....」
甲児
「竜馬さんが頭抱えた...」
たくっちスノー
「まぁ、イロモノだらけだしね」
かなちゃん
「指導は並大抵では行きませんよねー」
ルーン
「はい」
海動
「てめぇらだけには言われたくねぇ!!」
たくっちスノー
「いやーほならね、お手本見せてみろって話でしょ」
竜馬
「手本だぁ?じゃあお前こっち来い」
たくっちスノー
「えっ、サンドバッグ扱い!?」
かなちゃん
「あ、この人どれだけ殴っても死にはしないのでお好きにどうぞ」
たくっちスノー
「ちょっと母さん!?」
竜馬
「ほう?.....おおりゃあっ!!」
グシャッ!!
竜馬がたくっちスノーの肩を殴ると、少し砕けて黒い液体が飛び散る!!
たくっちスノー
「ちょっと!マガイモノの体はデリケートなんだから!!」
ガイ
「うわぁ...あいつも人間じゃなかったのか」
海動
「おい、俺にもやらせろよ!」
たくっちスノー
「おい!!それじゃ空手じゃなくてリンチになるだろ!!」
ZERO
【.....】
甲児
「止めないのか?」
ZERO
【私モ たくっちスノー ヲブチノメシタイ】
たくっちスノー
「やめて!!!」
ワーワーギャーギャー
ホワイト
「.....」
竜馬
「ホワイト、やってみろ」
ホワイト
「分かった!」
ビュンビュンッ!
竜馬
「伸びしろはある...か」
ホワイト
「ほんと!?竜馬大好き~!」
竜馬
「おいっ!お前はゲッター線が多いんだからあまり近づくな!」
ZERO
【.....】
リリィ
「今度はどうしました?」
ZERO
【...多量ノゲッター線 流竜馬ニ好意的 】
【いや...まさか、な。】