二次創作小説(新・総合)

Re: 「もしも」で始まるRTP世界 ( No.102 )
日時: 2018/05/13 13:03
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

【第十八話】
『もしも この世界が

このよの

すべてを

しるんじゃない
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...

たくっちスノー
「ねぇクレアス...貴方は時空の旅人なんですよね」

クレアス
「あ、そうだよ?君と同じで別の世界からやってきたんだ」

ミカヅチ
「わりとあっさり認めましたね」

クレアス
「隠すようなことじゃないし、誰にも聞かれなかったし」

アンデッドナイ
「いつから?」

クレアス
「ハガネ事件の直前くらいかな」

アンデッドナイ
「何を言ってるんですか、貴方はそれより前に我がナイ軍に加入してるじゃないですか」

クレアス
「うん、『ここだと』そうなってるね」

ヒールⅢ
「ここだと...と言うと、お前の世界だと違うわけか」

クレアス
「時空を移動した奴は話が早くて助かるよ...」

クレアス
「俺たちに決まりはない、好きなように...好き勝手に運命は動く」

クレアス
「あれが正しいとか、これが間違ってるなんてその人次第だ」

クレアス
「ksg?VIPでやれ?自分勝手の果てに生まれたのが俺たち、俺は嫌な思いしていないからが成り立つこの世界」

魔王
「おい、勝手に詠唱するな...しっかり説明してもらわないと困る」

クレアス
「意味を考える必要なんてないんだよ...例えばたくっちスノー。」

たくっちスノー
「はい」

クレアス
「お前は小説を書くとき、何かを考えて実行したことはあるか?」

たくっちスノー
「え?そりゃあ...こういう展開が書きたいと思ってるけど、とりあえず言葉を並べてるかな」

クレアス
「な、物語にしっかりとした設定や意味や教訓なんてなんて必要ないんだよ」




クレアス
「それを今から証明してやる、募集オリキャラ達を集めてこい」


アレックス
「...なぁナイ、クレアスって元々あんな変な奴だったのか?」

アンデッドナイ
「あそこまで変ではありませんでしたよ...」

カザヤ
「つまり...何をしてほしいの?」

たくっちスノー
「アパートの皆を集めてこいってさ」

ヒールⅢ
「何のために?」

たくっちスノー
「意味なんて必要ないそうだから気にする必要もない」

...

クレアス
「集まった?」

アミュ
「何、急に集まってなんて」

リニャ
「にゃー」

クレアス
「...さぁたくっちスノー、RTP界の全てを知るときだ」


クレアスは目の前に大きな時空の渦を形成する

Re: 「もしも」で始まるRTP世界 ( No.103 )
日時: 2018/05/13 13:36
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

...

アレックス
「な、なんだよこれ...」

恍惚なる闇
「...不思議な感覚だ、これが時空」

ヒールⅢ
「時空間なんて久しぶりだな」


「私たちは二回目になるね」

たくっちスノー
「皆を直接引っ張ってきたからね...」

アンデッドナイ
「一体何処へ行こうというのです?」

クレアス
「展望台...ですかね」

アンデッドナイ
「展望台?」

クレアス
「ああ、回るだけで全部一望できる面白い場所だよ...」

アミュ
「へー、展望台!私展望台好きだよ!」

クレアス
「それはよかった...きっと楽しんでもらえるだろう」

たくっちスノー
「展望台?ここら辺にあったっけ?」

クレアス
「あんたが知らないのも当然だ、俺が最近作ったんだから」

たくっちスノー
「ああ...」


クレアス
「さて、そろそろ到着だ...衝撃に備えろ」

アレックス
「え?衝撃?」

クレアス
「設計ミスで斜面に渦作っちゃって」

魔王
「ちょっおまっ」

...

時空の渦から抜けたアレックス達は斜面に落ちてもみくちゃにされる

クレアス
「おーい、大丈夫か」


たくっちスノー
「お、重い!!潰れる!!マガイモノじゃなかったら潰れてる!!」

アンデッドナイ
「あ、なんか私の骨がピキッて割れる音した」

魔王
「なんか食い込んで痛いと思ったらそういうことか!!離れろ!!」


「ごめん今ので腰いったからもうちょっとこのままでいい!?」

アレックス
「いいわけねーだろ!!」

クレアス
「なにやってんだこいつら...ほら、階段あるからこんなところでへこたれるなよ」

アレックス
「階段...?」

アレックスは上の方を見るが、どう見ても果てしなく高く見えた

アレックス
「えっ...これ、高くね?」

クレアス
「高いよ、展望台だし大空遥か彼方じゃないと」

魔王
「うわぁ...」

たくっちスノー
「エレベーターない?」

クレアス
「作ってない」

...

クレアス
「さーてここが屋上だ」

アレックス
「少し休ませて...」


クレアス
「おっと、景色を見たらそんな気分にもならなくなるぜ」

たくっちスノー
「え、どれどれ...」


たくっちスノーがガラスに近づき、景色を見ると...


たくっちスノー
「...こ、これはなんだよ!?」

クレアス
「何って、RTP界だよ」

たくっちスノー
「こ、これが!?で、でも...」

アレックス
「なんだよ、なにが見えるって....





アレックス
「な、なんだよこれ...」

Re: 「もしも」で始まるRTP世界 ( No.104 )
日時: 2018/05/13 13:56
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

魔王
「なんだ!?何が見える...と...」

恍惚なる闇
「.....」


クレアス
「よく見えるだろ?これだけ上なら一望出来るだろ...この世界全てを」


展望台は映す...アレックス達の世界を


しかし...世界はシートのように繋がっている、同じような景色が、何重にも広がっていた...

小さくてよく見えなかったが...争いあっているように見えた


クレアス
「アレックス、魔王、恍惚...あそこに見えるのはお前達だ」

アレックス
「えっ!?」

たくっちスノー
「これって...まさか...」

クレアス
「そうだ」



『RTP界とは、あの世界だけを表すのではない』

クレアス
「この世界は『もしも』によって成り立っている」


「もしも?」

クレアス
「ああ、例えばあいつがああだとか、アレがどうこうといった、ちょっとした考えが浮かんだとしよう」

クレアス
「それが世界となり実現するのが...もしもであり、RTP界だ」

クレアス
「人形ハーナスやイカれたデイジーもそれらのもしもから生まれた」

アレックス
「つまり...偽物じゃなくて...」

クレアス
「全部本物だ、ちょっとした役割のためだけに作られたもの...」

たくっちスノー
「まさか...無数のもしも、無数の世界...それら全部をひっくるめた物こそがRTP界ということなのか!?」

クレアス
「その通り、お前達のいる世界は『もしもVIPRPGカキコ化』って所かな」

たくっちスノー
「ありえない!!まるで1つの時空じゃないか...でも、なんでこんなめちゃくちゃになってるんだ?僕らがやってきたから...?」

クレアス
「いや、それは関係ないから安心してほしい」


「そう...じゃあ、ハガネだとかなんだとか...そういう大騒ぎの原因は?」




クレアス
「単純だよ、世界が増えすぎたんだ」


クレアス
「同じ世界、同じ見た目、同じ雰囲気」


クレアス
「でも、俺たちはキャラクターと違って決まった『設定』がなかった」

クレアス
「アレックスは正義感のある勇者であれば、どうしようもないクズ野郎なところもある」

クレアス
「ナイや魔王も同様だ、VIPRPGは自由、名前は同じでも中身が違う、ありとあらゆるキャラクターが存在する」


クレアス
「そして生き物というのは、いつだって上を行こうとする」


クレアス
「やがて増えすぎた『俺達』は別の世界を嫌い、世界を消すことを決めた」

クレアス
「唯一無二の『もしもの世界』となるために」

Re: 「もしも」で始まるRTP世界 ( No.105 )
日時: 2018/05/13 16:19
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

魔王
「私たちの知らないところでそんなことが...」

アレックス
「でも、なんで俺たちにそれを?」

クレアス
「単純な話だ、複数あるもしもの世界のうち、お前達の世界だけが何処とも争っていなかった」

クレアス
「何も知らなかったのはお前達だけだ」

たくっちスノー
「そ、そうかぁ...」

クレアス
「いずれあの世界も戦火に巻き込まれ消滅するだろう...無意味なことなのに」

恍惚なる闇
「そ、そんな...何か止める方法は無いのですか!?」

クレアス
「ない、何百ものの世界から自由を勝ち取るのみだ」

たくっちスノー
「そんな...」

クレアス
「止められるなら、止めてみろ」


クレアス
「VIPRPGは自由だ、何か方法があるなら、やりたいことがあるのなら、好きにすればいい」

クレアス
「世界はそれを受け入れるだろう」

アレックス
「.....」

アンデッドナイ
「...そういうこと、だったのですか」

魔王
「何か知っているのか?」

アンデッドナイ
「カーバンクルを覚えてますか?」

恍惚なる闇
「貴方の側近ですよね」

アンデッドナイ
「...ハガネ事件が終わってすぐの事です」

...

カーバンクル
「ナイ様...」

アンデッドナイ
「カーバンクル?傷だらけですが一体何に...」

カーバンクル
「....」

アンデッドナイ
「カーバンクル?」

...

アンデッドナイ
「傷だらけのカーバンクルが現れたかと思ったら何も話さず燃えて消えたのですよ」

クレアス
「RTP界からカーバンクルが消えたんだよ」

アンデッドナイ
「はい?」

クレアス
「アレは俺の技術だ、津波、嵐、飢饉、隕石、ありとあらゆる生き物がいつ死ぬかも分からない世界に対抗するため生まれた黒い炎」

クレアス
「死が近いとき、己の肉体を黒き炎で焼き払い、全てを無に還す」

アレックス
「...自殺用の力?」

クレアス
「違う、延命用の力だ...ハガネみたいな奴がうようよしているからな」

カレン
「ハガネ?貴方の世界にもハガネがいるの?」

クレアス
「俺の世界に存在した物を誰かが利用したんだ、アレックスに話した俺が犯人っていうのは、そういう理由」


「...ねぇ、さっきから世界世界って、貴方の世界って一体...」

クレアス
「ああ、そういえば話してなかったな...俺の生まれた世界は...」



『もしも 世界が滅亡寸前だったら』

END