二次創作小説(新・総合)

Re: 「もしも」で始まるRTP世界 ( No.106 )
日時: 2018/05/13 16:55
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

【最終話】
『もしもで始まるRTP世界』


あらすじなんて、もう必要ないだろう?

もう、夢から覚める時間なんだから

この後どうなるなかんて、誰にでも想像できるだろう

この物語に『終わり』なんてあるのか?」


「それは果たして意味のあるものなのか?」


クレアス
「俺はないと思うね」

アレックス
「...クレアス、お前は何をするつもりなんだ?」

クレアス
「どうするつもりもないさ」

クレアス
「黒い炎はどんな兵器、どんな災害、どんな状況にも耐えられる不思議なエネルギー」

クレアス
「他のアレックス達は俺の世界のアレックス達を消しとって、お前達以外の全てのアレックス達が黒い炎を移植した」

アンデッドナイ
「我々はそもそも知らなかったから黒い炎がない...と」

クレアス
「一番後に生まれた世界だしな」

アレックス
「で、不死耐性の無い俺たちが狙われた...と」

ミオ
「そうなんだー」

レオ
「それでどうなるの?」

クレアス
「さて、最後の謎を説明するか...たくっちスノー、マガイモノのようなあやふやな設定は他所の世界では通用しないことは知っているよな?」

たくっちスノー
「あ、ああ...原作キャラを踏み台にするメアリー・スーが起きないようにそういった処置を時空がすることがあると聞いたことはあるけど...」

クレアス
「そんな風に、黒い炎にも弱点がある」


クレアス
「それは、別の世界に滞在すれば火が弱っていき、やがて消えていくというものだ」

アンデッドナイ
「つまり、あのカーバンクルは」

クレアス
「死んだよ、そしてお前達以外の皆もやがて滅ぶ...」


アミュ
「ちょっと待って、黒い炎はクレアスの世界が発祥って...じゃあ貴方も...」


クレアス
「...ああ」


『俺の命も、もうあと数時間しかない』


クレアス
「あと少しで...俺の黒い炎が消える、その前に...やりたいことがあるんだ」

アレックス
「やりたいこと?」

クレアス
「まず、たくっちスノーとその仲間ににお願いだ...あいつの世界をこの時空から可能な限り遠ざけろ...」

たくっちスノー
「あ、ああ」

クレアス
「アレックス、魔王、ナイ様、あんたらの世界の知り合いを全員、この展望台に集めてくれ」

カザヤ
「皆?」

魔王
「それは...全員ということか?」

クレアス
「なんてことはない、この展望台は400階もあるんだ、世界一つ分ならなんとか入るだろう」

Re: 「もしも」で始まるRTP世界 ( No.107 )
日時: 2018/05/13 17:22
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

アレックスと魔王は、世界中から知り合いを展望台に集めていく...


キャロル
「はぁはぁ...400階とか、ふざけてるの?」

ニンニン
「せ、拙者でも足が痛くなるでござる」


ジャンヌ
「ブライアン、あれはなんだ?小さくてよく見えないぞ」

ブライアン
「確かに見えないな、ケンカでもしてるんじゃないかなー」

エルミー
「こんなときでもマイペースなひとー」

クレアス
「これで全部か?」

魔王
「ああ...」

メビウス
「...おい、あそこにいるのって、確かアレックスの偽物か?」

クレアス
「アレックスの偽物...か、こっちだとそうなってるんだなぁ、まあいいや」

クレアス
「今からお前達に重要なことを話す、よーく聞いてほしい」


そしてクレアスは、先程アレックス達が見たもの聞いたものを、全て話す

ライチ
「そんなこと急に言われても信じられんっていうか...」

ブライアン
「ぶっとびすぎて頭痛くなってきた」

クレアス
「VIPRPGなんて思い付きで作られてるからいちいち理解するだけ無駄だ」

ブライアン
「おっ、そうだな」

恍惚なる闇
「それで?こんなに集めて何をするつもりなんです」

クレアス
「黒い炎が尽きるタイムリミットはある程度予測出きる、この世界は掲示板式だから分かりやすく言うと...あと2レスしかない」

たくっちスノー
「えっ、このレス含んで?」

クレアス
「そうだ、時間が足りないものだから普段5レスの小説を4レスにして時間を短くする細工もしていた」

たくっちスノー
「4レスにそんな意味があったなんて...牙組のときもそうだけど、原作がそうだと考えるとなんでも出来てびっくりする」


「何の話?」

ヒールⅢ
「理解できなくていい」

クレアス
「俺の命は...あと僅か...それまでに何か出来るのか?お前達は」

エルミー
「何か?」

アレックス
「ああ、そういえば何も分かっていなかったな...クレアス、聞いていいか?」

クレアス
「ああ」

アレックス
「この展望台...徐々に下がってないか?」


クレアス
「ああ、下がっているよ...この展望台は時空の外れにある以上ただの展望台じゃない事は分かってるだろう」

アレックス
「ああ」


クレアス
「この下には爆弾が埋まっている」

たくっちスノー
「爆弾...それって、コアの事か?」

クレアス
「そう、世界を吹っ飛ばす爆弾。」

エルミー
「なんですか、コアって」

たくっちスノー
「衝撃を加えれば、世界の殆どを木っ端微塵にする、文字通りの動力コアさ」

Re: 「もしも」で始まるRTP世界 ( No.108 )
日時: 2018/05/13 18:01
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

アレックス達を乗せた展望台は

クレアス
「俺の寿命も、このレスが尽きたら消える」

クレアス
「だから全部、爆発させる...そう、オチに終わったksgのように」

クレアス
「最後はもしもらしくめでたく終わらせようじゃないか」

たくっちスノー
「お、おい待て!コアを破壊したらどうなるか分かって...」

クレアス
「大丈夫だ、この展望台は別世界の技術で頑丈に作ってある、少なくともお前達の世界よりはタフだ」

クレアス
「俺は奴等の敵でも味方でもない」

クレアス
「ただ、奴等の狙いをめちゃくちゃにしたいだけ...全てを消すつもりだった」

クレアス
「お前達の世界に来るまでな」

アレックス
「どういうことだ?」

クレアス
「だってさ、まさかこの事を知らない世界があるなんて思わなくて...」

クレアス
「元は俺の世界であるハガネまで出てきて、巻き込んじゃってさー、そしたらなんか申し訳なく思うんだよ」

クレアス
「お前達は何も悪くない、だからお前達以外を消すことにした」


たくっちスノー
「クレアス...」

クレアス
「あと少し...あと少しで展望台がコアを突き抜けていくぞ」

メビウス
「え、突き抜けたらどうなるんだ?」

クレアス
「さぁ、どうなるんだろう」

たくっちスノー
「世界も生き物も粉々になる」


「うわぁ」

クレアス
「なんだ、死んだことにも気づかない感じか」

カザヤ
「黄泉国...大変そう」

ミカヅチ
「心配ありませんよ、ダストヒューマンによれば『死んだこと』にもならないそうですから」

ロストメイドウィン
【魂すら残さないのが俺の掃除屋魂】

たくっちスノー
「お前出てくるの早いよ、あとがきまで待ってろ」

そして...展望台がコアを突き抜けた瞬間


クレアス
「さぁ、滅多にお目にかかれない世界滅亡の瞬間だ、瞬き不要、目に焼き付けておけよ」

ヒールⅢ
「私は見るのは二度目だな」

たくっちスノー
「僕は結構見てきたかも...」

その瞬間であった、展望台に映る大陸が次々と粉々になる

建物も、森も、全てが光になり、展望台は光に包まれていく


ウィンドⅠ
「うわっ失明した」チーン

やみっち
「こんなんウィンディじゃなくても失明するって」

クレアス
「...はは、これで、これで全てが終わる」

クレアス
「...皆、これで、俺も皆のところに」







クレアスの体が黒い炎に包まれた瞬間、全員の視界が歪む


「次に会うときは、もっと楽しい『もしも』でありますように...」

Re: 「もしも」で始まるRTP世界 ( No.109 )
日時: 2018/05/13 19:21
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

アレックス
「...ん、んん?」

アレックスが気が付くと、ベッドの上だった


アレックス
「...ええ!?ここでまさかの夢オチ!?」


アレックス
「え、いやいや...まさか、19話をドブに捨てるつもりか!?と、とりあえず起きよう...」


...

レナックス
「あ、ああおはようアレックス」

アレックス
「おはよう姉貴...はぁ」

レナックス
「どうしたのアレックス」

アレックス
「いや...実は変な夢を見てさ」

レナックス
「変な夢...それってもしかしてこんな夢じゃなかったかしら?」

レナックスは夢の内容を話す...それは、アレックスの見てきたものと深く一致していた


アレックス
「あ、姉貴!?なんで...」

レナックス
「アレックスと同じ夢を見るなんて...リナも、同じものを見たと言っていたわ」

アレックス
「リナも...!?」

レナックス
「...」

アレックス
「...」

アレックス
「これって、本当に夢だったのかな」

レナックス
「さぁ...そんなのどうでもいいでしょ、ご飯にしましょ」

アレックス
「ああ!」

こうして、もしも世界は平和になった、めでてぇ!

...
そして時空間では、たくっちスノー達が帰る準備をしていた

カザヤ
「本当に...いいの」

たくっちスノー
「うん、今回の件はクレアスも言った通りこの世界は完全に被害者、解決する側ではない」

たくっちスノー
「僕もたまたま通りかかっただけ...だからね、夢って形にしておいた方が都合がいい」


「そうなんだ...」

リニャ
「なんかもう疲れたにゃ」

たくっちスノー
「もう帰れるから...ごめんねー、単なる観光だったのに」

ミカヅチ
「しかし、また世界の爆発を見ることになるとは思いませんでしたよ」

たくっちスノー
「ねー」

その道中、ミカヅチのスマホに電話がかかる


ミカヅチ
「おや...もしもし?はい?たくっちスノーに替われ?」

ミカヅチ
「はい、あんたに用があるみたいですよ」

たくっちスノー
「僕に?...もしもし、たくっちスノーだよ」

【たくっちスノーか...お前に頼みたいことがある、俺の世界に来い】

たくっちスノー
「え?なんだって...貴方は一体」


【俺は...メタルポリタン】

たくっちスノー
「メタルポリタン!?ちょ、ちょっと待て!詳しく話を...」

【あと...お前の他に...を連れてこい】

プツッ

たくっちスノー
「切られた...」

ミカヅチ
「何か呼ばれてたようですが」

たくっちスノー
「...天背院、代わりにオリキャラ達を送り返してほしい」

ミカヅチ
「え?」

たくっちスノー
「いつか借りは返すから」

ミカヅチ
「大袈裟ですね...」

たくっちスノー
「んじゃあ」

たくっちスノーは時空間に横穴を開けて、別世界へと向かう

...


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【CAST】
『VIPRPG』
アレックス
レナックス
リナックス
魔王
嫁様
メビウス
ニンニン
死神五世
ムシャ
ダーエ
パワードラゴナス
ドラゴン
ハーナス
ショウ
ポテチ王
ブライアン
ジャンヌ
兵士
キャロル
デイジー
ダッツ
エンリュウ
ゴメス
女神カナエール
ヘル
ウィンドⅠ(ウィンディ)
ウォーターⅠ(わてり)
スターライトⅠ(ライチ)
ダークネスⅠ(やみっち)
ダークネスⅢ
ウォーターⅢ
ヒールⅢ
ニュークリアⅢ
アイスⅢ
フレイムⅢ
アンデッドナイ
カーバンクル

『らんだむダンジョン』
ラルフ

『マガイモノ』
たくっちスノー
チャーシュウ次郎
天背院ミカヅチ

『オリキャラ』
白天星風矢
赤天星華恋
瑠璃峰鈴
エルミー
リニャ
アミュ
ミオ
レオ

【原作】
『2ch』より【VIPRPG】

【スペシャルサンクス】
Mirura@様
シャドー様
ルルミー様
桜木 霊歌様
ここまで読んでくれた貴方

【作者】
ロストメイドウィン

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「これでよし...」

「メタル、これでいいのでしょうか?」

「ああ、これで約束は果たした...後は頑張り次第というわけか」


「いこうイクサー...時空のどこかでヒーローが待っている」

「ええ。」


メタルポリタン
「頼んだぞ、たくっちスノー。」

たくっちスノーの物語は...まだまだ続く?

『もしもで始まるRTP世界 END』