二次創作小説(新・総合)

ヒールⅢ「ウィンドⅠとカレーライス」 ( No.111 )
日時: 2018/07/10 21:43
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

【SS】

ヒールⅢ
(ウィンドⅠの食事は絶妙な栄養バランスの調節を求められる)

ヒールⅢ
(少しでも高くなれば彼女の体が持たず、かといって限界まで下げれば単純に栄養不足で死ぬ)

ヒールⅢ
(その結果彼女はまともな食事すら食べることは出来ない)

ヒールⅢ
(病院が出すメニューにケチをつけず黙々と食してくれるのはありがたいが...)

ウィンドⅠ
「.....」ジー

リナックス
「兄ちゃん、今晩何?」

アレックス
「カレー余ってたしライスじゃないのか?」

ウィンドⅠ
「カレー.....」

ヒールⅢ
(心の奥底で、人間と同じものを食べたがっているだろう...)

ウィンドⅠ
「先生」

ヒールⅢ
「どうした?」

ウィンドⅠ
「...あっ、いえ、なんでもありません」

ヒールⅢ
「.....」

翌日

~薬局~

ヒールⅢ
「たくっちスノーの奴の言った通りだ...まさか薬局にレトルトカレーがあるとは」

ヒールⅢ
「えーと甘口甘口」

ヒールⅢ
「ビーフカレーしかないな...まあいい、贅沢は言ってられない」

たくっちスノー
「あ、どうも」

ヒールⅢ
「なんだその買い物篭は、冷凍食品にガムに卵?明らかに薬局で買うものではないと思うが」

たくっちスノー
「い、一応シャンプーも買ってます!というかシャンプーメインです!」

ヒールⅢ
「そうか、単刀直入で言うが、栄養士の資格は持っているか?」

たくっちスノー
「え?」

ヒールⅢ
「あいつには黙っていてほしいのだが...」


...

たくっちスノー
「いやー、驚いたよ」

たくっちスノー
「まさか貴方がカレーを...それもウィンディの為に」

ヒールⅢ
「たまには...悪くないだろう」

たくっちスノー
「ふふふ、なんだかんだでヒールⅢもウィンディの事が好きなんですね」

ヒールⅢ
「うるさい、いいから手伝え」

たくっちスノー
「了解!」

ヒールⅢ
「まずレトルトの栄養分を調節するぞ」

たくっちスノー
「栄養分の調節?」

ヒールⅢ
「あいつはデリケートだ、しっかりと栄養素のバランスを整えないとアレルギー反応みたいなものを起こす」

たくっちスノー
「うわぁ...でも栄養素の調節なんて一体どうするんです?」

ヒールⅢ
「そこは薬で」

たくっちスノー
「そっちの方が体に悪そうなんですがそれは」

ヒールⅢ
「いいから入れろ」

ヒールⅢ「ウィンドⅠとカレーライス」 ( No.112 )
日時: 2018/07/12 10:56
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

ヒールⅢ
「まずはルーを煮込むぞ」

たくっちスノー
「あ、煮込むところからやるんですね」

ヒールⅢ
「私は医者であって科学者ではないからな、そういった機械を使うわけではない」

たくっちスノー
「栄養素抜き取る医者なんて居ましたっけ」

ヒールⅢ
「いいからやるぞ、あの子が食べれるようにじっくりコトコト煮てやるんだ」

たくっちスノー
「具材はどうします?」

ヒールⅢ
「それに関しては品種改良した野菜を用意してある」

たくっちスノー
「肉は?」

ヒールⅢ
「....」

たくっちスノー
「いや、僕の肉はまずいですって二つの意味で」

ヒールⅢ
「冗談だ、ちゃんとした肉を用意してある」

テッテテテー

ヒールⅢ
「ソイレントシステム~」

たくっちスノー
「自分の肉よりやべーやつじゃねーかっ!!」

ヒールⅢ
「我々は魔法だから共食いにならなくて楽だ」

ヒールⅢ
「それに加工肉だから栄養分も殆どなくていつの食事には最適なのだ」チャポン

たくっちスノー
「ええ...」

ヒールⅢ
「さて、次は薬だ」

たくっちスノー
「ああ、薬で栄養分どうにかするんですね」

ヒールⅢ
「どれもこれもウィンドⅠへの食べ物には欠かせないものだ」ドバーッ

たくっちスノー
「あの、いいんですが全部入れて」

ヒールⅢ
「簡単な材料で作れるからいい」

たくっちスノー
「そうじゃなくてそんな薬ドバドバいれて、かえって危険では...」

ヒールⅢ
「トムとジェリーのエピソードで、トムが牛乳に薬を大量に混ぜた結果ジェリーが筋肉もりもりマッチョマンになった話を知っているか、あれみたいなものだ」

たくっちスノー
「いやあの牛乳先にハエが飲んで死にましたけど?」

ヒールⅢ
「......」

たくっちスノー
「無視すんな」

ヒールⅢ
「後は隠し味でも入れておくか」

たくっちスノー
「隠し味」

ヒールⅢ
「カレーの隠し味はリンゴや蜂蜜が定番だが、ここは思いきってみるか」

たくっちスノー
「メシマズあるある:独自のアレンジを入れる」

ヒールⅢ
「心配はいらん、ちゃんとした食材を用意した」

テッテテテー

ヒールⅢ
「ライチ~」

たくっちスノー
「ちゃんと...した...?」

ライチ
「やめろ、果物のライチならともかく私だとマジもんの共食いになるだろ」

ヒールⅢ
「後で闇の方もいれてやるぞ」

ライチ
「じゃあいいや」

たくっちスノー
「いいわけねーだろ」

ヒールⅢ「ウィンドⅠとカレーライス」 ( No.113 )
日時: 2018/07/12 14:27
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

ヒールⅢ
「さて、ここで問題が出てきた」

たくっちスノー
「今まで問題しか無かったと思いますけど?」

ヒールⅢ
「カレーの量が多すぎる」

たくっちスノー
「まぁ、確かにカレーって余りやすいけど」

ヒールⅢ
「いくらあいつでも何日も出されたら飽きるだろうな...一体どうすればいい」

たくっちスノー
「そうですね...山盛りですから自分が食べても数日はかかりそう」

ヒールⅢ
「いっそのこと山盛りにするか?」

たくっちスノー
「貴方本当にウィンディへのカレー作ってるつもりなんですか?」

ヒールⅢ
「さーてどうするか...」

ライチ
「あのーいつになったらやみっちを投入してくれるんですか」

ヒールⅢ
「ドロドロになるまで煮込まれたらな」

ライチ
「こいつ本当に医者かよ...」

たくっちスノー
「あ、そうだ...ラーメン余ってるんでいれちゃいましょ」

ヒールⅢ
「よし、ありったけぶちこめ」

ドバーッ!!

たくっちスノー
「カレーラーメンになった」

エレキバリア
「カレーの匂いがする」ガタッ

ヒールⅢ
「本編に出てない奴が現れるな!」バシッ

たくっちスノー
「※SS限定のキャラとかも出ることがあります!」

ヒールⅢ
「3レス目で説明することではないだろ」

エレキバリア
「カレーそんなに余ってるならちょうだいよ」

ヒールⅢ
「これウィンドⅠ用だから栄養とか考慮していないぞ」

エレキバリア
「あいつカレー食えるのかよ、邪魔なだけだろ」

ヒールⅢ
「」プチッ




エレキバリア
「ア!このカレー深い!ボボボボボボボ!!」

ブクブク...

ヒールⅢ
「隠し味にはなるか」

ライチ
「隠れてねぇよ」

たくっちスノー
「カレーで殺人する人初めて見た」

ライチ
「つーかいつになったら溶けるん?さっきから洗濯機みたいにグルグル回されてんだけど」

たくっちスノー
「ていうか魔法って溶けるの?」

ヒールⅢ
「この間ウィンドⅠが日光浴してて溶けたぞ」

ライチ
「止めろよ」

たくっちスノー
「早いけどここでぶちこんじゃいます?」

ヒールⅢ
「ではここに予め用意してあったダークネスⅠを放り込みます」

やみっち
「HA☆NA☆SE!!」

チャポン

ライチ
「ああ...やみっちと1つになれる...」

やみっち
「カレーの中で1つになるとか死ぬほど嫌なんだけど!?」

ヒールⅢ
「よし、あとは蓋を閉めて一晩寝かせて完成だ」

やみっち
「え、マジで?このまま放置する気?ちょっ、おーーい!!」

ヒールⅢ「ウィンドⅠとカレーライス」 ( No.114 )
日時: 2018/07/12 15:36
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

翌日

ヒールⅢ
「今日の朝御飯だ」ドン

ウィンドⅠ
「えっ...カレーですか!?」

ヒールⅢ
「ああ、遠慮せず食え」

ウィンドⅠ
「これ、私が食べても大丈夫な奴ですよね?」

たくっちスノー
「ごめんわかんない」

ウィンドⅠ
「えっ」

ヒールⅢ
「いいから食べてみろ」

ウィンドⅠ
「はい」パクッ




ウィンドⅠ
「ウエッ」チーン

たくっちスノー
「知ってた」

ヒールⅢ
「ん?間違ったかな?」


ウィンドⅠ
「おいヤブ医者、オメー何入れやがった」

ヒールⅢ
「材料:普通のレトルト、加工麺、品種改良野菜」

ウィンドⅠ
「絶対そんなもんじゃない」

ヒールⅢ
「あ、あとソイレントシステムな肉と隠し味にエレキバリアとスターライトⅠとダークネスⅠをまるごとぶちこんだぞ」

ウィンドⅠ
「それだよそれ、私の胃からカオスモンスターを特殊召喚する気か」

ヒールⅢ
「エレキバリアはちょっとムカついたんでぶちこんでやった」

ウィンドⅠ
「人の食べるものにぶちこまないでくれません?」

ヒールⅢ
「でも試食したら食えたぞ」

たくっちスノー
「自分は食えなかったよ...」

ウィンドⅠ
「先生の胃どうなってんだよ、カービィかおめーはよー」

たくっちスノー
「あーもうどうするんですか、ウィンディがカレー食べれないんじゃ余った奴が」

ウィンドⅠ
「余った!?まだあるんですか!?」

ヒールⅢ
「まぁ、カレーだからな」

ウィンドⅠ
「捨てろや」

ヒールⅢ
「医者がそんなもったいない真似出来るか」

ウィンドⅠ
「少なくとも命が三つお粗末になってんだよ、光と闇の魔法が流れ星の上なんだよ」

ライチ
(私たちで織姫と彦星になろうね...)

やみっち
(いや、もうとっくに七夕終わってるから!!)

ヒールⅢ
「うーむではどうするか」

ウィンドⅠ
「...ちなみにどれくらいあるんですか?」

ヒールⅢ
「ん?」

...

ウィンドⅠ
「ありがとうございました、はいこれお代」

たくっちスノー
「ウィンディ...なんで水道工事なんて...」

ウィンドⅠ
「ブライアンの家の水道管とカレーのタンクを繋げました」

たくっちスノー
「!?」

ウィンドⅠ
「本編で出番多かったからムカついたんですよ」


...

ブライアン
「さーて歯磨きするか」

キュッ

カレードバーッ!!

ブライアン
「\(^o^)/」

END