二次創作小説(新・総合)

Re: 「もしも」で始まるRTP世界(オリキャラ募集) ( No.47 )
日時: 2018/05/06 12:50
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

【第七話】
『もしも王様がいなかったら』

ある日ポテチスキー王国のいつもの王様がいなくなる。
これは一大事!?と思いきや...
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大臣
「魔王」

アレックス
「質問」

大臣
「どうした勇者よ」

アレックス
「いつものは?」

大臣
「知らん」

アレックス
「知らんってお前」

大臣
「今朝この城で王様だけいなくなってた」

アレックス
「いやいやいや大事じゃないっすか、こんな呑気に魔王把握してる場合じゃないっしょ」

大臣
「魔王城に居るかもしれない、連れ戻してこい」

アレックス
「なるほど把握...」(無いと思うけどな...)

~ヒールⅢの病院~

わてり
「なんかポテチスキー王国の王様が失踪したんだってさ」

ウィンドⅠ
「えっ、そうなんだ...今大変だろうなぁあそこ...」

ヒールⅢ
「そうでもないと思うがな...」

わてり
「まーあの王様人望ないもんねー、勇者に新味ポテチパシらせた件とかで」

ウィンドⅠ
「でも、魔王さんって人望ありますよね?なんで王様は無いんでしょうか...」

ヒールⅢ
「娘が生まれてからというもの、奴は随分丸くなったものだ...」

わてり
「この病院でむーちゃん生まれたのもう何年も前なんだなぁ...」

ウィンドⅠ
「うわぁ王様の話題があっというまに無くなった、本当に人望ない」

ヒールⅢ
「それはそうと...」チラッ

ヒールⅢはたくっちスノーの方を見る

たくっちスノー
「こちらがRTP界と呼ばれる...」

カザヤ
「前に...ムニャウから聞いている」

たくっちスノー
「あれ、ムニャウを知ってたんだ」

ヒールⅢ
「なんだそいつは」

たくっちスノー
「いやー、召喚って定期的に使わないと鈍っちゃうんでさ?とりあえずムニャウを召喚しようとしたら...」

カザヤ
「やぁ...」

ヒールⅢ
「何してんだお前!?」

たくっちスノー
「まぁまぁ!危害を加えるような人は呼ばないからさ...」

カザヤ
「うん...」

ウィンドⅠ
「あ、マスター、ちょっといいですか?」

たくっちスノー
「どうかしたの?」

ウィンドⅠ
「今朝、ポテチスキー王国の王様が失踪したそうです...何か知りませんか?」

たくっちスノー
「へー、あのポテチ依存症がねぇ....うん、自分は何も知らんし関係ないよ」

ヒールⅢ
「信じられんがな...」

たくっちスノー
「えー?そんな信用ない?」

ヒールⅢ
「ない」

ウィンドⅠ
「ないですね」

カザヤ
「ない」

たくっちスノー
「初めて会う人にまで....」

Re: 「もしも」で始まるRTP世界(オリキャラ募集) ( No.48 )
日時: 2018/05/06 17:24
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

アレックスは魔王城の近くに降り立ち、ノックする

アレックス
「おーい魔王いる?」

メビウス
「いらない」

魔王
「キズツイタゾッ!!」

メビウス
「冗談だって、リナの兄貴がうちをノックなんて珍しいな」

アレックス
「まぁ今回はぶっ飛ばしに来たわけじゃないからな」

アレックス
「なぁ、うちの王知らない?」

魔王
「王?王というとポテチスキー王国のか?」

アレックス
「そうそう、なんか今朝から行方不明になってるんだって」

メビウス
「いや、俺たちは見てねぇぞ」

魔王
「ああ...奴が自分からここに来るとは思えないのだが」

アレックス
「...じゃあ、ナイの所かな」

魔王
「ナイの城にあのジジイを幽閉出来る場所があると思うか?」

アレックス
「うーーーん、それもそうか...マジでどこに行きやがった」

メビウス
「そいつって居なくちゃ困るのか?」

アレックス
「ええ?」

魔王
「ちょっとむーちゃん、ダメでしょそんなこと言っちゃ」

メビウス
「だってそうだろ?」

アレックス
「えーと...王様だから居なくちゃダメでしょ」

メビウス
「王さまだろうとなんだろうと、居なくていいならそれでいいだろ」

アレックス
「む...言われてみればそうだけど」

魔王
「ちなみにお前はいらないの?」

アレックス
「いらない」

魔王
「即答!?」

アレックス
「だって威張ってばかりだしポテチばっか食ってるし歯汚いし」

魔王
「散々だな!なんか同情するよ貴様に!」

アレックス
「そうかー知らないか、じゃあ次はキャロルの所にでも行ってくるか、またな魔王!」

魔王
「あ、ああ...気を付けてな」


アレックスはテレポートで飛んでいく


メビウス
「人間の王いなくなっちまったのか、どうしたんだろうな?」

魔王
「さあな...何より一番驚いたのはその人望の無さだ」

メビウス
「人間と話とかしないからな...」

魔王
「少し興味がある...ニンニン!ニンニンはいるか?」

ニンニン
「はっ!お呼びでござるか魔王様」

ニンニンは魔王の背後に現れる

魔王
「ポテチスキー王国で王の評判を調べてこい」

ニンニン
「了解でござる!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

~ヒールⅢの病院~

ブライアン
「おっす!」

ヒールⅢ
「帰れ」

ブライアン
「茶化しに来たんじゃねぇって、治療だ治療!」

ヒールⅢ
「そうならそうと早く言え」

たくっちスノー
「あ、ブライアン氏」

ブライアン
「お、先客かい?」

たくっちスノー
「あんた確か城の警備の隊長でしょ?いいのこんな町外れの病院で」

ブライアン
「王さまが戻るまで好きなように休めって命令してある!」

Re: 「もしも」で始まるRTP世界(オリキャラ募集) ( No.49 )
日時: 2018/05/06 18:27
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

~キャロルの城~

アレックスはキャロルの目の前にテレポートする

アレックス
「キャロル、うちの国の王見てない?」

キャロル
「え?ポテチハゲの事?」

アレックス
「ポテチハゲ!?」

キャロル
「私は見てないけど?」

アレックス
「あーやっぱりか...」

キャロル
「あんた、あのポテチデブハゲ野郎探してんの?」

アレックス
「さっきより暴言酷くない!?」

キャロル
「あら、人間であのジジイを好きな奴なんて存在しないと思ってたのに」

アレックス
「マジで!?」

キャロル
「ほらこれ、あんたの家族」

キャロルは水晶でアレックスに映像を見せる

リ*ックス
「あの人いつもポテチか足見てるんですよー」

*ナックス
「なんか身体中から変な臭いが」

それを見たアレックスは思わず涙を流す

アレックス
「姉さん...リナ...」

キャロル
「あ、あと古いのだとこんなのも」

レ*ックス
「あまり人前では話せないが...彼の体臭は毒魔法よりしんどいものだった」

アレックス
「父さんまで...つーかあの王様何年も前から臭かったのかよ...」

キャロル
「と、こんな調子よ...あんたそれでもあの王様を探すつもりなの?」

アレックス
「う、うーん.....どんなに最低な奴でも、なんかいないと調子狂うんだよ」

キャロル
「というと?」

アレックス
「なんかさ...トムを追い出したあとのジェリーみたいな感覚がするんだよ」

キャロル
「要するに一緒じゃないと落ち着かないってわけ?王に呼び出されないとニート同然なだけあるわね」

アレックス
「うっさい」

キャロル
「何なら求人出してあげようか?」

アレックス
「余計なお世話!」

...

~ヒールⅢの病院~

たくっちスノー
「へー!じゃあどこにもいないんだあの王様」

ブライアン
「ああ!世界のどこを探しても死体が見つからないんだよ」

ウィンドⅠ
「死んでること前提なんだ...」

たくっちスノー
「でも困らないの?国民はともかく城の皆は...」

ブライアン
「まーあの王様も年だしな!王がいなけりゃ姫が継ぐだけだし、婚約を誓った王子もいる!俺達警備部隊が守るのがそいつらになるだけさ!」

たくっちスノー
「じゃあ本当に信用されてないんだ...ああ」

ウィンドⅠ
「どうかしましたか?」

たくっちスノー
「いや...昔の事を思い出したんだ、僕もかつては誰にも信用されてなかった」

たくっちスノー
「まぁ、悪いことしかしてなかったから当然なんだけど」

ブライアン
「へぇ...」

たくっちスノー
「...おっと!カザヤさんの仮住居でも作っておかないとな」


たくっちスノーはテレポートで何処かへと向かう




たくっちスノー
「カザヤさん、一緒に行こう」

カザヤ
「どこに...?」

たくっちスノー
「黄泉国へ王様を迎えに行くんです」

カザヤ
「え?」

Re: 「もしも」で始まるRTP世界(オリキャラ募集) ( No.50 )
日時: 2018/05/09 14:39
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

~冥界~

たくっちスノーとカザヤはテレポートで死後の世界へと降り立つ、そこには...

たくっちスノー
「やっぱりここにいた...」

王様
「んぎょろほほほほほほほほ!!!ポテチじゃあああああ!!」

ヘル
「新味食うな!まだ手つけてないのじゃぞ!」

カザヤ
「あっ...ヘルじゃん」

ヘル
「む?誰かと思えば白天星ではないか!こいつなんとかしてくれぬか!」

たくっちスノー
「知り合いですか?」

カザヤ
「えーと...同僚かな」

ヘル
「なんじゃ、お前休暇を取ったのではないのか」

たくっちスノー
「僕が連れてきたんです、死後の世界...冥界にアクセスするために」

たくっちスノー
(本当はムニャウを呼び出すつもりだったが...カザヤさんがあの人の知り合いで良かったよ)

カザヤ
「えーと...その老人を連れに来た、で合ってる?」

たくっちスノー
「そうそう」

ヘル
「なんじゃそれなら話は早い、さっさと生の世界に戻してくるんじゃ」

たくっちスノー
「こいつ死んでないの?」

ヘル
「たわけ!宵のポテチを求めて心中しおったんじゃ」

カザヤ
「いいの?」

ヘル
「黄泉国には宵が上手く言っておく!根回しするんじゃぞ...」

たくっちスノー
「分かった、じゃあこいつ連れていくんで」

王様
「全てのポテチを食らいつくすまで死ねるか!」

ヘル
「もう死んでんだよ!」

たくっちスノー
「強制転移」

王様
「アッアッアッ」

たくっちスノーは王様を無理矢理現世へと送り返した

カザヤ
「じゃあ...また」

ヘル
「ああ、休暇をゆっくりと過ごすんじゃぞ」

たくっちスノー達も現世へと帰還する

ヘル
「あいつ...冥界のポテチ殆ど食いおったな....マジ呪ってやる」
...
そして現世では...

アレックス
「え?王様が帰ってきた!?」

キャロル
「ええ、冥界のポテチ食べるために自ら井戸に落ちたんですって」

アレックス
「うわぁ...」

...

ニンニン
「ただいま戻ったでござる」

魔王
「どうだった?」

ニンニン
「ポテチの為だけに命を投げ捨てて帰ってきた脳がポテチに支配された化け物って噂が飛び交ってたでござる」

魔王
「なにそれこわい」

メビウス
「それもう死んだまんまで良かったよな?」

...

そして...

ブライアン
「王様の脳診てくれないか?」

ヒールⅢ
「うちに精神科はない」

ウィンドⅠ
「めでたいのかめでたくないのか全然わかんねぇ」


たくっちスノー
(それにしても、RTP界の生死を管理するヘルと同僚...?カザヤさん、あんた一体...)

END