二次創作小説(新・総合)

Re: 「もしも」で始まるRTP世界 ( No.66 )
日時: 2018/05/09 14:40
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

【第十話】
『もしも平凡じゃない日常』

突如現れた未知の存在『ハガネ』
あり得ない生き物の登場し、崩れていく日常の最中、アレックス達は...?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あれから数日後...生き物の形をした謎の金属体『ハガネ』は次々と姿を表し、世界を襲撃した

アレックス
「.....」

ライチ
「どうよアレックス」

アレックス
「未だに信じられない...えーと、ハガネだったか?」

ライチ
「おん、ドラゴン型の奴をあのブライアンが発見し命名したのが始まりだよ」

アレックス
「そいつが現れたのって何時だ?」

ライチ
「アレックスが遠出して一週間後だってさ」

アレックス
「.....そうか」

ライチ
「生き物じゃないって事以外は何も分からず、見境なく生き物や住宅を襲う...」

アレックス
「人間も、魔物も...そして魔法も対抗出来る者はあまりいない」

ライチ
「でもさー、アレックスが遠征して得たものだってデカいじゃん」

ライチ
「アレックスが倒したハガネを加工して武器を作る手法を広めて、最近ではある程度対抗出来るようにもなったし」

アレックス
「それは...そうだけど」

ライチ
「それなのに...何をそんなに落ち込んでいるんだい」

アレックス
「...なんか、怖くてさ」

ライチ
「怖い?」

アレックス
「俺達ってさ、毎日王様に呼び出されて、魔王をぶっ飛ばして、なんだかんだで終わる...そういうのが当たり前の生活だったじゃないか」

アレックス
「でも、ハガネっていう奴が現れて、そんな毎日が壊された」

アレックス
「俺だけじゃない、他のやつらの当たり前も無くなっていった」

アレックス
「何もかも分からないものに侵食されて、最後には世界まで壊れてしまうんじゃないかってさ...」

ライチ
「.....」

アレックス
「はー...勇者が弱音吐いてもしょうがないよな」

ライチ
「そうそう、せめて外出るときぐらいはいつもの調子でいないと」

アレックス
「ああ...そうだな、そうだよな。」

ライチ
「ほら、リナもレナもハガネ狩りしてるんだ、お前も行くぞ!」

アレックス
「ああ...」

...
~冥界~

ヘル
「...白天星、赤天星、来たか」

カレン
「え?なんでここにヘルがいるの?」

カザヤ
「ここ...あの人の仕事場」

カレン
「え、そうだっけ?」

ヘル
「...まぁ、宵の居るこの世界は黄泉国から離れているからな、まぁそれはいい」

ヘル
「白天星、お前が探っているのは例の『ハガネ』とやらじゃな」

カザヤ
「どう...何か分かった?」

ヘル
「特になにもな...砕けたハガネの魂がここにやってこない以上生き物の可能性は薄いと見たが」

カザヤ
「そっか...」

ヘル
「しかしお前も災難じゃな...せっかくの休暇だというのに」

カレン
「この間まではアパートでゴロゴロしてたからねー」

ヘル
「じゃがお前達の正体を知っているのはお前を送った『たくっちスノー』と呼ばれる者とこの世界の生死を管理する宵だけじゃ、気付かれないようにな」

カザヤ
「分かってる」

Re: 「もしも」で始まるRTP世界 ( No.67 )
日時: 2018/05/10 10:00
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: .niDELNN)

~魔王城~

一方魔物側...魔王が恍惚を連れて王室へと帰還する

嫁様
「おかえりなさい、あなた」

魔王
「ああ...むーちゃんはどうしてる?」

嫁様
「自分の部屋で眠っているわ」

魔王
「そうか...」

嫁様
「何をしてきたの?」

魔王
「まぁ対したことじゃないよ、会議...みたいなものさ」

恍惚なる闇
「ハガネを対処するために至るメンバーの代表が集まったんですよ」

魔王
「実はナイも参加した...非常事態ゆえにやむを得なくてな」

嫁様
「それでどうなの?」

魔王
「未知の生物ハガネ...詳細不明、正体不明、目的不明...私たちは奴らの狙いを探ることを目標とすることを発表した」

恍惚なる闇
「奴等が何故生き物を襲うのか検討が付けばある程度策も浮かびますからね」

魔王
「四天王の奴等には既に調査に向かわせている、ただ...ポテチスキー王国の王は相変わらず平和ボケ状態だ」

恍惚なる闇
「まぁ、無理もありませんかね...今まで非常時はアレックスになんでも押し付けてたようですし」

魔王
「うむ...そのアレックスですら苦戦となると、人間側は面倒だろうな」

魔王
「おっと、私達も休んではいられない...恍惚、この辺りのハガネの情報をまとめておけ」

恍惚なる闇
「分かりました。」

恍惚は図書室へワープし、魔王はゆっくりと玉座に腰かける

魔王
「ふぅ...ハガネの事が何か分かればいいが...」

ガチャッ

ダーエ
「魔王様!来ましたぜ、ハガネの新種が!」

魔王
「何、またか!?」

ダーエ
「ああ、今度はカニ型だ!」

魔王
「む...そういうわけだ、行ってくる」

嫁様
「大丈夫なの?もう数日は休まずに動き回ってるじゃない」

魔王
「ハハ...むーちゃんと遊んでやる暇もないな」

嫁様
「そうじゃなくて、貴方の体が...」

魔王
「私の事は心配要らないさ、この件が全て終わったら、ゆっくりと休ませてもらうよ」

嫁様
「.....」

魔王
「この城と娘を頼んだぞ」

嫁様
「...ええ、いってらっしゃい」

ダーエ
「こちらに...」

魔王
「ああ」

魔王はダーエと共にテレポートする

嫁様
「...なんだか不安ね、この騒動はどうやって収まるのかしら」


嫁様
「あの人が無事に帰ってくることを祈るしか出来ないなんて...お願い、誰か協力して...」

...

アレックスと魔王が動き出す数時間前、天の上では...

エルミー
「あのー、ここどこですか?」

たくっちスノー
「天界...神の居る場所です」

エルミー
「神?」

たくっちスノー
「はい、僕はこの世界の神...創造者メイドウィンに用があって来ました」




たくっちスノー
「居るんですよね?女神カナエール」

Re: 「もしも」で始まるRTP世界 ( No.68 )
日時: 2018/05/09 22:09
名前: mirura@ (ID: PrIvPbQU)

ミルラ「たあああああだいまあああああああ!!!」

ゼネイラ『止めろ抱き付くなあああああああ!!!』

ミラ「・・・・・・・」



こんにちは!
長旅から帰って来ましたmirura@です!

あー久々に来ましたが結構進んでましたねぇ!
もう、「カキコだあああああああああ!!!」って叫んでました。

わーい、久々です!

さておき、
もしものギャグが再びシリアス傾向ですね・・・・

前にもこう言う流れ、見た気が・・・・

鋼で出来た生物、一体・・・・
再びの平和な日常を願います。

更新、頑張って下さい!

Re: 「もしも」で始まるRTP世界 ( No.69 )
日時: 2018/05/10 09:18
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: .niDELNN)

Miruraさん

たくっちスノー
「最後までギャグはさすがに無理だったよ...」

ロストメイドウィン
「プロのギャグ漫画家も病みやすいと聞く」

たくっちスノー
「かの有名なスーパーマリオくんの作者も結構辛そうだったしなぁ...」

ロストメイドウィン
「コメディというのはいずれネタ切れするものだしな」

たくっちスノー
「実は第七話くらいからネタ切れしてました」

コメント感謝だよ!

Re: 「もしも」で始まるRTP世界 ( No.70 )
日時: 2018/05/10 09:50
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: .niDELNN)

カナエール
「リアルワールド...私たちを深く干渉する世界のメイドウィンがどうしてここに?」

たくっちスノー
「旅の途中...みたいなものさ、どうも土産話と共に災難を運んでしまう体質のようだがね」

カナエール
「本当にそうね、貴方の通った世界で騒動が起きるってメイドウィンの中では有名よ」

たくっちスノー
「やっぱりか...」

カナエール
「で、まさか私たちの世界まで巻き込まれるなんて」

たくっちスノー
「それに関しては本当にごめん」

カナエール
「過ぎたことを責めてもしょうがないわ、貴方は私と話をしに来たんでしょ?あのハガネについて」

たくっちスノー
「うん、僕だけじゃどうしようもならないからね」

カナエール
「世界の騒動を解決するのはその世界の住民...だったかしら、監理局のルールに今でも従っているのね」

たくっちスノー
「自分が壊した組織とはいえ、かつては代理局長だったから」

エルミー
「あのー、何の話をしてるの?」

たくっちスノー
「どうにかアレックス達にこの件を解決させることが出来ないかって話さ」

エルミー
「え?私達は解決しないんですか」

たくっちスノー
「うん、この世界の騒動は、この世界の人たちが解決する...それが時空のルールだ」

カナエール
「それでたくっちスノー、貴方は何か調べれた?」

たくっちスノー
「うん、自分なりにある程度はね...」

...

たくっちスノー
「まず、ハガネとは何なのか...先に言っておくとハガネはマガイモノでは『なかった』」

カナエール
「なかったって?」

たくっちスノー
「最初僕もマガイモノかと思ったけど、毎度毎度そうとは限らないみたいだ」

カナエール
「ああ...それで?」

たくっちスノー
「奴等は様々な生き物の形をしている、ドラゴンやゴブリンといったファンタジー生物もいれば、カマキリやゲンゴロウといったリアルワールドに存在するものもある」

たくっちスノー
「現在のハガネの総数は?」

カナエール
「この数日で100体ぐらいになったわね」

エルミー
「それって多いんですか?」

たくっちスノー
「しぶとい奴が100体と考えると面倒だな」

たくっちスノー
「それで...奴等が何を狙っているかもある程度検討は付いた」

カナエール
「本当?」

たくっちスノー
「女神カナエール、誰かを特定の場所へ導くことは可能?」

カナエール
「一応出来るけど...どこへ向かわせるつもり?」


たくっちスノー
「海洋のハガネが居る...広い海」

Re: 「もしも」で始まるRTP世界 ( No.71 )
日時: 2018/05/10 13:09
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: .niDELNN)

海...

アレックスと魔王は船に乗ってハガネの場所へと向かっていた

アレックス
「この先に新種が?」

ダーエ
「ああ、海の上を動いてたんだよ」

魔王
「海上を進むカニ型か...」

ライチ
「カニって海の上を歩くっけ?」

アレックス
「そこは普通の生き物とは違うから...」

魔王
「それにしても、よくそんなの見つけられたな」

ダーエ
「いや、見つけたのは俺じゃないんだよ...ショウの奴だ」

アレックス
「ショウ?」

魔王
「ああ、アレックスはまだ見たことなかったか...来い」

「はい」

船室から青い髪の青年が現れる


ライチ
「え、ザック?」

アレックス
「...とは違うな、ジャケットの色とか」

魔王
「ショウ、お前が見つけたのか?」

ショウ
「ああ、あそこら辺で海に何かをしていたのを...」

アレックス
「...ん?あれか?」

ハガネタラバ
【ジュルジュルジュル!!】

アレックスが指を指した先には、じっと立ち止まり海に泡を沈めるカニ型のハガネの姿が

魔王
「あれか!」

アレックス
「あんなところで何をしているんだ?」

ダーエ
「海に何かを流している...?」

ハガネタラバ
【!!】

船が近付いてくる事に気付いたハガネのカニはハサミを船の方へ向けてくる

ダーエ
「やっべ、バレた!」

アレックス
「やっぱり来たか...そりゃあっ!」

魔王
「とああっ!!」

魔王は右のハサミを引き千切り、アレックスは左のハサミを根本から斬り取った!

ダーエ
「や、やっぱこの二人つええ...」

魔王
「ショウ、やれ!」

ショウ
「レクイエム!」

ショウの魔法がメタルタラバを粉々にする

ライチ
「なんつーか、私たちがピンチって感じ本当にしないな」

ダーエ
「ピンチとはほど遠い存在だからなぁ魔王様とか」

アレックス
「いやいや...これでも全力出してるんだからな?」

魔王
「ああ、それに今でこそ一体だがいずれ大群でやってくることもあるだろう、それまでに何か策を...」

ダーエ
「しかしあのカニみたいな奴は海に何を撒いてたんだろうな」

アレックス
「調べるために海水を回収するか、ゴメスに船を止めてもらうように頼んでくる」

...

たくっちスノー
「貴方の世界の戦士は本当に強い」

カナエール
「苦戦とは無縁なほど強力な奴ばかり居るからね、でも本当にこれでいいの?」

たくっちスノー
「うん、ヒントは与えた...あとは彼らの頑張り次第だ」


カナエール
「本音は?」

たくっちスノー
「次回作のネタばかり浮かんで今作のネタあまり浮かばないんだよ!!」

END