二次創作小説(新・総合)
- Re: 「もしも」で始まるRTP世界 ( No.84 )
- 日時: 2018/05/11 23:16
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
【第十四話】
『もしも魔王が嫁だったら』
ある日突然寝込んでしまう魔王。
戦えない魔王の代わりに嫁様が魔王をすることになり...
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
~魔王城~
魔王
「うむ、いい天気だ...今日も魔王として一日頑張るか」
魔王
「...うっ!」
ドサッ
恍惚なる闇
「魔王様、おはようござい...魔王様!?だ、誰かヒールを使える者を!あと嫁様を呼んでくるのです!」
ある日の事であった...朝目覚めた魔王が数分もしないうちに倒れ込んでしまったのだ
恍惚なる闇
「ひとまずベットに戻さないと...魔王様しっかり!」
...
魔王
「う、うう...」
ニンニン
「ま、魔王様が寝込んでるでござる...」
ドラゴナス
「お、おいおい...あの魔王様がか?」
死神五世
「昨日まで『生まれてからずっとインフルエンザとかで寝込んだことないんだぜ』って自慢してた魔王様が...」
魔王
「ははっ、その記録が止まってしまったか」
ムシャ
「どう
ダーエ
「どうだ恍惚?何か分かったか?」
恍惚なる闇
「...なんてことはありません、疲れがたたっただけです」
ダーエ
「ハガネの件もあるけど、その後もあまり休まなかったからな...」
魔王
「ふん...私は魔王だ、一日も休む暇などない...」
恍惚なる闇
「お言葉ですが魔王様...今の状態では戦うどころか動くことさえままならないかと」
魔王
「...ああ、こんなだらしない姿になってしまっては嫌でもそう感じてしまう、元通りになるまでどれくらいかかる?」
恍惚なる闇
「魔王様ほどの回復力なら一日で全治するかと」
魔王
「それでも一日かかるか...では、誰がこの城を守るんだ?」
恍惚なる闇
「...」
魔王
「魔王の居ない魔王城に価値はない...それまでどうやってこの城を守るというのだ...」
恍惚なる闇
「それは...」
ドラゴナス
「ニンニン、お前忍者だろ?変化の術とかで魔王様に化けられないか?」
ニンニン
「出来なくはないでござるが、拙者は魔法を使えない...すぐボロが出るでござる」
ドラゴナス
「あーそうか...魔法という点があったか...」
嫁様
「.....あなた」
魔王
「どうした?」
嫁様
「今日は、貴方の代わりに私が魔王を勤めます」
魔王
「...何、本気か?」
嫁様
「私も貴方に永遠の愛を誓った身...貴方の城は、私の城でもあるわ」
魔王
「しかし、お前に無理はさせられない...」
嫁様
「お願い、せめて今日だけはゆっくりと休んで...」
魔王
「...四天王諸君」
ニンニン
「はっ、」
「嫁を頼むぞ」
- Re: 「もしも」で始まるRTP世界 ( No.85 )
- 日時: 2018/05/12 07:49
- 名前: mirura@ (ID: PrIvPbQU)
ポテチ消滅したり勇者が僧侶になろうとしたり、
嫁さんが魔王になったり。
ギャグでホッとしました!
よかったぁギャグ物で!
こんにちは!
ハガネがどうのこうのでシリアス続きか?と思っていましたが、
無事、ギャグに戻って来ましたね!
ポテチ王は放っといて、
ポテチでハガネが寄ってくるとは思ってませんでした!
ポテチ王は放っといて(二回目)
まぁ、これからの動きに期待します!
更新、頑張って下さい!
ミルラ「更新したい、更新出来ない・・・今日もコメントで精一杯」
ミラ「現実で何してんの?」
- Re: 「もしも」で始まるRTP世界 ( No.86 )
- 日時: 2018/05/12 08:56
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
そして...
恍惚なる闇
「ここが魔王様の玉座です」
嫁様
「どうもありがとう...ここで座っていればいいのね?」
ニンニン
「そうでござる、拙者達が勇者を蹴落とすから嫁様はここまで辿り着いた者を軽くいたぶっておけばいいでござる」
恍惚なる闇
「しかし...失礼ですが、嫁様に戦闘の経験は...?」
ニンニン
「少なくとも魔王様と同じ魔法が使えるし、仮にも魔王の嫁、後から覚えて慣れていけばいいんじゃないでござるか?」
恍惚なる闇
「...なるほどそれもそうか、それでは行ってまいります」
嫁様
「ええ、気を付けて」
...
「ニンニン、勝負あったな!」
「まだまだ!必殺、具現分身の術!」
「ファイヤーニンニン!アイスニンニン!サンダーニンニン!」
「な、なんだこの技は...ぐわあああああ!!」
「勇者マタタギ破れたり!」
嫁様
「あらあら、あの人達もよく頑張ってるわね...」
「ほら来たぞ!覚悟しろ!」
「む、もう次の勇者でござ
「もしもの力相手は流石に無理でござる」
嫁様
「あっ...来るわね」
ザック
「勇者ザック参上!」
嫁様
「あら、アレックスではないのね」
ザック
「なんだ、そっちこそいつもの魔王じゃないんだな」
嫁様
「こっちも色々事情がね...でも私も魔王一族である以上あの人の代わりを努めてみせるわ」
ザック
「まぁ別にいいけどな~!もしもの力で皆吹き飛ぶんだか」
嫁様
「ニュークリアⅢ」
ザック
「えっ」
嫁様はザックの近くを爆発させる
ザック
「あぶなっ!本気でやってくることないだろ!」
嫁様
「ニュークリアⅢ!」
ボボボボボボボボボ
ザック
「二回攻撃wwwwwやめwwwwww」
嫁様
「トドメのニューワールド!」
ザック
「ちょwwwwそれVXwwwww」
ボォォォォォンッ!!
ザックは跡形もなく消えていた
嫁様
「これでよし...後はこの辺りを直しておかないと」
恍惚なる闇
「見事です嫁様、しかし...ニューワールドなんてどこで取得したのですか?」
嫁様
「紫色の髪をした人から教わりましたの」
恍惚なる闇
「は、はぁ...そうですか」
嫁様
「おっと...こうしてる間にも次の勇者が来るわね」
恍惚なる闇
「はい、四天王達を呼び戻してきます」
嫁様
「...でも、ポテチスキーの王はいないも同然なのに誰が依頼しているのかしら?」
- Re: 「もしも」で始まるRTP世界 ( No.87 )
- 日時: 2018/05/12 09:02
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
Miruraさん
たくっちスノー
「シリアスもあるけど基本ギャグがもしもだからね」
ロストメイドウィン
「ハガネの目的を考えるのには苦労したがな...」
たくっちスノー
「ハガネドラゴンの語呂がよくて気が付いたらシリーズ化してた」
ロストメイドウィン
「で、ギャグ系ってネタはあるのか?」
たくっちスノー
「うーん、最後のシリアスな話を含めても20~25話くらいは書きたいから頑張ってみるよ」
ロストメイドウィン
「まだオリキャラの皆の出番も少ないからな...」
たくっちスノー
「さぁ、ミオとレオの活躍のさせかたを考える作業に戻ろう」
コメント感謝だよ!
- Re: 「もしも」で始まるRTP世界 ( No.88 )
- 日時: 2018/05/12 10:06
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
「俺は最強のドラゴン、パワードラゴナス!勇者め覚悟しろ!」
「ど、ドラゴンか!うおおおお!」
「くらえ!」
「うわ攻撃力高っ!うわああああああ!!」
「...デフォ戦だと俺も強いのになぁ」
嫁様
「それにしても、今日は勇者の数が多いわね」
恍惚なる闇
「そういえばそうですね...いつもはアレックスぐらいだと言うのに」
嫁様
「何かあったのかしら...?」
...
「俺は四天王の一人、死霊使いの死神五世!」
「死霊使いか!だがこんなこともあろうかと対アンデッド用装備を...」
「おっと、おれをただの死霊使いと思うなよ...くらえ!」
「な、なんだこの魔法は...うわあああっ!!力が抜ける!」
「はっ、デバフ耐性を忘れるとはな...極めつけはこいつだ!」
「う、うわああああ!!即死魔法だとっ!!」
「俺が四天王の最後を任される意味が分かっただろう?さぁ、ニンニンからやり直しだぜ、勇者様...?」
恍惚なる闇
「...はぁ、食事の暇もありませんね」
嫁様
「あの人ってお昼はどうしてたのかしら?」
恍惚なる闇
「魔王様でしたら、四天王が戦ってる間に早めに済ませてますよ」
嫁様
「そう...なら軽いものをいただこうかしら」
恍惚なる闇
「はい、本日のメニューはオムライスです」
嫁様
「どうも」
「俺は四天王のダークエルフ!エルフだが攻撃力はドラゴンにも引けをとらないぞ!」
「何を!攻撃力は高くても、エルフなら先手必勝で!」
「おっ、俺に魔法を使ったな!これでどうだ!」
「何っ!?魔法反射だと!?ぐわああああっ!!」
「...はぁ、アレックス相手にもこれ使えたらいいのに」
嫁様
「四天王の皆ってちゃんと四天王らしい力あったのね」モグモグ
恍惚なる闇
「はい、戦闘の過程をすっ飛ばすアレックスやもしもの力が異常なだけです」
「うおおおおもう一度だ!」
「ちょ、またお前か」
恍惚なる闇
「あ、来ますよ」
ザック
「うおおおおお!」
嫁様
「あら、また貴方なの?どうしてそこまで魔王を倒したがるの?王様は機能してないのに」
ザック
「単純だよ!名声を得られるから!」
ザック
「ポテチスキー王国のワガママもなくなったし、単純に【勇者】として名を広める事が可能になったんだ!覚悟し...」
ゴメス
「ウホッ」
ザック
「ちょwwwwゴメス早いwwww」
<アーッ!
- Re: 「もしも」で始まるRTP世界 ( No.89 )
- 日時: 2018/05/12 12:01
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
...そして、気がつけば夜中になっていた
恍惚なる闇
「今日はもう休んでいいですよ」
嫁様
「え、夜はいいの?」
恍惚なる闇
「はい、夜は魔物の力が強くなり魔王城に強力なバリアを貼れます」
恍惚なる闇
「貴方や娘様が快眠でいられるのはこのバリアのおかげでもあるんです」
嫁様
「そうなの...では、戻ろうかしら」
恍惚なる闇
「四天王の皆さん!自由時間をゆっくりお過ごし下さい!」
...
ニンニン
「いやー、今日は大変だったでござるな」
ドラゴナス
「ああ、勇者ってあんなに居たんだな」
ダーエ
「そりゃそうだろ、勇者って自称みたいなものでほぼ無職なんだから」
ニンニン
「お、おう...無職がいっぱいと書かれると途端にリアリティー出るでごさるな」
ダーエ
「たまねぎ剣士的な奴か」
ドラゴナス
「俺たちもそれみたいな感じじゃ...」
ニンニン
「し、忍びはRPGの花形でござる!」
ダーエ
「俺だって一応ダークメイジっていう職業に!」
死神五世
「ニンニンはともかくダーエは聞いたことないぞそんなの」
ドラゴナス
「ところで嫁様は?」
ニンニン
「魔王様の所でござる」
...
魔王
「...怪我していないか?」
嫁様
「ええ、何とも...あなたこそ調子はどう?」
魔王
「ああ...朝と比べて楽になってきた、明日からまた頑張れそうだ」
嫁様
「そう、よかった...」
魔王
「...すまないな、お前に迷惑をかけてしまって」
嫁様
「いえ...魔王の元に嫁いできた以上、覚悟はしていましたから」
魔王
「お前はいい女だ...本当にな」
メビウス
「お、おい!母さんが魔王の椅子に座ったって本当かよ!」
魔王
「ああ、私がこんな情けない姿なものでな」
メビウス
「なんだよー!俺も座ったことないのにズルいぞ!」
魔王
「むーちゃんもあと数十年すれば座れるようになるさ」
メビウス
「数十年も掛かるのかよ...」
嫁様
「むーちゃん、私たちは魔物よ、寿命だって人間と比べて遥かに上なんだから」
魔王
「そうとも、人間にとっての一歳は我々にとっての一ヶ月に過ぎないのだから」
メビウス
「マジで?」
魔王
「ああ...」
メビウス
「...そうなんだ。」
魔王
「...さて、そろそろ晩御飯の時間だな、今日は何だ?」
メビウス
「今日はカレーだってよ!」
魔王
「おお、カレー...すまない、ここに持ってきてくれるかな、あとスプーンも」
嫁様
「貴方大丈夫なの?」
魔王
「起き上がることぐらいなら出来るさ、それに...食べさせてもらうのは恥ずかしいからね」
嫁様
「もう、あなたったら」
END