二次創作小説(新・総合)
- Re: 「もしも」で始まるRTP世界 ( No.94 )
- 日時: 2018/05/12 22:52
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
【第十六話】
『もしも魔王城に皆居たら』
魔王城に集まってパーティーをしよう(提案)などと言い出すたくっちスノー
そこには、あのクレアスの姿も...
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たくっちスノー
「というあらすじなわけだからパーティーやらない?」
ウィンドⅠ
「無理矢理すぎません?」
たくっちスノー
「僕もそう思うー!でも僕はパーティーって気分なんですー! 」
ヒールⅢ
「お前...」
たくっちスノー
「いいじゃんいいじゃん!ね、パーティーしよしよー!アパートの皆と~!」
ヒールⅢ
「金はあるのか?」
たくっちスノー
「全額、自分が負担致します!」
ヒールⅢ
「聞いたかお前ら」
ヒールⅢが後ろを向くと、アパートの扉が一斉に開いた
鈴
「ねぇ本当?」
アミュ
「本当に全額負担?」
たくっちスノー
「ありゃー聞かれちゃったか~」
リニャ
「魚、あと肉!」
たくっちスノー
「よーし、じゃあ皆でパーティーをしちゃおっかー!」
「「「おーー!!」」」
ウィンドⅠ
「あのー、パーティーなんて一体どこで...」
たくっちスノー
「魔王城でええやろ」
ヒールⅢ
「おい」
...
~魔王城~
たくっちスノー
「というわけで魔王城貸してよ!」
魔王
「何が『というわけ』だ馬鹿者!!」
たくっちスノー
「ねーおねがい!魔王城広いし!」
魔王
「ポテチスキー王国でいいだろ、なんで私の城なんだ!」
アレックス
「えー?魔王城ってアミューズメントパークみたいなところってリナも言ってたぞ?」
魔王
「何故アレックスまでいる!!帰れ!!」
たくっちスノー
「えー?いいじゃんいいじゃんオールスターパーティー!!」
アレックス
「やらねーともしもの力だぞこいつめこいつめ!」
魔王
「やめろ問題児+α!!分かった分かった!!」
アレックス
「イエーイ!」
たくっちスノー
「ウェーイ!」
魔王
「ただし...変なとこしたり荒らしたりしたら速効つまみ出すからな!!」
アレックス
「つまみまで出してくれるのか!!」
魔王
「使い古されてんだよそのネタは!!」
アレックス
「イエーイ!ひひひ」
たくっちスノー
「あ、そうだアレックス...実は...」
たくっちスノーは数日前の仕事で...ダッツが失踪したことを話す
アレックス
「ダッツが...?」
たくっちスノー
「うん、えっと...僕も検さ...調査してみたらダッツという男が見つからなくて...」
アレックス
「見つからない...そういえば...あれからデイジーも...」
たくっちスノー
「...貴方も何か?」
アレックス
「実は...」
アレックスも、僧侶協会の話をする...
そして、あの後にデイジーの姿が見えなくなったことも
たくっちスノー
「なん...だと...!?」
- Re: 「もしも」で始まるRTP世界 ( No.95 )
- 日時: 2018/05/13 07:17
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
そして、パーティーが始まる
人間も魔物も踊り明かし飯を食い宴をあげる
アミュ
「食べ過ぎで死んだりしないわよね」
ウィンドⅠ
「」チーン
鈴
「あっ、もう手遅れだった...ところでリニャは?」
アミュ
「さぁ、知らない...ま、どうせどこかで食べてるでしょ...カザヤとカレンは?」
エルミー
「なんでも同僚に呼ばれたみたいで欠席です、休暇なのに呼び出されて大変ですねー」
ミオ
「出番ほしいね」
レオ
「ね」
ヒールⅢ
「だが、一番の問題は...アレだ」
しかし...肝心なたくっちスノーとアレックスはあまり気分がすぐれなかった
アレックス
「デイジーと...ダッツの...同時失踪...あいつら、グルだったか?」
たくっちスノー
「偶然という可能性も捨てきれない、いやそれは分からない、じゃあなんなんだ?」
アレックス
「ああ...村まで消えたってのが理解できない...俺を、俺を誘っていた...?」
たくっちスノー
「何故だ、何故そんなことが出来るんだ?分からない...僕にも分からない...」
アレックス
「ハガネ....」
たくっちスノー
「...その線はありえるかもしれない、ハガネは滅んだが、まだハガネの事は何も分かっちゃいない」
アレックス
「ああ...」
クレアス
「おいおいアレックス?」
アレックス
「うわっ!?」
突然、背後からクレアスが肩を叩く
アレックス
「な、なんだクレアスか...びっくりした」
クレアス
「どうした、せっかくのパーティーなのに浮かない顔して...まぁ、それはこいつも同じだが」
ブライアン
「.....」
アレックス
「ブライアン?」
ブライアン
「...あ、ああアレックス、隣...いいか?」
アレックス
「あ、ああ...」
クレアス
「んじゃ、俺も...」
...
ブライアン
「ええ?お前そんなことがあったのかよ」
ブライアン
「ってか...デイジーの姿が見えないって...」
アレックス
「ああ...一体あいつらどうなったんだろうって不安でな...」
ブライアン
「そうなんだ...」
クレアス
【フレイムⅠ 左の髪をなでる ハーナス 三秒おきに左目だけで瞬きする 恍惚なる闇 中指で親指をこする】
ブライアン
(あのメッセージの意味って...何なんだよ...なんでクレアスは俺にそのことを話したんだ?)
クレアス
「...コーヒーあんまり甘くないな、ここ」
- Re: 「もしも」で始まるRTP世界 ( No.96 )
- 日時: 2018/05/13 08:54
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
たくっちスノー
(...ブライアン?彼にも何かあるのか?)
ブライアン
(これ、誰かに話していいのかな...)
ブライアンは誰にも気付かれないようにアレックスの足を確認する。
ブライアン
(アレックスの体勢は5秒経っても変わらない...特にたいした意味はなかったりすふのか?)
ブライアン
「なぁクレア...」
クレアス
「アレックスアレックス、なぁアレ見ろよ」
アレックス
「え?」
クレアスが指差した先は...ドラゴナスとハーピーの娘である青色のハーピー『ハーナス』
アレックス
「ハーナスがどうかしたのか?」
クレアス
「色々と重要なんだよ...な?ブライアン」
ブライアン
「あ、ああ...」
たくっちスノー
「え、なんで?」
ブライアン
(ハーナス...そういえばクレアスのメッセージにもハーナスがあった、確か...)
クレアス
「三秒おきに左目だけで瞬きをする」
ブライアン
「ひっ、急にしゃべるなよ!」
クレアス
「悪い悪い、ふふ」
たくっちスノー
「なんか不気味だね彼」
アレックス
「クレアスってこんな奴だっけな...あ、そうだ」
クレアス
「なんだ?」
アレックス
「この間、俺にこんなこと言ってたよな」
「もし、俺が犯人って言ったら笑うか?」
たくっちスノー
「え?」
クレアス
「ああ、言ったね」
アレックス
「ハガネの騒動はお前が犯人なのか?」
クレアス
「もちろん違う」
アレックス
「じゃあなんで、あんなことを...」
クレアス
「ハガネの件、あとお前の僧侶の件...誰でも犯人に『なり得る』話だからだ」
アレックス
「はぁ?」
クレアス
「訳が分からないって顔をしてるな?それでいいんだ、近いうちに全部分かるんだからな」
たくっちスノー
「クレアス、貴方は一体...」
クレアス
「お前こそ一体?お前はRTP界に存在しない人物だよ」
たくっちスノー
「それは...そのー」
クレアス
「色んな奴を見てきたけど、お前みたいなのは珍しいな...」
アレックス
「.....」
たくっちスノー
「....」
クレアス
「悪い悪い、せっかくのパーティーなのにこんな話をしてもしょうがないか、焼き肉、焼き肉とかない?」
ドラゴナス
「おーう、ハーナス持ってってやれ」
ハーナス
「はーい」
ブライアン
「.....」ジーッ
ブライアン
(...やっている、クレアスの言っていた通り)
ブライアン
(でも特に意味ないかもしれないし、ナスに吹っ掛けてみるか)
ブライアン
「なぁナス、お前の娘って変わったクセがあるんだなー」
『三秒おきに左目だけで瞬きするなんてさー...』
ハーナス
「.....」
- Re: 「もしも」で始まるRTP世界 ( No.97 )
- 日時: 2018/05/13 08:52
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
ドラゴナス
「へー、それは『知らなかった』なぁ」
ハーナス
「.....」
クレアス
「へぇ、知らなかったんだ」
ドラゴナス
「ああ、娘の事はなんでも知ってるつもりだったんだが、そのクセに関しては『初めて知った』よ」
魔王
「ドラゴナス、子供なんてそんなものだぞ?知らないところで私たちの知らないことを学んだり会得したりしてるんだ」
ドラゴナス
「へー」
ハーナス
「...はぁ、クセかぁ、それは盲点だったなぁ』
ドラゴナス
「え?」
ブライアン
「え?」
ハーナス
「なんで分かったの?』
ブライアン
「な、なんでって...何のことだ」
ハーナス
「誰にも悟られないように...気付かれないように振る舞ったのに、なんで?』
ブライアン
「あれ?もしかして気にしていた?それなら謝るよ、ごめん」
アレックス
「そうだぞブライアン、女の子のデリカシーに関わる発言は控えろ」
ブライアン
「お前には言われたくねーよ!」
クレアス
「....」
ハーナス?
「クレアス...ああ、そうか、お前が...』
クレアス
「ハーナス、父親を誤魔化せても俺の目は誤魔化せないぞ」
ドラゴナス
「お、おいどういうことだ説明し」
ハーナス?
「ナ ゼ オ マ エ ハ ジ ャ マ ヲ ス ル ?」
ハーナス?は首をぐるぐる回し人形のようにクレアスに迫る
パーティーは一転大騒ぎになる
アレックス
「ぎゃああああああああっ!!?」
ブライアン
「ハーナスってこんなこと出来るの!?」
ドラゴナス
「できねーよ!!」
たくっちスノー
「と、とりあえず...ウィンディ!!」
ウィンドⅠ
「あ、はい!!」
ウィンドⅠは風魔法でハーナス?を軽く吹き飛ばすと...壊れた人形のように四股と首が外れバラバラになる
たくっちスノー
「うわっ、やりすぎやりすぎ!!」
ウィンドⅠ
「い、いや!!手加減はしたんですよ!でも、でも...」
魔王
「落ち着くんだ皆」
ドラゴナス
「ハーナス!!」
ドラゴナスがハーナスに駆け寄ると...
ドラゴナス
「バラバラになったのに血が流れていない...これって人形...?」
クレアス
「『もしも皆、人形だったら』」
アレックス
「!?」
クレアス
「もしも、もしも、もしも。」
クレアス
「RTP界は無数の『もしも』で溢れている」
クレアス
「これで15個目か...とりあえず俺は帰る」
ブライアン
「どういうことだ!あのメッセージの意味は...お前は一体何なんだよ!!」
クレアス
「俺の口から話すことはしない、でもお前なら調べられるはずだ」
『元・時空監理局の...たくっちスノー局長?』
たくっちスノー
「なっ...!!」
クレアス
「チャオ」
クレアスはテレポートで何処かへと消えた
ウィンドⅠ
「クレアスさん、今時空監理局って...」
たくっちスノー
「ああ...なんであいつが、時空監理局の事を知ってるんだ...!?」
END