二次創作小説(新・総合)

Re: 「もしも」で始まるRTP世界 ( No.98 )
日時: 2018/05/13 10:02
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

【第十七話】
『もしもクレアスと沢山の○○』

何故かたくっちスノーの正体を知っていたクレアス
たくっちスノーとアレックス達はクレアスを調べることに...
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

パーティーの翌日...

たくっちスノー
「...」

ヒールⅢ
「どうした?」

たくっちスノー
「クレアスの事だ」

ヒールⅢ
「やはり気になるか」

たくっちスノー
「うん...時空監理局の事を知っているのは、自分と時空関連の事件に関わった貴方、ウィンディ、わてりだけだ」

ヒールⅢ
「この世界でその言葉を知る事は可能か?」

たくっちスノー
「不可能だよ、普段は時空間で待機してるんだし、あまり接触もしないし...時空監理局はとっくに無くなっている」

ヒールⅢ
「時空監理局を知る人間はどんな奴が居る?」

たくっちスノー
「...時空の旅人、とか?」

ウィンドⅠ
「旅人?」

たくっちスノー
「版権、オリキャラ共に存在してるんだ...自分の住む世界を離れ、様々な目的で他世界に渡る者を『時空の旅人』というの」

たくっちスノー
「目的は主に観光といった善意的な行為が多いんだけど...」

ウィンドⅠ
「つまりクレアスさんは時空の旅人である可能性があると?」

たくっちスノー
「うん、そうでなきゃ自分の事を知ってるはずがないもの」

ウィンドⅠ
「.....」

たくっちスノー
「ねぇ、ハーナスはまだ見つかってないんだよね?」

ヒールⅢ
「ああ、人形じゃない方をドラゴナスが必死に捜索しているが、未だに見つからないそうだ...」

たくっちスノー
「...もしかしたら」

ヒールⅢ
「何か分かったのか?」

たくっちスノー
「アレックスが見てきた怪しいデイジーの件も含めて考えると、1つの可能性が出てくるんだよ」

ウィンドⅠ
「可能性?」

たくっちスノー
「ほら、二人もよく知ってるでしょ...」

ヒールⅢ
「私達も...?」

ウィンドⅠ
「よく...」


「「あっ!!」」


たくっちスノー
「そう...アナザーワールドだよ。」


アナザーワールド...かつて、RTP界さえも巻き込んだ、『もう1つの世界』パラレルの事である...

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ヘル
「...それで、本当に見つからないのか?」

カザヤ
「ああ...」

カレン
「どこを探してもいなかったわ」

ヘル
「やはり、黄泉国にも無かったか...」

Re: 「もしも」で始まるRTP世界 ( No.99 )
日時: 2018/05/13 10:49
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

前日...パーティーの日のカザヤ達は

ヘル
「突然呼び出して悪かったな、白天星に赤天星」

カレン
「本当に突然よ、私たちこれからパーティー行く予定だったのに」

ヘル
「む、そうだったか...それは悪かった、今度宵の方から慰安旅行でも計画しておこう」

カザヤ
「それで...何か仕事?」

ヘル
「ああ...お前達、この者を知っておるか?」

ヘルは二人に二枚の写真を見せる...当然二人は写真に写ってる人間の事を知らないが、そこに写っているのはデイジーとダッツだった

カザヤ
「知らない...この人らが何か?」

ヘル
「ふむ、ちょっと黄泉国に言ってこの者達の魂を探してくれぬか?」

カレン
「え?なんで?」

ヘル
「知らんのか?最近地上でこの者達が何処にもいないと...」

カレン
「そういえばそんなこと言ってたわね...いいわ、探してくる」

ヘル
「宵はこの場から離れられない物でな...助かるぞ」

...

そして現在に至るが...黄泉国の何処を探しても二人の魂が見つからなかったのである。

カレン
「どういうこと...?地上にもいない、死んでもいない...」

ヘル
「可能性があるとするなら...あと一件じゃな」

カザヤ
「そうなの...」

ヘル
「ちょっと天界行ってくる」

カレン
「て、天界?...なんで」

...
しばらくして、ヘルは片翼の天使を連れてくる

ヘル
「ただいま、この間に誰も死んでおらぬな?」

カザヤ
「うん...」

ヘル
「そう、ならいいが...」

カレン
「で、なんで天使なんて連れてきたの?」

ヘル
「ただの天使ではない、転生の儀を行う...いわば種族や立場は違えど同僚とも言える存在」

ヘル
「名は、『天背院ミカヅチ』」

カザヤ
「ミカヅチ...?」

カレン
「あれ、知ってるの?」

カザヤ
「聞いた」

ミカヅチ
「...まさか、冥界の方に呼び出されるとは」

ヘル
「天背院よ、この者達を知っているか?」

カレン
「ほら、これ...」

ミカヅチ
「え?...僕は知りませんけど」

ヘル
「転生もしていないか...となると一体どこに...」

ミカヅチ
「一体何が?」

カザヤ
「実は...」

...
ミカヅチ
「...まさか、またあんなことが」

カレン
「またって?」

ミカヅチ
「あ、その...僕、前に似たようなことを経験したことがあるんですよ」

カザヤ
「へぇ...そうなの」

ミカヅチ
「とりあえず地上に降りましょう、何か分かるかもしれません」



ミカヅチ
(それに...どうせ『あいつ』も居るんだろうし)

Re: 「もしも」で始まるRTP世界 ( No.100 )
日時: 2018/05/13 11:30
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

一方、アレックスと魔王は...

アンデッドナイ
「はい?クレアスならパーティーの後帰ってきていませんよ」

アレックス
「そうか...あいつはいないか...」

アンデッドナイ
「彼がいないのなんていつもの事ではありませんか」

アレックス
「それはそうだけどさ...」

たくっちスノー
「あ、アレックスと魔王...」

魔王
「お前は昨日の...お前もクレアスを調べに来たか」

たくっちスノー
「まぁ、そんなところです...はぁ、一体この世界に何が...」

アレックス
「...なぁ、魔王、ハガネが現れたのって何日前だったっけ?」

魔王
「もう一週間は前だな」

アンデッドナイ
「あれからまだ一週間ですか...」



アレックス
「今考えると...ハガネの件って、前座に過ぎなかったのかもしれない」

たくっちスノー
「.....」

アレックス
「あと、ブライアンが何か変なこと言ってたんだよ」

アンデッドナイ
「変なこと?」

アレックス
「『お前になら話せる』とか言ってさ...」

アレックス
「恍惚なる闇、中指で親指をなぞる、フレイムⅠ、左の髪を撫でる...だって 」

魔王
「なんだそれは?」

アンデッドナイ
「クレアスが私やブライアンに残したメッセージですね」

たくっちスノー
「メッセージ...クセの?」

アンデッドナイ
「その中には、昨日のハーナスの件も含まれていました」

魔王
「なんだと!?」

アレックス
「クレアスは知っていたってことか...偽物の事を」

たくっちスノー
(やはりクレアスは...)

たくっちスノー
「状況を整理しましょう、ナイさん、アレックス、魔王さん...ヒールⅢの近くにある自分のアパートに来て下さい」

アレックス
「ああ...皆もいいか?」

アンデッドナイ
「ええ」

魔王
「そうだな...ただし、恍惚を呼ぶぞ」

アンデッドナイ
「恍惚を?しかしメッセージには...」

魔王
「いきなり疑うのも悪いだろう」

たくっちスノー
「...では、行きましょう」

...

ミカヅチ
「なるほど...アパート住まいですか」

カザヤ
「結構カツカツ...」

カレン
「家賃一回だけ滞納してるんだよねー...」

ミカヅチ
「まぁこの世界に来て間もないみたいですし仕方ないですよ、ここの大家は...」

【101 たくっちスノー】

ミカヅチ
「やっぱりあいつか...」

カレン
「え?知り合い?」

たくっちスノー
「えーと、ここら辺に....あっ」

ミカヅチ
「あっ」




たくっちスノー
「て、天背院...なんで君がここに...」

ミカヅチ
「それは...こっちの台詞なんですけど?」

Re: 「もしも」で始まるRTP世界 ( No.101 )
日時: 2018/05/13 12:08
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

大家...たくっちスノーの部屋にたくっちスノー、ヒールⅢ、アレックス、魔王、アンデッドナイ、恍惚なる闇、カザヤ、カレン、ミカヅチが集まっていく

カザヤ
「それにしても...知り合いだったなんて」

アレックス
「天使の知り合いって変わってるなぁ」

ミカヅチ
「こいつ、無駄に顔が広いですからね」

たくっちスノー
「自分の辞書に無駄なんてありませんもん」

ミカヅチ
「はいはい...」

魔王
「もういいか?今回の件について話し合うのだろう?」

恍惚なる闇
「そうですよ...このままいなくなり続けたらやがて何も残らなくなってしまいます」

アレックス
「.....」

ヒールⅢ
「それで、こっちの話をしよう...たくっちスノーはある程度仮説を立てることが出来た」

ミカヅチ
「たくっちスノー...どこにもいないと言うと、やっぱりアレを思い浮かべますか」

たくっちスノー
「うん...」

アレックス
「アレって?」

たくっちスノー
「...アナザーワールド。」

魔王
「アナザーワールド?」

ミカヅチ
「アナザーワールドとは、鏡に写したようなもう1つの世界、そこでは今とは違う未来に繋がっていたりします」

アンデッドナイ
「なるほど、パラレルワールドのようなものですか」

たくっちスノー
「自分と天背院、この世界だとヒールⅢとウィンディがこの件に関わったことがある」

魔王
「この世界も関わっていると...」

たくっちスノー
「あと、自分はクレアスは別の世界から来たんじゃないかーとも考えているんだ」

恍惚なる闇
「別の世界から...何のためにですか?」

たくっちスノー
「それは...まだ分かりません」

魔王
「ふむ...確かに分からなくもないが」

アレックス
「事実、ハーナスがあんな化け物みたいになってるしな...」

ミカヅチ
「ちょっと待ってくださいたくっちスノー」

カレン
「どうしたの?」

ミカヅチ
「貴方がアナザーワールドだと思ったのは、『消えた』という点ですね?」

ヒールⅢ
「アナザーワールドで消えた者は、こちらの世界でも消え、その逆もあり得る...だったか?」

たくっちスノー
「あ、ああ...天背院の言いたいことも分かるよ」

たくっちスノー
「でもその消えかただとそもそも『存在しなかった』事になるから、自分達がこうやってデイジー達の事を覚えているのはありえないんだよな...」

議論を進めている最中...

シュンッ

クレアス
「ここまで話が進んでいたか、やるじゃん」

アンデッドナイ
「クレアス!ちょうどいいところに来ました、貴方も参加しなさい」

クレアス
「いいよ、もう答えは目前だからね」

たくっちスノー
「答え...?」

クレアス
「ふふふ、もうすぐ、もうすぐだぞ」

END