二次創作小説(新・総合)
- Re: スーパーダメタル英雄嘆 ( No.113 )
- 日時: 2018/05/26 07:14
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
【第十九話】
『「無敵」のblack-snow』
たくっちスノー
「...海斗君」
ゼットエンド
「やれ!!殴れ!潰せ!!引きぎれ!!」
ゼットエンド
「あいつの『ココロ』をぶっ壊せ!!」
海斗
「.....」
重力で押さえつけられ動けないたくっちスノーを、海斗が何度も何度も殴る
たくっちスノーの体が再生するたび、海斗は拳を叩き込む
チヒロ
「たくっちスノーさん...」
black
「このままでは本当に奴の精神が...」
ザンシャイン
「...少年!目を覚ませ!君はあの人のヒーローなのだろう!?」
ゼットエンド
「無駄だザンシャイン!!この空間から出てくる戦士は俺が作り出したもの!」
ゼットエンド
「そこにあるガキは全ての記憶を取り除いた、俺の命令に従うだけの人形だ!!」
ザンシャイン
「貴様...!!」
black
「.....たくっちスノー、おい?聞こえるか?」
たくっちスノー
「はい、なんとか聞こえてますよblackさん」
black
「お前は、なにもしないつもりか?」
たくっちスノー
「はい、例え人形だったとしても、偽物にしても...海斗君を殺すなんて、死んでもやりませんよ」
紺
「ですが、このままでは貴方が...!!」
たくっちスノー
「...海斗君、聞いてほしいんだ」
海斗
「...」
ゼットエンド
「奴に喋らせるな!首を絞めろ!!」
海斗
「...」
black
「あいつに絞められる首なんてない、外せ」
たくっちスノー
「はい」
たくっちスノーはどうにか頭を叩き、首を外す
black
「外野の事は心配するな、好きなだけ話せ」
たくっちスノー
「...うん、海斗君」
ゼットエンド
「させるかっ!!あいつを一気に...」
black
【少し黙ってもらおうか】パチーン!!
ドグシャッ....!!!
blackが足を強く床に叩きつけると、記憶の戦士達が瞬く間に全滅する
たくっちスノー
「あっ...!!」
ザンシャイン
「一瞬であれだけの数を...!?」
black
「言っただろ、心配するなと」
ゼットエンド
「何を...!!もう一度力を!!」
black
【!!】
グシャグシャ バキッ!!
ゼットエンド
「ギャアアアアアッ!!俺の腕が!!」
black-snowが右手を強く握りしめると、ゼットエンドの右腕がスクラップのように潰れる
black
「ついでだ、お前の力を逆利用する」
黒
「うp主が力を使うなんて珍しいな」
black
「まあな、『後輩』の前くらいカッコつけたっていいだろ、ほら、話してみな」
たくっちスノー
「うん...ね、海斗君、アナザーの君には話したんだけどね、僕は...時空犯罪者だったんだ」
- Re: スーパーダメタル英雄嘆 ( No.114 )
- 日時: 2018/05/25 23:06
- 名前: 花音 (ID: PrIvPbQU)
おひさですの~
えー、募集してたん!?
応募したかったよ~・・・・
ま、いっか。
今回、オリキャラは出番すくなそーだすし。
海斗君かぁ。
この人ばかりはもう・・・たくっちスノーでも無理が・・・
でも、乗り越えないと。
頑張れぇ!メガホン持って叫ぶおー!
頑張れですの。
更新、頑張れですのん!
- Re: スーパーダメタル英雄嘆 ( No.115 )
- 日時: 2018/05/25 23:29
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
花音さん
たくっちスノー
「これでも結構貴方を待ってたんですけど、二部に入りそうだったんで...」
ロストメイドウィン
「彩都氏から『もっと海斗君出して?』って言われたんでどうやって出すか考えた結果アレだ」
たくっちスノー
「海斗君...ふふ、こんな形で本来の時空の彼に会えるなんて」
コメント感謝だよ!
- Re: スーパーダメタル英雄嘆 ( No.116 )
- 日時: 2018/05/25 23:30
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
たくっちスノー
「僕は昔、世界を一個ぶっ壊してね」
たくっちスノー
「色んな人から恨み買って、blackさんにも何千回も殺されて」
たくっちスノー
「しばらくして、僕は、表面上はいいやつになったんだよ」
たくっちスノー
「ふふっ、表面上はね」
海斗
「...」
たくっちスノー
「ああ、反省していないって意味じゃないんだよ?破壊行為を『やらなくなった』だけなんだ」
たくっちスノー
「僕のお父さん、正義の味方なんだ、君と同じでね...」
たくっちスノー
「だから僕は頑張った、『父さんならやりそう、言いそう』な事を中心に頑張ってきたんだよ」
たくっちスノー
「そして君と出会った」
海斗
「.....」
たくっちスノー
「不思議な話だけどね...生物的に言って、僕は君を『好き』になったんだよ」
海斗
「...」
たくっちスノー
「ホントだよ?知らないうちに体が『女の子』になってたんだから」
たくっちスノー
「君の一生懸命な姿、純粋な性格、最期まで諦めない精神...君の全てに夢中になっていた」
たくっちスノー
「でもね」
たくっちスノー
「君は死んじゃった」
たくっちスノー
「守れなかった 」
たくっちスノー
「僕が殺したようなものなんだ」
たくっちスノー
「だって、君を守ることは出来たはずなのに」
海斗
「.....」
たくっちスノー
「あと、これはどうでもいいんだけどさ、父さんが実はいい人じゃなかった」
たくっちスノー
「矛盾してるかな?そうじゃないかな?さっきと話違うね?」
たくっちスノー
「でもね、実際そうだったんだよ...あははは!」
海斗
「...!」
黒
「あいつの動きが変わった...!」
たくっちスノー
「僕にはもう、何もないんだ」
たくっちスノー
「その人ならやると思えるような正義も、守りたい人も!」
たくっちスノー
「それにね...君がいなくなって、気付いたんだ」
たくっちスノー
「僕は時空に、それだけのことをしたのだと」
たくっちスノー
「これは、時空がもたらした因果応報なんだと」
たくっちスノー
「...心、壊れそうだろ?そんなわけないじゃん」
たくっちスノー
「自分にはさ、君みたいに心がないわけ」
ザンシャイン
「...それって!!」
ダメタル
「お前がよく話している...心の無い、マガイモノ...」
たくっちスノー
「それにな?自分の体には人格をもって話していると『見せかける』特殊なプログラムがかかっている、今みたいなのね」
たくっちスノー
「だって、作り笑いくらいしないと怖がるじゃないか...今の海斗君のように」
海斗
「...!!」
たくっちスノー
「...なぁ、海斗君、自分は君みたいに正義の味方ごっこを続けてるけど、何の意味があるんだろってよく考えるよ」
たくっちスノー
「罪、消える訳じゃないのにな、バカじゃねーの自分」
たくっちスノー
「だからよ...お前にだったら、殺されても、いいか...」
「やめて!!」
海斗
「そんなこと言わないでよ、雪さん...」ポロポロ
たくっちスノーが海斗の顔を見上げると、涙が溢れていた...
たくっちスノー
「ん?...ようやく喋ってくれたな、自分のヒーロー」
たくっちスノー
「でもさ...自分なんかの為に泣かなくてもいいんだよ?」
ゼットエンド
「あ....ありえねぇ!!一体何をした!!」
black
「なにもしていない...強いて言うとするなら」
black
「奴は最強無敵のマガイモノ...だからな」
- Re: スーパーダメタル英雄嘆 ( No.117 )
- 日時: 2018/05/26 08:15
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
海斗
「雪さん...」
たくっちスノー
「海斗君!自分は君のそういう顔は、ちょっと好きじゃないな」
ゼットエンド
「くそっ...こうなったらこいつを消してやる!!」
ダメタル
「やめろ!!」
たくっちスノー
「海斗君、もう1つだけ言いたいことがあるんだ」
海斗
「何です?雪さん」
たくっちスノー
「僕と出会ってくれて、本当にありがとう...心の無い、空っぽな僕に、正義という言葉が輝き続けるのは、君が居てくれたからだ」
たくっちスノー
「最後に、二つ返事がある...僕は君に嘘をついた」
たくっちスノー
「プログラム無しで素で接していたというのは嘘なんだ...だってそうでしょ?心の無いマガイモノなんだからこれ無しじゃ喋ることすら出来ないんだしな、ははは」
たくっちスノー
「それに関してはほんとごめん、最後に...」
たくっちスノー
「返事...ようやく返せるね、僕も大好きだよ、海斗君。」
海斗
「...うん」
たくっちスノー
「さよなら」
海斗
「さよなら」
...そして、海斗の体が粒子状になり、散っていく
たくっちスノー
「.....海斗君、ありがとう」
ゼットエンド
「何故だ...何故、失敗するんだよ!?」
たくっちスノー
「精神攻撃とはお前も痛いところを付いてくるな、自分じゃなかったら本当にやられてたかもしれん」
たくっちスノー
「だが、自分はこの通り壊れる心なんてありゃしないし、あったとしてもとっくに壊れてる!」
ゼットエンド
「何だ...何なんだよてめぇは!?」
たくっちスノー
「気になるなら教えてやるとも!」
たくっちスノー
「頭は【最強】たくっちチャンネル!体は【無敵】のblack-snow!」
たくっちスノー
「元・時空監理局 代理局長!」
たくっちスノー
「名無しの怪物、及びシャドー・メイドウィン・黒影による恋人複製計画【リメンバー・ツルギ・プロジェクト】の生涯最後の失敗作!」
たくっちスノー
「自称!偉大なるマガイモノの王!自称、たくっちスノーだ!」
ゾンビ娘
「名前のところに自称付ける必要あったか」
たくっちスノー
「この名前自分で名乗ってるだけで名前無いですし...」
ゼットエンド
「ぐっ...ふざけんな、こんなふざけた奴に...負けてたまるかよおおおおおお!!!」
ゼットエンドは空間から戦士達を呼び出し、たくっちスノーに向かってくる!
ダメタル
「奴が来たぞ!」
black
【この瞬間を待っていた】
白
「えっ」
black
【フンッ!!】
ゼットエンド
「なっ....ぐぎゃああああああ!!」
blackは一瞬でゼットエンドの背後に回り、首を掴み上げる
たくっちスノー
「ぶ、blackさん...?」
「ゼットエンド、お前の作戦は完璧だった...ただ」
black
【『オレ』が今ここに居るという最大の誤算があった】
ゼットエンド
「うぐっ...!?」
black
【刮目せよ、これが最強無敵の...『無敵』を司るblack-snowの力だ】
- Re: スーパーダメタル英雄嘆 ( No.118 )
- 日時: 2018/05/26 09:11
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
black
【.....!!】
blackが力を入れると、空間が揺れ...どんどん歪んでいく
ザンシャイン
「こ、これは....」
ダメタル
「奴が...引き起こしてるのか?」
イクサー1
「あの方は...一体何者なんです」
たくっちスノー
「...あっ!!そういえばblackさんのあの少年の姿は、プライベート用の仮の姿だって」
紺
「そういえばそうでしたね...」
black
【この姿でもたくっちスノー相手なら余裕なんだがな】
たくっちスノー
「blackさん、その姿でも『充 分 強 い』じゃないですか...」
ゼットエンド
「えっ...えっ!?」
白
「うp主暴れるの?離れた方がいい?」
black-snow
【大丈夫だ、ゼットエンドにダメージを集中させるから】
たくっちスノー
「あ、あのblackさん...?どうして...?」
black
【どうして...か、うーん】
black
【メイドウィンとして、お前のオリジナルとして、『先輩』として、こいつをぶっ殺した方がいいと思った、それでいいか?】
たくっちスノー
「あ、はい...!!」
ゼットエンド
「う...ああ...なんなんだよ、お前ら...たくっちスノーも...お前も...わけがわからん...」
black
【そうだな...そうだろうな、オレの正体など、誰にも分かりやしない】ギギギギ
チヒロ
「黒さんと白さんってあの人に育てられたんだよね...なら、正体知ってたりするの?」
黒
「単純な言葉では言い表せない何かだ」
白
「うp主は72通りの名前と姿を持っているから」
紺
「72では足りないような気もしますけど」
black
【さぁ、最期の時だ...その一瞬を目に焼き付けるんだな、愚か者】
ゼットエンド
「い、嫌だ...死にたくねぇ、助けてくれ、この通りだ、もう右腕は動かないし、何も出来ない」
black
【右腕の心配はいらない、今から全てが砕ける】
ゼットエンド
「ひいいい...勘弁してくれ」
black
【たくっちスノーやメタル、そしてオレの世界に関わらないと誓えるか?】
ゼットエンド
「ち、誓う誓う!!だから命だけは...」
たくっちスノー
「ね、ねぇ...流石に殺すのはダメだよblackさん」
black
【...まぁ、お前が言うのなら】
blackがゼットエンドを床に叩き付け
メタルの方に戻る
black
【全く、お前って奴は本当に...】
ゼットエンド
「なんてなぁ!死ねええええええええっ!!」
black
【愚かな奴だ】
その瞬間、何かが潰れる音が響いた
- Re: スーパーダメタル英雄嘆 ( No.119 )
- 日時: 2018/05/26 13:20
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
...
「おい、起きろ」
たくっちスノー
「ううん...?」
black
「おい、さっさと起きろ」
たくっちスノー
「はいっ!!...あれ、blackさん?」
ダメタル
「うっ...ここは?」
black
「あの空間の一歩手前だ」
たくっちスノー
「えっ!?」
気が付くとたくっちスノー達は、ゼットエンドの居た空間に繋がる扉の前で倒れていた
開きっぱなしの扉に空間は無く、奥の廊下を写す
ザンシャイン
「これは一体...ゼットエンドはどうなった!?」
black
「ああ、死んだよ」
イクサー3
「えっ!?ど、どうやって?」
black
「空間ごと奴をスクラップにしてやった」
ゾンビ娘
「待てや」
black
「奴にはあれくらいやるのがちょうどいいだろ」
ゾンビ娘
「そうじゃない、お前の言う通りならあの空間もろとも私達も潰れているだろ」
black
「それに関しては心配いらん、ちゃんと全員分のふっかつのじゅもん唱えておいたから」
サビィ
「えっ、脱出させたとかそういうのじゃないの!?実際に死んだの!?」
ダメタル
「一回死んで生き返るってこういう感じなのか...」
black
「まぁ、奴は倒せたんだし結果的にオーライで...うっ」
blackは立ち上がろうとするが、体がふらつき壁にもたれる
black
「うっ...数百年ぶりに本気を出したから体が脆くなってきたか」
白
「大丈夫?」
black
「大丈夫、冷えピタ貼ったらすぐ治るから」
ダメタル
「black-snow...たくっちスノー以上に、不思議な男だ」
たくっちスノー
「そりゃそうだよ、あの人自分より強いんだから」
たくっちスノー
「自分より強いひとは時空に沢山いるけど、皆変人だからね」
ダメタル
「あんなのがまだ沢山いるのか...勘弁してくれ」
黒
「だが、なんだかんだで十元倶を半分も倒したのか」
紺
「ですが...残りの五人の中には、あの石動さんが...」
たくっちスノー
「石動のことは自分も考えるとして...さ、別のエリア行こう」
ガング
「ティー君...」
たくっちスノー
「ガング君...ごめんね、ダサい所見せちゃって」
ガング
「ううん、あの海斗という少年...いいオモチャになりそうだなーって」
たくっちスノー
「...ははは!ガング君はブレなくて安心するよ!」
亜区里
「貴様...あれだけのピンチのなか、ずっとオモチャの事しか考えてなかったのか」
ガング
「皆オモチャにしか見えないんだもん」
black
「全く、これだからお前の友人は...」
...
イクサー1
「たくっちスノーさん」
たくっちスノー
「どうしたの?」
イクサー1
「何故貴方は...彼がゼットエンドを殺すのを止めたのですか?」
たくっちスノー
「...貴方がそんなことを言うなんて」
イクサー1
「殺すことに躊躇いがあることは私にも分かります、ただ...あの時の貴方の顔は、そんな風には見えなかった...一体何故?」
たくっちスノー
「何故...ですか、これは不死身であるが故の考えだと思うんですけど」
『一回死んだだけで許されるなんて...そんなの嫌でさ』
『多分、blackさんが手っ取り早い方法を使っていなかったら...ゼットエンドの心を壊していたかもしれないです』
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【次回予告】
富男
「半分やられただと!?」
石動
「はっはっは...やるねぇ!」
富男
「どいつもこいつも、役立たずばかりじゃないか!」
石動
「俺に愚痴られてもしょうがないだろ」
富男
「どうしてだ...どうして、亜区里逆間に勝てないんだ!!」
石動
「...ああそうだ!いい方法があるぜ?」
次回、スーパーダメタル英雄嘆
【心の無い紛い物】
石動
「全て筋書き通りだ」