二次創作小説(新・総合)

Re: スーパーダメタル英雄嘆 ( No.116 )
日時: 2018/05/25 23:30
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

たくっちスノー
「僕は昔、世界を一個ぶっ壊してね」

たくっちスノー
「色んな人から恨み買って、blackさんにも何千回も殺されて」


たくっちスノー
「しばらくして、僕は、表面上はいいやつになったんだよ」


たくっちスノー
「ふふっ、表面上はね」

海斗
「...」

たくっちスノー
「ああ、反省していないって意味じゃないんだよ?破壊行為を『やらなくなった』だけなんだ」

たくっちスノー
「僕のお父さん、正義の味方なんだ、君と同じでね...」

たくっちスノー
「だから僕は頑張った、『父さんならやりそう、言いそう』な事を中心に頑張ってきたんだよ」

たくっちスノー
「そして君と出会った」

海斗
「.....」

たくっちスノー
「不思議な話だけどね...生物的に言って、僕は君を『好き』になったんだよ」

海斗
「...」

たくっちスノー
「ホントだよ?知らないうちに体が『女の子』になってたんだから」

たくっちスノー
「君の一生懸命な姿、純粋な性格、最期まで諦めない精神...君の全てに夢中になっていた」

たくっちスノー
「でもね」


たくっちスノー
「君は死んじゃった」


たくっちスノー
「守れなかった 」



たくっちスノー
「僕が殺したようなものなんだ」



たくっちスノー
「だって、君を守ることは出来たはずなのに」

海斗
「.....」

たくっちスノー
「あと、これはどうでもいいんだけどさ、父さんが実はいい人じゃなかった」

たくっちスノー
「矛盾してるかな?そうじゃないかな?さっきと話違うね?」

たくっちスノー
「でもね、実際そうだったんだよ...あははは!」

海斗
「...!」


「あいつの動きが変わった...!」

たくっちスノー
「僕にはもう、何もないんだ」


たくっちスノー
「その人ならやると思えるような正義も、守りたい人も!」



たくっちスノー
「それにね...君がいなくなって、気付いたんだ」


たくっちスノー
「僕は時空に、それだけのことをしたのだと」

たくっちスノー
「これは、時空がもたらした因果応報なんだと」

たくっちスノー
「...心、壊れそうだろ?そんなわけないじゃん」



たくっちスノー
「自分にはさ、君みたいに心がないわけ」

ザンシャイン
「...それって!!」


ダメタル
「お前がよく話している...心の無い、マガイモノ...」

たくっちスノー
「それにな?自分の体には人格をもって話していると『見せかける』特殊なプログラムがかかっている、今みたいなのね」


たくっちスノー
「だって、作り笑いくらいしないと怖がるじゃないか...今の海斗君のように」

海斗
「...!!」

たくっちスノー
「...なぁ、海斗君、自分は君みたいに正義の味方ごっこを続けてるけど、何の意味があるんだろってよく考えるよ」

たくっちスノー
「罪、消える訳じゃないのにな、バカじゃねーの自分」

たくっちスノー
「だからよ...お前にだったら、殺されても、いいか...」

「やめて!!」


海斗
「そんなこと言わないでよ、雪さん...」ポロポロ

たくっちスノーが海斗の顔を見上げると、涙が溢れていた...

たくっちスノー
「ん?...ようやく喋ってくれたな、自分のヒーロー」

たくっちスノー
「でもさ...自分なんかの為に泣かなくてもいいんだよ?」

ゼットエンド
「あ....ありえねぇ!!一体何をした!!」

black
「なにもしていない...強いて言うとするなら」



black
「奴は最強無敵のマガイモノ...だからな」

Re: スーパーダメタル英雄嘆 ( No.117 )
日時: 2018/05/26 08:15
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

海斗
「雪さん...」

たくっちスノー
「海斗君!自分は君のそういう顔は、ちょっと好きじゃないな」

ゼットエンド
「くそっ...こうなったらこいつを消してやる!!」

ダメタル
「やめろ!!」

たくっちスノー
「海斗君、もう1つだけ言いたいことがあるんだ」

海斗
「何です?雪さん」

たくっちスノー
「僕と出会ってくれて、本当にありがとう...心の無い、空っぽな僕に、正義という言葉が輝き続けるのは、君が居てくれたからだ」

たくっちスノー
「最後に、二つ返事がある...僕は君に嘘をついた」

たくっちスノー
「プログラム無しで素で接していたというのは嘘なんだ...だってそうでしょ?心の無いマガイモノなんだからこれ無しじゃ喋ることすら出来ないんだしな、ははは」

たくっちスノー
「それに関してはほんとごめん、最後に...」


たくっちスノー
「返事...ようやく返せるね、僕も大好きだよ、海斗君。」

海斗
「...うん」

たくっちスノー
「さよなら」

海斗
「さよなら」

...そして、海斗の体が粒子状になり、散っていく

たくっちスノー
「.....海斗君、ありがとう」

ゼットエンド
「何故だ...何故、失敗するんだよ!?」

たくっちスノー
「精神攻撃とはお前も痛いところを付いてくるな、自分じゃなかったら本当にやられてたかもしれん」

たくっちスノー
「だが、自分はこの通り壊れる心なんてありゃしないし、あったとしてもとっくに壊れてる!」

ゼットエンド
「何だ...何なんだよてめぇは!?」

たくっちスノー
「気になるなら教えてやるとも!」

たくっちスノー
「頭は【最強】たくっちチャンネル!体は【無敵】のblack-snow!」

たくっちスノー
「元・時空監理局 代理局長!」

たくっちスノー
「名無しの怪物、及びシャドー・メイドウィン・黒影による恋人複製計画【リメンバー・ツルギ・プロジェクト】の生涯最後の失敗作!」

たくっちスノー
「自称!偉大なるマガイモノの王!自称、たくっちスノーだ!」

ゾンビ娘
「名前のところに自称付ける必要あったか」

たくっちスノー
「この名前自分で名乗ってるだけで名前無いですし...」

ゼットエンド
「ぐっ...ふざけんな、こんなふざけた奴に...負けてたまるかよおおおおおお!!!」


ゼットエンドは空間から戦士達を呼び出し、たくっちスノーに向かってくる!


ダメタル
「奴が来たぞ!」

black
【この瞬間を待っていた】


「えっ」


black
【フンッ!!】

ゼットエンド
「なっ....ぐぎゃああああああ!!」

blackは一瞬でゼットエンドの背後に回り、首を掴み上げる


たくっちスノー
「ぶ、blackさん...?」

「ゼットエンド、お前の作戦は完璧だった...ただ」





black
【『オレ』が今ここに居るという最大の誤算があった】

ゼットエンド
「うぐっ...!?」

black
【刮目せよ、これが最強無敵の...『無敵』を司るblack-snowの力だ】