二次創作小説(新・総合)
- Re: スーパーダメタル英雄嘆 ( No.131 )
- 日時: 2018/05/27 12:54
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
【第二十二話】
『オモチャ作りの心』
メタルポリタン
「これが地下に通じるエレベーターか...」
メタルポリタン達は奥にある大きなエレベーターへと到着した
ザンシャイン
「この下には、支配人が...!!」
メタルポリタン
「ファットマン...エストパルク...クリス...」
メタルポリタン
「お前達の無念は俺が晴らす!」
たくっちスノー
「...まさか、自分の世界の住民を相手にすることになるなんて」
black
「時空を巡ってればよくあることだ、気にするな」
紺
「そうなんですか?」
black
「時空の旅人としても先輩のようなものだからな...」
キリマ(オ)
「...なんだか、凄いことになったなぁ」
黒
「そういえば結局こいつは何だったんだ」
システマー
【そんなことどうでもいいじゃないですか、今は】
キリマ(マ)
「そうですよ」
イクサー3
「このエレベーター、ボタンが無いよ...どうやって降りればいいの?」
『そいつは遠隔操作式だ!』
たくっちスノー
「...!この声は石動!」
エレベーターの真上のスピーカーから、声がする
石動
『俺と富男以外のアグリー十元倶を倒すなんて流石だな』
メタルポリタン
『石動惣一...亜区里富男...お前達のせいで俺たちの世界は...クリスは...!! 』
石動
『クリスにはちょっと申し訳ないなとは思ったよ、でもまぁ?原作でも死ぬし?』
メタルポリタン
「...ふざけるなっ!!」
石動
『おうおう...その口ぶりだと、覚醒したかメタルポリタン』
左の壁からモニターが飛び出し、石動と富男らしき男が映る
黒
「どんな設計してるんだこの美術館は」
石動
『...ふーん?いいねぇ、主人公らしい面構えになってきたじゃないか』
イクサー1
「あそこにいるのが、亜区里富男...」
亜区里
「フン!2年ぶりだなこのバカ息子が!!」
富男
『親父!!何故だ...何故俺から社長の座を奪った!!』
亜区里
「黙れ、貴様にオモチャを作る資格はない!」
石動
『まぁ落ち着けよ、こんな遠くから立ち話をするのもなんだし...ポチッとな』
石動がボタンを押すと、エレベーターが開く
石動
『降りてこい、こっちに着て話をしようぜ?』
...
石動
「とうとう、ここまで来たか...」
富男
「...」
石動
「何を震えてる?全ては筋書き通りだ、ミスなんてありゃしない」
富男
「...本当か?」
石動
「十元倶がやられることくらい、想定してあるに決まってるじゃないか?」
ピンポーン
石動
「お、来た来た」
たくっちスノー
「...石動」
石動
「また会ったなぁ...あいつの息子」
- Re: スーパーダメタル英雄嘆 ( No.132 )
- 日時: 2018/05/27 15:02
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
ザンシャイン
「お前が支配人か...」
富男
「お前は...閃光騎士ザンシャインか」
ザンシャイン
「お前達のせいで...私達の世界は、仲間は、友人は...!!」
富男
「ただ数個、オモチャが無くなっただけじゃないか...うん、あそこのオモチャなら6桁で買える」
ザンシャイン
「貴様...!!」
石動
「支配人さん、あまり刺激するのはやめてもらいたいね、話進まないから」
富男
「ちっ...」
石動
「さて、よくここまで来た...そろそろ話してやろうじゃないか、富男の目的を」
亜区里
「はん、どうせ金稼ぎだろう」
石動
「おお、流石親父さん...こいつを見な」
石動はレバーを引きモニターのスイッチを入れる
モニターにはどこかの町が監視カメラのように視点を変えながら映る
システマー
【これは...どこかの世界でしょうか?】
石動
「時空番号64-mgdw、リアルワールドみたいな平凡な世界だ」
石動
「実は、この世界は今人形ブームでねぇ...出来の良い人形が欲しかったんだとよ」
富男
「これだけあれば、お釣りが来るくらい売れるだろう」
石動
「ま、くだらないかもしれないがこれが、リアルワールドを襲撃し人を集めた理由、富男の目的だ」
イクサー3
「本当にくだらないじゃん!」
富男
「くだらないだと...金を集めて何が悪い!売れるものは何でも売るんだ!友達でも親戚でもな!」
亜区里
「この愚か者が!そんなに金が欲しいか間抜けめ!」
富男
「大人になったら遊ぶ暇もないなんてズルいだろ!?20年間、好きなだけ遊べて、それから何十年も疲れることしか出来ないなんて、嫌に決まってるだろう!!」
富男
「だから俺は金がいるんだ!集めて集めて、十年後も二十年後も誰にも邪魔されず遊んで暮らすんだ!!それの何が悪い!?」
black
「子供だってただ遊んでるだけじゃないがな」
メタルポリタン
「なら、何故デパートを襲った、俺たちオモチャの世界を...」
石動
「エストパルクが革命を起こしたがっていたから、俺はそれに荷担しただけだ」
メタルポリタン
「荷担しただけ?」
石動
「そう、エストパルクはあの世界に怒りを感じていたのは分かってるだろう、最悪自身を道連れに世界を変えようとした、俺はそれの手助けをしてやっただけさ」
ザンシャイン
「だからと言って...!!」
石動
「オモチャの世界なんてデパートに1つはあるんだからいいじゃないか一個くらい」
石動
「ま、俺自身エストパルクの設定が欲しかったからな...最後に、何故イクサー1とイクサー3をここに送り出したか、だな」
石動
「お前達が計画を遂行する上で邪魔だったからだ」
- Re: スーパーダメタル英雄嘆 ( No.133 )
- 日時: 2018/05/27 15:32
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
石動
「たくっちスノー、これ知ってるだろぉ?」
石動はポケットから石で出来た装置を取り出す
たくっちスノー
「...ハザードトリガー?」
メタルポリタン
「なんだそれは」
たくっちスノー
「別世界のヒーローのアイテムです」
石動
「そう、こいつを使えば通常の何倍もの力を得られるが、長時間使えば神経を支配され目に映るもの全てを破壊する、恐ろし~い兵器だ」
たくっちスノー
「あんたが渡したくせに...」
石動
「そういやあっちだとそうだったな...で、これはその上位版『エボルトリガー』だ」
イクサー1
「エボルトリガー...」
石動
「エボルトリガーはこの通り今は使えない、原作を見たところ人間を越える程の力を山ほど注がなきゃならない」
石動
「だから俺は、別世界の戦士達の設定を集め、エボルトリガーを覚醒させる事を目的にした」
石動
「エボルトリガーなら、お前にも勝てるからな」
たくっちスノー
「確かに...マガイモノはキャラクターに弱いという相性の都合で勝てる見込みはないが...それとイクサー達と何の繋がりが!」
石動
「言っただろ?邪魔だって」
イクサー1
「...まさか、貴方の狙いは私達ではなく」
イクサー3
「あたし達の世界!」
石動
「その通り!」
石動
「イクサーロボ、ネオスゴールド、クトゥルフ...それにシンクロ」
石動
「お前達の世界は色々と興味深いが、全部解析するにはどうしても時間がかかる」
石動
「怪しんだあんたが、俺を倒しにくるだろうと思ってな」
石動
「だから、邪魔されないように遠くの世界に追い出してしまおうと計画した」
石動
「エストパルクに会うために座標を固定していたオモチャの世界にな」
イクサー1
「.....なるほど」
イクサー3
「えっ、それって...もう手遅れ!?」
石動
「ビーンゴ!お前達の世界はとっくに解析済みだ!エボルトリガーに使えそうな設定をぶちこんである!」
black
「ちっ...もう少し早く気付いていれば...」
石動
「つまり、俺の計画は成功した、といっていいだろう...後は富男に任せるかね」
富男
「...お前は?」
石動
「え?」
富男
「やって、くれるよな?」
石動
「...はいはい、せっかく引き受けた仕事だ、ギャラは1割くらい寄越せよな」
【ビッグゴールド!ライダーシステム!evolution!!】
【Are you ready?】
石動
「変身!」
【エボルゴールド!!ハッハッハッハッハ!!】
エボル
『さて、最終決戦といこうか!!』
メタルポリタン
「お前達だけは...絶対に許さん!!」
- Re: スーパーダメタル英雄嘆 ( No.134 )
- 日時: 2018/05/27 16:33
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
エボル
『来い!メタルポリタン!!』
メタルポリタン
「とあああっ!!」ズバッ
エボル
『ふん!』ガッ
エボルはメタルポリタンの剣を軽く受け止める
メタルポリタン
「ちっ...」
エボル
『少しは強くなったようだな、だが俺の的では...』
イクサー3
「イクサァァァボムッ!!」
エボル
『うおっ!』
エボルは背後からラリアートをかまされ、軽く吹き飛ぶ
エボル
『そういや、マガイモノキラーだったか...面倒なもの作りやがって!』ドンッ!
イクサー3
「...あのイクサー6も、あたし達の世界から」
エボル
『ああ、富男が使いたいって言うんでな!』
【ready go!エボルテックフィニッシュ!!】
エボル
『そいやっ!!』
エボルはイクサー3をフルスイングでメタルポリタンへと投げつける!
イクサー3
「あっ!!」
メタルポリタン
「うおっ...」
【チャオ!!】
チヒロ
「ポリタンさん、3さん!」
イクサー3
「い、痛いなぁもう」
メタルポリタン
「パワーアップしているのは、向こうも同じか...」
エボル
『確かにマガイモノはキャラクターと相性が悪い、だがマガイモノの長所は成長と進化に限界がないことだ!』
エボル
『お前達が二倍強くなるなら、俺はその二十倍は強くなれるんだよ!』
black
「厄介な奴がマガイモノになったものだ...」
イクサー1
「貴方には負けません!」
エボル
『シンクロ出来ないイクサーに何が出来る?勝ち目はない...』
黒
「白」
白
「オーケー」
チヒロ
「え?」
黒と白が手を取り合うと...左側が黒、右側が白になり1つになる
チヒロ
「え、ちょ?ええええ!?」
たくっちスノー
「え、何驚いてるの?この二人合体するって...」
チヒロ
「言ってない言ってない!!」
black
「黄と縁にしか言ってないぞ」
たくっちスノー
「そうだっけ?」
黒白
『「行くぞ、エボル...全力を受け取りな!」』
エボル
『な、何ィ!?』
エボルにKARASAWAが叩き込まれ...!?
エボル
『なーんてな、同じヘマはしない!!』ドンッ!!
エボルトリガーにエネルギーを吸収させる
黒白
『「ほう、やるな」』
たくっちスノー
「全力を受け止められてもまだイキッてますよあの二人」
ゾンビ娘
「あいつらはそういう奴だ」
エボル
『今度はこっちの番だ!』
【オーバー・ザ・エボリューション!!】
エボルはトリガーのスイッチを押し、ドライバーにセットする
【Are you ready?】
エボル
『エボルアップ!』
【ブラックホール!ブラックホール!revolution!!フッハッハッハッハ!!】
エボルの体が白く、禍々しく変貌していく
ブラックエボル
『エボルト完全体の力...見せてやるよ!』
- Re: スーパーダメタル英雄嘆 ( No.135 )
- 日時: 2018/05/27 18:06
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
ブラックエボル
『だあああああああああ!!!』バリバリバリバリ!!
メタルポリタン
「くっ...ううう!!」
エボルはオーラを周囲に放ち、メタルポリタン達を壁へ押し込む
ザンシャイン
「ぐっ...なんて力だ!!」
リューウェン
「瓶が割れそうじゃ」
亜区里
「中身が無事なら問題あるまいっ!!」
リューウェン
「無茶を言いおってからに!!」
メタルポリタン
「くっ...体が重い!!」
イクサー3
「で、でもアレ見て」
富男
「ぐおおおおおおおおお!!」
イクサー3
「あいつもやられてる」
たくっちスノー
「見境ないなぁ...」
富男
「お、おい...石動!!」
エボルブラック
『ああ悪い悪い、すぐにこいつら倒し』
【time over!】
エボルブラック
『ん...?なんだ、うおっ!?体が!』バチッバチッ!!
エボルの全身から火花が飛び散り、エボルドライバーからトリガーが外れる
石動
「ぐっ...ううっ!」
そのショックで、エボルの変身が解除されオーラが止まる
菖蒲
「体が楽になったぜ」
石動
「...はぁ、今の設定だけじゃエボルトリガーを使えるのはたったの数秒だけか」
石動
「まだまだ設定を集めないといけないな...ま、今回ばかりは俺の勝ちだなたくっちスノー!」
【ブレイクスチーム!】
石動はスチームブレードで時空の渦を作る
たくっちスノー
「あっ...待て、石動!!」
石動
「やなこった!イクサー達の設定も手に入ったし、後は好きにしな、支配人さんよ!」
富男
「お、おい!?そりゃないだろう!?」
石動
「ああそうそう、お金たまったら今度キャバクラにでも誘ってくれよ!それじゃ、チャオ!」
石動は時空の渦へと入り...渦と共に消え去った
たくっちスノー
「...くそっ!!勝ち逃げされた!!」
black
「たくっちスノー、奴のことはいい...今は」
富男
「あ、ああ.....!!」
ウールヴィア
「後は支配人一人だけ...」
亜区里
「貴様に勝ち目はない、降参しろ」
富男
「だ、誰が...」
たくっちスノー
「人間をオモチャにしたのはクリスから聞いている、人間達はどこにいる?」
富男
「.....!!」
富男
「か、金だ...この後ろには、金のなる木が待ってるんだ」
富男
「この後俺は、これを売って、億万長者になって、ベガスでスロットやって、旨いもの食って、一生幸せに過ごすはずなんだ」
メタルポリタン
「諦めるんだな」
メタルポリタン
「この世に、世界に、時空に、悪の栄えた歴史は無い」
メタルポリタン
「どれだけ自己中を振り撒き幸せになろうとも...いつか因果応報は襲い掛かる」
たくっちスノー
「黒金はともかく、世界規模で人を利用し、それを金稼ぎ、それも自身の自己満足の為に利用するあんたを許してはおけない」
富男
「う、う、うおおあああああああ!!!」
富男はメタルポリタン達をはね除け、ボタンを押す
すると、エレベーター入り口の真下に階段が現れ、すぐさまかけ降りる!
サビィ
「逃げたっすよ!」
ゾンビ娘
「追いかけろ!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【次回予告】
メタルポリタンの物語も、遂に終わりを告げる
富男
「まだ...まだ遊びたりないんだ!!オモチャが、オモチャが欲しいんだ!!」
亜区里
「フン!哀れなガキめ...引導を渡してやる!」
富男
「お金、お金、オモチャ、オモチャ、遊びたい!!遊びたい!!お前も俺の商品になれ!」
メタルポリタン
「亜区里富男!!俺は...俺たちはお前のオモチャじゃない!!」
メタルポリタン
「俺たちを愛してくれる...人間達のオモチャだ!!」
たくっちスノー
「ある人物は言った、ヒトの心を失った者は...ヒトじゃないと!!」
次回、スーパーダメタル英雄嘆最終話
【永遠のメタルポリタン】