二次創作小説(新・総合)

Re: スーパーダメタル英雄嘆 (オリキャラ募集) ( No.35 )
日時: 2018/05/18 12:03
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: 3w9Tjbf7)

【第六話】
『玩具のマガイモノメイカー』

~ヒーロータウン~

怪盗ボーイの事件とザンシャインに別れを告げ、ヒーロータウンに帰還した一行

まともに休めなかった黒達はサビィの所に出向く前にメタルの家で休むことにした


「」チーン


「二度あることは三度ある」

たくっちスノー
「船に乗っていく町のイベントってまだ沢山あったはず....」


「冗談じゃない」

ダメタル
「まぁともかくだ、ようやく帰れた、それでいいじゃないか、ゆっくり休もう」

菖蒲
「ああ、結局夜寝られなくてすげぇ眠いんだ」

たくっちスノー
「.....マガイモノメイカー」

イクサー1
「大丈夫...でしょうか?」

たくっちスノー
「ああ、すいませんイクサー1さん、ちょっと気になることだらけなもので」

イクサー1
「それは、あの黒い塊の事で?」

たくっちスノー
「はい...マガイモノメイカー、マガイモノを作る者達、奴を見るに自分以外に既に誰かが存在している、ということになる」

たくっちスノー
「そして...怪盗ボーイの行動を見るに、そいつはマガイモノを悪事に利用しようとした」

イクサー1
「悪事...」

たくっちスノー
「僕は許せないんです...マガイモノメイカーとして、マガイモノとして、個人のエゴの為に生き物を産み出して利用するという行為が」

ダメタル
「...その口振りだと、正しいマガイモノメイカーも存在していると言えるのか?」

たくっちスノー
「当然だとも、例えば...」

サビィ
「おーい先輩先輩!!大変、大変っすよ!!」

話を遮り、サビィが扉を叩く

ダメタル
「どうしたサビィ、お前から出向くなんて珍しいな」

サビィ
「せ、先輩達に...果たし状っす!!」

ダメタル
「何、果たし状?宛先は誰だ?」

サビィ
「分からない...思い当たる人物は?」

ダメタル
「...俺も分からない、色んな奴を逮捕してきたからな、これといって浮かばない」

たくっちスノー
「ちょっと見せてくれる?」

そう言うとサビィは扉の隙間から手紙を入れる

black
「えーと何々...『オリジナルへ』」

ダメタル
「オリジナル?オリジナルとは何だ?」

たくっちスノー
「...マガイモノが、使われた設定に対して使う呼び方だ、自分から見たblackさんみたいなものです」


「つまりマガイモノからの果たし状か...」

たくっちスノー
「可能性があるとするなら...メタル、blackさん一行、そして...イクサー1さん、貴方だ。」

Re: スーパーダメタル英雄嘆 (オリキャラ募集) ( No.36 )
日時: 2018/05/18 13:23
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: 3w9Tjbf7)

たくっちスノー
「果たし状によれば虫のコロシアムで待つ...と言っている」

ダメタル
「虫のコロシアムは昆虫のオモチャが住む闘技場...船を渡り、更に別の乗り物に...」


「そんなもんいけるか」


「バックレてもよくない?」

イクサー1
「いけません、約束は守らなくては」

black
「しかし、誰を待っているかも分からないしな...」

たくっちスノー
「...確かに黒さんの設定的に考えて、乗り物を跨ぐことはほぼ無理だ」

たくっちスノー
「だから黒さんには留守番させましょう」

ゾンビ娘
「なんだって?」

たくっちスノー
「自分が...黒さんの代わりになります!!」

...

そして、虫のコロシアム行きに乗り込んだたくっちスノー達は...

black
「黒の奴...信用出来るのか?」

たくっちスノー
「うちのマガイモノ達なら大丈夫ですよ、貴方達の恐ろしさをよく伝えてありますんで」

black
「そういう問題じゃない」

ダメタル
「それより、あの女の子の代わりになんてなれるのか?」

たくっちスノー
「ああ、五分の間だけど...」

ゾンビ娘
「黒の事だからきっと上手くやるだろう、それよりも私たちは果たし状の相手の事を考えよう」

ダメタル
「ああ...」

~虫のコロシアム~

虫のコロシアムに着くと、昆虫のおもちゃ達が慌てたように動き回っていた


「どうしたんでしょうか?様子が変です」

菖蒲
「何かあったようにしか見えねぇな」


「寿命が近いだけなんじゃないの?」

ダメタル
「玩具の寿命は虫ほど短くはない、事件だろう...どうした?」

「あ、ああ...来てもらって悪いけどコロシアムを開くことは出来ない...」

ダメタル
「開けない?どうして?」

「見たこともないオモチャが、コロシアムの会場を乗っ取ったんだ」

ダメタル
「乗っ取った...これは」

たくっちスノー
「奴...かもね」

「弱ったなぁ、他に揉め事があるというのに」

菖蒲
「追い出したりしねーのかよ」

「追い出そうにも待っている相手が居ると言って吹き飛ばすんだ」

たくっちスノー
「そうか、中に入れてくれ、自分達はそのオモチャに用があるんだ」

「なんだって?」

ダメタル
「待っている相手というのは俺たちの可能性がある、ヒーロータウンからはるばるここまで来たんだ、門前払いはやめてもらいたい」

「...わ、分かった、気を付けろよ」

black
「たくっちスノー」

たくっちスノー
「分かっています...うりゃっ!!」

たくっちスノーは全身をメタメタに引き裂き、新しく黒のような肉体に変化させた

black
「思ってたよりエグいやつだった」

たくっちスノー(黒)
「こんな荒業くらいしか出来ませんが、これでもそっくりになれます」

ゾンビ娘
「出来ればもうちょっとマシなやりかたで変身してくれ」

たくっちスノー(黒)
「すみません、考えておきます」


「違和感すげぇ」

...

「...来たか」

ダメタル
「果たし状を送ってきたのはお前達か」

「そうそう、こいつが勝手に言い出したことだけど」

「黙れ」

black
「お前達は...」




「私はオウ

「私はエン

「「マガイモノだ」」


コロシアムに立っていたのは、髪の毛が黄と緑で構成された...あの二人組そっくりの少女だった

Re: スーパーダメタル英雄嘆 (オリキャラ募集) ( No.37 )
日時: 2018/05/18 15:34
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

black
「オウにエン...そしてその見た目からして、オリジナルというのは」


「黒さんと白さんの事ですね」


「そうだ」


「その高圧的な態度は黒っぽいね、じゃあ緑色が私か」


「まぁそうなっちゃうね」

black
「本当によく出来てるなぁ...」

ダメタル
「果たし状の相手はオリジナル...つまり、この二人ということになる」


「なんで私たちに?」


「それは、我々が戦闘用のマガイモノだからだ」


「そうだっけ?」


「そう決めただろうが」


「そっかそっか」

たくっちスノー(黒)
「私は別に構わん、適当に相手してやる...白、お前はどうなんだ?」


「うーん、まぁ向こうがやりたいって言うんだったらいいんじゃないの」


「私たちをナメているのか...?」

たくっちスノー(黒)
「あんたらみたいな後回しに出来るサブイベントに時間をかけたくないだけだ、こっちはそれどころじゃない」


「それって忙しいの?」


「うん、なんでもマガイモノメイカーを探しているんだって」


「メイカー?あのたくっちスノーとかいう奴か?」

たくっちスノー
(そいつは目の前に居るんだよなぁ)


「違う違う、怪盗ボーイって知ってる?」


「今日作られたばかりだから知らないよ」


「今日!?今日作られてすぐにここを乗っ取ったんですか!?」


「オリジナルを越えない限り戦闘用として信頼できる私たちは作られない」


「戦闘用って黄が決めたんじゃ」


「お前は黙ってろ」

菖蒲
「で、どうするんだ、やるのか、後回しにするのか」

たくっちスノー(黒)
「やるさ、どうせ私達が相手になるまでここに居座るだろうし」

イクサー1
「私たちはどうすれば...」

black
「あっちの席で観戦して、やばいと感じたら私と一緒に止めればいい」

イクサー1
「....」


たくっちスノー(黒)
「そうだ、戦う前に言っておきたいことがある」


「遺言ならいくらでも聞いてやるよ」

たくっちスノー(黒)
「そんなことはどうでもいい...知りたいことがある、お前達を作ったマガイモノメイカーは一体誰なんだ!?」


「どうする?」


「答える理由もない...武器を構えろ!」


(で、本当にやるの?)

たくっちスノー
(自分は黒さんの戦闘スタイルを何も知らない、だから白さんも自分が黒さんだと思わないで適当にやってほしい)

たくっちスノー(黒)
「...さぁ、来いマガイモノ!!」


「お前を越える...オリジナルッ!!」


「ま、いいや...おいでよ、全力で」


ゾンビ娘
「大丈夫だろうか白の奴」

black
「まぁ、相手はマガイモノだし心配はいらないだろう、問題は黒じゃないことがバレるんじゃないかということだ」

Re: スーパーダメタル英雄嘆 (オリキャラ募集) ( No.38 )
日時: 2018/05/18 16:29
名前: 桜木 霊歌 (ID: PaYcrQQG)

こんにちは!桜木霊歌です!応募させていただきます!
名前 チヒロ
性別 男
種族 人間
性格 優しく内気で弱気かつ怖がり
見た目 黒髪ショートボブで黒タイツを履いていて、茶色のサスペンダー付きの短パンを履き、白いブラウスを着ている。年齢は高校生で性別は男だがかなり身長が低く、中学生はおろか小学生の女子に見違えられるほど。
その他 父親がプログラマーで、母親が単身赴任という家系に生まれた男の子。容姿が女子っぽく、身長が小学生位に低いという事で同級生からいじめを受けており、心の拠り所がおもちゃや人形しかない。
サンプルボイス 「初めまして。僕の名前はチヒロです。僕は容姿と身長で勘違いされるけど高校生の男子だからね。」
「僕の心の拠り所はおもちゃと人形だけなんだ。」
「今日も学校行きたくないなぁ・・・」
これでお願いします!それでは!

Re: スーパーダメタル英雄嘆 (オリキャラ募集) ( No.39 )
日時: 2018/05/18 18:32
名前: ルルミー (ID: PrIvPbQU)

はい、お久しぶりです。
今回はオモチャの世界が舞台ですか。
の、割には銃撃戦やらなにやら・・・大丈夫なのでしょうか。
まぁ、応募します。

名前:ウールヴィア

性別:男

種族:アンノウン(こう言ってますが、ドラゴンの玩具です)

性格:子供っぽさが出る無邪気さ。
   の、裏には一般の者だったら竦み上がるほどの威圧。
   とても明るく、素直で、正直な、
   一言で言えば子供の様な性格。
   なのに異常な威圧を感じる。

見た目:四つ足で、四枚の翼を持つ。
    大きさは玩具の世界で一軒家程。
    現実世界ではバレーボールと変わらない大きさ。
    黒い鱗に青い目。
    翼膜と大きな角は白く、爪は黒い。

その他:現実世界では細かい所も動かせる、意外と人気なオモチャ。
    背中のボタンを押すと吠える。
    が、オモチャの世界では自分の意思で咆哮を放つし、火も吹ける。
    怖がられるせいで友達がおらず、毎日黄昏ている。

サンプルボイス
「ねぇねぇ!僕はウールヴィア!君は何しに来たの?」

「皆は僕を怖がるんだ。いつも明るいのに・・・君も僕が怖い?」

「僕、君が願うなら空にだって連れて行くよ!」

「寒い?僕が火で焚き火を作ろうか?」

「友達?・・・僕と・・・友達!?ねぇ、それ本当!?良いの!?」


これでお願いします。

Re: スーパーダメタル英雄嘆 (オリキャラ募集) ( No.40 )
日時: 2018/05/18 22:01
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

霊歌さん

たくっちスノー
「依り所はオモチャ...か、上手く使えるかもしれないな」

ロストメイドウィン
「そうだ、こいつらは出番次でも問題ない設定だな」

たくっちスノー
「キリマはどーするよ」

ロストメイドウィン
「次話にランチビレッジ回あるからそれで」

ルルミーさん

たくっちスノー
「オモチャの世界と言ってもトイ・ストーリーみたいな感じじゃなくて、オモチャが命を持って生きる独自の世界って感じだよ」

ロストメイドウィン
「そこに大人の事情が合わさったようなドロドロとした世の中で構成されている」

たくっちスノー
「い、一応マジカルキングダムっていうメルヘンな街も存在するんだよ!」

ロストメイドウィン
「そういえばアンノウンって原作だとどんなオモチャが出てくるんだ?」

たくっちスノー
「調味料泥棒ことDTとか、粘土という名のスライム、ネルゲロとかそういうのだったはず」

ロストメイドウィン
「...なんか、ロクなオモチャがないな」

たくっちスノー
「大半がヒューマンかマシンだからなぁ」

コメント感謝だよ!

Re: スーパーダメタル英雄嘆 (オリキャラ募集) ( No.41 )
日時: 2018/05/18 22:58
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

たくっちスノー(黒)
(あと三分でタイムオーバーだ...短時間で終わらせる!!)

たくっちスノー(黒)
「沈めッ!!タコがぁーーっ!!」 ガシッ


「ぐっ!」

ガンッ!!

たくっちスノーは黄に飛びかかり、そのまま馬乗りになる

たくっちスノー(黒)
「時間がないから一気に仕留める!!」ガスッガスッガスッ


「うっ...貴様っ...げぼっ!」

ゾンビ娘
「あの馬鹿!マウントして顔面攻撃しやがった!」

菖蒲
「ぶーーっ!?」


「あの、これ止めた方がいいですよね!?」

black
「マガイモノは顔面殴られたぐらいじゃ死なんさ」

ダメタル
「そういう問題ではないだろう!」


「黒だって私の顔面よく殴ってるよ」

black
「...黒にはきつく言っておくよ」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「ぶえっくし」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「ぐっ...縁!こっちに来い!」


「あ、ごめん、今忙しい」


「そういうわけだからそっちも頑張って黒」

白と緑は右手を合わせ指を押しあっていた!

たくっちスノー(黒)
「なんでそっちは指相撲してんの!?」


「三分の交渉の結果勝負は指相撲で纏まった」


「この役立たずが!!ならせめて左腕を寄越せ!」


「え?右手使えないのにどうやって外せと?」


「捻ったら勝手に外れるだろ!」


「もう...はいさ」

緑が揺らすように腕を振ると、ギリギリと音を立て左腕が外れていく


菖蒲
「左腕外れたぞ!」


「ロボット?いやあれは...人形?」

ダメタル
「たくっちスノーの言っていたマガイモノ玩具という奴か」


「そいつを蹴飛ばして私の方まで持ってこい!」


「さっきからオーダー多くない?」


「黙れ、スクラップにしてやろうか」


「あーもう、はいこれね」

緑は左腕部分を蹴飛ばし、黄はそれを掴む


「こいつっ!!」バキッ!

たくっちスノー(黒)
「お前、凶器使うとは卑怯だぞ!この野郎っ!!」


「ガッ...かはっ..貴様っ...」ググググ

菖蒲
「おい、あいつ首を絞め始めたぞ」

black
「これはまずい...イクサー1、奴を引き剥がすぞ」

イクサー1
「ええ!」


たくっちスノー(黒)
「何故だ!何故戦闘用になろうなんて言った!!メイカーが望んだのか!?」


「ウッ...ゲッ、ウウッ...ち、違う...」

たくっちスノー(黒)
「ならどうしてだ!!劣等感か!?オリジナルに負けたくないなんてくだらない感情がこんなことをしたのか!?」


「...それの、何が悪いっ」

たくっちスノー
「悪いさ!!私は私だ!!どうでもいいんだよお前のことは!!」

たくっちスノー
「マガイモノは何かの偽物じゃない!!何かの設定を借りた別の生き物だ!!無関係なんだよ!!」ググググ

たくっちスノー
「復讐や逆恨みなんかの為にマガイモノの力を使うな!!結局な、マガイモノは勝つことも負けることも自由に決められない哀れな...」

black
「やめろ、たくっちスノー!!」


「...う、あう」



「た、たくっちスノー...?」

black
「そうだ、今ここにいるのは黒じゃない...マガイモノだ」

たくっちスノー
「...あれ?いつのまに三分経ってましたか?」

ゾンビ娘
「お前、加減を考えろ!相手がマガイモノじゃなかったら死んでたんだぞ!」


「うっわ、首に手の跡凄い付いてるよ」

black
「...たくっちスノー、善人になったとはいえ、未だに情緒不安定な所は変わらないな」

たくっちスノー
「う...すいません」

black
「次は気を付けろ...いや、お前の場合次なんてないか」

たくっちスノー
「ひっ!!...ご、ごめんなさい!!」


「...アレは、奴のオリジナルか?」


「お、落ち着いた?」


「...本物のオリジナルはどこだ?」


「乗り物酔いするから遠くに行けないんだよ、だから本当にやりたいならそっちから来てよ」


「ねぇ左腕返してよ」


「...オリジナル、たくっちスノーと言ったか?」

たくっちスノー
「あ...悪い、首を絞めて」


「問題ない、人形だから跡が残るだけだ...お前は何故反抗しない?」

たくっちスノー
「反抗?する理由が無いからさ」

black
「もし反抗してきてもまた心臓の部分をギリギリするからな」

たくっちスノー
「この調子だし...人形の君らには分からないと思うけど、マガイモノにだって痛みはあるんだからね?」


「マジで?」

たくっちスノー
「うん、本来なら左腕外したら超痛いんだから」

イクサー1
「ですが貴方、ついさっき全身の皮膚を剥がしませんでした?」

ゾンビ娘
「平気であんなことするの見せられると説得力無いんだが」

たくっちスノー
「自分は平気なんです!感覚が慣れたんで」

ダメタル
「それでどうなんだ?今回の勝負は」

たくっちスノー
「正体バレちゃったし、君らの不戦勝でいいよ」


「だってさ、良かったじゃん黄」


「納得できるか...」

たくっちスノー
「本物の黒さんは、自分よりもエグい手で責めてくるよ、あの人マジモンのサディストだから」


「うっ...」

たくっちスノー
「仕方ないから帰ろうよ皆、奴のマガイモノメイカーはこっちで調べる」

ダメタル
「...収穫なしか」

たくっちスノー
「そうみたい、帰ろうか」

たくっちスノー達は船にのり、ヒーロータウンへと...



たくっちスノー
「なんで君らいんの?」


「い、行き先が同じだっただけだ」

Re: スーパーダメタル英雄嘆 (オリキャラ募集) ( No.42 )
日時: 2018/05/18 23:43
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

ダメタル
「なんだ、お前達はマジカルキングダム出身かと思っていたが」

菖蒲
「なんだそのマジカルキングダムってのは」

ダメタル
「女の子向け玩具売り場の棚だ、魔法少女や着せ替え人形なんかが住んでいる」


「私は違う...その、なんだったか」


「最近出来た棚なんだってさ」

ダメタル
「デパートが棚を新調したのか...」


「そういうわけだ、だからお前達とは何の関係も...」

たくっちスノー
「黒さんと戦いたいんでしょ」ヒョコッ


「びっくりした!!突然喋るな!!」

たくっちスノー
「...あ、ちょっと二人に話したいことがあるんだ、いいかな?」


「...なんでお前が」

black
「あ、それなら私も同行する、また首を絞められちゃたまらんからな」

たくっちスノー
「う、うん...そうしたほうがいい」


「しないっていう保証はないんですか!?」

black
「奴は基本100%上手くいくことしか出来ないからな」

たくっちスノー
「SRPGはリセゲー...っていうか、昔は父さんならどうするか?という考えでやってきたんですけど、リセットして父さんの設定が使えなくなったもので...」

black
「チートコードで好き放題していたのが突然使えなくなったものか...こいつは酷い、また指導してやらないとな」


「で、話でしょ?到着する前に手短に済ませてよ」

black
「ああ、行くぞたくっちスノー」

たくっちスノー
「は、はい」

...

ダメタル
「奴とたくっちスノーってどんな関係なんだ?」


「私らもたくっちスノーとは初めて会うからなぁ」


「アレ見るに単なる先輩後輩ではないことは明らかですけど」

...
船室で四人は、座りながら話す

たくっちスノー
「...黄、だったっけ?」


「オリジナルと違って私は呼び捨てなんだな」

たくっちスノー
「まぁ僕まだ生後数ヵ月で黒さんより年下だから...ま、リセットしなくても二歳なんだけど」


「へー、二歳」


「たったの二歳なのか!?」

たくっちスノー
「二歳程度で驚かないでよ!これでも最高齢のマガイモノだったんだから!」


「なっ...」

たくっちスノー
「まあマガイモノの事はいいよあやふやだし...で、生まれてすぐに黒さんを倒したいと思ったの?」


「そうだ、何が悪い?」

たくっちスノー
「悪いとは言っていないよ...ただ数ヵ月とはいえ人生では僕は先輩の立場にある、だから言わせておくよ」

たくっちスノー
「先の事を考えておかないと生きていけない」


「...」

たくっちスノー
「ですよね、blackさん」

black
「ああ、お前は勢いで物事を決める癖があるからな」

たくっちスノー
「先の事って言われてもですねぇ、事前に分からないとどうにもならないんですよね」

black
「言い訳なんか聞きたくないのだが?耳のヒモ引っ張ってギターみたいにするぞ?」

たくっちスノー
「それって都市伝説の奴!!か、勘弁して...」


「...実際さ黄、あんたって黒を倒したらこの先どうするの?」


「倒した後に考えろ、そんなもの」


「...あんたの人生、そんなものでいいの?」


「黙れ、オリジナルが双子だったから生まれてきただけのくせに...」


「何さ、私知ってるんだから、あの二人りが綺麗だから私らを作ったことに嫉妬してるんでしょ」


「それの何が悪いっ!!お前でも殺すぞ、緑!!」


「気安く縁なんて呼ばないでもらえる、オリジナルと違って私達は他人に過ぎないんだから」


「こいつ...」

black
「本当に『紛い物』なんだな、こいつら」

たくっちスノー
「あの二人ってしょっちゅうボコりあいしてますけど喧嘩してるところは見たことありませんしね」

black
「いや、思春期の女の子なんて喧嘩がしょっちゅうさ、昔の二人だってそうだった」

たくっちスノー
「へぇ、意外ですね」

black
「お前も子供を持てば分かるさ」

たくっちスノー
「...いえ、僕はいいです、子供とか養っていける気がしないし」


「うぎぎぎぎぎ」


「ふぬぬぬぬぬ」

たくっちスノー
「黒さんって本気出すと白さんと合体するから仲良くしないと勝てないかもしれないよー」


「....ちっ」


「ふん」

たくっちスノー
「はぁ...仲の悪いマガイモノは初めて見たよ、生き物って感じがしてアリなんだけどさ」

菖蒲
「おい、陸地が見えてきたぞ」

black
「そろそろ付くか」

たくっちスノー
「...blackさん、僕は後から帰るって言っておいてください、黄の件で謝罪しないといけない」

black
「そうか、それなら行ってこい、後始末は任せる」

たくっちスノー
「うん...だから付いていくよ」


「...」

たくっちスノー
「嫌そうな顔しないで、僕に任せればどうとでもなる」


「...」

black
「頼んだぞ、マガイモノの王」

たくっちスノー
「うん...」

~名も無き戸棚~

そして、陸地についたたくっちスノーは名も無き戸棚の集落に移動し、黄達のマガイモノメイカーを探す


「...帰ってきたぞ」

「もう、どこいってたの!ブリキ君も必死に探して...」

たくっちスノー
「あの、すいませんこの度は...って、君は...」


「君はまさか...ティー君?」

たくっちスノー
「その顔はまさか...ガング君かい!?」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【次回予告】

たくっちスノー
「まさか君がマガイモノメイカーになるなんて」

ガング
「オモチャを作ってたら生まれただけだよ」


「....」

たくっちスノー
「でも、皆よく出来てるなぁ...」

ガング
「この世界もすばらしいよ!色んなオモチャが沢山居てさぁ!ところで僕に何の用?」

たくっちスノー
「ああ、言いにくいんだが、実は」

次回 スーパーダメタル英雄嘆
【ガングとマイスマイル社】

ダメタル
「あれ、この作品って俺が主役なのに出番少なくないか?」