二次創作小説(新・総合)

Re: スーパーダメタル英雄嘆 ( No.84 )
日時: 2018/05/22 22:05
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

【第十四話】
『クトゥルフの超戦士』

たくっちスノー
「う、うう...重い、瓦礫が重...」

たくっちスノー
「くない、アレ、ここどこよ」

たくっちスノーが目を覚ますと、目の前に瓦礫は無く...草原のような場所に立っていた

たくっちスノー
「あれ...オモチャがいない!!メタル!サビィさん!ザンシャイン!リューウェン!ウールヴィア!」

たくっちスノー
「ガング君とその連れもいない...」

たくっちスノー
「ちょ、おい!!blackさん、blackさん起きて!!」

black
「う、うん...これは良い尻た」

ゾンビ娘
「」ザシュッ

black
「oh...」

たくっちスノー
「どんな夢見てるんすか...」

ゾンビ娘
「たくっちスノー、ここは一体?」

black
「あ、あー、おはようたくっちスノー、ここはどこだ?レジェンドエリアではないみたいだが」

たくっちスノー
「草原だし天国か何かじゃないですかね」

black
「おい起きろ、寝てる場合じゃない、皆起きろ」

たくっちスノー
「ちょっ、冗談ですって落ち着いてblackさん!」

イクサー3
「まだ寝たい... 」

たくっちスノー
「寝てる場合じゃないって3さん!」

イクサー3
「お姉様が起きたらあたしも起きる...」

イクサー1
「ん.....」

たくっちスノー
「あっ、イクサー1さん、ちょっと言いたいことが...」

イクサー1
「...」ゴソゴソ スッ

イクサー1は腕輪からメッセージカードを取り出す

【起こさないでね(はぁと)】

たくっちスノー
「そういう原作ネタはいいですから...なんですかあなたら、寝起きに弱いタイプなんですねそうですね」

ゾンビ娘
「黒、白、さっさと起きろ」


「なんだ...あの瓦礫はどうにかなったのか?」


「あれ?てかオモチャは?」

「ここだ」

後ろからカーテンをめくるようにはっぱをどけて、ダメタルとザンシャインが現れる

black
「なんだ、天国に行ったのかと思った」

たくっちスノー
「ホントだよ...何してたの?」

ダメタル
「出口を探していた」

ザンシャイン
「何せ、気が付いたらここに居たものでな」

ゾンビ娘
「どっちみち別の部屋に来てしまったわけか」

ザンシャイン
「あっちに皆も居る...君達も向かってくれ」

black
「ゾンビ娘、お前は白を持ってくれ」

たくっちスノー
「じゃあ自分は黒さん持ちますんでイクサー姉妹をblackさんが」

black
「やるわけねーだろ」

たくっちスノー
「ですよねー」

Re: スーパーダメタル英雄嘆 ( No.85 )
日時: 2018/05/22 22:28
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

...

たくっちスノー
「えっ!?エストパルクがいない!?」

ザンシャイン
「ああ...レジェンドエリアに居た皆がここに送り込まれていたが...たった一人、エストパルクの姿が見えなかった」

ダメタル
「奴のことだから上手く脱出している...と、いいが」

たくっちスノー
「うん...」

ゾンビ娘
「大丈夫か、重たいだろ」

たくっちスノー
「どうってことは...」

ザンシャイン
「おーい皆、あの人達ようやく起きましたよ」

キャンプ場に近い場所で、ガングやサビィ達その他面々が待っていた

ガング
「おはようティー君!」

たくっちスノー
「ああ、おはよう」

亜区里
「全く...若いんだからもう少し早く起きろ」

たくっちスノー
「それ、自分が担いでるお二人さんに言ってくれませんかね」

亜区里
「起きないのか」

たくっちスノー
「ビクともしません」

ザンシャイン
「仕方ないさ、イクサーさん達を抜きでこの場所のことを...」


「あれ?待ってください、センサーに見慣れない反応が」

たくっちスノー
「あれ?...確かになんか多いかも」

その集まりの中に...カマキリのような見た目をした女の子が紛れていた


たくっちスノー
「君、誰?リアルワールドの人間ではないし、オモチャじゃないよね」

キリマ
「えっ、あ、えっとー...邪魔でした?」

たくっちスノー
「いやいやいいよ、敵じゃなさそうだし...君、名前は?」

キリマ
「私、私はキリマだよ」

たくっちスノー
「キリマ?...ははは!なっつかしぃなぁその名前!」

たくっちスノー
「自分のマガイモノにもね、キリマっていうのが居たんだよ!」

black
「ああ、確かなんでもやってくれるホムンクルスだったか」

サビィ
「なにそれすごいじゃないっすか、毎日ニート生活っすよ」

たくっちスノー
「まぁ、今は時空の旅人してて、いつ会えるんだか...」

キリマ
「.....」

black
「おい、見知らぬ人にそんなこと言っても分からないだろう」

たくっちスノー
「ごめんごめん...要するに」

キリマ
「そのキリマさんって、多分ここに居ますよ」

たくっちスノー
「え?」

キリマ
「それって多分喋る服の...」

たくっちスノー
「システマー...?システマーがここに居るのかい!?」

キリマ
「え、ええまぁ...」

すると、ザンシャイン達のルートとは別の草むらから、特殊な探検服を着た青色の少女が現れる

システマー
【皆さん、とりあえずジュースを用意してあったのでこれを...あっ】


たくっちスノー
「...システマー...なのか?」

システマー
【...たくっちスノー...様...!?】

ダメタル
「なんなんだこれは」

black
「まぁ...奴の知り合いは時空規模で存在するということだ」

Re: スーパーダメタル英雄嘆 ( No.86 )
日時: 2018/05/23 07:05
名前: mirura@ ◆TUtCohvFvY (ID: PrIvPbQU)

こんにちは!

システマーさんじゃないですか!
久々ですねぇ!

時空規模で知り合いですか・・・
今まで出会った作者さん達も時空別ですからね・・・・
良いですね!知り合い沢山いて!


エストパルクに、ファットマン・・・
彼らの言葉を聞いていると、自分の幼い頃の行動を考えさせられます。
哲学?
私からすれば哲学ですね!

久々にシステマーさんに会えて良かったじゃないですか!
更新、頑張って下さい!

Re: スーパーダメタル英雄嘆 ( No.87 )
日時: 2018/05/23 09:22
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: l1OKFeFD)

Miruraさん

たくっちスノー
「エストパルクはダメタルという作品の闇の部分の象徴とも言えるヒーローだよ...」

ロストメイドウィン
「オモチャ同士の戦いに人間が介入した結果がこれだ」

たくっちスノー
「ダークメタルの正体や悪に堕ちたダメタルルートの内容も含めて、ざくアクと同じくらいオススメしたいフリーゲームだから、興味を持った人は是非とも遊んでほしい」

ロストメイドウィン
「システマーは『キリマ』というオリキャラを見て出したくなった」

たくっちスノー
「まだ2、3ヶ月くらい前のキャラなんだなぁ...」





たくっちスノー
「ところで10人って大丈夫なの?」

ロストメイドウィン
「問題ない、原作キャラを含めたら半分はいけた」

コメント感謝だよ!

Re: スーパーダメタル英雄嘆 ( No.88 )
日時: 2018/05/23 09:41
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: l1OKFeFD)

システマーは、たくっちスノーとの関係との話をする...

ダメタル
「...なるほど、そのシステマーと妹のキリマは、たくっちスノーの前の騒動の関係者だったのか」※ポケモントライ参照

たくっちスノー
「ま、まぁね...」

black
「お前も大変だな」

システマー
【いえ、辛いと思ったことはありません】

たくっちスノー
「...にしても、なんで君らがここに?」

キリマ(マ)
「システマー兄さんがリアルワールドに行きたいと行っていたので、向かった先でこうなりました」

システマー
【まさかワープのような物をつけられていたとは】

black
「そんなバールのようなものみたいな」

たくっちスノー
「でも...良かったシステマー、君が居ると大助かりだよ、早速頼みたいことがあるんだけど...」

システマー
【はい、なんなりとどうぞ】

イクサー3
「すー...」

イクサー1
「.....」

たくっちスノー
「この二人をなんとか起こしてくれない?」

システマー
【おまかせあれ】

服の至るところからマジックハンドが飛び出し、イクサー達に...

イクサー3
「うっ、ひひっ!!ねーやめてよー!」

イクサー1
「...っ!!」ビクビクッ

black
「イクサー姉妹のくすぐりプレイ」

ゾンビ娘
「んなもんおっさんしか喜ばんわ」

たくっちスノー
「こちょこちょするだけだからKENZENです...ほら、目が覚めただろ?」

イクサー3
「もうちょっと丁寧に起こしてよ...」

イクサー1
「.....」

たくっちスノー
「不満そうな顔しない...で、システマー、ここどこだか分かる?」

システマー
【いえ...看板は見てありませんでした、瓦礫に潰れかけた貴方達を見つけて、救助して...】

キリマ(オ)
「それで、皆をとりあえず安全な場所に...ってここに」

ダメタル
「俺たちオモチャはともかく、お前達に怪我が無くて良かった」

サビィ
「バリアーが上手く作用してくれたおかげっすかね」


「エストパルクがいないと聞いたが、救助したときにはもういなかったのか?」

システマー
【ええ...その方が何なのかは知りませんが、実は私が来る前にある程度瓦礫がどけてあったんですよ】

菖蒲
「どけてあった?」

キリマ(マ)
「はい、ですので運ぶだけで済みました...恐らく、その方は皆さんを助けた後に、一人で脱出したと思われます」

ザンシャイン
(...エストパルク。)

ガサガサッ

話をしていると...突如、茂みの音が

black
「静かに」

システマー
【...いつの間に】

たくっちスノー
「何か居るのか...システマー、サーチだ」

システマー
【了解...数は三桁ほど、完全に包囲されてます】

ダメタル
「囲まれているか...なら、本気でやるのみだ!出てこい!」

バッ!!

クトゥルフ?
「オオオオオ!!」

茂みから、ゾンビエリアに居た種に似たクトゥルフが飛び出す!

イクサー1
「クトゥルフ...!」

システマー
【あれは一体...!?】

たくっちスノー
「後で話す、データとっとけよ!」

システマー
【了解!】



Re: スーパーダメタル英雄嘆 ( No.89 )
日時: 2018/05/23 12:25
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: l1OKFeFD)

イクサー1
「はっ!」ズバッ!

ザンシャイン
「シャイニーナックルッ!」

たくっちスノー
「アトミックパンチ!」

クトゥルフ
「オオ...!!」

技を受けたクトゥルフ達はバラバラになり鉄の塊が落ちる

イクサー3
「な、なにこれぇ!?」

ダメタル
「恐らくだが...ここのクトゥルフはエリア内のオモチャに寄生している」

イクサー1
「メタルの世界の玩具は、命を持っている...クトゥルフが寄生しても、おかしくはありません」

たくっちスノー
「妙に数が多いと思ったら...」

カァオッ!!カァオッ!!

バババババババ

どれだけクトゥルフ玩具を潰しても、草むらから次々と沸いてくる


「くそっ...数が多すぎる、三桁どころか四桁は居るんじゃないのか」

菖蒲
「この勢いじゃこちらも押されるぞ」


「そういえばクトゥルフってどこから来てるんだろうね」

たくっちスノー
「...考えられるのは、特定の場所に時空の渦を作り出して、そこから送り込むとか」

black
「まさかとは思うが、その渦の出口ってここじゃないだろうな」

たくっちスノー
「規模的にそうだろう...だから、渦を防ぐ必要がある、ここは逃げて、渦を探そう!」

ゾンビ娘
「アテはあるのか?闇雲に逃げても捕まるだけだぞ」

たくっちスノー
「時空の旅人なめんなよ!...まずは東の方角!」

亜区里
「ウールヴィア、突撃!」

ウールヴィア
「ええええーー!?」

ガング
「ウールヴィアを雑に扱いすぎじゃない?」

亜区里
「怪獣なんだからメチャクチャさせてナンボだろう」

...

ドドドド ガサッガサッ

ウールヴィアを先頭にダメタル達は森林を抜けていく

たくっちスノー
「そこを右に曲がって!」

ウールヴィア
「わ、分かった!」


「本当にここで良いんですか?」

たくっちスノー
「何かあったら自分をボコれ!」

ウールヴィア
「...何か見えてきたよ!」

亜区里
「よし、突っ込め!」

茂みの奥には...巨大な渦が空間に漂っており、渦の中からクトゥルフが飛び出していた


「本当にあったのか...」

たくっちスノー
「自分も度々使っていたから、感じ取る事が出来るようになったんだ」

black
「で?こいつをどうやって閉じるんだ?」

たくっちスノー
「渦のはしっこを掴んで無理矢理押し込めば...」


「そんな大雑把でいいんですか!?」

たくっちスノー
「自分が旅するとき、大体そんな感じだし...」

Re: スーパーダメタル英雄嘆 ( No.90 )
日時: 2018/05/23 12:50
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: l1OKFeFD)

black
「メタル、準備は良いか?」

ダメタル
「いつでも来い」

たくっちスノー
「あの、肩痛いんで早く...」

たくっちスノーはblackを肩車し、ダメタルと上下から時空の渦を潰そうとしていた

black
「はじっこってどこだよ」

たくっちスノー
「ブラックホールとかにくるくるしてる所あるでしょ?あれだよあれ」

ダメタル
「あそこ掴めるのか!?」

black
「やるしかない...とりゃあああああ」

ダメタル
「うおおおおおお!!」

blackとダメタルは渦を掴み、押し出していく!


「あんな無理矢理でいいのかよ」

チヒロ
「ガングさんって時空の穴どうやって防ぐんだろって思ってたけど...ああやってたんだ」

ガング
「いや、僕はセロテープで固定してたらいつの間にか直ってるんだよ」

亜区里
「それはそれでどうかと思うぞ...」

ダメタル
「ぐぬぬぬ...意外と硬い...」

black
「これで肩が脱臼したらお前のせいだからな」

たくっちスノー
「自分はblackさん乗せ続けて脱臼寸前ですけどね!」

black
「外れる肩がないだろ」

たくっちスノー
「あ、そうでした」

サビィ
「先輩、ファイト!後で湿布貼ってあげるっす!」

ダメタル
「腰を痛めるの前提なのか!」

black
「デェェェェェイッ!!」

ダメタル
「うおおおおおお!!」

二人が力を振り絞り、時空の渦を潰すように...

ビーン!!

その瞬間、木の影からビームが発射される

イクサー1
「危ない!」

black
「おっと」
たくっちスノー
「うぐえああああ!!」

blackはすかさず飛び降り、たくっちスノーを盾にする


ダメタル
「...くそっ、失敗か!」

キリマ
「どうしよう、もうクトゥルフ来ちゃった!?」

イクサー1
「...いえ、これは!」

ビームを防いだ後、遠くから凄まじいスピードで、人のような『モノ』が現れた

...その見た目は、今、側にいる...

イクサー3
「これ...お姉様!?顔が無いけど...」

ダメタル達を襲ったのは、紫の髪に赤のプロテクターを付けた、顔無しのイクサー1だった

...そして、木の幹からスピーカーが飛び出る

「このエリアは立ち入り禁止のはずだったんだがなぁ」

たくっちスノー
「...なんだ、あれは?」

「見たらわかるだろう、イクサーだよ」

たくっちスノー
「そうじゃない、クトゥルフの渦の事を言っているんだ」

「...なんでもいいだろう?」


「ここに来たが最後、死しかないんだならな!!」

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【次回予告】

たくっちスノー
「まさか、イクサー1さんのマガイモノをな...!!」

「さぁ、殺せ!!アグリー十元倶のソルジャー達よ!」

イクサー1
「彼女達が私から作られたというのであれば...私が彼女達の過ちを止めます」

イクサー1
「イクサー1として...クトゥルフの戦士ソルジャーとして!」

次回、スーパーダメタル英雄嘆
【繁殖!!イクサー6】


たくっちスノー
「マガイモノキラーの力を貴方に」