二次創作小説(新・総合)

実食 十一番~十三番 ( No.136 )
日時: 2020/05/11 21:50
名前: 月詠 (ID: IqVXZA8s)

採点方法
六段階で表します。内訳は以下の通り。

5・もはやプロレベル、お金を払ってまでも毎日食べたいほどです。

4・レシピに忠実だが個性や遊び心を感じさせる美味しさです。

3・良くも悪くもレシピ通り。普通レベルですね。

2・ちょっと失敗してますが頑張ったのは伝わります。慌てず、落ち着いてやりましょう。

1・不味いですが改善しようとしてるのは分かります。高評価組の料理のお手伝いから始めましょう。

0・料理をするな。

※評価は増える可能性があります、その場合は審査員達で話し合いましょう


お題「ケーキ」


役割

固定審査員
月音、大道克己、万丈龍我

挑戦者
終夜麻琴、紫藤悠姫、橘朔也、左翔太郎、猿渡一海、エボルト、窮奇、ラビ、リナリー・リー、ロード・キャメロット、及川つらら、花開院ゆら、花開院魔魅流

ランダム審査員
ツキト、御劔燐、リュウガ、相川始、呉島光実、氷室幻徳、紅蓮(騰蛇)、勾陣、アレン・ウォーカー、神田ユウ、ティキ・ミック、奴良リクオ、花開院竜二

伝言・成分分析&解析兼任
桐生戦兎

司会
石動美空

医療班
一部除くエグゼイド組&医者ライダー達
鴆一派
黒の教団本部所属の科学班

戦闘班
壇黎斗、パラドクス
剣崎一真
フィリップ、照井竜
紅蓮(騰蛇)と勾陣を除く十二神将


月音「よし、そろそろ終わりじゃー!」

龍我「嬉しそうだな、おい」

克己「エボルト」

龍我「本当にすみません!」

実食 十一番~十三番 2 ( No.137 )
日時: 2019/01/07 16:26
名前: 月詠 (ID: y68rktPl)

満足そうに試食会場から出ていく光実。
そこで私はあることに気づいた。


月音「まだ、ポイズン出てないな…」

克己・龍我・美空・戦兎「あ…」


私の言葉に気づいたような表情の四人。
そのまま無言になってしまう。


ツキト「……?どうしたんです?」


無言のままの試食会場に現れたのは、私の二番目の息子であり初弟子のツキト。
こいつが来たかぁ…と、思いながら説明する。


月音「まだポイズンが来てないなって話をしたんです」

ツキト「あー…なるほど…。納得したよ、母さん」


それなら良かったよ、息子よ。
なんか克己と龍我が必死に祈ってるが、無視しよう。
戦兎は既に次のを取りに行ったみたいだが。
ちなみに克己との契約を通してなのかは不明だが、祈ってる内容は分かる。
私が大荒れするから、ポイズンは来ないでくれというものだった。


美空「……私の力で解毒とか出来るかな?」


無理だと思うよ。


戦兎「……………万丈、大道、ツキト、覚悟してくれ」

克己・龍我「えっ」


私はスルーか。
死んだ目をした戦兎は持ってきたものをテーブルに置くと、クロッシュを取った。
そこにあるのはケーキだった。
……確かにケーキなのだが、スポンジは赤褐色でクリームは黒に近い紫色。
どういうわけかスポンジに塗られてるクリームはぼこぼこと泡立っており、薄い紫色の煙を時々、吐き出している。
しかも、その煙は何故か髑髏の形をしている。


固定審査員「(ここでポイズン来ちゃったーー!?)」


思わず無表情でそう思ってしまう。
…克己と龍我も同じことを考えてる気がするのは、気のせいだろうか?
ツキトはフォークでつんつんとポイズンケーキをつついてる。


ツキト「この煙は瘴気か?調べられるかな…」

戦兎「今、解析したら「DANGER!」って出てきたんだけど…」

美空「何それ怖い」


食べたくない。
そんな一言が本気で出てきた。
でも、食べないといけない。
仕方ないのでフォークを持ち、一口分だけ切り分けて……口に入れた。


月音・克己・龍我「………」

戦兎「……三人とも?」


戦兎からの呼びかけに私達は虚ろに笑うと。



バターンッ!



そのまま倒れた。


美空「きゃああああ!固定審査員が倒れたぁぁああああ!!」

戦兎「麻痺に痙攣、呼吸困難、意識の混濁……って、何でツキトは平然と食べてんの!?しかも自分の食べ終わって万丈の食べてるし!?」

ツキト「あぁ、他元世界やロードが今まで作ったポイズンクッキングの解毒剤と抗体を作ったんですよ。それをここに来る前に自分に投与しておいたから平気なんです。これを三人にぶちこめば五分で復活します」


その後、死にかけた私達はツキトが作った解毒剤と抗体を投与され、五分経ってから復活した。





総合評価 ☆0


月音の評価 ☆0
まだ、あなたははんせいするほうなのであんしんしてください。

大道克己の評価 ☆0
いしきはもうろうとしてるが、はなしはできるからまだおまえはよんばんよりかくじつにりょうりのうではうえだ。

万丈龍我の評価 ☆0
いきぐるしいけどだいじょうぶだからな。

ツキトの評価 ☆1
砂糖を入れすぎたのかかなり甘いよ。
解毒剤などを事前に投与しておけば普通に食べれるけど、命のことを考えると作るのはやめた方がいいかもね。

※固定審査員の文字はへろへろと読みづらいものになっている。

実食 十一番~十三番 3 ( No.138 )
日時: 2020/05/11 21:51
名前: 月詠 (ID: IqVXZA8s)

私達固定審査員の分のケーキも食べたツキトはそれでも平然とし、普通に歩いて試食会場を出ていった。
ぐったりとする私達は、美空が持ってきてくれた回復アイテムの疑似ネクタルもどきを飲む。


月音「あぁ"ああ"ぁ"ぁあ"………喉が、喉がぁあああ…っ」

克己「相変わらず炭酸に弱いな」

龍我「え、月音、炭酸に弱いのか?」

克己「あのしゅわしゅわした感じがすごい苦手らしい、舌とかが痛くなるとかって」


喉の痛みに悶える私を軽く無視し、会話する二人。


燐「……おふくろ、大丈夫か?」


と、燐がやってきた。
私は水を飲みながら片手をひらひらと振る。
体力が八割くらい回復した私達を見てから、戦兎は次のを取りに行った。
ランダム審査員席に座った燐は、ため息を吐き出す。


美空「どうしたし?」

燐「………エボルトと契約したの後悔し始めてる」

美空・龍我「本当にうちの宇宙人がすみません!」


「ビルド」世界のブラッドを除く仮面ライダー全員と契約してる燐が後悔するところを、私は初めて見た。
若干死んだ目をしてる人間ベースキメラと謝るヒロインと二号ライダー。
なんとも言えない空気になってると、戦兎が戻ってきた。
何かあったのかという表情をされたが、アイコンタクトで何でもないと答えておいた。
とりあえずテーブルに置かれたそれからさっさとクロッシュを取った。


月音「お、ガトーショコラだ」


綺麗に切り分けられたガトーショコラ。
その傍には生クリームが添えられており、ミントの葉っぱがちょこんと乗ってる。
盛りつけ方がお店みたいだ。


戦兎「伝言は「私の好きなチョコレートケーキを作りました。ビターチョコを使って少し苦めにしたので、苦いのが苦手な人は添えてある生クリームと一緒に食べてください」って」

月音「………一つずれちゃったか…」

克己「みたいだな…」

美空「あちゃー…」


十二番が誰か知ってる戦兎は苦笑し、察した私達はあららという表情になる。
燐も分かったらしく、申し訳なさそうな表情をしている。
龍我は分かってなさそうだが。
とりあえず試食を開始した。


龍我「確かにちょっと苦いけど美味いな……あ」

月音「生クリームと一緒に食べるとちょうどいいなー。……誰か分かったか?」

龍我「……おう」

克己「俺としてはチョコケーキはこれくらいがちょうどいい」

燐「美味いけど、その……アレンに申し訳ない…」


複雑そうな表情の燐に苦笑しながらも、私達は評価用紙に書き込んだ。





総合評価 ☆4


月音の評価 ☆4
ガトーショコラは美味しかったですが、その……残念でしたね…。

大道克己の評価 ☆4
この料理対決が終わったら、アレンに食わせてやれ。

万丈龍我の評価 ☆4
こればっかりはくじ引きだからなぁ…。

御劔燐の評価 ☆4
その……本当にごめんな…。

実食 十一番~十三番 4 ( No.139 )
日時: 2019/01/07 16:30
名前: 月詠 (ID: y68rktPl)

燐が試食会場を出てから、私達は今までについて話す。


月音「一番は麻琴です、彼女が作る料理やお菓子は一緒に住んでから食べてますからすぐに分かります。で、二番は……多分、ゆらかなー?ちょっと自信がないな。三番はカシラ……じゃなくて猿渡ですね、美空をみーたんって呼んでましたから」

克己「四番は確実にエボルト、むしろクトゥルフ制作者確定は今回はあいつしかいない。五番は勾陣の言葉からして窮奇か?六番は雪女だな、確実に。あのアイスケーキは美味かった」

龍我「七番がラビだな、作ってる最中に気絶したのあいつだけだし。八番はー……魔魅流!俺の第六感がそう言ってる!九番は橘さんだな、月音がさっきあの人の料理の腕、教えてくれたし」

美空「十番は悠姫、加熱したらクトゥルフはあの子しかいないし。ホットケーキ美味しかった~。十一番はロード、ポイズンは彼女だけだし。十二番はリナリー……恋人に当たらなかったのは、ドンマイとしか…」

戦兎「と、いうことは…」

アレン「来ましたー」


残りの挑戦者が誰か分かった時に来たアレン。
思わず全員で彼に同情の視線を向けてしまった。


アレン「え、どうしたんですか?」

戦兎「その……ドンマイ…取りに行ってくるよ」

龍我「おう……頼むわ…」


同情した目のまま、戦兎が最後のケーキを取りに行った。
不思議そうなアレンをランダム審査員の席に着かせた。


克己「まさか最後があいつとはな…」

月音「えっと…克己もドンマイ」

アレン「本当に何があったんですか?」

美空「気にしなくていいから」


ため息を吐きたくなる気持ちを我慢していると、戦兎が戻ってきた。
テーブルに置かれたそれからさっさとクロッシュを取る。


月音「……なんか、色が濃い感じですね」

龍我「確かに」


あったのは茶色のパウンドケーキ。
少し分厚く切られているそれを見ながら、クロノスウォッチを弄って時間を動かす。
どうやら焼きたてらしく、その途端に匂いがしたのだが…。


克己「あー……これ、コーヒー使ってるのか…」


私が飲み物の中でも一番と言ってもいいくらい、苦手なコーヒー。
それが使われてるパウンドケーキかー…。


戦兎「伝言は「ハードボイルドなケーキとかがないからコーヒーを使ったのにした。酒を使ったものも考えたが、月音は酒が苦手だし未成年が食べたらダメだからな。で、月音、リクつらとかアレリナとか、リュウガの片想い関係の美味しいネタはあるか?あるならぜひともプリーズ!」って…」

克己「終わった後で絞め上げるか」


十三番、絞められることが確定する。
ネタの提供だけはしてやるか…。
コーヒーパウンドケーキを食べ始める。


月音「…………う"ぇ」

克己「女がそんな声を出すな」

美空「思いっきり吐いてるみたいな声だったし、今の」

アレン「んー、コーヒーの味が強めですね、これ」

龍我「でもケーキの味はちゃんとするんだよな」


完食してから評価用紙に書き込む。
私だけは水をがぶ飲みしてからだが。





総合評価 ☆3


月音の評価 ☆2
コーヒーは苦手なので、申し訳ないですが評価を下げさせてもらいました。
でもお酒を使わなくて本当に正解かと……多分ですが私、評価☆0にしてたかもです…お酒も苦手。
ネタの提供は克己に絞められるのが終わってからで。

大道克己の評価 ☆3
コーヒーパウンドケーキは普通に美味かった、ああ、美味かった。
お前、必ず絞めるから覚悟してろ。

万丈龍我の評価 ☆3
大道の方が見れない。
とりあえず死なないようにな、うん。

アレン・ウォーカーの評価 ☆3
ケーキは美味しいですがコーヒーの味が強めな感じでしたね。
骨は拾いますよ。

実食 十一番~十三番 後書き ( No.140 )
日時: 2019/01/07 16:32
名前: 月詠 (ID: y68rktPl)

「ついに実食編?試食編?が終わりました~。出かけたりなどで集中しての今回の執筆が困難だったので、書き終わって満足」

克己「次は発表編だが……完全にないとは思うが言っておく。お仕置き募集などはしていない、既に誰がお仕置きするか決まってるからな」

「恒例のケーキ紹介。十一番はポイズンケーキです、食べる前に備え付けられてる、ツキトの使った解毒剤と抗体を服用してからでお願いします。服用せずに食べてしまった場合は、死ぬ前に誰かが投与してやってください」

克己「十二番は少し苦めのガトーショコラだ、甘いものが苦手な奴には嬉しいタイプだ。苦いのが苦手、あるいは甘いもの好きは添えられてる生クリームと一緒にどうぞ」

「十三番はコーヒー風味が少し強めのパウンドケーキです?克己達曰く、味は普通らしいです。私は苦手なので、あれですが…」

克己「お前、本当にコーヒーダメだよな……。今回は挑戦者ヒントは無し、だいたい十三番のところで言ったしな…」

「ですね……今回はこれにて、失礼しました」