二次創作小説(新・総合)
- 結果発表! ( No.141 )
- 日時: 2019/01/12 13:13
- 名前: 月詠 (ID: Uj9lR0Ik)
評価をまとめた私は、戦兎が呼んできてくれたランダム審査員全員や克己や美空達に視線を向ける。
月音「皆さん、お疲れさまです。こんなことに付き合っていただいてすみません…」
戦兎「いや、元はと言えばうちのエボルトのせいだから…」
龍我・美空・幻徳「うん…」
軽く首を横に振る戦兎の言葉に頷く三人。
思わず苦笑してから龍我に四番の評価用紙を束ねたものを渡す。
月音「とりあえず……はい、龍我。エボルトをシバいてこい」
龍我「おう」
一瞬で目が据わった龍我。
私は魔法を使って快く彼をエボルトが個人で待機してる部屋に送り込んだ。
事前に話し合ってエボルトは呼ばず、防音加工が施された別室で個人で待機、そのままフルボッコにされてもらうことにした。
ちなみにその部屋は、地球外生命体だと仮面ライダーや怪人体に変身が出来ない上に特殊能力が使えないように様々な術式が組まれてあったりする。
克己「さて、結果発表に入るか」
月音「ですね」
館内放送用のマイクを取り出し、スイッチを入れる。
月音「これより、料理対決の評価発表へと移ります。順番は総合評価の高い順となります。まずは総合評価が五の方々からです。一番、三番、九番、十番、以上の四名は試食会場までお越しください」
マイクのスイッチを切り、それぞれのランダム審査員に声をかけた。
- 結果発表! 2 ( No.142 )
- 日時: 2019/01/12 13:14
- 名前: 月詠 (ID: Uj9lR0Ik)
試食会場に現れたのは麻琴とカシ……一海、橘さん、悠姫。
納得のメンバーである。
竜二は麻琴の、ティキはカシ……一海の、幻徳は橘さんの、光実は悠姫の前に立った。
月音「では、ランダム審査員は評価用紙を渡してください」
私の言葉を合図に評価用紙を渡しながら会話をする。
麻琴「ウチのは竜二が食ったのか……しかし、最高評価になるとは思わんかったわ」
竜二「いや、あの味と見た目は高評価になるぞ。自信を持て」
麻琴「自信を持っていたが良くて四くらいだと思ってたんだよ。で、月音のお節介部分はどうでもいいがお前の評価用紙にリュウガにも食わせてやれってあるが…?」
竜二「理由は自分で察しろ」
麻琴「…………?まぁ、いいか…後でリュウガの分を作るが、リュウガ、食べる?」
リュウガ「もちろん」
さりげなく竜二に嫉妬の視線を送ってたリュウガが、すごい嬉しそうにしてる…。
そんなに麻琴の作ったケーキが食いたかったのか。
ティキ「はい、あれは本当に美味かった」
一海「なら良かったが……やっぱり月音の評価は下がったかー」
ティキ「ホウレン草は食べれるけど苦手だって言ってたからね。で、これの作り方なんだけど…」
一海「…………お前、作れるか?」
ティキ「…………やめとく」
D,Gray-man世界のクトゥルフクッキングなティキは、作り方を聞くのはやめたようだ。
代わりにカシ……もう、カシラって呼んじゃえ。
カシラが後でお土産用に作ることが決まった。
橘「まさか最高評価とはな…」
幻徳「後で親父にも持っていってやりたいんだが」
橘「すまん、パイ生地がもうない」
ちょっと落ち込む幻徳をスルーしながら、橘さんは評価用紙を見る。
スルーしてやるなよ。
悠姫「まさか私のを光実さんが食べたとは…」
光実「本当に美味しかったし楽しかったよ、パーティみたいで。今度、チーム合同のダンスイベントの打ち上げとかにやってみたいなって思うんだけど、どう?」
悠姫「えっと……考えておきます」
光実「悠姫の分は僕が焼くからね」
悠姫「ふえ!?」
顔を真っ赤にする悠姫。
私は苦笑しながらも助けはせずに、次の高評価組を呼ぶことにした。
月音「次は総合評価が四の方々です。五番、六番、十二番、以上の三名は試食会場までお越しください」
わちゃわちゃしてる最高評価組とそのランダム審査員をどかしてから、次の三人を呼んだ。
- 結果発表! 3 ( No.143 )
- 日時: 2019/01/12 13:16
- 名前: 月詠 (ID: Uj9lR0Ik)
現れたのは窮奇、つらら、リナリー。
その三人の前に勾陣、リクオ、燐が立つ。
この時点でリナリーとアレンは察した表情になる。
月音「では、ランダム審査員は評価用紙を渡してください」
私の言葉を合図に評価用紙が渡される。
勾陣「まさかお前がイチゴタルトなんて可愛いものを作るとは思わなかったな」
窮奇「四万六千五百年くらい生きてたら性格も変わるからな?それに主が女だからってのもあるが、これでも俺、結婚したことあるし」
勾陣「………………結婚?」
窮奇「結婚。子供もいたぞ、ちゃんと」
リュウガ「ちょっと詳しく聞かせ」
克己「お前は引っ込め」
少年陰陽師組からしたら衝撃的な発言にリュウガが反応したが、克己に引っ込ませられた。
つらら「わ、私が作ったケーキ、リクオ様が食べてくださったんですか!?」
リクオ「うん、すごく美味しかったよ。あと、固定審査員達の評価用紙にある質問は無視していいから」
つらら「?分かりました」
リクオ「でも、どうやってあんな綺麗に円形にしたの?それにアイスも…」
つらら「あ、それはボウルを使ってですね…」
なんかドームケーキの作り方講座的なのが発生した。
………あとで私も聞こうかな。
リナリー「…………」
燐「その…本当に美味かったんだけどごめん…」
リナリー「……こればっかりはくじ運だから、うん…気にしてないよ…」
燐「あとでアレンに作るとかしてやって…」
アレン「リナリー、僕もリナリーが作ったケーキが食べたいのであとで作ってくれませんか?」
リナリー「うん…」
試食したランダム審査員が燐ということにガチ落ち込みをしていたリナリーだが、彼とアレンの言葉に頷く。
ちょっと安心しながら次を呼ぶことにした。
なんか光実&悠姫の時からたまにリュウガがスケブ出して描いてたけど、そのたびに克己にシバかれてたのは無視しよう。
月音「次は総合評価が三の方々です。二番、十三番、以上の二名は試食会場までお越しください」
評価が下に行くに連れて少なくなっていく。
そのことに思わず苦笑した。
- 結果発表! 4 ( No.144 )
- 日時: 2019/01/12 13:17
- 名前: 月詠 (ID: Uj9lR0Ik)
現れたのはゆらと翔太郎。
その二人の前にリュウガとアレンが立つ。
………私の隣で克己がボキボキと拳を鳴らしてるが、私は気にしないでおく。
月音「あー………では、ランダム審査員は評価用紙を渡してください」
全力で克己を視界に入れないようにしながら、私は言う。
いや、私も腐女子だしNLも大好きだけどね……自重してるからか、制裁ターゲットには入ってないらしい。
前に剣崎をセクハラしようとしたら殺られたけど。
リュウガ「はい。あのカップケーキ、遊んだりはしなかったんだな」
ゆら「お菓子とか作るのはしたことなかったので…レシピ見てそのまま作ればええかな~、って」
リュウガ「あー…なるほど。評価用紙にも書いたが、俺でもいいなら少し教えるぞ?これでも暇潰しにたまに作ったりしてるし」
ゆら「……考えておきます」
意外なものを見る目でリュウガを見るゆら。
大丈夫、私も意外な一面を見た気分だから。
てか、この世界のリュウガは何を目指してるんだ?
翔太郎「は?月音ってコーヒー苦手なのか!?」
アレン「みたいですよ。コーヒーの苦味とかが特に苦手らしいです」
翔太郎「マジかよ…失敗した…。で、何で絞めるとかの単語が?」
アレン「それなんですが…」
アレンが説明しようとしたら、静かに翔太郎に近づいた克己が彼の左肩を掴んだ。
それでピシッと固まった翔太郎。
美空「戦兎、見えないし」
戦兎「頼むから美空は純粋でいて!」
つらら「あの、何でいきなり目隠し…」
リクオ「見えない…」
紅蓮・勾陣「お前達は見るな」
リナリー「え、何が起こってるの?」
窮奇「気にするな」
悠姫「み、光実さん?」
光実「悠姫は見ちゃダメ」
ゆら「ちょっ、お兄ちゃん!?」
竜二「……ゆらにはまだ早い」
純粋組は近くにいた人達に目隠しされた。
うん、克己が鬼も裸足で逃げそうなほどの怒りの表情とオーラだからね。
私もちょっと怖い。
克己「“WARP”」
月音「…………えー、次は総合評価が二の方です。七番は試食会場までお越しください」
“ワープ”を使って翔太郎を掴んだままいなくなった克己を見送ってから、私はそう呼びかけた。
スルーした方がいいな、これ。
- 結果発表! 5 ( No.145 )
- 日時: 2019/01/12 13:18
- 名前: 月詠 (ID: Uj9lR0Ik)
現れたラビは、顔色が良くなっていた。
照井や医療班によると青白かったらしいのに…。
ラビ「麻琴が医療班に持ってったあれの抗体の余りをもらったんさ。おかげで体調良くなったさよ~」
始「クトゥルフ料理からしか採取出来ない抗体が必要とかは初めてだったがな」
ラビ「確かに」
頷きあう始とラビ。
そして勝手に渡されてる評価用紙。
ラビ「あれ、総合評価が二?始からのみたいに一をつけられてたとばかり…」
始「お前の場合は味見もちゃんとして謝罪したのと、クトゥルフが原因で倒れて作り直せなかったからしょっぱいシフォンケーキになっただけだからな。作り直せてたら総合評価は三になってたと思う」
ラビ「……そっか。あ、あと気になったんだけど何で月音以外の固定審査員とエボルトと翔太郎がいないんさ?」
始「………聞きたいか?」
ラビ「……遠慮しておきまーす」
賢明な判断である。
最後は残り二人なので、一気に呼ぶことにした。
月音「最後は総合評価が一と零の方々です。一の八番、零の十一番、以上の二名は心の準備が出来てから試食会場までお越しください。二人が反省してるのは分かってますから、必ず来てください」
マイクのスイッチを切って神田とツキトに声をかけた。
- 結果発表! 6 ( No.146 )
- 日時: 2019/01/12 13:20
- 名前: 月詠 (ID: Uj9lR0Ik)
現れた魔魅流とロードはしょんぼりとした雰囲気だった。
いかにギャグカオス組なロードと言えども、ポイズンクッキングな自分の腕前は嫌なようだ。
二人の前に神田とツキトが立つ。
そしてまた勝手に渡した。
魔魅流「本当に…ごめん…」
神田「いや、まだ反省してるからいいと思うが…」
魔魅流「……でも、料理対決はしない方が…いいと思う」
神田「本当それな」
思わず全員で頷く。
だが、やりそうなのが他にもいるんだよな…。
ロード「うぅ…ホントにごめん…」
ツキト「僕は事前に作ってた解毒剤や抗体のおかげで大丈夫だよ~。でも、ロードは作らない方がいいかもね」
ロード「そんなのボクだって知ってるよ…はぁ…」
ツキト「ドンマイ」
苦笑するツキト。
とりあえずこれで挑戦者はこれで全員が揃った。
二人にお仕置きを与えないといけない。
月音「花開院魔魅流、ロード・キャメロット、両名へのお仕置きは厨房の後片付け……もとい、掃除です。本来はロードだけにしたらいいんでしょうが、広さなどを考えて二人でお願いします」
魔魅流・ロード「分かった」
月音「ありがとうございます。では……これにて、料理対決を終了します。皆さん、お疲れさまでした!戦闘班と医療班には私から声をかけておきます」
紅蓮「頼んだ」
私は頷き、魔法を使う準備に入った。
- 結果発表! 後書き ( No.147 )
- 日時: 2019/01/12 13:21
- 名前: 月詠 (ID: Uj9lR0Ik)
「料理対決、終わりましたー。疲れた…」
麻琴「長かったよね……特に四番の執筆期間」
克己「あれ、マジで死にかけたんだが」
「せめてその赤絵の具は落としてから来てください。いくつか料理対決のお約束の内容を壊した気もしますね」
窮奇「あー、遺言とかな」
「書いてみると…」
遺言回
最初は普通に遺言を書いてたが、龍我以外は遺言とかやらなさそうだと判断して悩む。
代わりにフルボッコ宣言もとい四番への恨みに変えたら、すらすら書けた。
抗体を持ったクトゥルフ料理
今まで読んだ、自分が知ってる料理対決に出てきたクトゥルフ料理から抗体を採取する、という描写がないなーと思ってそうした。
その少し前に「仮面ライダー剣」のセンチビートアンデッド回を見てたから思いついたのもある。
ポイズンクッキング対策
薬とかが作れそうなランダム審査員が、対策とか立ててきたのをあまり見ないなと思ってやった。
他にもツキトが脳内で勝手に対策してきたのもある。
「こんな感じ」
麻琴・窮奇・克己「うわぁ…」
「あとは言うことは……思いつきませんね。それでは、また今度」