二次創作小説(新・総合)
- 破壊者による大戦開始の合図 ( No.223 )
- 日時: 2019/05/29 13:01
- 名前: 月詠 (ID: 9AGFDH0G)
それは、世界の破壊者によって始まった。
士「月音、すまないが被害を減らしたいから料理対決の開催許可が欲しい」
月音「てめぇは何を言ってやがる」
トライアル一真「すー…すー…」
私の自室で膝枕をねだってきたのでやってやったら、即座に寝落ちしたトライアル一真の頭を撫でてたら士がそう言いながら現れた。
ちなみにドアや窓から入ってくるんじゃなくて、あの移動用オーロラを部屋の中に出してそこから出てきたのである。
……最近は、トライアル一真がいつの間にか私の自室にいたり、夜中にふと起きるとたまに布団に潜り込んで添い寝してたりするんだよなぁ…。
そのせいか、不法侵入されても諦めてきてる自分がいるのを感じる。
というか、被害を減らしたいから開催するっておかしいから。
被害が増えるの間違いだろ。
士「……まず、これを見てくれ」
いつものマゼンタカラーのトイカメラで私達の写真を撮ってから、何かの資料を渡してきた。
薄めだが、何かの企画とかの大事なものなのか丁寧にまとめられ、ホチキスで本のように留められている。
その表紙には「第二回料理対決企画案」と書かれてる。
嫌な予感を覚えながらも読んで…。
月音「料理対決を開催しましょう」
真顔でそう告げた。
- 破壊者による大戦開始の合図 2 ( No.224 )
- 日時: 2019/05/29 13:02
- 名前: 月詠 (ID: 9AGFDH0G)
資料の中身。
それは確かに料理対決ではあるのだが…。
月音「ただのゲテモノ、クトゥルフ、ポイズンが飛び交う戦場じゃねぇか」
士「本当にそれな」
私の言葉に、腕組みをした士が頷く。
というのも、挑戦者として名前が書かれてるのはエボルトやロード、ティキなどなど…。
ある意味、固定審査員にとってのオアシスは味無しクッキングの魔魅流のみという悲惨なもの。
企画者は誰かと探したら、エボルトと貴虎だった。
重度のギャグカオス組め…。
どちらかといえばカオスクラッシャー枠な士が、開催許可を求めるわけだ…。
月音「それで?やるからにはお題や挑戦者、ランダム審査員なども決まってるんですか?」
士「ああ、他の次元世界と被るがお題は自由性が高い「ご飯に合うもの」。挑戦者やランダム審査員なんだが…」
説明してくれたそれに、確かに上手くいけば被害が減らせると私は頷く。
固定審査員の話になると既に一度は経験してる私と、士が持ってきた資料を先に見せたという克己、開催する本人がやるということになったが…。
トライアル一真「……俺も固定審査員、やるよ」
月音「青蓮?」
いつの間にか起きて、膝枕されたまま話を聞いていたらしいトライアル一真が話に加わってきた。
士「おい、下手したらお前にまた新しいトラウマが出来るかもしれないんだぞ」
眉間にシワを作った士の言葉に、トライアル一真はじっと彼を見る。
そう、料理対決の固定審査員は確実に美味しいものを食べれるというメリットがあるが、トラウマ級のものに遭遇するというデメリットもある。
てか、そのデメリットが大きい。
だからトライアル一真には参加するにしても戦闘班か、完全に不参加でいてほしいが…。
士もあの掲示板でトライアル一真の身に何が起きたか知ってるからこそ、トラウマという言葉を出したのだろう。
じーっと士を見るトライアル一真。
その視線を受け止め、トライアル一真を見返す士。
しばらくそんな攻防戦が続き……士が視線を逸らしてしまったことで、トライアル一真の参加も決定した。
- 破壊者による大戦開始の合図 3 ( No.225 )
- 日時: 2019/05/29 13:04
- 名前: 月詠 (ID: 9AGFDH0G)
挑戦者などを訓練場に呼び出し、私達は移動する。
途中で克己もやってきて合流し、訓練場へと入った。
月音「皆さん、突然呼び出してすみません」
ユウスケ「いや、いいけど……どうしたんだ?士も月音と一緒にいるし」
そう、戸惑ったような表情をするのはリ・イマジネーション仮面ライダークウガの変身者、小野寺ユウスケ。
戦兎だけがもしかして…という表情だが、彼の予想は大体合ってる。
月音「実はですね……第二回料理対決の開催が決定し、皆さんは挑戦者として選ばれました」
良太郎・ワタル「え…」
巧・戦兎・ソウジ「げっ」
戸惑ったように困った表情になったのは二人、嫌そうな表情なのは二人。
困った表情なのは良太郎とリ・イマジネーション仮面ライダーキバの変身者、ワタル。
嫌そうな表情なのは巧と戦兎とリ・イマジネーション仮面ライダーカブトの変身者、天堂ソウジ。
カズマ「あー……料理対決かぁ…テーマは?」
月音「「ご飯に合うもの」、です」
紘汰「前に他の次元世界でもやってなかったか?」
アスム「自由性が高いのは嬉しいですが…」
リ・イマジネーション仮面ライダーブレイドの変身者、剣立カズマからの問いに答えると仮面ライダー……アーマードライダー鎧武の変身者、葛葉紘汰とリ・イマジネーション仮面ライダー響鬼のアスムが難しい表情をする。
タクミ「あの、固定審査員は…?」
月音「前回に引き続いて私と克己、開催者の士、自主的に名乗り出た青蓮です」
剣崎「トラ、死ぬ気か?」
トライアル一真「普通に生きるつもり」
リ・イマジネーション仮面ライダーファイズの変身者、尾上タクミからの問いに答えると剣崎が真剣な表情でトライアル一真を心配した。
気持ちはとても分かるのでスルーした。
ヒビキ「今回の挑戦者は俺達、仮面ライダー組だけ?」
月音「はい、そうなります。もっと正確に言うならリ・イマジネーション仮面ライダーと、一期&二期仮面ライダー主人公による対決みたいな感じですかね?一期と二期は前回の参加者だった戦兎以外はくじ引きですけど」
戦兎「俺は強制!?」
仮面ライダー響鬼の変身者、ヒビキの疑問に答えたらツッコミ入れられたがスルーしよう。
フィリップ「……何故僕もなんだ?」
克己「単純に前回のに左が挑戦者やったからだろ」
フィリップ「納得したよ」
フィリップの疑問には克己が答えてた。
- 破壊者による大戦開始の合図 4 ( No.226 )
- 日時: 2019/05/29 13:04
- 名前: 月詠 (ID: 9AGFDH0G)
話が脱線しかけてるので、咳払いしてから続ける。
月音「それと、今回は皆さんは挑戦者であると同時にランダム審査員となります」
ライダー組(固定審査員除く)「え?」
月音「全員に料理を作ってもらいます。誰が挑戦者、もしくはランダム審査員になるかは当日のくじ引きで決まるのでそのつもりでいてください」
文句は言わせねぇぞと殺気を放てば、挑戦者兼ランダム審査員達は黙った。
死ぬ可能性は私達のが高いままなのは変わらないと悟ったからだね、きっと。
月音「それではルール説明を始めます。まず、先ほども言いましたがお題は「ご飯に合うもの」で、レシピなどの考案や練習などの準備期間は一週間です。配布する材料費は五千円ですが、それを越えた場合の追加金額は自費でお願いします。当日、調理器具や材料の持参はOKです。ここまでで質問は?」
そこでリ・イマジネーション仮面ライダー龍騎の変身者、辰巳シンジと仮面ライダーフォーゼの変身者、如月弦太朗が挙手する。
無言で発言を促した。
シンジ・弦太朗「確実に作りたい料理とは別のものになった場合は……?」
月音「体質だと理解してるので安心してください」
ミラクルクッキングは仕方ないよ…うん……。
月音「ちなみに、審査員の味覚や胃を破壊するようなものを作ったら問答無用でお仕置きです」
ワタル「なるべく普通の料理になるよう頑張ります…」
ショウイチ「……待て、何で俺を見る?」
お前が一番の不安要素だからだよ。
何があったか知らないが、ソウジなんてめっちゃ睨んでるぞ。
ため息を吐き出してから、解散の合図を出した。
- 破壊者による大戦開始の合図 5&次回予告 ( No.227 )
- 日時: 2019/05/29 13:06
- 名前: 月詠 (ID: 9AGFDH0G)
一週間後、料理対決当日。
挑戦者兼ランダム審査員達にくじの入った箱を渡した私は、試食会場へと移動した。
固定審査員達の胃薬と保険証を確認してから、自分の席に着いて司会の二人を見た。
月音「まさかソウゴとゲイツが司会とはな…」
ゲイツ「門矢が言うには、現行ライダーの俺達は司会がちょうどいいらしい」
ソウゴ「ホントはちょっと嫌だけどね……被害が来そうで…」
ソウゴの言葉にはなんとも言えない表情になってしまう。
生きて終われるといいんだが…。
―――――――――――――――――
次回予告
次回のライダー料理対決大戦は!
「おい、とんでもない魔改造してんな、あいつら」
「魔改造というより魔戒造では?」
「何でこれにしたんだ…」
「じゃ、そろそろ持ってくるね」
「ファーストポイズン……じゃなくて、ファースト激辛じゃありませんように!」
「お前が来たのか」
「うーん、そうみたいだね」
さぁ、この料理対決を生き残れ!
- 破壊者による大戦開始の合図 後書き ( No.228 )
- 日時: 2019/05/29 13:08
- 名前: 月詠 (ID: 9AGFDH0G)
克己「最後のは何だ」
「いや、せっかくライダー同士の料理対決なんで次回予告を入れたくなって…」
トライアル一真「この料理対決シリーズの間、ずっと次回予告が入るのか?」
「そうなるね。またやろうとは前から思ってましたけど」
克己「もういらねぇよ…」
「挑戦者兼ランダム審査員達の腕前やリ・イマジネーション組の軽い設定披露を次ページに載せて終わります」
- 破壊者による大戦開始の合図 腕前&軽い設定披露 ( No.229 )
- 日時: 2019/05/29 13:10
- 名前: 月詠 (ID: 9AGFDH0G)
一期&二期の主人公ライダー組
乾巧
基本的には555ヒロインの園田真理に任せっきりだが、一人旅をしていた影響で料理自体は出来る☆2~3。
猫舌なので冷たいものが多かったり、料理が冷めてたりするが普通に食べれる。
剣崎一真
テレビ本編ではたった一回(それもお粥っぽいの)しか出てきてないが、公式で料理上手な☆4。
一人暮らししていた影響だと思われる。
ヒビキ
公式で不味いシチュー(しょっぱかったりなど)を作るし、本編見てるとそれしか作れないのではと思われる。
自覚はあるが懲りずに作る可能性も高い。
野上良太郎
(味はとんでもないが)栄養に気をつける姉の影響で、隠れ料理上手。
味は☆4レベルで良いのだが、不運のせいで見た目がとんでもないことになって評価が下がりそう…。
フィリップ
相棒である翔太郎に少し教わってたりするので腕前は☆2~3くらい。
ただし『地球の本棚』で検索したり好奇心を刺激されたりして何かをぶちこみ、評価を大幅に下げたり上げたりする可能性も…。
如月弦太朗
祖父と二人暮らしをしてるので料理の腕前も高い☆4。
ただし一人目のミラクルクッキング枠なので、お題から大幅に逸れる可能性が…。
葛葉紘汰
基本的に料理は姉に任せていたことと、本編のとあることによって味覚が変化してしまった未知数枠。
本人は失敗しても反省するのでお仕置きは軽くなるが…。
桐生戦兎
前回は解析兼伝言係として参加したため、危険性は理解してるからという理由で強制参加させられた未知数枠。
何を作るのか誰も予想が出来ない。
リ・イマジネーション組
小野寺ユウスケ
仮面ライダークウガの変身者。
士の旅に同行している者の一人でリ・イマジネーション組の中で唯一、強化形態(アルティメットとライジングアルティメット)がある。
どちらかといえばツッコミ組で、純粋組の保護者もしている。
料理の腕前はカレーが絶品(☆5)だが、それ以外だと普通レベル。
ワタル
仮面ライダーキバの変身者。
「キバの世界」にいるファンガイア族の王。
純粋組であり、主な保護者はユウスケ。
作った料理は全てクトゥルフ料理になる、自覚はある。
反省するのでお仕置きは軽くなる。
辰巳シンジ
仮面ライダー龍騎の変身者。
ATASHIジャーナルに勤務する、主にカメラマンとしての写真撮影を担当するジャーナリスト。
カズマを弟(※カズマのが年上)のように可愛がっている。
料理の腕前はプロレベルなのだが、ミラクルクッキングなのでお題から大幅に逸れる可能性が…。
剣立カズマ
仮面ライダーブレイドの変身者。
株式会社「BOARD」に勤務し、色々と社内の部署が変わったが本編では最終的に社長代理となった。
が、ここでは社長が戻ってきたので(シンジと色々やって)話し合いをし、食堂勤務しつつ仮面ライダーをやってる。
食堂勤務ということもあり料理はプロレベル。
尾上タクミ
仮面ライダーファイズの変身者。
自身が通う学校にオルフェノクが襲撃に来るので学校などを守る守護者。
最近、オルフェノク姿でいると幼馴染みにもふもふされてるらしい。
準純粋組で純粋組の避難誘導係。
料理の腕前は普通なのだが、自分が熱々料理が好きなので自分の好みの温度で出す可能性が…。
芦河ショウイチ
仮面ライダーアギトの変身者。
一時期、アンノウンから逃げ回るために行方不明になっていたことがある。
現在は警察に復帰している。
ここの設定で超がつくほどの辛党になってしまった人。
自分の好みでもはや劇物レベルの辛い料理を作る可能性が…。
天堂ソウジ
仮面ライダーカブトの変身者。
クロックアップシステムが制御が出来なくなり、クロックアップの世界から戻れなくなった。
現在は原典「カブト」の世界のZECTによって元に戻り、現実世界にいる。
中の人効果で甘党。
祖母がおでん屋なのでおでんが絶品(☆5)だが、それ以外は普通レベル。
アスム
仮面ライダー響鬼の変身者。
音撃道響鬼流の師範代であり、海東大樹を師匠と慕ってる。
純粋組であり、主な保護者は生き返ったDCDヒビキ。
まさかの奇跡料理の達人で、十回に九回は奇跡効果が出てくる。
反省するのでお仕置きは軽くなる。