二次創作小説(新・総合)
- 実食 一番&二番 ( No.230 )
- 日時: 2019/06/11 18:11
- 名前: 月詠 (ID: y68rktPl)
採点方法
六段階で表します。内訳は以下の通り。
5・もはやプロレベル、お金を払ってまでも毎日食べたいほどです。
4・レシピに忠実だが個性や遊び心を感じさせる美味しさです。
3・良くも悪くもレシピ通り。普通レベルですね。
2・ちょっと失敗してますが頑張ったのは伝わります。慌てず、落ち着いてやりましょう。
1・不味いですが改善しようとしてるのは分かります。高評価組の料理のお手伝いから始めましょう。
0・料理をするな。
※評価は増える可能性があります、その場合は審査員達で話し合いましょう
お題「ご飯に合うもの」
役割
固定審査員
月音、大道克己、トライアル一真、門矢士
挑戦者兼ランダム審査員
乾巧、剣崎一真、ヒビキ、野上良太郎、フィリップ、如月弦太朗、葛葉紘汰、桐生戦兎、小野寺ユウスケ、ワタル、辰巳シンジ、剣立カズマ、尾上タクミ、芦河ショウイチ、天堂ソウジ、アスム
伝言
ツクヨミ
成分分析&解析
?
司会
常磐ソウゴ、明光院ゲイツ
医療班
一部除くエグゼイド組&医者ライダー達
鴆一派
黒の教団本部所属の科学班
光夏海
戦闘班
相川始、橘朔也、上城睦月
左翔太郎、照井竜
海東大樹
リュウガ
モモタロス、ウラタロス、キンタロス、リュウタロス
万丈龍我
十二神将
オリキャラ組
月音「解析のところが「?」なんだけど……え、何なの」
トライアル一真「さぁ……?」
- 実食 一番&二番 2 ( No.231 )
- 日時: 2020/04/24 21:53
- 名前: 月詠 (ID: RnkmdEze)
なんとなく調理場に耳を傾け。
「えーと……タバスコに唐辛子、豆板醤…」
「ショウイチ…貴様、死にたいらしいなぁ…!?」
「誰かソウジさん押さえ込め!」
「ごめん、むしろ俺は加勢したい」
「あー……あれは、戦兎は加勢したがるよな…」
「……ど、どうしよう…」
「あ…変わった…」
「アスム、なんかぼこぼこいってるんですが…火を止めたのに…」
「……どうしましょうか?」
「およぉ~!?」
「危ない、良太郎!」
思わず目が死んだ。
良太郎は後で医療班の元に直行だな…。
トライアル一真「そういえば、伝言係や解析係って誰になったんだ」
試食会場は静かになっていたが、トライアル一真が話題を出した。
気になっていたし、そっちの方に乗るか。
ソウゴ「伝言はツクヨミだよ、別室待機してるんだって。ツキトがもう一つコダマを作ってくれたから出来るんだ」
コダマ『コダマ!』
勝手に起動する、コダマスイカライドウォッチ。
コダマスイカアームズになったそれは、わちゃわちゃと動く。
…………可愛い。
月音「通信機能がついてますからね…それ…」
ゲイツ「で、解析するのはこいつだ」
そう言ってゲイツが握り拳を突き出してくる。
その中指には、あるものがいた。
銀色の、宝石の代わりに大きめの髑髏みたいなものがついた指輪。
試食会場にいる面々では私だけが見慣れたそいつに、驚いてしまう。
月音「ザルバ!?」
『ん?何だ、俺様のオリジナルを知ってるのか?』
トライアル一真「オリジナル?」
まさかの牙狼シリーズの存在が言ったことにトライアル一真が首を傾げる。
どう見てもザルバだよな…こいつ…。
ゲイツ「前にビルドの桐生戦兎や内海とやらが造った、解析の機械があっただろう?あれを麻琴とツキトが持ち運びやすく、しかも人工知能AIまでつけようと改造した結果…」
ザルバオルタ『たまたま見てた牙狼シリーズを参考にして俺様、ザルバオルタが誕生したってわけだ』
士「おい、とんでもない魔改造してんな、あいつら」
トライアル一真「魔改造というより魔戒造では?」
克己「何でこれにしたんだ…」
知らねぇよ。
とりあえずテレビに出てくるオカルトの存在を、現実の科学として生み出した二人に痛みを覚えて頭を抱えてしまった。
- 実食 一番&二番 3 ( No.232 )
- 日時: 2019/06/11 18:15
- 名前: 月詠 (ID: y68rktPl)
どうやらザルバオルタの話をしてる間に調理が終わったらしい。
一番のランダム審査員となったのだろう、いつの間にか入室してた巧が訝しげにこちらを見ていた。
巧「何やってんだよ」
ゲイツ「ちょっと、な…」
苦笑するゲイツを見てますます訝しげにしていたものの、巧はさっさとランダム審査員席に着いた。
ソウゴ「じゃ、そろそろ持ってくるね」
そう言ってソウゴが一番が作った料理を取りに行く。
それを見送ってから巧はため息を吐き出した。
トライアル一真「……調理場、大丈夫?壊れてない?」
巧「安心しろ、そこは何人かで頑張ってソウジを抑えた」
月音「お疲れさまです」
思わず苦笑してしまった。
まぁ、壊されてもツキトや麻琴が直せるし最悪、私が“リバース”を使えばいいし。
なんとなく察したのか、克己が無言でチョコを渡してきた。
ソウゴ「持ってきたよー」
とりあえずもらったチョコは“ワープ”で冷蔵庫に入れていたら、クロッシュを持ってソウゴが戻ってきた。
テーブルに置かれたそれの蓋を掴んだ。
月音「巧、胃薬などは持ってますか?」
巧「おう」
月音「では……ファーストポイズン……じゃなくて、ファースト激辛じゃありませんように!」
そのまま勢いよく蓋を取る。
中にあったのは白っぽいのと普通に茶色の、少し大きめのもの……唐揚げが乗った皿だった。
千切りにされたキャベツも添えられており、二つのくし切りにされたレモンが小皿に乗ってる。
その傍には塩、マヨネーズ、一味、塩こしょうなどの調味料がある。
克己「唐揚げか」
トライアル一真「調味料いっぱい…」
ゲイツ「ツクヨミ、伝言はあるか?」
ツクヨミ『あるわよ』
いつの間にかコダマスイカアームズが繋げた通信により、モニターにツクヨミが映し出された。
ツクヨミはカサカサと音を立てて、なんかやたら長い紙を広げる。
ツクヨミ『読むわね。「今回は相棒からちょうど教わったばかりの唐揚げにしてみたよ。検索してみたら個人の好みによるところが大きいのか、何をかけたら一番美味しいか分からなかったから、調味料は色々と揃えさせてもらった。ところで君達は唐揚げの歴史などについて知ってるかい!?」……ここからは唐揚げの歴史とか作り方とかが書いてあるから、無視しましょう』
士「そうだな」
クロノスウォッチのボタンを押して動かす。
熱々の湯気を放つ唐揚げだが……一つの皿だけ、湯気がない。
多分、これは巧の分…かな?
とりあえず、湯気のないその皿は巧の前に置いた。
ツクヨミ『…………あ、一番下に「もしも猫舌の彼が当たってもいいように、冷ましておいたのがあるから」って書いてある』
士「良かったな、巧」
巧「……うるせぇ」
顔を逸らす巧に再び苦笑を浮かべたが早速、実食を開始した。
月音「あっつ!でも美味い」
克己「揚げたてのものに時間を止めたんだろうな」
トライアル一真「ちゃんと揚がってるから食べれる」
士「良かったな。いや、ホントに。レモン取ってくれ」
巧「ほらよ」
唐揚げを食べ終わると、すぐに評価用紙に書き込んだ。
総合評価 ☆3
月音の評価 ☆3
味は普通でしたがちゃんと揚がってましたし、美味しかったです。
個人的に皮が取り除かれてたり、塩唐揚げがあったのはすごい嬉しかったです。
というか、よく教わったばかりのを作ろうと思いましたね…。
大道克己の評価 ☆3
とりあえず相棒の時点でなんとなく予測はついた。
唐揚げ美味かったぞ。
確かにかける調味料とかは本当に人によって異なるよな…だから検索しても分からなかったんだろうな…。
トライアル一真の評価 ☆3
ちゃんと揚げられてたから俺も普通に食べれた。
個人的に唐揚げは何もかけたりつけないで食べるのが好きかな。
門矢士の評価 ☆3
とりあえずお前が誰なのかは、大体分かった。
ちなみに俺はレモンをかける派だ。
乾巧の評価 ☆3
まぁ、味は普通だった。
……………けど、冷めたのも出たのは良かったとは思う。
- 実食 一番&二番 4 ( No.233 )
- 日時: 2019/06/11 18:18
- 名前: 月詠 (ID: y68rktPl)
試食会場を出る巧の少し後に、ヒビキがやってきた。
士「お前が来たのか」
ヒビキ「うーん、そうみたいだね」
克己「ハズレが減ったな」
トライアル一真「懲りずに作るとは言えまともなハズレがな」
ヒビキ「俺、ハズレ扱い!?」
ゲイツ「……取ってくる」
顔を反らしたゲイツが二番の料理を取りに行く。
まともとは言えハズレ扱いされたことに対して、少し不機嫌そうな表情のヒビキはランダム審査員席に着いた。
いや、あれは不機嫌というより拗ねた表情か。
月音「仕方ないですよ、ヒビキ。テレビ本編で不味いシチュー作っちゃったんですから」
ヒビキ「それフォロー?それとも俺に追い討ちかけてる?」
ソウゴ「多分追い討ちだと思う」
そうやってわちゃわちゃと話していると、ゲイツがクロッシュを持って戻ってきた。
テーブルに置かれたそれの蓋を掴む。
月音「ヒビキ、胃薬とかはあります?」
ヒビキ「うん、あるよ」
月音「では、いきますか」
クロッシュの蓋を開ける。
が、固まってしまった。
何やら変わった感じの形になった、茶色っぽい物体………チョコケーキみたいなものがある。
ドーム風になっていて、綺麗にチョコクリームが塗られていて真ん中には輪切りにされたバナナが放射状に重ねられ、クリームで囲まれている。
一応、時間を動かすとチョコとバナナの甘くていい匂いがする。
克己「……ケーキは前回のテーマだが…」
ゲイツ「どうだ?ザルバオルタ」
ザルバオルタ『何も変わったものがないチョコケーキだな。スポンジにココアが使われてて、バナナは完熟ってところか。だが…』
士「だが?」
ザルバオルタ『何でケーキなんだ?』
月音・克己・士「ミラクルクッキングだろ」
ヒビキ「ツクヨミちゃん、伝言とかある?」
三人で声を揃えて答える。
そんな私達をスルーしてヒビキは出現したモニターに映ったツクヨミに尋ねた。
トライアル一真?
勝手にケーキ切り分けて皿に盛ってるよ。
ツクヨミ『ええ、あるわ。二番からの伝言は「ごめん!ほんとは煮込みハンバーグ作る気だったんだが、気づいたらケーキになってた……評価は無くてもいいから…」って。………資料にあったから知ってたけど、ミラクルクッキングの実物を見ると思わなかった…』
トライアル一真「美味しそうだけどね」
席に着くトライアル一真の言葉に、思わず全員が確かにと頷いてしまった。
とりあえずバナナチョコケーキを実食する。
月音「あ、美味しい…美味しいけど、お店レベルには届かないから、彼だな」
トライアル一真「甘い…美味い…」
ヒビキ「トラちゃんがすごい嬉しそうな表情してる…月音以外で初めて見たんだけど」
克己「あー、トライアルは甘党だからな。スパイスカレーも食べれるらしいが、基本的に甘口カレーしか食べないらしいし」
士「ふむ、この味はあいつか」
バナナチョコケーキは本当に美味しく、家庭でデザートとして出たらとても嬉しいものだ。
だが、と眉を寄せた。
月音「お題の「ご飯に合うもの」ではありませんから、このまま評価が出来ませんね」
食べ終わると、私達は評価用紙に書き込みを始めた。
総合評価 ☆3
月音の評価 ☆3
ケーキは本当に美味しかったです。
けど、さすがにお題からは外れてたので評価は下げさせていただきました。
あなたのそれは体質だから……仕方ないですよ、うん…。
トライアル一真の評価 ☆3
ケーキ美味しかった!
チョコクリームが甘すぎないから甘いの苦手な人も満足出来る味だし、完熟バナナの甘味のおかげで甘党の人も嬉しい美味しさだったよ!
………けど、お題から逸れてたから評価は下げる、ごめん(´・ω・`)
大道克己&門矢士の評価 ☆3
トライアルが思ってた以上にしっかり評価してたんだが。
ヒビキの評価 ☆3
うーん、体質上、仕方ないけど……お題から逸れちゃったのは事実だから評価を下げさせてもらったよ。
…………ねぇ、俺の作るシチューってそんなにハズレなの?
- 実食 一番&二番 次回予告&後書き ( No.234 )
- 日時: 2019/06/11 18:20
- 名前: 月詠 (ID: y68rktPl)
次回予告
次回のライダー料理対決大戦は!
「何でお前がこっち来たぁ!?」
「こ、固定審査員のみんな、落ち着いて!?お願いだから!!」
「俺もあっちの方に行きたかったよ……!」
「大体分か………るかぁ!!三番は何を作ったぁあ!?」
「むしろ召喚だろこれは!!」
「三番殺す」
さぁ、この料理対決を生き残れ!
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後書き
克己「おい、次回予告…次回予告ゥ!」
「トランプ神のお導きと、あるものを合体させてみた結果の次回予告のセリフである」
トライアル一真「一番は普通に美味しい醤油と塩の唐揚げだよー。レモンや塩コショウなどの調味料がいっぱいだから、お好みでどうぞ(*・ω・)」
「バナナチョコケーキは甘さ控えめのクリームとスポンジ、完熟であるためにバナナは甘いです。二つがベストマッチして美味しいですよ」
トライアル一真「次回予告は……まぁ、あれだな」
克己「帰りてぇ……以上で終わりだ、これで失礼する…」