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二次創作小説(新・総合)
- 陰陽師の見る夢 ( No.85 )
- 日時: 2018/11/02 11:06
- 名前: 月詠 (ID: FpNTyiBw)
嫌、だ…
もう、人を喰いたく、ない…
もう、命を奪いたく、ない…
嫌だ、嫌だ、嫌だ
誰、か…
誰か、俺を…―――――……
- 陰陽師の見る夢 2 ( No.86 )
- 日時: 2018/11/02 11:07
- 名前: 月詠 (ID: FpNTyiBw)
ぼんやりとしながら、一人の少年は書物を運ぶ。
それを心配そうに足元から見上げるのは、白い生き物。
「おい、大丈夫か?」
「…あ、うん……大丈夫…」
我に返った少年の姿を、白い生き物は訝しげに見る。
少年の名は安倍昌浩、あの有名な陰陽師である安倍晴明の末孫だ。
白い生き物の正体は十二神将の最強にして最凶の火将、騰蛇……二つ名を紅蓮。
白い生き物の姿は仮の姿であり、物の怪に見えることから一部から「もっくん」という愛称で呼ばれている。
そんな物の怪は、昌浩がぼんやりとしてしまう原因を知っている。
黒に塗り潰された世界に響く、悲しみと苦しみに満ちた声が響いてくるという夢。
その夢が気になるのか、彼は上の空となりやすくなっている。
どうしたものか、と物の怪はため息を吐き出した。
- 陰陽師の見る夢 3 ( No.87 )
- 日時: 2018/11/02 11:08
- 名前: 月詠 (ID: FpNTyiBw)
とある山奥。
そこで一人の男がいた。
その傍らには、人間と同じ姿をしていながら違う存在がいる。
男は歪んだ笑みを浮かべている。
「くく…、こいつは本当に使える。傷ついてもすぐに治り、あいつが手を加えたとかで人間を喰らえば喰らうほどに強くなる…。もうすぐだ、もうすぐでこの世界を…」
その存在は虚ろな目で男を見ていた。
- 陰陽師の見る夢 後書き ( No.88 )
- 日時: 2018/11/02 11:08
- 名前: 月詠 (ID: FpNTyiBw)
シリーズで書こうかどうか悩んでます。
既に脳内ではわりと進んでるんですよねぇ。
ちなみにクロスオーバーものです。
………クロスオーバー要素が薄いから、pixivではクロスオーバータグつけてませんが…。
……………しばらくは下書きだけ書きながら決めようかな…。
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