二次創作小説(新・総合)

実食 一番~三番 4 ( No.92 )
日時: 2018/11/05 11:15
名前: 月詠 (ID: Ft4.l7ID)

部屋を出ていく竜二を見送ってから、私達は話をする。


月音「まさか、初っぱなで☆5に当たるとは思わなかったです…」

克己「評価用紙にも書いたが、後半に来てほしかった……切実に…」

龍我「大道、胃薬飲むか?」

リュウガ「……花開院兄がずいぶんと上機嫌だったが、☆5が出たのか?」


と、リュウガがやってきた。
今回はミラーワールドを使うなどはせず、きちんと控え室から来たようだ。


月音「出ましたよ、☆5」

リュウガ「……☆5確定者は少ないのにな…」

戦兎「そう落ち込まないの、取ってくる」


落ち込むリュウガに苦笑してから戦兎が二番のケーキを取りに行く。
その間に美空が話しかけた。


美空「そういえば、どんなケーキが来てほしいの?」

リュウガ「最低☆2、希望としては麻琴のケーキ」

龍我「………どんだけ麻琴が好きなんだよ、真一は」

月音・克己「ん?」


一瞬、違和感を覚えた私と克己は龍我を見る。
と、リュウガが説明してくれた。


リュウガ「そういえば伝え忘れてたな……俺と万丈は字は違うが同じ名前だから呼ばれた時に間違えないように、一緒にいる時は俺は城戸真一の名前で呼ばれてるんだ」

月音「なるほどね…」

戦兎「持ってきたぞー」


納得してると二番のクロッシュが乗った皿を持った戦兎が戻ってきた。
テーブルに乗せられたそれのクロッシュを掴み、リュウガに問う。


月音「リュウ……城戸兄、胃薬の準備は?」

リュウガ「バッチリだ」

月音「開けるか」

克己・龍我・戦兎・美空「(遺書は無視なんだ…)」


リュウガがポケットから胃薬と遺書を取り出すのを確認してから、クロッシュを取る。
なんか四人からのツッコミを受けた気がするが、無視しよう。
クロッシュが取られた皿には、ピンクのクリームが乗ったカップケーキがあった。


戦兎「今回は伝言は無くて……解析の結果、ホットケーキミックスを使ったカップケーキでクリームも食用の着色料をちょっと使っただけの普通のものだね」

克己「とりあえず食うか」


クロノスウォッチのボタンを押して動かし、カップケーキを手にする。
四つあるので一人につき一つということらしい。


月音「……うん、普通」

龍我「これの前にすごい美味いの食ったから、物足りねぇ…」

克己「だが不味くはないな、普通の美味さだ」

リュウガ「………多分だが、これを作ったのは初心者じゃないか?」


全員の視線がリュウガに集中する。


リュウガ「カップケーキはケーキ作りの初心者にもオススメのレシピだ。レシピに忠実なら、こんな感じなのも納得がいく」

克己「なるほど…」


納得し、カップケーキを完食した私達は評価用紙に書き込む。




総合評価…☆3

月音の評価 ☆3
普通に美味しいカップケーキでした。リュウガが推測しましたが、お菓子作りの初心者だということならば納得です。このカップケーキだけでも何かを入れたりなどのアレンジも出来ますから、挑戦しても大丈夫だと思います。

大道克己の評価 ☆3
まぁ、普通だな。けど伸び代はあると思うぞ?クッキーとか定番のものにも挑戦して、腕を磨いていけばかなり上達するだろうな。

万丈龍我の評価 ☆3
この前にすげぇ美味いの食ったから物足りなく感じたけど、ちゃんと美味かったから上手く作れてるぞ。………料理対決の資料だっけ?あれ読むと普通のありがたみをすげぇ感じる。

リュウガの評価 ☆3
料理対決における数少ない普通をありがとうございます。カップケーキ美味かった。けど、俺も三番は料理の腕などを磨けば上達すると思う。今度、何か教えようか?