二次創作小説(新・総合)
- Re: マモノチューバーズ!時終世界で動画投稿 ( No.71 )
- 日時: 2018/06/07 17:50
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
第十一話
【もう1つの『ジャガー』】
動画には、ジャガーが映る
ジャガー
『えーと...近くにいるのは純白チャンネルですかね?娘と動画視聴してますよ頑張って』
イエティ
「ど、どうも...というか、なんで動画なのに会話できてるんですか?」
ジャガー
『時空監理局の技術です、名付けるとするならネット電話ですかね?Sk○peとも言うらしいですが』
魔王
「ジャガー...何処に居たんだ、探してたんだぞ?」
ジャガー
『.....えっと、確か』
雪女
「ヘルチューバーになれって言って、それからかくかくしかじかのこの通りだ!」
ジャガー
『ヘルチューバー...魔界が近代化...なるほど』
ジャガー
『えー、魔王様、いえ...シルバーさん』
魔王
「え?」
ジャガー
『非常に言いにくいのですが、その...僕は貴方の知るジャガーとは違うのですよ』
雪女
「えっ!?」
ジャガー
『第一、魔界...僕の世界にはヘルチューバーなんて職業はありませんし、近代化もまだまだ...』
ケンタウロス
「???」
キキーモラ
「これは1から説明するのは大変そうですね...」
コウモリさん
「プロデューサーの奴にメモでもパシらせようぜ?」
魔王
「な...おい!!どういうことだ!」
ジャガー
『うーん、信じてもらえませんよね...なら、ある人にこれを見せますので』
魔王
「ある人?」
ジャガー
『では、また通信を送りますので...それでは』
ジャガー
『P.S.彼がニセモノというわけではありませんのであしからず』
その言葉と共に、メールが削除される
イエティ
「今のは一体...!?」
プロデューサー
「はー、すいません突然...あれ?なんでパソコンを?」
サキュバス
「あ、お帰りプロデューサー、誰からだったの?」
プロデューサー
「えっとね、ジャガーから」
魔王
「そっちも!?」
プロデューサー
「話が通じないから留守電モードにしてメッセージにしたけど」
魔王
「聞かせて欲しい!」
プロデューサー
「分かった」
プロデューサーは携帯を操作し、メッセージを再生する...
雑音まみれだが、どうにか聞き取れた
『はぁ...あああ...マリアーゼ...様...』
『僕は...貴方さえ...いればそれで...』
『ソラ・マリアーゼ...』
『なな...しの...かい、ぶつ...』
魔王
「名無しの怪物?」
ピローン!
サキュバス
「あ、またメール来た」
コウモリさん
「あっちのジャガーも準備が出来たみたいだな」
プロデューサー
「え?」
- Re: マモノチューバーズ!時終世界で動画投稿 ( No.72 )
- 日時: 2018/06/07 22:05
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
カチカチ...
ジャガー
『お待たせしました皆さん』
魔王
「いや、あまり待ってはいない」
ジャガー
『あ、そうなんですか...こっちは説得に三日かかりましたよ』
雪女
「三日!?そっちそんなかかってんの!?」
ジャガー
「まぁ、時空には時差みたいなものがありますし、無理もありませんよ」
プロデューサー
「やっぱり...」
コウモリさん
「で、ジャガーさんよ、合わせたい奴ってあいつだろ?」
魔王
「あいつって...?」
ジャガー
『すぐに分かります...ほら、こっちですよ!』
『何故我がこんなことを...』
ジャガー
『いいから来るのです!』
『ひ、引っ張るな!!』
ジャガーは袖を引っ張り、青髪の異様な鎧をつけた女性を連れる
雪女
「ん?誰だ?」
プロデューサー
「この人は...!!」
『...ん、ああ、貴様が、なのか』
ソラ
『我の、子孫というのは...』
プロデューサー
「魔王ソラ・マリアーゼ様!!」
サキュバス
「えっ!?」
イエティ
「ということはつまり!!」
魔王
「...ご、ご先祖様!?しかし何故!?」
ソラ
『何故...それはこちらが聞きたい、聞いたところだとずっと先の子孫だそうじゃないか』
ソラ
『何故そこまで魔界の時が経っている?』
魔王
「いえ...流石に我でもそれは...」
ジャガー
『言っておきますと僕らは死んで幽霊になったわけではありません、しっかりと生きています』
ゾンビ
「ゾンビでもないの?」
ソラ
『違う!!』
魔王
「...まさか、ご先祖様の顔を見れるとは思わなかった」
ソラ
『我もな』
ジャガー
『いえ、血の繋がりは無いと思いますよ?別の世界ですし』
ソラ
『言うな...聞いた話の時点で分かってはいたが』
魔王
「?」
ソラ
『良いか、よく聞けシルバー・マリアーゼ...我の娘の名を言ってみろ』
魔王
「え?貴方の娘?」
ソラ
『そうだ、魔王の血を引く者なら先祖の娘くらい教科書にでも載っていただろう』
魔王
「そ、そうなのか...?」
プロデューサー
「誰か教科書持ってない?」
キキーモラ
「あ、はい!ここに...」
魔王はキキーモラから魔界の歴史の教科書を受け取り、ページを確認する
魔王
「あった」
ソラ
『...何と書いてある?』
魔王
「魔王ソラ・マリアーゼの娘はジーラ・マリアーゼと」
ソラ
『.....』
ソラ
『我の娘の名は、ジャスティ・マリアーゼだ』
魔王
「なっ...!!」
ジャガー
『忘れもしませんよ、二人で決めた大切な名ですものね...』
魔王
「...では」
魔王
「我のマリアーゼ一族は?」
魔王
『この世界は一体...!!』
コウモリさん
「...」
コウモリさん
「あいつも『ジャガー』だよ」
魔王
「え?」
ジャガー
『随分この世界でむちゃくちゃしましたねぇ、【場違い】のコウモリさん?』
コウモリさん
「俺にとっちゃあ誉め言葉よ」
- Re: マモノチューバーズ!時終世界で動画投稿 ( No.73 )
- 日時: 2018/06/07 23:31
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
魔王
「コウモリ...?」
コウモリさん
「俺に関しては後でいいだろ、ジャガー、説明をしてやりな」
ジャガー
『ええ...僕の世界の魔界と、今貴方が居る魔界は大きく違います』
ソラ
『我は結界など作っていない...というか、そもそも人間界などないし、我は成り上がって魔王になったわけでもない』
魔王
「前提から違う...!!」
ジャガー
『ええ、これにはちゃんと理由があります』
ジャガー
『魔界と人間界が分かれているように...時空も、大きく分かれてしまったのです、監理局は別れた大きな部分を【リニューアル後】と呼んでいます』
ソラ
『リニューアルの世界はジャガーのような神、メイドウィンが沢山居る』
ジャガー
『どういうわけか、作品別に一人居る感覚になってしまいまして...』
魔王
「つまり?」
コウモリさん
「パラレルワールドみてーなものさ」
ジャガー
『で、まぁ...こちらとしてもリニュ後の僕をたくっちスノーさんと探してるんですけど見つからなくて』
魔王
「何故ジャガーを?」
ジャガー
『え?知らないんですか?彼は時空犯罪者のクローンですよ?』
魔王
「...えっ?」
ジャガー
『それも、時空を破壊しようとした【名無しの怪物】の者で、恋人に対する依存がおかしいくらい強いんです』
コウモリさん
「お...!」
魔王
「なっ...!!」
ジャガー
『今では魔界丸ごとのメイドウィンとなっているようで、尋問するために捕まえたいんですが...何か知りませんかねぇ?』
コウモリさん
「知らね、こっちとしても行方不明になってんだ」
ジャガー
『行方不明...ねぇ』
魔王
「お、おい!!今の話は本当なのか!?」
ジャガー
『ええ、現に貴方一族を何百年も私物化してるじゃないですか、世界丸ごと』
ジャガー
『僕が正しいほうの黒影のクローンで良かったですよ』
魔王
「嘘だ...我を騙そうとして居る」
コウモリさん
「いいや、残念ながら事実だなぁ」
ジャガー
『...そろそろ白状したらどうですか?』
コウモリさん
「言われないと分からないなぁ」
ジャガー
『じゃあ答えますよ』
ジャガー
『調べたところ...この世界は、モンスター娘しか、生まれないんです』
ジャガー
『コウモリなんていう【動物】ましてや、オスは...』
ジャガー
『絶対に生まれないんですよ?』
コウモリさん
「....」
サキュバス
「言われてみれば...」
ゾンビ
「コウモリなんて...」
デュラハン
「魔界にはいない...!!」
コウモリさん
「...」
ジャガー
『逃げても無駄ですよ?あっちのほうは黒影が何とかしてますので』
- Re: マモノチューバーズ!時終世界で動画投稿 ( No.74 )
- 日時: 2018/06/08 08:16
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
~結界~
零代目
「...黒影」
【零代目、お前姿を見かけないと思ったら、別の世界...えーと、『マモノチューバーズ』の世界を改変してたんだな?】
【ちょっとずつだから気付かなかったよ】
零代目
「どうやって俺の場所を調べた?」
【いやいや、そりゃ結界なんて作ったらバレるのは当たり前だろ】
零代目
「俺だけの...巣が必要だったからな」
アイム
「そろそろ電話返してよ」
零代目
「向こうが切らない限り無理だ」
【で、言いたいことは分かるよな?人質を解放しろ】
零代目
「人質?あの五人のことか?」
【うん、パッと見...つーか明らかに拉致だからな、それ】
零代目
「いいや、拉致ではない...俺は事前に五人に言ったぞ」
零代目
「人間界侵略に興味はないかとな」
アイム
「あれってそういう意味だったのか」
【...彼女達は自らの意思でここに居ると?】
零代目
「そうだ、合意の上で連れてきている 」
零代目
「そもそもマモノチューバーズの生物はどいつもこいつも、関係が非常に浅い...たった五人いなくなったところで、どうにでもなるまい」
【うーん、それは個人的な話だけど...そんな役割でいいのかい?彼女達】
零代目
「俺だって試行錯誤の末の結果だからな、味方に紛れて出番が減るのであれば、味方から完全に切り離してしまえばいい」
アン
「何の話よ」
零代目
「お前らの話だ」
零代目
「で、とにかくだ...俺は世界を作る、その為に歴史改変までさせてもらったんだ」
【改変?リニュの魔界でジャガーと魔王が生まれたことか?】
零代目
「そうだ、マモノチューバーズに魔王なんていないからな」
【どうしてそんなことを?居場所を作るなら結界だけで良いじゃないか】
零代目
「強い者が大きなことをやった...歴史改変には強い説得力が無ければ根深く侵食することは出来ないだろう」
【結果的に、この世界を私物化に成功してるからな...ジャガーは?】
零代目
「ジャガーか、あんたの予想通り...いや聞いた通りの奴だよ」
零代目
「俺はこの世界に合わせ『魔王』という名しか与えなかったが、それにお前のところと同じ名を与えたのは奴だ」
零代目
「わざわざ、『マリアーゼ』というありもしない種族を作ってな」
【うーむ...】
零代目
「俺もジャガーも結界にいる...止めたかったら、魔王を結界に連れてこい」
零代目
「数百年破れなかったという歴史持ちのこの結界にな」
【まーた面倒なものを...じゃね】
零代目
「じゃあな黒影」
プツッ
アイム
「誰からなんだ?」
零代目
「腐れ縁だ」
ユイ
「人質とか拉致とか聞こえたんだけど」
零代目
「事実だ」
アン
「そこは否定しなさいよ」
零代目
「合意の上で得た人質だ」
レフィトア
「人質働かせてるの?」
零代目
「人質を使ってはいけないなどという法律はどの世界にもない、ルールに書いてないのであれば、メイドウィンとしてはやっていいこと同然だ」
アイム
「お前、本当に人間界侵略する気あるのかよ...」
零代目
「侵略はお前達の仕事だ、俺はその後に働く」
レフィトア
「その後...?」
リッキー
「ねー、新しいネタ出来たんだけど!」
零代目
「ほら行ってこい」
ユイ
「編集くらいやってくれてもいいじゃない...」
- Re: マモノチューバーズ!時終世界で動画投稿 ( No.75 )
- 日時: 2018/06/08 09:46
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
...
そして、魔界では...コウモリが零代目の事、クリーピーパスタの事を話し...
コウモリさん
「...てなことを話してるんじゃね?今ごろ」
ジャガー
『貴方、他人事みたいに...』
ケンタウロス
「ねー、じゃあ解決なの?」
ジャガー
『いえ、解決するのは僕ではありませんので...』
メイドウィン
『あー、お待たせ』
ジャガー
『黒影、どうでしたか?』
メイドウィン
『悪い、零代目に言いくるめられた』
ジャガー
『何してんですかあんたっ!!』
メイドウィン
『だ、だってさー!俺説得とか苦手なんだよ!!』
ジャガー
『全く...名無しの怪物もアレですが、貴方も貴方で正義の味方としての責任が無さすぎます!!』
コウモリさん
「よう黒影さんよ、零代目何て言ってた?」
メイドウィン
『そうだな...歴史改変がどうとか、ジャガーがそれに巻き込んできたとか』
デュラハン
「つまり?」
メイドウィン
『元々零代目の計画だったけど、それにジャガーのワガママをねじ込んだって所かなぁ』
魔王
「む...」
ソラ
『ジャガー、貴様我の事をそんなに...』
ジャガー
『あ、いえ僕はそれほど...』
ソラ
『えっ!?』
メイドウィン
『ジャガー、お前もドライすぎるだろ...一応夫婦だろ?』
ジャガー
『()に仮が付きます!あくまで世継ぎを生むための結婚です!』
プロデューサー
「なんだかそっちも変な人に見えるなぁ」
魔王
「で、コウモリ...零代目という男がこの騒動の元凶と?」
コウモリさん
「だな、ジャガーが関わったせいでジャガーがいなくなり不安定になっているが」
コウモリさん
「最初からジャガーが関わらなきゃこんなことにはならなかったさ」
メイドウィン
『まさか、こんな事例は初めてだよ...』
ジャガー
『初めてだらけですね、僕ら...』
魔王
「...つまりだ、ジャガーは、結界の中にいるわけか」
コウモリさん
「そうだな、まぁ来れるかどうかは知らんが」
魔王
「...ちょっと、考えさせてくれ」
魔王は転送魔法で遠くへ行く
雪女
「話が追い付かねぇ」
メイドウィン
『要するにだ、大体ジャガーのせい...零代目も「あいつが関わってこなきゃもうちょっとスムーズにやれた」って愚痴ってたよ』
ジャガー
『いや、何愚痴ってるんですか貴方...とにかく、そっちの世界のジャガー見つけたら教えてください、しょっぴかないといけませんので』
キキーモラ
「それはこちら的に大丈夫なんですか?」
ジャガー
『ええ、死ななければ特に問題はありませんから』
コウモリさん
「メイドウィンってのは生き物に対して雑な扱いだよなぁ?」
ジャガー
『交遊関係を浅くするように作った貴方に言われたくありませんよ』
コウモリさん
「そりゃどうも」
メイドウィン
『え?どういうこと?』
ジャガー
『まだ気付きませんか?こいつメイドウィンですよ、マモノチューバーズの』
メイドウィン
『えっ』
「ええええええええええええ!?」
ジャガー
『えーじゃないでしょ!そうじゃなかったら零代目にも会えないだろうし、そもそもあっちの僕が魔王様に会うことを許しませんよっ!!』
第十一話 END