二次創作小説(新・総合)

Re: 満開!ロボット学園 ( No.114 )
日時: 2018/06/21 11:17
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

【第十九話】
『冒険‼イクサー3』

そして、月曜日...

イクサー3
「おはよう、ザンボット!」

ザンボット3
「...おはよう」

イクサー3
(うーん、まだちょっとロボットっぽいなぁ)

コン・バトラーV
「おはよう、あいつはまだあんな調子?」

イクサー3
「うん」

ザンボット3
「ああ...えっと、ボルテス」

コン・バトラーV
「違う、俺はコン・バトラー」

ザンボット3
「ああ、悪い...あと三回見れば記憶するから」

コン・バトラーV
「なんだそりゃ...本当に大丈夫かよ」

ザンボット3
「たかがボールだ、気にすることはないった」

コン・バトラーV
「ほんとかよ...」

キーンコーンカーンコーン

たくっちスノー
「はい、突然ですが今日の授業は社会科見学です!」

「えー!?」

たくっちスノー
「良いじゃん!!冒険みたいなものだし!」

イクサー3
「冒険!?どこか面白いところに行くの!?」

たくっちスノー
「んー、多分」

ザンボット3
「...」

たくっちスノー
「あ、そうそう...今回はアクセル先生とラミア先生のクラス、あとOBも一緒だから喧嘩しないように」

コン・バトラーV
「高校クラスも?」

イクサー3
「それにOBって...誰?」

...そして渚達のクラスも、社会科見学の説明を受けていた

アクセル
「というわけで、今日は遠出だ」


「社会科見学なんて突然ね」

ガイキング
「先生、弁当作ってない人はどうすれば...」

アクセル
「買えば?」

イクサー1
「渚、社会科見学とは?」


「社会科見学っていうのは、仕事するところとか施設とかに見学に行って学びにいくことよ」


「それでアクセル先生、どこに見学に行くんですか?」

アクセル
「んー、えっと...校長によるとリサイクル工場とのことだ」


「リサイクルは大事ですもんね、特にロボットが多いここは」

アクセル
「そういうことだ、歩きで行ける距離だからしっかり準備しろよ!」

ガイキング
「リサイクルか、俺もよくペットボトルとか分別してたなぁ」

D-1
「人間もやるのか?」


「うん、小さい頃は学校でペットボトルのキャップを集めてたんだよ、難病を患った人へのワクチン代にするんだって」

ゴーショーグン
「なんでキャップなんだ?」


「さぁ、それは分からないけど...」

ダイモス
「リサイクル工場...それはさぞエコロジーな施設なんだろうな」

アクセル
「あ、そうそう今日はラミアのクラスも一緒だから気を付けな」

Re: 満開!ロボット学園 ( No.115 )
日時: 2018/06/21 17:19
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

そして...

イクサー3
「あ、やっぱりお姉様と渚も居た!」


「イクサー3、なんでここに!?」

アクセル
「なんか今日は中学クラスも見学に行くそうだ」


「ええ!?」

サイバスター
「へー、君らが中学クラスか、よろしく」

R-1
「高校生と一緒に授業なんて、中々ないぞ!」

コン・バトラーV
「はい、よろしくお願いします、先輩方」

鋼鉄ジーグ
「中学には悪ガキばかりって聞いたが、礼儀正しい奴も居るんだな!」

ダン
「ガキ共もてめぇには言われたくないだろうな」

コン・バトラーV
「分かる」

R-1
「なぁ、俺とD-1って紛らわしいよな」

D-1
「俺は【ドラグナー1型】の略だけど、そっちはそのまんまR-1じゃん」

R-1
「SRXになりゃ良かったかなー」

D-2
「いいよね、合体機って」

D-3
「こうなりゃ俺たちも三体合体でドラグナーXに...」

ラミア
「静かにしろ、列を乱すな」


(あの人がラミア先生...綺麗な人だなぁ)

ラミア
「アクセル隊長」

アクセル
「ここで隊長はよせってば」

ラミア
「貴方の生徒が私を凝視していますですわ」

アクセル
「時々口調が乱れるのもなんとかしろ...あー渚、あまりじろじろ見るな」


「すいません、暴れん坊の隣のクラスの担任ってどんな人なのか想像つかなくて」

ザブングル
「だよなー」

D-1
「初号機に絞め技かけたっていう」

ガイン
「その話はやめてくれ...」

新ゲッター
「それによ...」

セーラ
「....」

ジーク
「...」

シャープ
「...」

新ゲッター
「あんなOB居たか?」

ダイモス
「別の部活で名前を聞いたことはあるが」

セーラ
(そこら辺上手くやらなかったんですか?)

たくっちスノー
(修正をするのは自分じゃなくて緑風だし...)

ゼオライマー
(ちっ、あいつめ...詰めが甘い)

アクセル
「おーい、お前らしっかりと進め、はぐれるんじゃないぞ」

ゼオライマー
(このプランもちゃんと緑風に言ったんだろうな?)

たくっちスノー
(ああ、あの場所から比較的近いところに社会科見学させ、一番近いところで...)

アクセル
「どうしたよ」

ゼオライマー
「特に」

たくっちスノー
「そうそう気になさらずに」

アクセル
「まったく...」

ゼオライマー
(よし、計画実行だ)

たくっちスノー
(あいさー!)

Re: 満開!ロボット学園 ( No.116 )
日時: 2018/06/21 21:27
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

たくっちスノー達は北へ北へと歩き続け...

ダイモス
「遠いな...」

イクサー3
「いつになったら着くのっ!!」

ゴーショーグン
「なぁ、バス乗った方が速くない?」

アクセル
「ダイエットにはなるだろ!」

ラミア
「機械は痩せたり太ったりしませんが」

アクセル
「でも、ここにあるって校長が言ってたぜ?マップも用意してくれたし」

ダン
「もう足が棒切れなんだよ」

ザブングル
「歩きたくねぇ!」

新ゲッター
「何時間歩いたよコレ」

セーラ
「私も正直足が...」

アクセル
「そんなにかな?」

サイバスター
「俺らよりあんたらの方がよっぽどロボットだよ...」

D-1
「...休憩場所とかないのか?」

たくっちスノー
「...アクセル先生、すいませんちょっとトイレ」

アクセル
「生徒ならともかく、お前が行きたいってどういうことだよ」

ゼオライマー
「情けないぞ」

鋼鉄ジーグ
「恥ずかしくないのかよ」

たくっちスノー
「やかましい、ちょっと近くの公園とかでトイレ探してくるから」

ダイモス
「あるのか?」

たくっちスノー
「あるっぽい」

アクセル
「...はぁ、帰ってくるまで休憩だ!」

...
渚は公園のベンチに腰かける


「ああ~、疲れた...」

ガイキング
「げっ、もう12時じゃないか」

ゴーショーグン
「10時ぐらいに出発したから二時間は歩きっぱなしだったってことか」


「そりゃ足も痛くなるわよ...あ~歩きたくない!」

イクサー1
「渚、そんなに辛いなら私が担ぎましょうか?」


「え、いや、それはいいよ!」


(また何か誤解されるし)

ゼオライマー
「.....」

ダイモス
「ジョギング分にはなったか」

ザンボット3
「あー、早く修理してくれねぇかなぁ」

D-1
「帰ったら保険医に見てもらおうぜ」

D-2
「でも保険医はなぁ...暑苦しい笑顔をまた見なくちゃいけないんだぞ?」

D-3
「この季節にあれはキツいわなぁ...」


「どんな保険医よ、それ...いや、ロボット的には修理工?」

アクセル
「にしてもトイレ遅いなー」

イクサー3
「あっそういえばさ、ロボットもご飯とか食べるけどオシッコとかどうしてるの?」


「ちょっと、言葉を選びなさいよ!」

ダイモス
「ん...?排泄物の話か、そういえば考えたこともなかったな」

ゼオライマー
「どうせ成分ごと分解してるんだろ、気にするな」

ゼオライマー
(たくっちスノー、そろそろだやれ)

たくっちスノー
(HEY you!)

Re: 満開!ロボット学園 ( No.117 )
日時: 2018/06/21 21:46
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

たくっちスノーはトイレの扉を開けた後窓から抜け、千鳥足で出ていく

たくっちスノー
(ここであえてわざとらしくコソコソと出ていく)

イクサー3
「...?」

たくっちスノー
(ここで好奇心旺盛なイクサー3が見つけるように仕向ける、それに気付いたら全力疾走!)


イクサー3
「あ、待って!」


「どうしたの?」

イクサー3
「たくっちスノーが逃げた!」


「逃げたぁ!?」

鋼鉄ジーグ
「おい、あいつトイレから出ていったぞ!」

ダイモス
「本当に逃げたのか...」

ゼオライマー
「追いかけろ!レーダーで捕捉する!」

たくっちスノー
(...と、木原が自分を捕捉する、だがこれはフェイント)

イクサー3
「あ、あれ?」

ゴーショーグン
「どうした?」

イクサー3
「亜空移動ができない!」

イクサー1
「...発動しない」

たくっちスノー
(時空移動を妨げる特殊なフィールドを張っているんだ、これでイクサーに先回りもされない)

アクセル
「くそっ、足で追いかけるしかないか!」

セーラ
「えー!?」

ダン
「あの野郎!!」


たくっちスノー
(よし、全て上手くいっている...後は、自分が【あの場所】まで走りきればいいだけ!)


永遠の衰えが来ない体力

たくっちスノーはこのとき、自分がマガイモノでよかったと心から実感した


コン・バトラーV
「あいつどこまで走っていった!」

アクセル
「あちゃー、目的地からどんどんズレていく」

イクサー3
「もう!何やってるのあの人!」

ゼオライマー
(目的地まであと2㎞...順調だ、予備プランを考えるまでもなかったか)

...
たくっちスノーは鉄の扉の前で止まる

たくっちスノー
「で、あえてここで立ち止まる」

サイバスター
「見つけたぞ!!」

たくっちスノー
「もう追いかけてきたか...とりゃっ!!」

たくっちスノーは液状化し、扉の隙間から奥へと入っていく

イクサー1
「しまった、マガイモノの力を...」

イクサー3
「お姉様、あたし達もあれやって...」

イクサー1
「いえ、今の我々はイクサー2の要望で元の体に戻りました」

イクサー3
「えー!?なにしてるのお姉様!...こうなったら」

ガイキング
「な、なにをするつもりだ!?」

イクサー3
「イクサーボム!!」

イクサー3はラリアートで扉を吹き飛ばす

ジーク
「お前な」

新ゲッター
「ムチャクチャしやがって...」

イクサー3
「責任はあいつに取らせればいいじゃん、行くよ!」

Re: 満開!ロボット学園 ( No.118 )
日時: 2018/06/21 22:06
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

渚達はたくっちスノーを追い、扉の先へ行くと...


「な、何よここぉ!?」

そこは壊れたロボットのスクラップやガラクタで溢れかえっていた


R-1
「ここって、ゴミ捨て場か!?」

サイバスター
「なんでそんなもんがここに...」

コン・バトラーV
「この中からあいつを探すのか?面倒だなぁ」


アクセル
「でもまぁ、しょうがないだろ...ついでにスクラップを回収してリサイクル工場にでも持っていってやろうぜ?」

ゴーショーグン
「もうヘトヘトなんですけど...」

シャープ
「ほ、ほら!ファイト!」


「イクサー1、貴方ってたしかたくっちスノーの成分が入ってたんでしょ?なんかこう...勘か何かで居場所が分からない?」

イクサー1
「......」


「あっ、出来ないならいいよ...ごめんね無理言っちゃって」

鋼鉄ジーグ
「こんなときこそ、俺の出番だな!」

ダン
「何する気だよ」

鋼鉄ジーグ
「マグネットパワー、最大出力だーーっ!!」

鋼鉄ジーグは磁力を展開し、ゴミの山を引き寄せる


そして、ゴミ山の中に入っていた黒い液体がはみ出てくる


たくっちスノー
「ありゃ、もう気付かれた!」


「たくっちスノーさん...見つけましたよ!」

ゴーショーグン
「ほら、帰るぞ!」

たくっちスノー
「ま、待って待って!!」

ラミア
「...アクセル隊長」

アクセル
「どったの」

ラミア
「あれを」

アクセル
「ん?...あれは!」

ラミアとアクセルは、遠くでガラクタを捨てるリーンの姿を見た


アクセル
「校長!?」

イクサー3
「えっ」

たくっちスノー
「緑風!?」

ゼオライマー
「やはり来ていたか」

たくっちスノー
「木原、まさか君はコレを狙って!?」

ゴーショーグン
「どういうことだよゼオライマー!」

ゼオライマー
「社会科見学?そんなものは俺の計画にすぎん、お前たちにここを突入させるためのな」

イクサー1
「どういう意味で...」

リーン
「あ、たくっちスノー!それに皆も...どうしたのこんなところで!」

たくっちスノー
「お前こそ、なんでこんなところにいるんだよ!」

リーン
「ああこれ?全部俺が捨てたゴミ」

ガイキング
「これ全部か!?」

リーン
「うん!これはつい最近の...うーん、壊れちゃった奴はこうしないと」

リーンは大きな骨組みのゴミを道端に捨てるが、それを見てイクサー3はあることに気づく

イクサー3
「...!!ザンボット!」

ザンボット3
「えっ?」

イクサー3
「その心パーツの凹み、この間あたしがサッカーで壊しちゃった骨組みでしょ...?」


イクサー3
「なんで、捨ててるの...?」

ザンボット3
「これが...俺?」


たくっちスノー
「.....」




リーン
「あれ?木原、もしかしてこれを見せるために皆を?」

ゼオライマー
「その通りだ」

リーン
「ははは!スクラップを見せるなんて悪趣味だね君!」

第十九話 END