二次創作小説(新・総合)
- Re: 満開!ロボット学園 ( No.12 )
- 日時: 2018/06/11 15:04
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
【第三話】
『勇者ロボに愛を込めて』
...放課後の事、渚とイクサー1はダイモスと共に帰宅する準備をしていた
ダイモス
「そうだ渚、部活動に興味あるか?」
渚
「部活動?...帰っても退屈だし、あるかな」
イクサー1
「部活..動...?」
渚
「そっか、イクサー1の場合そこから説明しないといけないか」
ダイモス
「部活動は授業が終わった後に行動を起こし決められたことをするグループだ」
イクサー1
「なるほど」
ダイモス
「俺は空手部、ダンは剣術部、あと魔術部に砲撃部といったものも...」
渚
「ははは...やっぱり普通じゃない」
ダイモス
「芸術やスポーツ部門もちゃんとあるぞ」
渚
「そういう系もあるんだ、なら行こうかな」
ダイモス
「よし、スポーツ系と芸術系は...」
「ちょっと時間を頂けるだろうか?」
渚
「え?」
渚とダイモスの後ろから、青い新幹線のようなロボットが
ダイモス
「お前は...隣のクラスのガインだったか」
ガイン
「ああ、いかにも...そこにいるのが、人間の転校生だね?」
渚
「あ、はい」
ガイン
「初めまして、私は君たち人間と共に協力する為に作られた勇者、ガインだ」
【ガイン(勇者特急マイトガイン)】
渚
「ゆ、勇者?」
ダイモス
「カテゴリのようなものだ」
ガイン
「それはそうだが...まあいいか、部活を何するか悩ませているのかい?」
渚
「え、ええまぁ」
ガイン
「それなら、私の入っている勇者部に入ってみないかい?」
渚
「ゆ、勇者部!?」
ダイモス
「某アニメか?」
ガイン
「アレみたいに異界の怪物とは戦ったりはしないぞ」
イクサー1
「???」
ガイン
「こっちの話だ、どうだい?」
イクサー1
「渚、どうしますの?」
渚
「うーん...少しだけ興味がある...かなぁ?」
ガイン
「それは嬉しい、活動部屋はこっちだ」
...
渚達がガインに案内された部室の戸を開くと...
渚
「し、失礼しま~す...」
「おや...人間だ」
「この人だろうか、ガインが言っていたのは...」
「.....」
「ようこそ勇者部へ、立ち話も何でしょうし、どうぞこちらへ」
部室のロボット達は、そそくさと座布団を用意し、座敷に案内する
渚
(うわぁ...さすが勇者、きっちりしてるなぁ)
「ガインから話は聞いている、私の名はエクスカイザー」
【エクスカイザー(勇者エクスカイザー)】
「私は、ファイバード」
【ファイバード(太陽の勇者ファイバード)】
エクスカイザー
「そして君の目の前にいるのが、ガイガー部長」
ガイガー
「.....」
【ガイガー(勇者王ガオガイガー)】
- Re: 満開!ロボット学園 ( No.13 )
- 日時: 2018/06/11 15:50
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
渚
「は、はぁ...」
ガイガーは何も語らず、じっと渚の顔を見る
ガイガー
「......」
イクサー1
「...?」
エクスカイザー
「気にしないでほしい、部長はおとなしいんだ」
ファイバード
「戦うときはすっごい叫ぶんだけどな」
渚
「へー...あの、勇者部って一体どんな活動をしているんですか?」
ファイバード
「そうだな...生徒が学校の規律を守るように見張りをしたり、リサイクルをしたり...まぁ、よくあるものさ」
渚
「なるほど、風紀委員みたいな...」
エクスカイザー
「何より、この学校は重火器や化学兵器を使用した喧嘩が絶えない、それらを制止するのも私達勇者部の役目さ」
ファイバード
「ガインも今ごろ、パトロールしているはずだよ」
渚
「ああ、この間の購買みたいな...」
ガイガー
「.....」
エクスカイザー
「それで、勇者部に入部は?」
渚
「とりあえず今日は、見学だけに...」
ファイバード
「そうか、無理強要はしないから今日はゆっくりしてってくれ」
イクサー1
「はい」
...
エクスカイザー
「では今日も、『この学園を昨日より良くしていくためにはどうするか?』を考えていこう」
ファイバード
「喧嘩が起きるのは購買エリアだな、週に4回は見かける」
エクスカイザー
「購買か...シャッターをもう少し分厚いものに要請...いや、これは先週もやったか」
ファイバード
「喧嘩の原因は精神パンの取り合い...そればかりは私達でもどうにもならないだろう」
エクスカイザー
「そうだな...どうすれば購買近くの喧嘩を止められるだろうか...」
ガイガー
「.....」
エクスカイザー
「部長は、どういう考えで?」
ガイガー
「.....」
ファイバード
「いつも通り...と」
渚
「...こんな会話を」
イクサー1
「...Zz」コクリコクリ
ガイガー
「...来る。」
エクスカイザー
「えっ?」
ガイガー
「敵が...来る!」
渚
「ええっ、て、敵ぃ!?」
ピンポンパンポーン
ガイガーが立ち上がった瞬間、校内放送が流れ、こう告げる
【緊急事態発生!ゾンダーロボ接近中!繰り返す、ゾンダーロボ接近中!校内に残っているロボットは直ちに避難せよ!】
エクスカイザー
「ゾンダーだと!?」
イクサー1
「ゾンダー...確か、遠い宇宙から地球に現れたと言う、機械生命体」ムクッ
イクサー1
「生物や機械に寄生して、ゾンダーロボになると言う」
渚
「まるでクトゥルフね...」
ファイバード
「まさか、部長は来ることを予測していて!?」
ガイガー
「...ガインを呼んでくるんだ」
ガイガー
「戦いだ!!」
- Re: 満開!ロボット学園 ( No.14 )
- 日時: 2018/06/11 17:15
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
学校の外、アクセルは道路を全力疾走していた
ゾンダーロボ
「ゾーンダァ~」
アクセル
「あれは...ゾンダーロボって奴か、全く、ここの国防はなにしてんのかねぇ」
【アクセル先生、聞こえてる?】
アクセル
「あー、はい、聞こえてるよ」
【他の先生の姿が見えないのですが】
アクセル
「一目散にロボットの鍵を開けにいった!今ごろ交戦中だな」
【まさか、アクセル先生も?】
アクセル
「まあそうだね」
【...ならいいか、ところでアレ知りません?】
アクセル
「アレかい?アレだったらいつものように引き出しに...」
【...あった!幸運を祈る!】プツッ
アクセル
「はーいはいっと」
...
渚
「イクサー1!ロボを呼ぶよ!」
イクサー1
「ええ...一応、あの人にも連絡を入れて...」
エクスカイザー
「行こう、ファイバード!」
ファイバード
「ああ!」
ガイガー
「.....」
...
たくっちスノー
【ええ!?ゾンダーロボ!?】
イクサー1
「はい、今目の前に...」
たくっちスノー
【あいつの行動って確か規制者の欲望を満たすためで破壊行動は課程に過ぎないはずなのに...】
たくっちスノー
【で、数は?】
渚
「二つ!」
たくっちスノー
【二機か...ゾンダーに寄生されないように気を付けてくれ!】
イクサー1
「分かりました...」
渚
「来たよ!」
ゾンダーロボ
「ゾンダァ~」
イクサー1
「...ここは距離を置きます、はあっ!」
イクサーロボはビームを発射し、ゾンダーロボを押し出しながら後退する
エクスカイザー
「巨大合体!キングエクスカイザー!」ジャキン!!
ファイバード
「武装合体!ファイバァァァァドッ!!」ギュイイン!!
ガイン
「レェェェェッツ!!マァァァイトガインッ!!」ガキーン!!
マイトガイン
「銀の翼に望みを乗せて!灯せ、平和の青信号!勇者特急マイトガイン!定刻通りに只今参上!」
渚
「勇者部の皆!」
キングエクスカイザー
「ここは私達に任せて、早く避難を!」
イクサー1
「いいえ、ここから離れるわけにはいきません、私達も戦います!」
...
ガイガー
「.....」
「おまたせ、ガイガー!」
ガイガー
「校長...準備できたか」
「ああ、存分にやってこい...」
「ファイナルフュージョン!プログラムドライブっ!!」
校長がスイッチを押すと
ガイガー
「よっしゃぁあああああああああああ!!」
天井が開き、ガイガーが射出される
「...これはさすがに、本家の方がカッコいいよなぁ」
...
渚
「...見て、イクサー1!!」
イクサー1
「え?...あれは!」
ガイガー
「ファイナルッ!!フュージョォォォォンッ!!」
学校を突き抜け、ガイガーは回転し竜巻を形成する
その後、時空の渦が三つ現れ、ステルス戦闘機、ドリルマシン、新幹線が飛び出し竜巻の中へと入っていく
キングエクスカイザー
「...あれは!」
「ガオ!!」
「ガイ!!!」
ガオガイガー
「ガアアアアアアアアッ!!!」
ファイバード
「ひ、久しぶりに見た...」
マイトガイン
「あれが、『勇者王』...!!」
- Re: 満開!ロボット学園 ( No.15 )
- 日時: 2018/06/11 17:41
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
ガオガイガー
「うおおおおおっ!!行くぞゾンダー!!」ギュルギュルギュル
ガオガイガー
「ブロウクンマグナムッ!!!」ギュイイイインッ!!
ガオガイガーの右腕部分が大きく回転し、そのまま発射される!
渚
「あぶなっ!!」
屋上から飛んできたパンチはイクサーロボの横を跨ぎ...そのままゾンダーロボに風穴を開ける
ゾンダーロボ
「ゾンダァ!!」ビーム
キングエクスカイザー
「部長、危ない!」
ガオガイガー
「プロテクトシェェェェドッ!!」
ゾンダーロボの放つビーム攻撃を、ガオガイガーは左腕から放つバリアで防ぐ
ガオガイガー
「校長っ!!アレを頼む!!」
「あいよ!試作型ゴルディーマーグ発進!!」
ゴルディーマーグ
「チェーンジ!!」
屋上からオレンジ色のロボットが飛び出し、分離してガオガイガーの右腕に近づいてくる
ガオガイガー
「ハンマーコネクトォ!!」
ガオガイガーは右腕と合体させ、降りてきた武器の部分を掴む
ガオガイガー
「ゴルディオンハンマーーーッ!!」
渚
「.....」
イクサー1
「どうしたの、渚」
渚
「なんかもう言葉に出来ない」
ガオガイガー
「キングエクスカイザー!ファイバード!マイトガイン!ゾンダーの動きを止めるんだ!!」
勇者部
「「「了解!!」」」
マイトガイン
「動輪剣っ!!」
ファイバード
「フレイムソード!チャージアップ!!」
キングエクスカイザー
「半重力ビームッ!!」
キングエクスカイザーがビームで牽制し、マイトガインとファイバードが剣でゾンダーロボの手足を切り取る
ガオガイガー
「よし、今だっ!!ハンマーヘル!!」
ガオガイガーは学校から飛び降り、ゾンダーロボに杭を差し込む
ガオガイガー
「ハンマーヘブンッ!!」
そのまま、ハンマーのひっかける所で黒色の物体を取り出す
ガオガイガー
「...これはゾンダーメタルじゃない!この黒い物体は一体...!?」
イクサー1
「えっ」
ガオガイガー
「...いや、この際なんでもいい!!うおりゃあああああああ!!」
ガオガイガー
「ゾンダーよ!!光になれえええええええええええっ!!!!」
ゾンダーロボ
「.....!!!」
ガオガイガーが黒い物体を握りつぶすと、ゾンダーロボ達は爆散する
イクサー1
「......」
渚
「私達の出る幕はなかったわね」
イクサー1
「ええ」
渚
「帰ろっか」
イクサー1
「はい、気になることもありますので」
全てが終わったあと、イクサーロボは空へ飛んでいく
キングエクスカイザー
「あっ、どこへ!?」
ガオガイガー
「気にする必要はない、それより...校長にこの事を報告だ!」
ファイバード
「了解!」
ガオガイガー
「あのゾンダーロボ...一体なんだったんだ?」
- Re: 満開!ロボット学園 ( No.16 )
- 日時: 2018/06/11 21:55
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
加納家にて...
渚
「それでイクサー1、気になることって?」
イクサー1
「...前に、別世界で漂流、あの人に会ったときの事です」
渚
「たくっちスノーさんの?」
イクサー1
「前提として、『マガイモノ』と呼ばれる未知の種族の話をします」
渚
「マガイモノ?」
イクサー1
「マガイモノ...全身が黒い液体で構成された、願望をもとに作られる存在」
イクサー1
「あの人はマガイモノの『王』に当たる人物です」
渚
「...黒い液体って、まさか!」
イクサー1
「ええ...願望を元に動くと言う点でも、あの機体はマガイモノと共通しています」
渚
「ま、待って!マガイモノって悪者なの!?たくっちスノーさんも...」
たくっちスノー
「...いいや、マガイモノに善も悪もないよ」
渚
「うわっ、またいつの間にか!!」
たくっちスノー
「...それよりイクサー1さん、その話って本当なのか?詳しく聞かせてほしい」
...
たくっちスノー
「なるほど、ゾンダーメカにマガイモノ成分がねぇ...」
イクサー1
「まさか、あのマガイモノキラーも...」
たくっちスノー
「ああ...この学校の校長の名前、知ってる?」
渚
「えっ、なんです?」
たくっちスノー
「リーン・メイドウィン・緑風...ロボットの神だ」
渚
「神!?」
たくっちスノー
「うん、この世界のロボットは皆彼が作っている...」
たくっちスノー
「この間の事、渚さんがロボット学園に転校が決まった翌日の事...緑風から連絡が来たんだ、マガイモノが確認されているって」
イクサー1
「それがあの暗黒怪獣とやらに、ゾンダー...」
たくっちスノー
「まぁ、マガイモノ成分は薄めで機械ベースだから、キラーじゃなくても倒せるんだけど、いつマガイモノが来てもおかしくない」
たくっちスノー
「だから自分は緑風やこの世界の上層部と共に計画段階にあった人工マガイモノキラー『シルバリオン』の製作をしていたんだ」
たくっちスノー
「...ま、結果はご覧のザマだけどね」
渚
「なるほど」
イクサー1
「マガイモノ居るところにたくっちスノー有り...たくっちスノー居るところに事件在り。」
たくっちスノー
「へ?」
イクサー1
「時空の旅人内で有名な単語です」
たくっちスノー
「そ、そこまで言われるか...イクサー1さんが居るから大丈夫とは思うけど、気を付けて」
渚
「はい、そちらも」
たくっちスノー
「んじゃ...」
イクサー1
「やはりこうなりましたか...」
渚
「初めから分かってたの?」
イクサー1
「あの人が居る世界が、平和だった試しがありませんから...」
渚
「ええ...」
ロボット世界生活二日目
私はもう不安だらけです
第三話 END