二次創作小説(新・総合)

Re: 満開!ロボット学園(オリキャラ募集) ( No.43 )
日時: 2018/06/14 12:33
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: 3KWbYKzL)

【第七話】
『ロボットだってお肉を食べたい』

研究室にて

リーン
「えー!?バーベキュー!?行きたい行きたい俺も行きたいー!! 」バタバタ

シャープ
「なんで貴方が行きたがるんですか!」

ジーク
「校長のくせに」

セーラ
「というか、貴方はここを離れちゃいけないんですよ!シルバリオンプロジェクトの責任者なんですから!」

たくっちスノー
「そんなに肉食べたいの?」

リーン
「羨ましい~!!ロボットが肉や野菜食べるなんて~!!」

ジーク
「お前だってアンドロイドだろ」

たくっちスノー
「はぁ...まったくこの人は」

リーン
「...そうだ!!ここから出ないでバーベキュー出来る装置作ろう!」

ジーク
「おい、こいつはバカなのか?」

たくっちスノー
「悪い奴ではないんだけど、願望を満たすためなら手段は選ばないからなぁ」

セーラ
「どうしてメイドウィンってああいうのばっかりなんでしょう...」

リーン
「ねぇ!さっきのバーニング何とかってフュージョンアーマー付けてよ!」

たくっちスノー
「シルバリオンの鎧は焼き肉には使えません!!」

シャープ
「はぁ...こんな調子で大丈夫なのかな、シルバリオン」

...

そして、一週間後...

ガイキング
「よっしゃー!!バーベキューだー!!」


「ドラグナー達はダイモスは来られなくて残念」

ゴーショーグン
「ドラグナー三人衆はテストの成績が悪くて補習、ダイモスは空手部の遠征だからしょうがないさ」

鋼鉄ジーグ
「へへへ、この日のためにボディ新調してきたぜ!胃がでかい奴!」


「胃って...ロボットでも肉を沢山食べたいと思ったりするのね」

ゴーショーグン
「今時、オイルやガソリンを穴に流し込むのは時代遅れだからな」


「へー」

「はいはい、どうせ俺は時代遅れですようだい!」

渚たちが話していると、前の座席に座る青いロボットがそっぽを向く

ガイキング
「悪い悪いザブングル!別にお前の悪口を言ったわけじゃないんだ!」

イクサー1
「ザブングル...?」

ザブングル
「あい、俺はザブングル!世にも珍しい自動車のハンドルで動くロボットだい!」

【ザブングル(戦闘メカ ザブングル)】


「自動車のハンドルで...不思議なロボット」

ガイキング
「イクサーロボほどの不思議兵器もないだろ」


「そうね」

イクサー1
「えっ?そんなに不思議ですか?」

ガイキング
「そうだよ」

ゴーショーグン
「不思議しかないぞ」

イクサー1
「そうですか...」

...

「へっへへへへ~!!あの中にジーグが乗ってるのは間違いないみたいだなぁ!!」

Re: 満開!ロボット学園(オリキャラ募集) ( No.44 )
日時: 2018/06/14 21:49
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

しばらくして、バスがキャンプ場へと到着し...

ザブングル
「ついたぞー!!」

ガイキング
「バーベキューの肉が沢山あるぞ!」

ゴーショーグン
「野菜も色々!」


「うわぁ、キャンプ場なんて行くの何年ぶりだろ...」

イクサー1
「あの、この後どうすれば...」

ゴーショーグン
「火!火はどこかにないか!?」

ガイキング
「ハイドロブレイザーを地下に埋める!」

鋼鉄ジーグ
「流石ガイキングだ!!」



「って...あんた達もう食べる気なの?」

ザブングル
「もう11時30分だぞ?食べずにはいられないって!」

鋼鉄ジーグ
「それに俺もう腹ペコなんだって!焼くぞ!肉焼くぞ!!」


「...まあいいか」

イクサー1
「私はどうすれば...」

ゴーショーグン
「イクサー1は野菜持ってきてくれ」

イクサー1
「わかりました」

...

鋼鉄ジーグ
「おらぁ!!ジーグ網焼きィ!!焼けぇ!!」

ガイキング
「ウィンナー焼けたぞ!ほら」


「ありがとう、イクサー1も食べる?」

イクサー1
「あ、はい...それじゃあ」


「うわ、なにこの量!?イクサー1の皿、野菜ばっかあるんだけど!?」

鋼鉄ジーグ
「ほら、トウモロコシあげるよ」

ザブングル
「お、俺はピーマン!」

イクサー1
「どうも...」


「」





「なぁ~に嫌いな野菜をイクサー1に押し付けてんのよっ!!」グググググ

鋼鉄ジーグ
「ぐわああああああ!!」

ザブングル
「すげぇ!ロメロスペシャルだ!」

ゴーショーグン
「いや、あいつ関節痛まないだろ構造上...」

イクサー1
「気にしないで渚、ちゃんと食べますから」


「そういう問題じゃ...」

ルリリリリリ

鋼鉄ジーグ
「あ、タンマ!俺のスマホ鳴ってる!!」

イクサー1
「渚」


「...ちゃっちゃとすませて」

鋼鉄ジーグ
「サンキュー...もしもし、何の用だよ親父」


鋼鉄ジーグ
「はあ?またアマソが?それくらい親父でなんとかしろよ~」


鋼鉄ジーグ
「...俺たちの居るところに向かっている?」


「えっ!?」

鋼鉄ジーグ
「ああ...ああ、すぐ向かえる、任せときな親父」ピッ

イクサー1
「アマソ...たしか」

鋼鉄ジーグ
「お前の妹を知っているという奴だ」

イクサー1
「...渚」


「分かってるよ、イクサー1」

Re: 満開!ロボット学園(オリキャラ募集) ( No.45 )
日時: 2018/06/14 23:12
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

渚はイクサーロボに乗り込み、アマソを探す


「一体どこにいるのよ...早く終わらせてバーベキューの続きやりましょ」

鋼鉄ジーグ
「そうだな...お、居た!!

鋼鉄ジーグは木の上に立っているアマソを見つける

アマソ
「やっぱり出てきたかァ~!!ジーグゥ!!」

鋼鉄ジーグ
「アマソてめぇ!よくも俺たちのランチタイムを邪魔しやがったな!!」

アマソ
「ハハハーハハハッフッ、そいつはいい気味だなぁ!」

イクサー1
「アマソ...妹を、イクサー2をどうしたのです?」

アマソ
「あー、確か妹だったなぁ...あいつは、捕まえてやった!」

アマソ
「今ごろは、大きなお城の、奥深く!何重にも掛けられた降りに重たい足枷!更に追加でハニワどもの警備と、脱出不可能なセキュレティーで幽閉されてるだろうよーっ!!」

鋼鉄ジーグ
「なんだって...!!」

アマソ
「恐ろしいよなぁ!!?」


(いや、堂々と説明されるとフラグにしか聞こえなくなるんですけど)

鋼鉄ジーグ
「覚悟しやがれアマソ!!」

アマソ
「今回はジーグ対策をばっちりしてきたんだよ!」

鋼鉄ジーグ
「そうかい、じゃあ速攻で仕留めてやるよ!ジーグビィィィィムッ!!」

アマソ
「これでどうだぁっ!!」

アマソはジーグの目から放つビームをかわし、砂のようなものを振りかける


鋼鉄ジーグ
「うわっ砂がくっつく...こいつは砂鉄か!!」

アマソ
「そう!それもただの砂鉄じゃない...磁石にくっついたら絶対に離れないタイプ!!」

鋼鉄ジーグ
「うわぁ!!」ガラガラガッシャン

砂鉄が関節に綺麗に張り付き、鋼鉄ジーグの体が崩れてしまう

イクサー1
「ジーグ!」

鋼鉄ジーグ
「ちくしょう...これじゃビルドアップ出来ねぇ!!」

アマソ
「ハーッハッハッハ~!!ジィ~グを倒したぞーーっ!!」


「いけない、このままじゃジーグが!イクサー1!」

イクサー1
「分かっています!イクサーロボ、フルパワーッ!!」

アマソ
「おっとっと、まだ他の奴が残ってたか...イクサー!!すぐに妹と同じところに送っておく!」

アマソ
「同じ部屋で、同じ牢で、同じ足枷を用意しておくからなぁ~!!」









「あの程度で私を封じ込めた気になっていたか?」

アマソ
「えっ?」

イクサー1
「この声は...!!」


アマソ
「嘘だろ!?」クルッ

「はああああっ!!」

アマソ
「ホンギャアアアアアアッ!!!」

アマソが慌てて後ろを向くと...突然現れたロボットの拳で、アマソの体が粉々になる

鋼鉄ジーグ
「あれって...青いイクサーロボか!?」


「イクサーΣ...ってことはやっぱり...」





「私の『世界』では妹もろとも消息不明になったと聞いたが...やっぱり生きていたか」


イクサー2
「久しいな...お姉様。」

イクサー1
「やはり貴方でしたか、イクサー2...」

Re: 満開!ロボット学園(オリキャラ募集) ( No.46 )
日時: 2018/06/15 08:29
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

鋼鉄ジーグ
「あ、あの中にイクサー1の妹が...」


「イクサー2...あんた、なんで捕まったの?」

イクサー2
「加納渚も居るか...私があんな奴に捕まるような存在に見えるのか?」


「それはないわね、私がよく分かっている...」

鋼鉄ジーグ
「確かにアマソにはな...じゃあ、なんで?」

イクサー2
「『力』を求めていたからだ」

イクサー1
「力...マガイモノの、ですか?」

イクサー2
「お姉様も知っていたか」

イクサー1
「ええ」


「どういうこと?」

イクサー1
「私とイクサー3は、あの人と巡った世界で、マガイモノの事を知りました」

イクサー1
「マガイモノ...他世界の情報から作り出された生き物」

イクサー1
「他世界の情報を集め、力に変える者を『マガイモノメイカー』と呼ぶそうです」


「じゃあ、イクサー2はこの世界に来てマガイモノメイカーになったって事!?」

イクサー2
「呼び名の事などどうでもいい、私の目的はただ1つ」



イクサー2
「お姉様を...この手で殺すっ!!」

鋼鉄ジーグ
「ちょっ」

イクサー1
「イクサー2...貴方はまだそんな事を...!!」


「イクサー1、受け止めて!!」


イクサーロボとイクサーΣは拳を押さえあい、せめぎあいになる


「うっ...なんて力なの!!」

イクサー2
「これが『マガイモノ』の力だ、お姉様に会うまでの全ての力を、このイクサーΣに注ぎ込んだ!」

イクサー2
「パートナーなどいなくとも...倒すことなど容易い!!」グググググ

イクサー1
「くっ...!!」


「こ、これが...マガイモノ...ううっ」


イクサー2
「死ねっ!!」


たくっちスノー
「ここかっ!!」 グシャッ

イクサーΣが拳を振るった瞬間、イクサーロボの影からたくっちスノーが現れ、Σの拳を受け止めるが、衝撃で左肩が吹き飛ぶ


「たくっちスノーさん、どうしてここに!?」

たくっちスノー
「君らの居るところに強いマガイモノの反応が出てきたから、急いでワープしてきたんだ...間に合ってよかった!!」

イクサー2
「くっ...邪魔が入ったか!」

イクサーΣは黒い液体の粒になり消えていく


たくっちスノー
「あっ、待て...って、今のってイクサーΣ?」


たくっちスノー
「ってことは...」

イクサー1
「はい...」

たくっちスノー
「そうか...イクサー2が、マガイモノの力を」

Re: 満開!ロボット学園(オリキャラ募集) ( No.47 )
日時: 2018/06/15 10:41
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

鋼鉄ジーグ
「ただいま」

ガイキング
「おかえり...って、体はどこいったんだよ」

鋼鉄ジーグ
「砂鉄くっついて合体できなくなった」

ザブングル
「草」

ガイキング
「アマソはどうした?」

鋼鉄ジーグ
「あー、うん、また体がバラバラになったし当分は動けないと思う、ただ...」

イクサー1
「.....」


「イクサー1の、妹が...」

ガイキング
「妹に何かあったのか?」

たくっちスノー
「あ、これがリーンの作った...」

ザブングル
「渚、その紫の奴誰?」


「あれ、ついてきたんですか!?」

たくっちスノー
「一応ね...あ、自分の名はティー、君らの校長とは友人関係にあるんだ」


「あと、私とイクサー1をここに入れさせてくれた人」

ザブングル
「へー、なんでここに?」

たくっちスノー
「実は...」

...

ザブングル
「イクサー1の妹が襲い掛かった!?」

たくっちスノー
「元々イクサー2はイクサー1さんを抹殺するために作られた存在だからね...」

たくっちスノー
「情報が早い人だよ、どんな方法を使ったかは知らないけど、世界と居場所を突き止めて、イクサーΣをパートナーなしであそこまでパワーアップさせるなんて」

ガイキング
「なんて執念だ...」


「あいつ、あの調子だとどんな手を使ってでもイクサー1を殺すつもりよ」

たくっちスノー
「そうだよなぁ...でも、誰がマガイモノの力とマガイモノメイカーの技術を教えたんだろ...」

鋼鉄ジーグ
「そのマガイモノって何なんだ?」

たくっちスノー
「マガイモノっていうのは、他世界の技術を集めて作り上げる物の通称」

たくっちスノー
「普通のロボットに他世界の設定を混ぜるのは初めてだけどね...」

たくっちスノー
「君らが戦った敵..暗黒怪獣にゾンダーロボ、アマソなんかもマガイモノ成分が入ってることが分かってる」

ガイキング
「なんだって!?」

ゴーショーグン
「そのマガイモノっていうのは人工物なんだな?」

たくっちスノー
「大半がそうだよ」

ゴーショーグン
「ってことは、それらを作り出しているのは...」

イクサー1
「イクサー2...」

たくっちスノー
「貴方は奴に居所を知られてしまった、これから先いつ狙われるかも分からない」

たくっちスノー
「すまない、自分がもう少し考えていれば...」


「いえ、気にしないでください」

たくっちスノー
「いや、そういうわけにはいかない...何かあったら呼んでほしい、力になる」

ガイキング
「俺も戦ってるの見たらすぐ駆け付けるから、暗黒怪獣の時は世話になったしな」

ゴーショーグン
「青いロボットに用心...か」

鋼鉄ジーグ
「まぁ、それは一旦置いといて、バーベキューを楽しもうぜ!」


「「おー!」」

イクサー1
「.....」

イクサー1
(イクサー2...貴方は、私を殺すことしか出来ないのですか?)

イクサー1
(.....貴方はそんな生き方しか、出来ないとでも言いたいのですか?)

もう、戦う理由などないのに。


第七話 END