二次創作小説(新・総合)

Re: 満開!ロボット学園 ( No.7 )
日時: 2018/06/11 07:48
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

【第二話】
『ロボット世界は学校帰りも油断できない』

早いようで授業も終わり...

アクセル
「よーし、終わりの時間だ...気を付けて帰れよ!」

鋼鉄ジーグ
「じゃあな先行!」

アクセル
「おー、マトリクスミサイルの準備しておくからな」

ガイキング
「じゃあ、また明日」


「うん...私たちも帰ろっか、イクサー1」

イクサー1
「ええ...」

ガイキング
「ドッキング!スカイガイキーング!!」

鋼鉄ジーグ
「マッハドリルっ!!」

ガイキングは翼を装着し、ジーグは両腕をドリルに付け替え空から飛んでいく


「やっぱり普通じゃない...」

イクサー1
「渚、あれくらいなら私も」


「えっ、イクサー1がドリルを!?」

イクサー1
「そうじゃなくて」

...

その後、亜空移動で家(代理)へと帰って来た渚達...


「あー、そうそう...学校ってあんな風だったな~」

イクサー1
「.....」


「冗談、あそこまでぶっとんでないって」

イクサー1
「そうですか」


「...はぁ」


「やっていけるかなぁ、私...人間の学校ですら不安なところあったのに」

イクサー1
「そうなの?」


「そうよ!貴方には分からないと思うけど、人間の世界って結構不便よ!」

イクサー1
「...」


「でも、たくっちスノーさん...まさか家まで用意してくれるなんて」

たくっちスノー
「うん、これくらいはしなきゃなと思ってさ」


「うわっ!?」

いつの間にか、渚の背後にたくっちスノーが現れる


「あ、貴方...いつからそこに居たんですか、ストーカー?」

たくっちスノー
「ご、ごめんごめん!この家も一応自分の体を削り取って形成させたから、好きに入れるんだ」


「今度は事前に呼ばないと通報しますからね?」

たくっちスノー
「わ、分かった...えっと、ご飯くらいは作ってあげようかと思って...」


「大丈夫です、自分で作れるので」

たくっちスノー
「そ、そっか...じゃ、お邪魔だったね、じゃあ」

たくっちスノーは体を溶かし、床へと溶けていく


「なんだったの...まあいいや、しばらくゆっくりしたらお風呂入りましょ」

イクサー1
「えっ...入浴...渚と...二人で!?」

...

たくっちスノー
「流石に言い出せないよな~、君の事」

たくっちスノー
「でも、僕にだって責任はあるからね...何か来たらよろしく頼むよ、シルバリオン」

【たくっちスノー様!D地区に暗黒怪獣出現!】

たくっちスノー
「今日は暗黒怪獣か!行くぞ!」

Re: 満開!ロボット学園 ( No.8 )
日時: 2018/06/11 13:27
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

風呂場...


「どうしたの?イクサー1」

イクサー1
「.....」


「クトゥルフって水浴びとかしないの?」

イクサー1
「そ、そういうわけでは...ありませんが...」


「ほら、こっち来てよ」

イクサー1
「ええ...」チャポン



「まさか、イクサー1とこうやって一緒に過ごせる日が来るなんて...最初に会ったときは想像できなかったな」

イクサー1
「え?」


「だってほら...私は最初、イクサー1を憎んでたからさ」


「突然現れて、化け物になったお父さんお母さんをなぎ倒して、私を無理矢理ロボットに乗せて...」

イクサー1
「そういえば...そんなこともありましたね」


「ほんとね、私の世界だとあれから数ヵ月しか経ってないの、イクサー1は?」

イクサー1
「三年くらい」


「へぇ...これも時差みたいなアレって奴かしら?」

イクサー1
「...」


「イクサー1って普段鎧みたいなの着てて気付かないけど、結構色白なのね」

イクサー1
「そんなに見ないで」


「ふふふ」

ファンファンファン


「ん?」

二人が浴槽で戯れていると、警報のような音が鳴り響く


「何?」

イクサー1
「外からみたいですね」

【暗黒怪獣襲来!暗黒怪獣襲来!市民の皆様は避難してください!】


「か、怪獣!?聞いてないよ!!」ザパーン

イクサー1
「ここに来る...?」

イクサー1はすぐさま風呂から上がり、バトルスーツに着替える

イクサー1
「渚、分かってますね?」


「う、うん...今までの前例からして大体予想はつくけど」



「せめて体は拭かせてーっ!!風邪引いちゃうからーっ!!」ゴシゴシゴシゴシ



「あーもう!!イクサーロボ発進!!」

渚が持っていた腕輪を掲げると、玄関近くに、緑と白のロボットが転送される


「これを見るのも久しぶりだ...」

イクサー1
「さぁ、行きますよ渚!」


「うん!」

...

一方、暗黒怪獣の居るエリアでは

暗黒怪獣
「ギャオオオオオッ!!」

ガイキング
「あれが初代ガイキング...親父が戦っていたという暗黒怪獣か...」

暗黒怪獣の宿敵、ガイキング二世が怪獣の前に立ちはだかる

ガイキング
「俺が居る限りこの町を滅茶苦茶にはさせない!覚悟しな暗黒怪獣!!」

暗黒怪獣
「ギャオオオオオッ!!」

ガイキング
「ドッキーング!!バスターガイキングっ!!」

ガイキングは右腕を外し、巨大なビーム砲を取り付ける

ガイキング
「行くぞ!!」

Re: 満開!ロボット学園 ( No.9 )
日時: 2018/06/11 11:02
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

ガイキング
「くっらえーっ!!」ボーン

暗黒怪獣
「ギャオオオオオッ!!」

ガイキング
「うわ、びくともしねぇ!えーとそれじゃあ...」


イクサー1
「イクサーカッターっ!!」ジャキンッ!

突如、暗黒怪獣の背後から円形の刃が飛んでくる!!


ガイキング
「なんだ!?」

イクサー1
「あれが暗黒怪獣...」


「あれ、あそこにいるのって...ガイキング!?なんでここに」

ガイキング
「その声...渚か!?お前、ロボットに乗ってるのか!?」


「う、うん...まあね」

ガイキング
「お、お前達...戦えるのか!?」

イクサー1
「はい、共にこの町を守りましょう!」

ガイキング
「よ、よし!三人であいつを倒すぞ!」

「ちょっと待って!!」

ガイキング
「えっ!?」

イクサー1
「あっ、この声...」


「たくっちスノーさん?」

イクサー1
「渚」


「どうしたの?」

イクサー1
「もしかしたらまた面倒な事に巻き込まれるかもしれません」


「えっ、なんで!?」

ガイキング
「あ、あそこだ!」

ガイキングが指差したところには、ビルの上にポーズをとって見下ろす細い銀色のロボットが

たくっちスノー
「人が呼ぶ、善が呼ぶ、マガイモノが呼ぶ!白銀調合体シルバリオン参上!」


「何やってんのあの人!?私が言えたことじゃないけど!」

ガイキング
「な、なんなんだお前は!?」

たくっちスノー
「え、えーと...君らと同じ、正義の味方?」

イクサー1
「貴方、病院に居たのでは...」

たくっちスノー
「もうすでに退院したよ!」

暗黒怪獣
「ギャオオオオオッ!!」

たくっちスノー
「おっと、そんなこと言ってる場合じゃなかった!イクサー1さん、時間稼ぎ頼みます!」

イクサー1
「はい、いきますよ渚!」


「了解!でりゃああああっ!!」

ガイキング
「あ、俺も!」


イクサーロボは暗黒怪獣に殴りかかり、ガイキングは頭部の角を突き刺し、稲妻を放射させる

暗黒怪獣
「グオオオオオッ!!」


「ロケットパンチとか使えないの?」

ガイキング
「使えるんだけど戻ってこない」

...

たくっちスノー
「よし...今だ、シルバリオン!」

たくっちスノーはコックピット内で二枚のカードを取り出す

たくっちスノー
「自分が設定を振り返り、手に入れた情報...それは!」

たくっちスノー
「最近の三分ヒーローが先輩の力を借りて変身していること!」


「それロボット関係ないじゃん!」

たくっちスノー
「良いんだよロボットダンジョンには参戦してるんだし!!」


たくっちスノー
「ラーゼフォン!」

ラーゼフォン
「ハアアアアッ....」

たくっちスノー
「ファイヤーバルキリー!!」

ファイヤーバルキリー
「ファイヤー!!」

たくっちスノー
「思いの叫び、お借りします!」

ガイキング
「そのまんまじゃねーか!」

たくっちスノー
「良いのが思い付かなかったんだよ!フュージョンアーマー展開!」

【アーマード・シルバリオン!プレッシャーシャウト!】

銀色のロボットにスピーカーや赤いボディ、天使の羽が取り付けられていく


たくっちスノー
「行くぞ...人工マガイモノキラー、シルバリオン!!」

Re: 満開!ロボット学園 ( No.10 )
日時: 2018/06/11 13:35
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

たくっちスノー
「ゴー!シルバリオン!!」

シルバリオン
「ナァーーーッ!!」

シルバリオンは肩からスピーカーを展開し、大音量の叫びを発生させる

ガイキング
「な、なんだこれ!?超音波か!?」

たくっちスノー
「ラーゼフォン、ファイヤーバルキリー」

たくっちスノー
「共通してる点は、音を発射させる機能を持っていることだ」

たくっちスノー
「ラーゼフォンの放つ高周波『ゴッド・ヴォイス』をファイヤーバルキリーの持つスピーカーで何倍にも増幅させる!それがシルバリオン・プレッシャーシャウトだ!」

暗黒怪獣
「グ...ググウ...」

ガイキング
「凄い、暗黒怪獣が怯んでる...」

たくっちスノー
「いいぞ!そのまま超音波で」


「で、でもこの攻撃...こっちにも響くんだけど...」

イクサー1
「それ以前に...」

シルバリオン
「ラアアアアアーーーッ...」ビキビキビキ

高周波を放つプレッシャーシャウトボディが、どんどんひび割れていく

イクサー1
「自らが放つ超音波で自壊しているように見えるのですが...」

ガイキング
「超音波の威力に装甲が追い付いてないんだ!!」

たくっちスノー
「し、しまった!!そんな盲点が!!」


「もしかしてあの人バカなの?」

イクサー1
「...ノーコメントです」

たくっちスノー
「うおああああああああ!!!」ボカン

そのままの勢いで、シルバリオンが爆発する

ガイキング
「何しに来たんだあの人...」

イクサー1
「...いけない!渚、前を!!」


「あっ!!」

暗黒怪獣
「キシャアアアアッ!!」ドンッ!!

音波が止まった暗黒怪獣は、そのままイクサーロボに突進する!


「うわぁっ!!」

ガイキング
「渚!大丈夫か!?」


「な、なんとか...」

ガイキング
「くそっ、暗黒怪獣め...この技はあまり使いたくないが...」


「もしかして、秘密兵器!?」

ガイキング
「秘密兵器ってほどじゃないが...なぁ、そのロボットって暗黒怪獣を空中に投げ飛ばすほどの馬力はあるか?」

イクサー1
「恐らく...」

ガイキング
「よし!それなら頼む!」


「分かったよ!」

イクサー1
「いきますよ、渚!」


「うあああああああっ!!!」

暗黒怪獣
「グオオオオオッ!!」

イクサーロボは暗黒怪獣にタックルを仕掛け、そのまま持ち上げる


ガイキング
「フェイス、オープンッ!!ガイキング、フルパワーッ!!」

ガイキングは体のエンブレムと頭部を展開し、赤く燃え上がる

そして、エムブレムから炎の球体が形成される


「うりゃあああああっ!!」

ガイキング
「燃え上がれ!!ハイドロブレイザー発射!!」

暗黒怪獣
「グギャアアアアアッ!!」

イクサーロボは天空へと押し上げ、ガイキングは空へ上がった暗黒怪獣へ向かって火球を投げつけた


ボーン!!


ガイキング
「...クロースド・フェイス!」ガキーン


ガイキング
「やったな」


「はぁ...はぁ...どうにかなった...」

たくっちスノー
「自分の心配はしてくれないのな...」

Re: 満開!ロボット学園 ( No.11 )
日時: 2018/06/11 14:20
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

そして...加納家では

ガイキング
「いやー悪いね、戦いに協力してもらった上に晩御飯までご馳走になっちゃって」ムグムグ


「気にしないで、こっちもまだ食べてなかったから」

イクサー1
「ガイキング、あれは一体?」

ガイキング
「ん、ああ...二人はここに来たばかりだから知らないか、夜にはああやって敵ロボットがやってくるんだ、ハニワ幻人だったり機械獣だったりさ」

ガイキング
「あいつ...暗黒怪獣は親父、初代ガイキングの宿敵でさ、二世である俺が代わりに行けなんて言われて」

イクサー1
「父親も『ガイキング』なのですか」


「私だって母親の名前が『渚』だよ」

イクサー1
「えっ」


「良くわかんないんだけど、うちの家系って長女は必ず『渚』って名前をつけるんだって」

ガイキング
「へー、人間も変わってるなぁ」


「いや、ウチだけだよそんなの...」

ガイキング
「...でも!あの銀色の、シルバリオンとかいうロボットは初めて見たな」


「私の知り合いが乗ってたっぽい...戦いが終わったあと何処かに行っちゃったけど」

ガイキング
「そうなのか、何か分かったら皆にも伝えてくれ」


「分かった」

イクサー1
「.....」

たくっちスノー
【人工マガイモノキラー、シルバリオン!】

イクサー1
(人工マガイモノキラー...私がその言葉を知ったときには、マガイモノキラーは簡単に作られるものではないと言っていた)


「ちょっと、イクサー1?」

イクサー1
「あっ」

ガイキング
「どうした?暗い顔なんかして」

イクサー1
「あっ...いえ、なんでもありません」

ガイキング
「ごちそうさま、今夜はありがとう、でもあまり無理はするなよ」


「うん、また明日ねガイキング」

ガイキング
「ああ、お前達も早く寝るんだぞ!」キーン

食事を終えたガイキングは飛び去っていく...


「ふう...当分はイクサーロボに乗らなくちゃいけない生活が続くんだ」

イクサー1
「前に渡したあの腕輪は?」


「ちゃんと持ってるよ」

...
一方...たくっちスノー

たくっちスノー
「ただいま...」

「あ、お帰り!シルバリオンはどう?」

たくっちスノー
「ダメだったよ...マガイモノの力が機体スペックを遥かに上回る」

「そっか...でも、完成させないと上がうるさいしなぁ」

たくっちスノー
「そうなんだよなぁ...マガイモノキラーのロボットが欲しいなんて、なんて無茶ぶりを...」

「まぁ、小さな事からコツコツと!戦闘データをちょうだい」

たくっちスノー
「うん...ところで、暗黒怪獣とか機械獣ってどこから来てるんだ?」

「さあ?俺にも分からない」

たくっちスノー
(イクサー1さん...貴方も今ごろ、嫌な予感を感じているのだろう?僕もだよ、渚さんを守れるのは君だけだ...)

たくっちスノー
(僕に出来るのは...シルバリオンを完成させること!)

第二話 END