二次創作小説(新・総合)

Re: ニコニコRPG(く ) 10年の時を経て ( No.31 )
日時: 2018/06/27 09:57
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: REqfEapt)

【part6】
『undersmile』

....

野獣先輩
「MUR、この世界をどう思う?」

MUR
「突然どうしたゾ?」

野獣先輩
「質問を変えるゾ...ニコニコ動画をどう思う?」

MUR
「えっ、よく分からないゾ...どうって言われてもなぁ」

野獣先輩
「.....はぁ、やっぱここの住民はバカばっかっすね」

野獣先輩
「いつ終わろうと、変わり無いのにさぁ...」

MUR
「あっ、おい待てぃ、何の話かは分からんが、葛城さんや先生はそういう時一秒でも長く生きれた方がいいって言ってたゾ?」

野獣先輩
「そう...(無関心)その増えた一秒で何をするって言うんすか?」

MUR
「えっ?」

野獣先輩
「時間が多くても、やることがなかったら意味無いじゃないっすか」

野獣先輩
「時間は二度と戻らないんだ、ならせめて...こんなことに時間を...絶やさないよう...に...」

...

野獣先輩
「ウーン...ウーン...」

アライグマ
「起きるのだ...起きるのだ、田所!」

野獣先輩
「ファッ!?クォクォワ...⁉」

オルガ
「まいった、結構下の方まで落とされたみたいだ」

K
「腰痛いなぁもう」

トール
「揉んであげましょうか?」

野獣先輩
「ぐ...MURの奴さぁ...」

ゆかり
「ここは一体どこでしょう...」

三日月
「オルガ」

オルガ
「今調べてる、少しだけ待ってろ」

野獣先輩
「おかのした...完全に油断してた」

ゆかり
「無理もありませんよ、まさかあんなこと出来るなんて誰も思いませんでしたし」

トール
「小林さんから見てあれはどうなんです?」

K
「あんな大きな渦を即興で作られたのは初めてだ...あれがカオスの力か...」

野獣先輩
「思ったより強大な力みたいっすね、カオスは...これは一筋縄ではいかないゾ」

三日月
「オルガ、どう?」

オルガ
「よし、大体わかった...こっちにこい」

オルガは時空の渦を作り出す


オルガ
「ここから抜けることはできなかったが、余分なルートを排除することは出来た」

野獣先輩
「やりますねぇ!」

アライグマ
「近道するのだ!」

...

数分後

オルガ
「止まるんじゃねぇぞ」

野獣先輩
「なーに死んでんだコイツ」

K
「こいつの耐久力を想定してなかったのかよ」

Re: ニコニコRPG(く ) 10年の時を経て ( No.32 )
日時: 2018/06/27 17:55
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

渦の先は、洞窟の出口近くに繋がっていた

三日月
「この先だよ」

黎斗
「間違いないか?」

オルガ
「ああ...この先なら世界を越えるほどの時空の渦を作れるかもしれねぇ」

アライグマ
「.....」

トール
「どうかしました?」

アライグマ
「寒いのだ...洞窟の先から冷たい風が吹いてるのだ...」ガクガク

ゆかり
「寒気...ですか?私は特になにも感じませんけど」

K
「そりゃ君はロボットだから...でも、確かに奥がちょっと冷えてるかな」

トール
「雪国か何かでしょうか?」

野獣先輩
「動物だからそういうことに人一倍敏感なんすね...ありがとナス、気付かなかったら凍死してたゾ」

野獣先輩はマガイモノの液体を混ぜ合わせ、コートを作る

K
「マガイモノが死ぬのか?」

野獣先輩
「気分の問題だよ!」

...

野獣先輩達が洞窟を抜けると、そこには一面銀世界の小さな村があった


アライグマ
「やっぱり雪降ってたのだ、寒いと思ったのだ」

野獣先輩
「空気がばっちぇ冷えてますよ~」

ゆかり
「これが雪...ゲームで見ることはありましたけど、実物はこんな感じなんですね」

トール
「それはそうと、ここからどうやって別の世界へ戻るんですか?」

オルガ
「ミカ、ここから時空の乱れが大きいところを探すんだ」

三日月
「いいよー」

野獣先輩
「そんなこと出来るんすか?」

K
「時空の旅人の勘みたいなものさ、たくっちスノーに聞けば分かると思う」

オルガ
「というか、お前あいつのボディーガードだろ」

野獣先輩
「俺もexeもそういうのには疎いんすよ」

三日月
「オルガ、見つかったよ...この先だよ」

オルガ
「サンキュー、ミカ...よし、凍えないうちに早く行」


オルガ
「うっ」


オルガ
「止まるんじゃねぇぞ...」

野獣先輩
「早速死ぬんじゃねぇ!!」

三日月
「オルガはすぐに生き返るから大丈夫」

黎斗
「オルガという男...どうやって私と同じコンテニュー機能を手に入れた...?」

オルガ
「いわゆる異世界転生だ」

三日月
「生まれ変わってはいないよね?」

トール
「バカみたいな掛け合いしてないで行きますよ?」

ゆかり
「あっ、待ってくださいよ」

...


「...へっ、どうやら面白い客人が現れたみたいだな」

「兄弟に知らせておくか」

Re: ニコニコRPG(く ) 10年の時を経て ( No.33 )
日時: 2018/06/27 22:22
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

三日月は村の外を指差す

三日月
「ここら辺からだ」

K
「よし、調べてみよう」

野獣先輩
「何かあれば」

ーーーーーー

「お前さん」

アライグマ
「ヴァッ!?」

野獣先輩
「ファッ!?突然大声を出すな!」

野獣先輩達が調べていたときの事、アライグマの背後に小さな人影が


アライグマ
「な、なななななんなのだ!?」

トール
「って...貴方、いつのまに背後に!?」

「よう、あんたらここらじゃ見かけない顔だな」

ゆかり
「...もしかして、ここに住む方ですか?」

「まぁな、俺はSans。スケルトンのSansだ」

黎斗
「スケルトン...モンスターか」

ゆかり
(あれ?どこかで聞き覚えが)

Sans
「ああ、確かに俺はモンスター...んで、お前ら、人間だろ?」

野獣先輩
「俺はマガイモノっす」

K
「私も」

トール
「私はドラゴンです」

アライグマ
「アライさんはアライグマのフレンズなのだ!」

黎斗
「私は人間を超越したバグスターだァ...」

ゆかり
「私はボイスロイドです」

三日月
「オルガ、俺たちって人間なのかな」

オルガ
「種族的には人だろ、多分...」

ゆかり
「何十回も死んで生き返る人間が居るとは思えないんですが」

Sans
「へっ、本当にな...想像したくもない」

Sans
「.....ヘドが出る」

三日月
「は?」

Sans
「すまん、こっちの話だ...そうそう、うちの弟が人間探しに積極的になってるから気を付けな」

トール
「モンスターが人間を?」

ゆかり
「...あの、確認しておきたいんですが、その弟さんの名前は?」

Sans
「え?Papyrusだが?」

ゆかり
「あー分かりましたよ!この世界は【undertale】の世界です!」

三日月
「オルガ?」

オルガ
「ああ...座標が一致している、間違いないみたいだな」

野獣先輩
「ファッ!?なんで分かったんすか」

ゆかり
「この間このゲームの実況撮ったんです」

黎斗
「ということは...ここは【ゲームカテゴリ】と言ったところか」

野獣先輩
「結構下まで落とされたっすね...」

Sans
「なんだ?お前さん達ワケありか?」

オルガ
「ああ、実のところ俺たちは...」

...

Sans
「なーるほど、そいつは面白い」

野獣先輩
「笑い事じゃないんだよなぁ...」

三日月
「...!」

Sans
「おっ、妙な反応を感じるな、これは?」

三日月
「来る...!!」

Re: ニコニコRPG(く ) 10年の時を経て ( No.34 )
日時: 2018/06/27 22:58
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

K
「来るのか...!?」

ゆかり
「まぁ、流石に落とすだけで済むわけありませんよね...」

地面に積もっていた雪から黒い液体が漏れ、人の形を形成していく

野獣先輩
「お前、KMR...」

KMR
「やぁ、先輩...貴方がここにいるということは、MUR先輩は説得に失敗したみたいですね」

野獣先輩
「ああ、そうっすよ...俺も引き下がれないんすよ、カオスを潰せって頼まれたんすから」

KMR
「...本当にそうですか?」

オルガ
「は?」

KMR
「先輩、貴方は昔から言うことを聞かない人間でした、決まって貴方には何か別の考えがあった...そんな貴方がおとなしくカオスを倒せと命令を聞いているですって?」

KMR
「違う、貴方はカオスを潰す事が目的じゃない...それ以上のとんでもないことを狙っている...」

アライグマ
「えっ?」

野獣先輩
「...KMRぁ、お前は何が言いたいんだ?」

KMR
「やることはMUR先輩と同じですよ...ただし」

KMR
「僕の場合は説得というより、貴方の真意を確かめたいっていう僕自身の意思なんです」

野獣先輩
「知ったところでどうする?俺に協力すると?」

KMR
「それは分かりません、でも確かめたいんです」

KMR
「先輩の考えていた事や理論は大体皆と違いますが、結果的に正しい方へと向かうんですよ、何故かね」

KMR
「だから...もしかしたら、と思いましてね」

野獣先輩
「ふーん...」

三日月
「不思議だね、あんた」

黎斗
「まるで全てが計画通りに決まっている主人公のようだ」

野獣先輩
「...KMR」

KMR
「誰にも話しませんから、お願いです...」

野獣先輩
「じゃあ、1つだけヒントを教えてやる」



ダーン!!

オルガ
「うっ」トマルンジャネェゾ

野獣先輩は銃を作り、KMRの肩を撃つ

野獣先輩
「俺はカオスを潰すつもりではある、けど...潰すものは他にある」

野獣先輩
「それは何なのか分かるよなぁKMRぁ」

KMR
「...なるほど、確かに分かりましたよ」

KMR
「貴方は...貴方は...意地でもアレをやり遂げるつもりなんですね、じゃ、情報流しますね...」

KMRは肩を抑え、黒い液体となって消えていった

ゆかり
「逃げましたか...」

オルガ
「おい、お前...」

野獣先輩
「...カオスを潰す、それはもちろん成し遂げるつもりゾ」


野獣先輩
「ニコニコ動画の為なんすからね」

Re: ニコニコRPG(く ) 10年の時を経て ( No.35 )
日時: 2018/06/27 23:27
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

...

野獣先輩
「は?ついていく?」

Sans
「おう、悪いか?」

ゆかり
「それはまぁ、戦力が増えるのはありがたいんですが...」

トール
「今のところ、葛城という奴ぐらいしか襲ってきてませんよね」

野獣先輩
「まぁ、例のアレもカキコの規制に引っ掛かる奴とかいるし...」

K
「まあいいや、よろしく」

オルガはSansから溢れる時空のブレを使い、渦を形成する...

...

K
(実のところ、どうなんだ?理由は)

Sans
(奴の考えにどこか覚えがあったからさ)

Sans
(あいつは目的を達成するためなら手段を選ばないぞ)

K
(口ぶりからして私もそんな気がしている...となると、お前は見張りということか)

Sans
(まあな...あいつには気を付けた方がいい、一歩間違えると)






【お前達が愛するもの、全部無くなっちまうかもな】

...

KMR
「MUR先輩...」

MUR
「おいKMRぁ!!なんだその傷!?」

葛城
「あいつか?」

KMR
「ええ...どうやら先輩は本気です、次に会うときは確実に殺しに来るでしょう」

MUR
「田所...どうして、こんなことを」

葛城
「まさか...あのことをずっと根に持ってるのか?」

KMR
「あの件...ですか、でもしょうがないですよ、僕たち的にもニコニコ動画的にもああするしかなかった」

MUR
「でもなぁ...田所って確か『昔』のニコニコ動画を好んでたって聞くゾ」

葛城
「それが今ではこの有り様...か、出ていきたくなる気持ちもわかるが、俺たちはそうもいかねぇ」

KMR
「でも、このままじゃ...」

「蓮、帰ってきたぞ」

葛城
「...その声はAKYSか」

KMR
「先生!」

AKYS
「おうオメーら、失敗したのか」

MUR
「そうだよ」

AKYS
「ったくあのバカが...ああそうそう、あいつカオスのこと知ってたみたいだな」

KMR
「ええ、先輩はカオスを殺すために帰ってきたそうです」

AKYS
「最後の里帰りってか...」

MUR
「そういえば先生、カオスってどんな姿なんだゾ?力は与えられても見たことはなかったゾ」

KMR
「いやあの、見れるものなんですか?」

AKYS
「そういや見てなかったか、見るか?」

葛城
「何、いいのか?」

AKYS
「良いだろ別に減るもんじゃねぇし」


AKYSはレバーを引き、桃色の球体を映し出す


KMR
「これがカオス...」

AKYS
「今のニコニコ動画の象徴であり、称える存在だ」

葛城
「...オォ!?なんだよ、これ...どう見てもコイツはニコニコ動画じゃ...」

part6 END