二次創作小説(新・総合)

Re: ゆうきとμ's+@の日常。 ( No.331 )
日時: 2019/05/10 21:00
名前: ゆうき ◆3kcYqPadC. (ID: hV/zNhkL)

5月10日


ゆうき
「ふぅ・・・」


どうも、ゆうきです。今日は何故かことりちゃんに呼ばれたので音ノ木坂に来ています。


ゆうき
「今日って何かあったっけ・・・?言ってたら部室に着いた。」コンコン


「はーい!」


中からかわいらしい声が聞こえてくる。ことりちゃんの声だ。


ゆうき
「俺!ゆうきだよ!」


「あ!ゆうき君!入っていいよ!」


ゆうき
「わかった。」ガチャ


声に従い、扉を開ける。


ゆうき
「ことりちゃーーーーー!?」


扉を開けたゆうきの目に入ったのは・・・



























ことり
「お帰りなさいませ、ご主人様♡」ペコリ


ゆうき
「!?!?!?!?///」ドキーン


何故かメイド服を着た、ことりの姿だった・・・


ゆうき
「こ、ことりちゃん!?これは一体・・・」


ことり
「お席にご案内します♪」スッ


ゆうきを無視して、かわいいメイドさんは接待を行う。


ゆうき
「・・・・・・?」ストン


わけもわからず、椅子に座るゆうき。


ことり
「メニューでございます♪」スッ


ゆうき
「あ、ども・・・」


そして、メニューを渡される。


"Menu"


これまたかわいらしい字で表紙にそう書いてある。
恐らく、ことりの字なのだろう。


花陽
「ゆうき君、ごめんね。」チョコン


ゆうき
「うおっ!?///」ドキッ


いつの間にやら、花陽がゆうきの隣に座っていた。
彼女もまた、メイド服を着ている。


ゆうき
「ゴメンねっていうか・・・何なの、これ・・・?」


花陽
「実はね・・・」


花陽の話によると、どうやら今日は「メイドの日」なんだそうだ。
絵里がこの雑学をことりに話した結果、部室が1日メイド喫茶と化したのだという。


ゆうき
「エリーチカが元凶かよ・・・というか、他のメンバーは?」


花陽
「よっぽどメイド服を着るのが恥ずかしかったのか、逃げちゃった。」


ゆうき
「にこ辺りは喜んで着そうだけど・・・」


花陽
「その・・・「メイド服着てね♪」っていうことりちゃんの目が・・・着せ替え人形を見つめるかのような瞳をしていて・・・」ガクブル


ゆうき
「・・・そりゃ逃げるわ(汗)・・・花陽は捕まったの?」


花陽
「置いてかれました・・・」


ゆうき
「売られたんだね(汗)」


花陽
「」コクッ


事の経緯を聞き終わったところで・・・


ことり
「お水でございます♪」ドンッ


ことりが戻ってきて、水を置いた。


花陽
「ピャッ・・・!」ビシャ


ことりがコップを思い切り置いたので、花陽に掛かってしまった。


ことり
「あ、ゴメンね。」ニコニコ


ゆうき
「(絶対わざとだな・・・)」


花陽
「(ゆうき君とお話してたから嫉妬してるね・・・)」


ことり
「(えーっと・・・)」クルッ


当然2人の心の声が聞こえるハズもなく、何事も無かったかのようにメイドさんは接待を続ける。


ことり
「ご注文はお決まりですか?」


ゆうき
「あ、メニュー見てなかった。えっと・・・」パラッ


ゆうきはメニューを開く。そこには・・・


Menu
・ことり特製チーズケーキ


とだけ書いてあった。


ゆうき
「・・・っておい!メニューチーズケーキだけかよ!?」


ことり
「ご注文はお決まりですか?」ニコニコ


「早く注文して♪」とでも言いたげに、ゆうきに笑顔を向けることり。


ゆうき
「・・・じ、じゃあ・・・「ことり特製チーズケーキ」を1つ・・・」


若干の恐怖を感じながらも、ゆうきはチーズケーキを注文する。


ことり
「かしこまりました♪ご注文以上でよろしかったですか?」


ゆうき
「っ・・・・・・はい。」


以上も何も、これしかないだろ!
そう突っ込みたかったが、グッと抑えて返事をした。


ことり
「かしこまりました♪少々お待ちください♪」ペコリ


ことりは丁寧にお辞儀をし、その場から去る。


ゆうき
「・・・は~、こんな疲れるメイド喫茶初めてだ・・・」


花陽
「大丈夫?」


よくことりのバイト先のメイド喫茶に行くゆうきだったが、そこでのことりはここまで束縛が強くない。当たり前といえば当たり前なのだが・・・











・・・さて、しばらくして・・・


ことり
「大変お待たせ致しました♪ご注文の「ことり特製チーズケーキ」でございます♪」コトッ


ことり特製のチーズケーキが運ばれてきた。


ゆうき
「美味しそう・・・」


思わず言葉がこぼれるゆうき。


ことり
「・・・・・・///」キュン


ゆうき
「ふふっ・・・」


一瞬ことりが嬉しそうな顔をしたのを見逃さなかったゆうき。思わず笑みもこぼれる。


ことり
「ご注文は以上でよろしかったですか?」


改めて訊くことり。


ゆうき
「以上で・・・!!」ニヤッ


瞬間、ゆうきはあるイタズラを思いつき、それを実行に移すことにした。


ゆうき
「すいません、注文追加お願い出来ますか?」


ことり
「えっ?・・・は、はい!」


流石のことりも想定外だったらしく、動揺する。


ゆうき
「えーっと、それじゃあ・・・」ニヤッ


一瞬笑い、ゆうきは言った。






ゆうき
「・・・ことりちゃんが欲しい!」ギュー


ことり
「ちゅんっ!?///・・・ゆうきk・・・ご主人様~!?///」ドキドキ


イタズラ成功。
思わずことりの素が出ている。


ことり
「え、えっと・・・///」アタフタ


まさかこうなるとは予想だにしなかったのだろう。ことりはかなり焦っている。
形勢逆転。ゆうきはそう思った。

そう思ったのだが・・・




花陽
「ご主人様!メイドさんのお触りは禁止ですよ!」バッ


ゆうき
「!?」グイッ


ことり
「あ・・・///」


無理矢理花陽に引き剥がされる。
味方だと思っていた花陽のまさかの裏切りだ。


ことり
「・・・」チラッ


花陽
「・・・」ニコッ


「かよちゃん、ありがとう♪」

「どういたしまして♪」

2人は目で会話し、ゆうきに向き直る。


ことり
「え、えーっと、申し訳ありませんがご主人様!私はメニューに載っていないので・・・」


ゆうき
「裏メニューってことで・・・(笑)」


ことり
「ありませんっ!///」


よっぽど堪えたらしく、赤面することり。


ことり
「そ、それよりお客様!早くお召し上がりください!」


ゆうき
「・・・あ、忘れてた。」


机の上にはチーズケーキ。まだ手をつけていない。


ゆうき
「それじゃあ・・・いただきます。」パクッ


何の躊躇もなく、口に入れるゆうき。


ゆうき
「・・・!!」


・・・美味しかった。
今まで何度もことりのチーズケーキを食べてきたゆうきだが、何故だか今回のは特別美味しく感じた。


ことり
「美味しいですか?ゆ・・・ご主人様?」


ゆうき
「・・・もう、ゆうき君でよくない?俺達しか居ないし・・・」


ことり
「・・・そ、そうだね。じゃあもう普通に喋るね。」


花陽
「なんだったの、今までの時間・・・(汗)」


とにかく、ことりは素に戻った。


ことり
「それで・・・美味しい?」ドキドキ


ゆうき
「美味しいよ。今までで一番。」


間髪入れずに答えるゆうき。


ことり
「・・・ありがとう。・・・嬉しい・・・///」


それに対し、本当に嬉しそうに答えることり。


ゆうき
「・・・で、もう帰っていい?」←チーズケーキ完食した


ことり
「だーめ!ご飯の後は、これだよ♪」スッ


ゆうき
「ご飯というか、おやつだけどね・・・ってか、スマホ?何するの?」


ことり
「かわいいメイドさんと写真が撮れるサービスだよ♪」


ゆうき
「っ・・・!?///」ドキッ


まさかのサービスに驚きつつも、期待を寄せるゆうき。


ことり
「ことりとかよちゃんといるけど、どっちと撮る?」


ゆうき
「・・・そんなの、愚問だよ・・・」クスッ


ゆうきは笑い、答える。


ゆうき
「かよちんと。」


ことり
「えっ・・・?」ウルッ


ゆうき
「じ、冗談だよ!もちろんことりちゃんと撮りたいに決まってるじゃん!///」


ことり
「ゆうき君・・・///」


いちゃつく「メイド」と「ご主人様」・・・


花陽
「じゃあ、花陽が撮るね。並んでー」


割といつもの光景なので花陽は最早突っ込まない。
ことりのスマホで2人を撮影する。


ゆうき
「ことりちゃん・・・」スッ


ことり
「うん・・・///」ギュッ


当然のように手を取り合い、指を絡ませる2人。
いわゆる「恋人繋ぎ」である。


花陽
「(2人ともやるな~・・・)」


これを見ても花陽は驚かない。だっていっつもいちゃついてるし・・・


ゆうきとことりは恋人繋ぎしている手を胸の高さまであげ、もう片方の手でお互い「LOVE LIVE」の「L」を作る。


花陽
「(・・・よし。)」


それを見て、「準備完了」と捉えた花陽はピントを合わせつつ、一言。


花陽
「それじゃあ・・・いくよ。」


3人
「はい、チーズ♪」パシャ


「メイド」のことりと「ご主人様」のゆうき。2人のツーショット写真が出来上がった。


花陽
「綺麗に撮れたよ♪」


ことり
「見せて見せて♪」


ゆうき
「俺にも!」


写真の中では、ゆうきとことりが幸せそうに笑っていた。
まるで恋人のように・・・いや。


ことり
「ゆうき君!後でこの写真送るね♪」


ゆうき
「お!ありがとう!ホーム画面にするわ(笑)」


ことり
「え~・・・恥ずかしいよ~・・・でも、ゆうき君がするならことりもする!」ギュー


ゆうき
「うん。そうしよう。そしたらおそろいだし。」ナデナデ


もはや2人の関係は、「恋人」いや、それ以上と言っても良いだろう・・・











ゆうき
「それじゃあ・・・もう帰っていい?」


ことり
「だーめ。」


ゆうき
「えっ・・・?」


食事は済ませた。
食後のサービスも済ませた。

もはや何をするのかゆうきには検討がつかない。


ゆうき
「・・・これ以上、何するの?」


わからないものは仕方無い。ゆうきはことりに訊く。


ことり
「えーっとね~・・・」チョコン


机と椅子を動かして作ったらしい、カウンターのような場所に腰かけ、ことりは言った。


ことり
「500円でございます♪」


ゆうき
「いや、金取るのかよ!しかも高っ!」


あくまで学校でふざけて作ったメイド喫茶。お金が掛かるのは想定外である。


ことり
「え~?安いよ~!ちなみに、写真撮影費込みだよ。」


ゆうき
「いや、あれサービスとか言いながら金取るのかよ!」


今日のゆうきは突っ込んでばかりだ。


ことり
「え~?ことりとのツーショット写真なんて、もっとお金取ってもいいくらいだよ?バイト先以外でメイド服着ることなんて滅多にないもん。レアだよ?」


ゆうき
「うっ・・・」


正論を言われ、何も言えないゆうき・・・


ゆうき
「えー、でも500円はちと・・・」


払えないわけではないが、それでも500円は少し高い気がする。

・・・と、その時、花陽が・・・


花陽
「ゆうき君、最初ことりちゃん1万円巻き上げようとしてたの説得して500円にしたんだよ?」


ゆうき
「・・・500円、払うわ。」チャリーン


ことり
「はーい♪丁度お預かりしまーす♪」


1万円払わされるよりマシ。
そう思い、ゆうきはあっさりと500円を払った。











ゆうき
「・・・で、今度こそ帰っていい?」


ことり
「うん!帰ろ♪」ギュー


あの後片付けを手伝わされたゆうき。
時刻は夕方の6時といったところだ。


「帰ろ♪」と言ってゆうきの腕にしがみつくことりだが、何故かメイド服のままだ。


花陽
「花陽、鍵返してくるね。」タッ


一方の花陽は、制服に着替え直している。


ゆうき
「・・・ことりちゃんは、着替えないの?」


ことり
「うん♪今日はもう少しこのまま♪」ギュー


何故かテンションの高いことりちゃん。


ゆうき
「・・・もう少しこのままって・・・?」


ちなみにゆうきは、時間の都合上今日はことりの家に泊まることになっている。


ことり
「うん♪折角の「メイドの日」だしね・・・」





ことり
「今日はこのまま・・・ゆうき君だけのメイドさんになろうかな~・・・なんて・・・///」


ゆうき
「っ!?///」ドキッ


言ってて恥ずかしくなったのか、顔を赤らめることり。
それに釣られたか、ゆうきの顔も火照る。


ことり
「・・・ダメ・・・かな・・・?」ウルウル


ゆうき
「(か、かわいい・・・///)」ドキドキ


ことりの上目遣いに、ゆうきはドキドキを隠せない。
そんな彼の返答はもちろん・・・


ゆうき
「・・・良いに決まってるよ。・・・いっぱい、ご奉仕してもらおうかな・・・?///」


ことり
「えっ・・・?///」


正直、ダメ元で言ってみたので、あっさりOKしてくれるとは思わなかった。
だからことりは嬉しくなり、精一杯の笑顔で答えた。


ことり
「・・・うんっ!・・・いっぱい、ご奉仕してあげる♪///」ニコッ


ゆうき
「・・・期待してるよ。///」ドキドキ


どうやら、2人の今夜は長くなりそうだ・・・




※以上、茶番をお送りしました。

俺、何がやりたかったんでしょうね(笑)