二次創作小説(新・総合)

ゆうきの誕生日~復讐ドッキリ~(前編) ( No.343 )
日時: 2019/07/18 01:15
名前: ゆうき ◆3kcYqPadC. (ID: hV/zNhkL)

数日前


ことり
「こんにちは!南ことりです!」


ことり
「7月18日はことりの大s・・・えっと~・・・///」


ことり
「と、とにかくっ!7月18日はゆうき君の誕生日です!」


花陽
「今年もμ'sの皆で祝ってあげるんだ♪」


ことり
「それでね!ことりずっと考えてました。」


花陽
「・・・?何を?」


ことり
「誕生日プレゼントだよ~!何にしようかな~って。」


花陽
「あー、プレゼントね。花陽はGOHANYAの割引券あげようかなーって思ってるよ。ことりちゃんは?」


ことり
「うふふ~・・・ことりももう決まってるよ!」


花陽
「え~!なになに~?」


ことり
「それは~・・・」


花陽
「それは?」






























ことり
「ゆうき君を、ドッキリに掛けちゃいます♪」


花陽
「えええっ!?待って、何で急に!?」


ことり
「・・・ことりは、怒ってるんです。」


花陽
「え?」


ことり
「ホワイトデーとか、エイプリルフールとか・・・ことりはゆうき君に散々傷つけられてきました。」


花陽
「待って待って!確かにそうだけど、それぞれで終わった話じゃ無かったノオ!?」


ことり
「そうだけど、それでもことりはまだ怒ってるんです!」


ことり
「だから、やられたらやり返す!倍返しだ!・・・ってことで、今度はことりがゆうき君をドッキリに嵌めちゃうんてす!」


花陽
「(半○直樹?)・・・えーっと、それで、どんなドッキリなの?」


ことり
「うん!今回はね!」










































ことり
「『死んだフリドッキリ』、です!」


花陽
「『告白日和、です!』みたいに言わなくて良いからね!?」


花陽
「・・・で、死んだフリ・・・ドッキリ・・・?」


ことり
「うん!もしことりが死んだ(フリした)ら、ゆうき君はどんな反応をするのか!気になるよね?」


花陽
「うーん、ゆうき君の事だからスゴいことになりそう(笑)・・・気になる気になる!」


ことり
「そうだよね!だから今回、それを検証しちゃいます♪」
































ことり
「・・・ってことで、皆も手伝ってくれるよね?」


穂乃果・海未・真姫・凛・希・絵里・にこ
「・・・・・・」


ことり
「 手 伝 っ て く れ る よ ね ? 」ニコッ


7人
「」ゾクッ


真姫
「嫌よ!そんなの・・・」


にこ
「そうよ!大体死んだフリなんてどうやってするのよ!」


ことり
「それならちゃんと考えてあるから!ね?」



「いや、「ね?」って言われてもなぁ・・・」


絵里
「元生徒会長としては賛成しかねるわ。」



「凛も・・・もし死んだフリに失敗したら、本当に死んじゃったりするんじゃないかにゃ~・・・」


ことり
「む~・・・やるったらやるの~!」


穂乃果
「ことりちゃん!?それ穂乃果のセリフ!」


海未
「穂乃果・・・それは関係無いでしょう・・・」


花陽
「花陽は別にいいと思うけどな~・・・面白そうだし。」


ことり
「そうだよね!かよちゃん!」



「え~・・・かよち~ん・・・」


ことり
「とにかく、絶対にやるんだからね!」


真姫
「嫌よ、そんなの・・・」


にこ
「そうよ。にこ達はやらn」





海未
「やりましょう。」


にこ
「はっ?」


一同
「「えぇ~!?」」


ことり・花陽
「「海未ちゃん!!!」」キラキラ


穂乃果
「う、海未ちゃん!?何で・・・」


海未
「良いじゃないですか。たまにはこういうことをやるのも・・・」


絵里
「えぇ・・・」


海未
「それに」



「?」


ことり
「皆もやるの!絶対やるの~!」ピョンピョン


海未
「ことりは負けず嫌いな所がありますからね・・・こうなってしまうと止められませんよ。」


穂乃果
「そ、それもそうだね・・・」


海未
「そんなわけで、皆さん。ことりのわがままに付き合ってあげましょう。」



「え、えーっと~・・・」


にこ
「う、海未が言うなら、やるわ・・・」


希・絵里・真姫
「さ、さんせーい・・・」


ことり
「やったあ!みんなありがとう~♪」


海未
「それで、ことり?死んだフリなんてどうやってするのですか?」


ことり
「うん!これを見て!」ゴソゴソ


花陽
「これは・・・」








【金○一少年の事件簿 鬼火島殺人事件】




「金○一少年の事件簿?」


ことり
「うん!この事件のトリックで首を吊って死んだフリをするものがある(ネタバレごめんね!)んだけどね、それをやろうと思うんだ。」


絵里
「首吊りねー・・・」



「まあまあ、ベタやけど面白そうやん?それで、具体的にはどうやるん?」


ことり
「それはね、解答編の・・・・・・ここ、ここ!」ペラッ


穂乃果
「どれどれ・・・・・・うっ!」


金○一少年の事件簿
「」モジズラー


穂乃果
「うわうわっ!文字だらけ!文字だらけ~!」


ことり
「あはは・・・当たり前だよ~ 鬼火島は小説なんだから~」


穂乃果
「それを早く言ってよー!」


海未
「穂乃果、貴方はもう少し本を読むべきです。マンガではなく小説を。」


穂乃果
「穂乃果の事はいいの!それで、どうやるの?」


ことり
「えっとね・・・」


※詳しい説明は省かせて頂きます。詳しく知りたい方は金○一少年の事件簿の鬼火島殺人事件を調べてみてください。



「なるほどにゃ・・・ちょっと難しそうだにゃ~・・・」


にこ
「それ、ちゃんと実行可能なんでしょうね?」


ことり
「大丈夫だよ!昔、水曜日のダ○ンタ○ンで検証されて、成功したってゆうき君が言ってたもん!」


※実話です


真姫
「実際に検証されてたのね。」


花陽
「水曜日のダ○ンタ○ン・・・」



「本当にやるん?言い出しっぺはことりちゃんやし、どうなってもウチらは責任取らんで?」


ことり
「大丈夫。ゆうき君を騙すにはこれくらいやらなくちゃ。」


ことり
「そうじゃないとことりの怒りは収まらないもん!」


一同
「(本気だ・・・)」


海未
「それでは、明日にでも予行練習をしましょうか。ぶっつけ本番では何かと心配ですからね。」


穂乃果
「穂乃果達も演技しないとだもんね。」


ことり
「みんな、巻き込んでごめんね。手伝ってくれてありがとう。」


ことり
「ドッキリ・・・絶対成功させようね!」


一同
「オーーーーー!!」


そして、彼女達は予行練習を終え・・・

遂に、当日がやって来た・・・


7月18日


ことり
「うん!わかったよ~!待ってるからね~!」ピッ


花陽
「ゆうき君、もうすぐ着くって?」


ことり
「うん。最寄り駅に着いたところだって。」


海未
「それでは、そろそろことりには「死んで」もらいましょうか・・・」


ことり
「ドキドキ・・・」



「顔が青白いにゃ~・・・お化粧もバッチリだね!」


にこ
「にこにかかればこれくらい大したこと無いわ!これで首を吊ってれば本当に死んでるようにしか見えないわよね!」


ことり
「えへへ~ にこちゃんありがとう♪」


絵里
「それじゃあ、講堂でトリックを施すわよ。穂乃果、海未、凛、行くわよ。」


穂乃果
「よーし!張り切っちゃうよー!」



「ゆうきさんが来るかどうかはウチとにこっちと真姫ちゃんで見張っとくからな。」


花陽
「もし早めに来ても花陽が足止めするよ。」


ことり
「みんな、本当にありがとうね!ことりもゆうき君にバレないように頑張るよ!」


海未
「ことりー!早くしないとゆうきさんが来てしまいますよ!」


ことり
「はーい!今行くよー!」











絵里
「これで首吊りは完成ね。」



「ことりちゃん大丈夫?首絞まってないかにゃ?」


ことり
「大丈夫だよ!・・・練習したとはいえ、上半身に撒いたロープだけで全体重を支えるのはちょっとキツいけど・・・」


海未
「無理はしないでくださいね。これ以上キツいと思ったら「生き返って」大丈夫ですから。」


ことり
「ありがとう、海未ちゃん。後はよろしくね。」


絵里
「ええ。後はここまでゆうきさんを誘導するだけ・・・」



「どんな反応をするのか楽しみだにゃ~!」


海未
「それでは、我々は部室に戻りましょうか。」


穂乃果
「うん!それじゃあお互い、ファイトだよ!」




一方その頃、音ノ木坂学院外・・・


ゆうき
「ふぅ・・・着いた。」ザッ


「誕生日パーティー」の名目で呼び出されたゆうきの姿があった・・・





「あっ・・・!花陽ちゃん、ゆうきさん来たで。」 ←電話


花陽
「わかりました!それじゃあ行ってくるね!」


にこ
「海未達が戻ってきたら合図するから、それまで頼むわよ。」


真姫
「しっかりね、花陽。」


花陽
「うん!」











※以下、μ'sの皆さんは演技です


ゆうき
「えっと、アイドル研究部の部室は・・・」




花陽
「ゆーうーきー君♪」ヒョコッ


ゆうき
「あ、かよちん。」


花陽
「迎えに来たよ♪」


ゆうき
「ありがとう。・・・・・・その、ことりちゃんは?」


花陽
「あ、えっと・・・「忙しい」みたいだよ。だから花陽が代わりに・・・」


ゆうき
「そっか・・・」ハハッ




ピロン♪(合図)


花陽
「(あっ・・・!)」


花陽
「立ち話するのもアレだし、部室に行こっか?」


ゆうき
「そうだね。行こう。」











花陽
「みんなー!お待たせー!」ガチャ


ゆうき
「やっほー!来たよー!・・・・・・あれ?」




穂乃果
「どう?海未ちゃん?」


海未
「ダメです。やっぱり繋がりません・・・」


にこ
「どうなってるのよ!」


真姫
「どうなってるって言われても・・・」



「凛には全然わからないにゃ・・・」



「いきなりどうしたんや・・・」


絵里
「何がなんだか・・・」



花陽
「・・・?みんな、どうかしたの?」


ゆうき
「なんか騒がしいけど・・・・・・ことりちゃんは?」


海未
「そう!そうなんです!」ガタンッ


ゆうき
「うおっ、びっくりした・・・」


穂乃果
「あのね!ことりちゃんが「ケーキ取りに行ってくる」って出ていったきり戻ってこなくて・・・」



「さっきから穂乃果ちゃんや海未ちゃんが電話しとるんやけど、全然繋がらないんよ・・・」


ゆうき
「えっ・・・?な、何それ・・・」



「・・・ね、ねぇ・・・もしかして、ことりちゃんに何かあったんじゃ・・・」


真姫
「ち、ちょっと凛!怖いこと言わないでちょうだい!」


にこ
「そうよ!縁起でもない!」


絵里
「でも、実際ことりは戻ってこないし・・・1度手分けして探すべきじゃないかしら?」


穂乃果
「賛成!」


海未
「そうですね・・・」


ゆうき
「そういうことなら俺も・・・」


花陽
「ううん、ゆうき君はここにいて。」


ゆうき
「えっ?」


花陽
「もしかしたらことりちゃんが戻ってくるかもしれないから。ね?」


ゆうき
「そっか・・・そうだね。それじゃあ頼むよ。」


花陽
「ありがとう!」


穂乃果
「よし!それじゃあ・・・穂乃果は教室を見てくる!」


海未
「私は家庭科室を覗いてきます。」


真姫
「私は保健室に行ってみるわ。」


にこ
「にこは屋上を見てくるわ。」


花陽
「えっと~・・・花陽は講堂に行ってみます!」



「じゃあ~・・・凛はアルパカ小屋を見てくる!」



「ウチは生徒会室を見てみるで。」


絵里
「それじゃあ・・・理事長室にでも行ってみるわ。」


ゆうき
「みんな・・・頼んだよ・・・」


各々ことりを探しに散らばる8人・・・











花陽
「(さて、ここからが重要な所だね・・・)」


花陽
「(これから花陽は、「ことりちゃんの死体」を見つけて悲鳴を上げなくちゃいけません。)」


花陽
「(一番悲鳴を上げても違和感が無いって理由で花陽が選ばれました。)」


花陽
「(大丈夫。沢山練習したから、きっと上手く出来るハズ・・・)」ガチャ


ことり
「かよちゃん、いよいよだね・・・」 ←天井からぶら下がってることりちゃん


花陽
「何度見ても驚いちゃうな・・・本当に首を吊ってるようにしか見えないよ。」


ことり
「えへへ・・・そうかな?」


花陽
「うん!・・・頑張ろうね。」


ことり
「頑張ろう!」


花陽
「それじゃあ・・・悲鳴を上げるよ?」


ことり
「うん・・・」スッ


目を閉じ、首を下に傾けることりちゃん・・・


さながら、本当に首を吊って死んでいるようにしか見えない・・・


花陽
「・・・・・・」スゥ


それを確認した花陽は、ゆっくり、大きく息を吸い・・・


花陽
「・・・きゃあああああ!!」


ありったけの声で悲鳴を上げた・・・


花陽
「・・・・・・」ザッ


そして、死体を発見して、思わず腰が抜けてしまったかのような体勢をとった・・・




後編に続く

ゆうきの誕生日~復讐ドッキリ~(後編) ( No.344 )
日時: 2019/07/18 01:20
名前: ゆうき ◆3kcYqPadC. (ID: hV/zNhkL)

「きゃあああああ!!」


ゆうき
「!?・・・今のは・・・!?」


花陽の「悲鳴」は、ゆうきの耳にしっかりと届いていた。


ゆうき
「っ・・・!」ガチャ


いてもたってもいられない様子で部室を飛び出すゆうき・・・



「あ!ゆうきさん!」タッタ


絵里
「ゆうきさん、あなたももしかして・・・!」


ゆうき
「うん。今、どこからか悲鳴が・・・」


そこに、希と絵里・・・


絵里
「多分向こうの方よ!」ビシッ


講堂の方向を指差す絵里。


ゆうき
「行ってみよう!」ダッ


早足で講堂まで向かう3人・・・




海未
「・・・あ!ゆうきさん!希!絵里!」



「海未ちゃん!穂乃果ちゃんと真姫ちゃんも!」


穂乃果
「希ちゃん達もさっきの声が聞こえたの?」


絵里
「えぇ・・・何かの叫び声が・・・」


真姫
「私も聞いたわ。こっちの方なの?」


ゆうき
「うん。だから講堂の方に向かってるんだけど・・・」


穂乃果
「ねえ!講堂って、花陽ちゃんが向かって無かった!?」


ゆうき・海未・真姫・希・絵里
「!!!!!」


海未
「すると、先程の悲鳴は・・・!」


真姫
「急ぎましょう!」


講堂へと向かいだした6人・・・





にこ
「どうしたのよ!騒がしいわね!」タッタ


すると、屋上から戻ってきたにこが現れた。



「にこっち!大変なんよ!講堂の方から悲鳴が・・・!」


にこ
「悲鳴!?まさか・・・!」


絵里
「だから、今向かってるところよ!にこも早く・・・」






「あれ?みんな集まってどうしたの?」


海未
「凛!」


更に、凛がアルパカ小屋から戻ってきた・・・


穂乃果
「話は後だよ!とにかく講堂に・・・!」ダッ



「えええっ!?ちょっと~!?」


真姫
「私達もいくわよ!」


ゆうき・海未・希・にこ・絵里
「(うん!/ええ!)」


ダッダッダ・・・


大急ぎで講堂に向かう8人・・・


ゆうき
「(ことりちゃん・・・かよちん・・・どうか無事でいてくれ・・・!)」ダッダッダ・・・ ←1人何も知らない男


ダッダッダ・・・


穂乃果
「はぁ、はぁ・・・・・・あ!花陽ちゃん!」ダッダッダ・・・


花陽
「あっ・・・み、みんな・・・」ビクッ


講堂前には、座り込んでいる(演技をしている)花陽の姿が・・・


海未
「何かありましたか!?先程悲鳴が聞こえてきましたが・・・」


花陽
「・・・こ、ことりちゃん・・・ことりちゃんが・・・!」ガクガク


8人
「「えっ?」」


ゆうき
「ことりちゃんがどうし・・・・・・!!!!!???」


講堂の中には・・・




ことり
「」


天井から首を吊って死んでいる(死んでません)、ことりの姿があった・・・


ゆうき
「えっ・・・!?ことり・・・ちゃん・・・?」


海未
「なっ・・・!ことり・・・!?」


穂乃果
「こ、ことりちゃん!?嘘だ・・・!」


にこ
「なっ・・・何よこれ!?死んでるの!?」



「えっ?えっ?ど、どうなってるの?どうなってるの!?」ガクガク


花陽
「り、凛ちゃん・・・(みんな演技上手いな~・・・)」


真姫
「っ・・・!」スッ


医者の娘の真姫、直ぐ様ことりの手を取り、脈をとる(フリをする)・・・


真姫
「・・・・・・!!」スルッ…


そして、わざとらしくことりの手を離す・・・



「ま・・・真姫ちゃん・・・」


真姫
「・・・・・・」フルフル


力なく首を振る真姫・・・


絵里
「う、嘘よね・・・?冗談よね・・・?」


真姫
「・・・希・・・絵里・・・降ろすの手伝って・・・」


絵里
「真姫!」



「絵里ち!」


絵里
「・・・・・・ごめん。」


ゆうき
「・・・・・・」ガクガク



「にこっち、ゆうきさん達を・・・」


にこ
「ん。・・・ほら、行くわよ、作者・・・花陽も立てる?」


ゆうき
「・・・・・・」ガクガク


花陽
「な、なんとか・・・」


海未
「・・・穂乃果・・・私達も・・・」


穂乃果
「・・・・・・うん・・・」



「みんな・・・」


にこ
「コーヒーでも淹れるから、飲んで落ち着きなさい・・・」


穂乃果
「にこちゃんも・・・ね・・・」


にこ
「・・・ありがと・・・」


バタン!


真姫・希・絵里を除くメンバーは重い足取りで講堂を後にした・・・




真姫
「・・・・・・」



「・・・・・・」


絵里
「・・・・・・」


ことり
「」ブラーン


真姫
「・・・もう、生き返っていいわよ。」ヒソッ


ことり
「ふぅ~・・・緊張した~・・・」パチッ



「お疲れさん。後、ちょっと声のボリューム落としてな。」ヒソヒソ


ことり
「あ、ご、ごめんね。」ヒソヒソ


絵里
「大丈夫よ。それにしても、みんな凄い演技力だったわね。」ヒソヒソ


真姫
「ええ。練習したとはいえ、8割方アドリブでここまでとは思わなかったわ。」ヒソヒソ


※ゆうきがどんな行動を取るかわからないということで、μ'sの皆さんの演技は基本アドリブです。


ことり
「いいな~・・・ことりも目を開けて見たかったな~・・・」ヒソヒソ



「ふっふっふっ・・・」ヒソヒソ


絵里
「希?」ヒソヒソ



「実は、この講堂と部室に隠しカメラを仕込んでおいたんよ~」ニヤニヤ


ことり
「希ちゃん!」キラキラ



「ここでの皆の演技が見れるし、向こうのゆうきさん達の様子も見れるで?」ニヤニヤ


ことり
「見たい見たい~!・・・あ、その前に降ろして・・・」ヒソヒソ


真姫
「あ、そうね・・・忘れてたわ・・・」ヒソヒソ


希、絵里、真姫はことりを降ろす。


ことり
「ふぅ~・・・数十分ぶりに地に足つけたよ~・・・」ヒソヒソ


絵里
「地に足つける(物理)ね・・・(汗)」ヒソヒソ



「ほな、ことりちゃん。ゆうきさん達の様子でも見よっか?」ヒソヒソ


ことり
「うん!見たい見たい!」ヒソヒソ



「ほな、このパソコンで・・・」カタカタ


真姫
「希、それ今どこから・・・」ヒソヒソ


絵里
「というか希、パソコン使えたのね・・・」ヒソヒソ



「失礼やね。ウチだってこれくらい出来るで。・・・ほいっ!」カタカタ


部室の映像
「」パッ


ことり
「あ!映ったよ!」ヒソヒソ


絵里
「どれどれ?ゆうきさんはどんな様子かしら?」











ゆうき
「ことりちゃん・・・」


花陽
「・・・・・・」グスン



「・・・・・・」


穂乃果
「・・・・・・」ボー


海未
「・・・・・・ふぅ。」カタン


にこ
「海未・・・落ち着いた・・・?」


海未
「えぇ・・・なんとか・・・まだこの現実を受け入れられていませんが・・・」



ことり
『うわ~・・・みんな凄い演技力だね~・・・』


真姫
『どうしてみんなしてこんなに出来るのよ・・・』



『さぁな・・・』




花陽
「自殺・・・なのかな・・・」


海未
「そんなハズがありません!わざわざゆうきさんの誕生日を選んで自殺しますか!?」


穂乃果
「それじゃあ・・・殺された・・・ってこと?」


ゆうき
「・・・・・・」ブルッ


花陽
「大丈夫・・・?」


にこ
「泣きたかったら泣けば良いじゃない。」


ゆうき
「・・・・・・」


にこ
「恥ずかしくなんて無いわよ。こんな状況・・・泣くに決まって・・・」グスッ



「にこちゃん・・・」


穂乃果
「・・・・・・」グスッ


海未
「・・・・・・っ」ウルッ


ゆうき
「・・・うっ・・・うぅ・・・」グスッ


花陽
「ゆうき・・・君・・・」グスン



「み、みんな・・・うぅ・・・」


6人
「「うわあああああん・・・」」ポロポロ



絵里
『は、ハラショー・・・』


ことり
『ゆうき君以外、演技なんだよね・・・?』



『まさに迫真の演技やね・・・』


真姫
『本当にみんな上手すぎない?』





ゆうき
「何だよ!何だよこれえええぇぇぇ・・・」ポロポロ


ことり
『ゆ・・・ゆうき君・・・』ズキッ


ゆうき
「こんなの聞いてねえよ・・・どうしていきなり死んじまうだよ・・・」ポロポロ


ことり
『・・・・・・』ジワッ



『ことりちゃん・・・』


ゆうき
「まだやりたいこと沢山あったのに・・・言いたいこと沢山あったのに・・・何でだよ・・・」ポロポロ


(マジ泣きするゆうき君)


ことり
『・・・・・・』ポロポロ


絵里
『ことりも泣き出したわね・・・』


真姫
『ゆうきさん、感情表現が下手というか・・・普段こんなこと言わないものね。』


ゆうき
「ことりちゃあああぁぁぁん・・・」ポロポロ


ギュッ


ゆうき
「?」グスッ


花陽
「泣かないで、ゆうき君・・・」ポロポロ


ゆうき
「かよちん・・・」ポロポロ


ことり
『か・・・かよちゃん・・・?』


花陽
「花陽は居るよ・・・ことりちゃん以外のμ'sの皆も居るよ・・・だから泣かないで・・・」ポロポロ


ゆうき
「・・・・・・ごめん。」ポロポロ


ゆうき
「・・・俺、この現実を受け入れられそうに無い・・・」ポロポロ


花陽
「・・・・・・」ポロポロ


ゆうき
「・・・ずっと、ずっと側にいるモノだと思ってた・・・」ポロポロ


花陽
「・・・・・・」ポロポロ


ゆうき
「・・・居なくなる時って、こんなにも一瞬なんだね・・・」ポロポロ


花陽
「・・・・・・」ポロポロ


ゆうき
「・・・ことりちゃんが居なくなって・・・俺の一番好きな人が・・・一番大切な人が居なくなって・・・」ポロポロ


ことり
『!!!///』ドキッ


ゆうき
「・・・俺、一体どうしたら・・・」ポロポロ


ギュッ


花陽
「・・・・・・」ギューッ


ゆうき
「かよちん・・・?」ポロポロ


花陽
「・・・なれない?」ポロポロ


ゆうき
「・・・・・・え?」ポロポロ


花陽
「花陽じゃ、ことりちゃんの代わりにはなれないかなぁ・・・?」ポロポロ


ゆうき
「・・・かよちん・・・」ポロポロ


ことり
『ゆうき君~・・・』ポロポロ



『こっちも号泣しとるし・・・』


絵里
『ゆうきさんがことりの事をどう思ってるのか、その真意が聞けたんだものね。そりゃ嬉しくなって泣きもするわよ。ハラショー・・・』


真姫
『・・・絵里、最後の言いたいだけでしょ・・・』


絵里
『ハラショッ!』グサッ



『ほら、ことりちゃん。涙拭いて。』ナデナデ


ことり
『うん・・・』グスン



『落ち着いたらゆうきさんの所行ってやり?ゆうきさんの真意も聞けたし、もう充分やろ?』


ことり
『・・・うん。行ってくるね。』ガチャ











花陽
「(実は、抱き着くのもドッキリの一部なんです!)」


花陽
「(こうして敢えて接触することで気持ちを花陽に集中させれば・・・)」


ギィ…


ことり
「・・・・・・」ソローリ


ゆうき
「・・・・・・」ポロポロ


花陽
「(ことりちゃんが入ってきても、気付かないというワケです!)」


花陽
「(・・・で、こんなことをするのは、ことりちゃんがやりたい事があるらしくて・・・)」スッ ←ゆうきから離れる


ゆうき
「・・・?かよちん?」ポロポロ


ことり
「・・・・・・」 ←ゆうきの後ろに立ってる


パッ!(手で目を覆う)


ゆうき
「!?」ビクッ


ことり
「だーれだ?」


ゆうき
「・・・・・・えっ?」ピクッ


ことり
「だーれだ?」クスッ


ゆうき
「・・・・・・ことり・・・ちゃん・・・?」


ことり
「えへへ~ 正解っ♪」ギュー


ゆうき
「ことりちゃん・・・?本当にことりちゃんなの・・・?」


ことり
「うん!ことり本人だよ♪」ニコッ


ゆうき
「・・・・・・」ジワッ


ことり
「あっ・・・!」


ギューッ


ゆうき
「ことりちゃん・・・!ことりちゃん・・・!」ポロポロ


ことり
「ゆうき君・・・」ポロポロ


ゆうき
「良かった・・・本当に良かった・・・」ポロポロ


ことり
「・・・・・・」ポロポロ


ゆうき
「俺、ことりちゃんが死んだと思って・・・もうことりちゃんに会えないと思って・・・俺、俺・・・!」ポロポロ


ことり
「・・・・・・ごめんね・・・ごめんね・・・」ポロポロ


ゆうき
「・・・?ごめんね?」


ことり
「実はね、これ全部ドッキリだったんだ。」


ゆうき
「えっ・・・?」


ことり
「もしことりが死んじゃったら、ゆうき君はどんな反応をするのかな、っていうドッキリだったんだ・・・」


ゆうき
「・・・・・・そっか・・・」


ことり
「・・・ごめんね。まさか、こんなに泣いちゃうと思わなかったから・・・」


ゆうき
「・・・・・・いや、別に・・・」


ことり
「首吊ってたのはね、前にゆうき君に教えてもらった鬼火島のを使ったんだよ。」


ゆうき
「アレだったのか・・・」


ことり
「ごめんね。本当にごめんね。ゆうき君の本心が聞けて嬉しかったけど、それ以上にこんなに泣かせちゃったのが心苦しくて・・・」


ゆうき
「別に・・・・・・ん?本心?」


ことり
「希ちゃんが隠しカメラを仕掛けてたみたいでね。それでずっとゆうき君の様子を見てたんだよ。」


ゆうき
「・・・・・・えっ?///」カァッ


ゆうき
「ま、待って!俺が無茶苦茶泣いてたの全部見られてたって事!?」


ことり
「ご、ごめんね・・・」


ゆうき
「マジかよ・・・無茶苦茶恥ずかしい・・・///」


ことり
「そんなことないよ。」ギュー


ゆうき
「ことりちゃん・・・」


ことり
「ことりの事を想っての涙でしょ?つい貰い泣きしちゃったけど、それでもとっても嬉しかったんだよ。」ギュー


ゆうき
「・・・・・・うん・・・///」


ゆうき
「・・・というか待って。希がってまさか・・・」


ことり
「ごめんね。このドッキリは、μ'sの皆もグルだったんだよ。」


穂乃果・海未・にこ・凛・花陽
「」ニコニコ


ゆうき
「ま、マジかよ!?みんな演技力高過ぎだろ!」


ことり
「えへへ~・・・とにかく、ごめんね。ゆうき君の事不安にさせちゃって。悲しい思いをさせちゃって。」


ゆうき
「・・・本当だよ。俺がどんだけ・・・」


ことり
「ごめんね。本当にごめんね。」ギュー


ゆうき
「ごめん。流石に許せない。ことりちゃんが本当に申し訳無く思ってるのはわかるけど・・・」


ことり
「ゆうき君。許して?」ウワメヅカイ


ゆうき
「うっ・・・///許さないって言ったら許さないからな!」


ことり
「おねがいっ!」キャルルン


ゆうき
「うぐっ・・・///ゆ、許さない・・・許さない・・・!」


ことり
「む~っ・・・」


ことり
「それなら・・・・・・」

















































チュッ・・・


ゆうき
「・・・!?!?!?!?/////」ボンッ


ことり
「////////」カァー


穂乃果・にこ・凛・花陽
「ああ~っ!!!!!」


海未
「なっ・・・・・・!///なんて破廉恥な・・・!」



『おーおー、ことりちゃん大胆やね~』ニヤニヤ


絵里
『ハラショー!この映像は、永久保存ね。』


真姫
『全く、ことりったら・・・』


パッ!


ゆうき
「・・・はぁ、はぁ・・・!///」プシュー…


ことり
「~・・・!////////」ドキドキ


ゆうき
「こ、ことりちゃん・・・!///」ドキドキ


ことり
「・・・こ、これで・・・許してくれる・・・?///」カァー


ゆうき
「////////」コクコク


ことり
「・・・ありがとう。大好き。」ギューッ


ゆうき
「ことりちゃん・・・///」ドキドキ


ゆうき
「・・・俺も大好き。」ギューッ


ことり
「ゆうき君・・・///」ドキドキ


穂乃果・海未・にこ・凛・花陽
「・・・・・・」 ←見てる


希・絵里・真姫
『・・・・・・』 ←見てる


ゆうき
「・・・ことりちゃん。どこにも行かないで。ずっと俺の側にいて。」ギューッ


ことり
「うん。側にいるよ。ずっとゆうき君の側にいる。」ギューッ


ゆうき
「・・・ありがとう。最高の誕生日だよ。」


ことり
「えへへ・・・・・・あ、さっきのは誕生日プレゼント・・・ってことで・・・///」ドキドキ


ゆうき
「・・・///」ドキドキ


ことり
「うそうそ!ちゃんとプレゼント用意してあるよ!」


ゆうき
「!」パアァ


ことり
「お誕生日会・・・しよっ?」ニコッ


ゆうき
「・・・・・・うん!」


こうして、ことりの誕生日ドッキリは終わりを告げた・・・

しかし、ゆうきとことりの関係は・・・まだまだ続く!

続くったら続く!



『それポケ○ンのナレーションやろ!』


真姫
『最後の最後で台無しになったわね・・・』


絵里
『そ、そうね・・・』


※なお、ゆうきは一連の流れが全て撮られていた事に気付くことはありませんでした。



以上、茶番をお送りしました。



ゆうき
「えー、そんなわけで今日は俺、ゆうきの誕生日です。」


ことり
「ゆうき君も20才だね!」


ゆうき
「いつも応援してくださる皆さん、本当にありがとうございます!」


ゆうこと
「これからもどうぞよろしくお願い致します!」


ゆうこと
「はい、ちゅんちゅん!」





ゆうき
「・・・いや~・・・まさかの文字数オーバーで2分割する羽目になるとは・・・」


ことり
「何日も掛けて書いてたもんね~」チュンチュン♪


ゆうき
「う、うるさいな!///」


※ちなみに、Twitterでも誕生日ツイーしてるので良かったら見てください。
なお、誕生日の奇跡を起こしているのでそちらのツイートも良ければ見てください←