二次創作小説(新・総合)

悪夢の夏合宿~プロローグ~ ( No.397 )
日時: 2020/01/06 23:36
名前: ゆうき ◆3kcYqPadC. (ID: i8MUn/7P)

この小説の注意!

今日から投稿していくこの小説はミステリーです!
もちろんのこと死に描写があるので、苦手な方はご注意ください!
まあ、そこまでグロい描写はありませんが(笑)

登場人物はμ'sの9人+ゆうきの10人です。
10人が出演してるミステリードラマだと思って見て頂ければ幸いです(笑)
後、夏の設定です。特に意味はありませんが(笑)

ミステリーって難しくて、トリック等に辻褄の合わないところ、少々無理矢理なところがあるかもしれません。
そこら辺は俺も素人なので、大目に見てください。

以上の事がよろしければ、是非ご覧ください!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



μ's
「「合宿!?」」


真姫
「えぇ。西木野家の所有している南の島があってね。
ひと夏の思い出作りに無人島合宿するのも良いんじゃないかって思ってね。」



「面白そうだにゃ!」


にこ
「良いんじゃないの?」



「ウチは賛成!」


穂乃果
「穂乃果はやりたい!」


ことり
「ことりも!」


花陽
「それじゃあ、花陽も行きたいな!」


絵里
「そうね・・・海未はどう?」


海未
「そうですね・・・遊ぶというワケでもないですし、たまには良いのではないですか?」


穂乃果
「!!・・・それじゃあ!」


真姫
「決定ね。」



「にゃ~!今年の夏は合宿だにゃ~!」


花陽
「凛ちゃん、いつ行くのかも決まってないのに・・・」


にこ
「日焼けしないようにしっかり準備しないとね」


真姫
「またあの不審者みたいな格好するの?」


にこ
「どぅわぁれが不審者よ!?」



「うーん、楽しみやね。旅行なんて久し振りやわ。」


絵里
「でも、素晴らしい提案だと思うわ。私達3年生はこれから忙しくなって旅行とかする時間も無くなるだろうし・・・」


海未
「練習も勿論ですが、しっかり思い出も作っていきたいですね。」


穂乃果
「うんうん!もう楽しみだよ~!ね、ことりちゃん!」


ことり
「・・・・・・」


穂乃果
「・・・ことりちゃん?」


ことり
「・・・あ、ごめんね。考え事してて聞いてなかった。」


穂乃果
「考え事?」


ことり
「えっ?な、何でもないよ。大した事じゃないから・・・!」


花陽
「・・・・・・?」


海未
「・・・大方、「彼」の事じゃないですか?」


ことり
「っ!?///」ドキッ


絵里
「・・・図星なのね。」


ことり
「ちっ、違うよ!///
別に、ゆうき君にも来て欲しいとかそんなこと思ってないもん!///
・・・・・・あっ・・・///」


真姫
「何自爆してるのよ・・・」



「うふふ。本当にゆうき君の事が好きなんやね~」ニヤニヤ


ことり
「うぅ~・・・///」カアァ



「それで、真姫ちゃん?ゆうき君を連れていく事って出来るの?」


真姫
「そうね。元々部屋が2人で1つ使う程度しかないから、ゆうきさん入れて偶数になるなら丁度いいわ。
5部屋ならあるからその点は問題無いわよ。」


にこ
「・・・・・・」


ことり
「そ、それじゃあ・・・!」


真姫
「みんなが良いなら良いんじゃない?
・・・私は別に構わないわよ。いつもお世話になってるのに除け者にするのも可哀想だし。」


ことり
「本当!?みんなも良い?」


穂乃果
「勿論だよ!」


絵里
「拒む理由も無いものね。」


花陽
「むしろ、ゆうき君もいたら絶対楽しくなるよね!」


海未
「そうですね。・・・ちょっとした雑用もやってくれますし。」



「うんうん。ウチもいいと思うよ。」



「凛も勿論OKだよ!」


ことり
「ありがとう!それじゃあゆうき君も・・・」






にこ
「ダメよ。」


ことり
「・・・えっ?」


にこ
「だから、ダメだって言ってんのよ!」


ことり
「・・・ど、どうして・・・?」


にこ
「どうしてもこうしても、逆になんでアイツを連れてかなきゃいけないのよ!」


真姫
「なんでって・・・別にいいじゃない。」


にこ
「良かないわよ!アイツがいたらことりはバカみたいにいちゃいちゃするだけでしょうが!目障りなのよ!」


ことり
「目障り・・・?」ムッ


にこ
「そうよ!目障り!だからあんなの連れてくるんじゃないわよ!」


ことり
「・・・・・・やだ。」ボソッ


にこ
「うるさいわね!口答えしてんじゃないわよ!」


ドンッ!


ことり
「きゃっ・・・!」グラッ


海未
「ことり!」ガシッ


花陽
「ことりちゃん、大丈夫?」


絵里
「にこ!いきなり押したりしたら危ないでしょ!」


にこ
「コイツが口答えするから・・・!」



「何にこっち、さっきから感じ悪いよ?
ゆうき君がいたらなんか不都合でもあるん?」


にこ
「・・・べ、別に・・・」



「ならゆうき君がいてもいいやん?
ゆうき君とことりちゃんが付き合ってるのが気にくわないのか知らへんけど、そんな拒むこと無いと思うよ。」


にこ
「・・・・・・っ」ギリッ


にこ
「・・・勝手にしなさい!」バンッ


海未
「ちょっ・・・にこ!」


穂乃果
「いいよ海未ちゃん。放っておこう。」



「にこちゃん、そんなにゆうき君が嫌いなのかにゃ?」


絵里
「ことりと付き合ってるからでしょ?
にこはアイドル意識が高いから、ことりが恋愛してるのが許せないのよ。きっと。」


ことり
「・・・・・・」


ことり
「・・・やっぱり、ゆうき君連れていくのやめた方が良いかなぁ~・・・」


穂乃果
「えっ?いいよいいよ!ことりちゃんだってゆうき君がいた方が楽しいでしょ?」


ことり
「それはそうだけど・・・でも・・・」


海未
「遠慮すること無いですよ。
大丈夫です。にこが何と言おうと私達はことりの味方ですから。」


真姫
「そうよ。そうじゃなかったらとっくに別れさせてるわ。」


ことり
「・・・みんな、ありがとう・・・」


ことり
「・・・ゆうき君に電話してくるね。」スタスタ


ガチャ・・・



「・・・大丈夫かにゃ~・・・」


花陽
「心配だね・・・」



「・・・にこっち、なんなんや・・・」




ことり
「・・・はぁ。」


ことり
「・・・やっぱり、みんなにも言った方がいいのかなぁ~・・・」


ことり
「・・・ううん、皆に心配掛けられないもん。自分達で何とかしないと・・・」


ことり
「・・・ううん(首フリフリ)気持ち切り替えなきゃ。
ゆうき君には明るく振る舞わなきゃ。」スッ


(携帯を取り出すことり)




ズキッ!


ことり
「うっ・・・!」ポテッ


(指に痛みが走り、思わず携帯を落とすことり)


ことり
「・・・・・・」サスリサスリ


つ指(絆創膏を付けてる)


ことり
「・・・ゆうき君・・・」


ことり
「・・・ダメ!心配掛けちゃダメ!気にしないで、明るく、明るく・・・」ピッ


プルルルル・・・



ゆうき
「・・・ん?電話?・・・ことりちゃん!?」ガタッ


ガチャ・・・


ゆうき
「・・・もしもし!?」


ことり
「もしもし、ゆうき君?ことりだよ。」


ゆうき
「どうしたの!?ことりちゃんから電話なんて珍しい・・・!」


ことり
「うん!今度μ'sの皆で合宿することになったんだ!それでね、ゆうき君にも来て欲しいなって。」


ゆうき
「えっ!?俺に!?」


ことり
「ダメ・・・かなぁ・・・?」


ゆうき
「ダメ・・・じゃないけど、俺が居ても迷惑なだけじゃない?」


ことり
「ゆうき君・・・ことりのこと、嫌い?」ウルッ


ゆうき
「っ・・・!?ま、まさか!大好きだよ!決まってるじゃん!」


ことり
「それじゃあ・・・来て欲しいなぁ・・・?」


ゆうき
「うーん・・・でも・・・」


ことり
「・・・・・・」





















ことり
「ゆうき君と一緒がいいの!お願いっ!」オネガイッ…オネガイッ…



ゆうき
「うぐっ・・・(それズルいって・・・!)」


ゆうき
「わ・・・わかったよ・・・そこまで言うなら行くよ。」


ことり
「本当!?」キラキラ


ゆうき
「うん。他ならぬことりちゃんにここまで言われたらね。」


ゆうき
「それに、何日もことりちゃんに会えない方が嫌だし?」


ことり
「・・・ゆうき君・・・///」ポッ


ゆうき
「何?」


ことり
「嬉しい・・・///」


ゆうき
「へへっ・・・」


ことり
「それじゃあ、日付とかはまた連絡するから、絶対に来てね!」


ゆうき
「もちろん。絶対に行くよ。」


ことり
「わーい♪」


ゆうき
「(かわいい)」


ゆうき
「それじゃ、詳しい連絡待ってるよ。またね。」


ことり
「またね!」ピッ


ことり
「・・・・・・はぁ。」


ことり
「・・・ゆうき君、ごめんね・・・」




ゆうき
「よっしゃー!ことりちゃんと合宿!」


ゆうき
「嬉しいなぁ・・・ことりちゃんと丸5日一緒にいれる!
楽しみだぜ!」


・・・この時、俺はまだ知らなかった。

今回の合宿で、俺達に悪夢が待ち受けていたなんてことを・・・
































???
「・・・許さない。絶対に許さない・・・」


???
「・・・あんなこと聞いたら、もう我慢出来ない・・・!」


???
「・・・待っててね。この合宿で、終わりにしてあげるから・・・!」


続く

悪夢の夏合宿~第1章「μ's、無人島へ」~ ( No.398 )
日時: 2020/01/07 23:00
名前: ゆうき ◆3kcYqPadC. (ID: i8MUn/7P)

穂乃果
「夏だ!」バン!


穂乃果
「海だ!!」ババン!


穂乃果
「南の島だ~!!!」ババーン!


海未
「穂乃果!そんなに騒がないでください!恥ずかしい・・・!」


穂乃果
「恥ずかしいって・・・私達以外誰も居ないんだから良いじゃん!」


海未
「問題はそこじゃありません!」


ことり
「あはは・・・海未ちゃん、今日くらい怒らない怒らない♪ね、ゆうき君?」ギュー


ゆうき
「そうそう♪」ギュー


にこ
「そう言うアンタらも、いちゃいちゃするのやめなさいよ!」



「エエやん、にこっち。ゆうきさんとことりちゃんは恋人同士なんやし?」


絵里
「今に始まった話じゃないものね・・・」


にこ
「だからダメだって言ってるのよ!アイドルが恋愛なんて言語道断よ!?」


真姫
「にこちゃんの言うこともわかるけど・・・別に良いじゃない。」


花陽
「そうだよ!2人はずっと前から仲良しさんだし♪」



「凛もそう思うな~」


にこ
「む~!勝手になさい!にこは認めないからね!」ダッ



「あ!にこっち!どこ行くん!?」


にこ
「部屋よ!着くまで寝るから起こすんじゃないわよ!」ガチャ


にこはそう言って1人甲板から居なくなる。


一同
「「・・・・・・」」



海未
「全く・・・にこだけですよね。未だに2人を認めていないのは・・・」


ゆうき
「仕方無いよ。にこの言うことはもっともだし・・・」


ことり
「うーん・・・何とかしてにこちゃんにも認めて欲しいんだけどなぁ・・・」



絵里
「まっ、にこの事はいいじゃない。今は折角のクルーズ中なんだし、楽しまないと損よ。」


花陽
「・・・あっ!そういえば、この船って自動操縦なんだよね?」


真姫
「ええ。技術の進歩ね。」



「流石西木野財閥・・・時代の最先端を行ってるにゃ・・・」


真姫
「最先端だなんて・・・飛行機なんてずっと前から自動操縦があるし、車だって今に普及するわよ。」


海未
「それを我々はこうして体験出来ている・・・大変光栄な事ですね。」


真姫
「もう・・・褒めても何も出ないわよ?」



「・・・おっ?言ってたら見えてきたみたいやで!」


穂乃果
「おお!アレが!」


真姫
「ええ。今回私達が合宿する無人島・・・錦野島ね。」


花陽
「に・・・錦野島?」


真姫
「パパが命名したらしいわ。自分の名前付けるのは流石に恥ずかしいから漢字を変えたらしいわよ。」



「島の命名まで出来るなんて・・・つくづくお金持ちだにゃ・・・」


真姫
「だから、褒めても何も出ないわよ・・・」


ことり
「・・・あれ?ゆうき君、建物が2つあるみたいだよ。」


ゆうき
「・・・本当だ。アレは・・・?」


真姫
「片方は私達が泊まる別荘。
もう1つは非常用の発電施設。非常用の電話も置いてあるわ。」


絵里
「なるほどね。台風とかで船がダメになっても心配ご無用って事ね。」


海未
「台風でしたらヘリコプターなども飛ばせないでしょうし、連絡できた所で意味はないと思うのですが・・・」


絵里
「・・・あっ、いや・・・」


真姫
「ふふっ・・・とにかく、あの施設さえあれば島に閉じ込められる事は無いってことよ。
・・・さっ、降りるわよ。誰かにこちゃんを起こしてきて。」


花陽
「あっ!花陽が行ってくるよ!」ダッ



「よろしくな~」


真姫
「さっ、私達は降りて別荘に行くわよ。ちゃんと荷物持った?」


穂乃果
「バッチリだよ!」


ことり
「うぅ~・・・ちょっと酔っちゃったかも・・・ゆうき君、荷物持ってくれる?」


ゆうき
「もちろん。ほら。」スッ


ことり
「ありがとう♡」ギュー


ゆうき
「これくらいお安いご用だよ♪」ギュー


真姫
「・・・・・・」


ゆうき
「・・・あ、ごめん。早く行こうか。」スッ


真姫
「ええ。」ザッ


真姫
「この辺の植物、中には毒を持ってるのもあるらしいから、くれぐれも触らないようにね。」




「毒!?」


一同
「「!」」


にこ
「ここそんな危険なものもあるわけ!?」



「にこちゃん!かよちん!」


花陽
「ただいま~」


真姫
「そうらしいわよ。日本本土とは気候が違うからとか・・・」


花陽
「あはは・・・きっと触らなければ大丈夫だよ。それに、毒っていっても即死しちゃうような強いモノは無いんじゃないかな?」


真姫
「そうね。まっ、下手したら死に至る可能性もあるし、別荘までの道、ちゃんと私についてくるのよ。」


一同
「「はーい!」」


真姫
「それじゃあ行くわよ。」ザッ


ことり
「ゆうき君・・・ちょっと怖い所に来ちゃったね。」ヒソッ


ゆうき
「うん・・・」



錦野島と、そこにそびえ立つ別荘・・・
合宿の「舞台」となるこの場所は・・・

何も語らず、俺たちを見下ろしていた・・・



続く

悪夢の夏合宿~第2章「錦野島の夜」~ ( No.399 )
日時: 2020/01/08 23:00
名前: ゆうき ◆3kcYqPadC. (ID: i8MUn/7P)

【ここまでのあらすじ】
μ'sのメンバーの1人で「彼女」でもある南ことりちゃんに夏合宿に誘われた俺、ゆうき。
μ'sの9人と共に合宿の舞台である錦野島を訪れた・・・


さて、島に到着し、夕方・・・


海未
「・・・はい、お疲れ様でした。今日はここまでにしましょう。」


穂乃果
「は~・・・疲れた~!」ノビー


絵里
「お疲れ様。水分補給を忘れずにね。」


ことり
「ゆうき君~!疲れた~!」ギュー


ゆうき
「はいはい、お疲れ様。はい、お水。」ヨシヨシ


ことり
「えへへ・・・ありがとう♪」ニコッ


ゆうき
「ことりちゃんのためなら。」ヘヘッ



にこ
「何でことりだけ専属マネージャーが居るのよ・・・」



「にこっち、言い方。」


花陽
「えーっと、この後は皆で夕食の準備だね。」



「うん!かよちんのご飯楽しみにゃ~!」


花陽
「えへへっ♪上手く炊けるといいなぁ・・・」



ゆうき
「へー、ご飯も皆で作るんだ・・・」


穂乃果
「もちろん!これこそ合宿の醍醐味だよね!」


海未
「ゆうきさんは・・・出来ないんでしたっけ?」


ゆうき
「うん・・・ごめんね。量増やすだけで。」


ことり
「ううん、大丈夫だよ!1人分くらいそんなに変わらないから♪」


ゆうき
「そう?」


ことり
「うん!それに、ゆうき君でも食器の用意とか、出来ることは色々あると思うよ!」


ゆうき
「そっか・・・それじゃあ、出来ること探してやることにする。」


海未
「よろしくお願いしますね。」




にこ
「2年生ー!くっちゃべってないで早く準備に取り掛かりなさーい!」



穂乃果
「あっ、にこちゃんからのお達しが・・・」


海未
「行きましょう。」


ことり
「うん!・・・あ、ゆうき君!お水ありがとう!」スッ


ゆうき
「どういたしまして。(うん?これ間接キスいける?)」 ←通報


タッタッタ・・・













花陽
「ご飯炊けたよ~!」



「おっ!こっちも丁度出来たところやで!」



「うーん、いい匂い・・・早く食べたいにゃ~」


にこ
「まだよ。よそうという大事な作業が残ってるわ!」


花陽
「このお皿に花陽の炊いた白いご飯を乗せて~」


ことり
「他の皆で作ったルーをかければ~」


穂乃果
「カレーの完成!やっぱり合宿ではカレーだよね!」



「それは良いから早く食べたいにゃ~!凛、お腹ぺこぺこだよ~!」


海未
「そうですね。それではこれは凛の分ということで・・・
残りもよそっていきましょう。」



「ありがとうにゃ~!いっただっきまーす!」


真姫
「どう、凛?味とか大丈夫?」



「大丈夫だよ!とっても美味しいにゃ~!」パクパク


絵里
「良かったわね。皆で心を込めて作ったのに、
まずいとかなったらどうしようかと思ったわ。」


ことり
「はい、これゆうき君の分♪」スッ


ゆうき
「ありがとう!(・・・うん?福神漬けなんてあったっけ?)」


ことり
「(えへへ♪今日の為に作って持ってきてたんだ♪)」ヒソッ


ゆうき
「(そうなんだ!漬物まで作れるなんて、流石ことりちゃん!)」ヒソヒソ


ことり
「(えへへ♪ゆうき君のとことりのだけにトッピングしてあるんだよ♪)」ヒソヒソ


ゆうき
「(えっ・・・・・・///)」ヒソヒソ




穂乃果
「ことりちゃーん!全部よそい終わったー?」


ことり
「えーっと~・・・9皿あるから、あと一皿かな?」


花陽
「あっ!花陽のはご飯とカレーをわけて欲しいな!」


ことり
「えっ?良いけど・・・」


にこ
「あんた、カレーわけて食べるの?」


花陽
「うん!ご飯はご飯で味わいたいから♪」



「流石かよちん!おかわり!」


ことり
「ええっ!?凛ちゃん食べるの早いよ~!
ことり、皆の分をよそってて一口も食べてないのに~!」


一同
「「あはははは!!」」


絵里
「凛、ことりを困らせないの。自分でよそいなさい。」



「はーい・・・」



「うふふ。本当凛ちゃんは面白いわ・・・」




ことり
「はい、かよちゃん!ご飯だよ~!」


花陽
「ありがとう~♪いただきまーす!」


ことり
「ことりもカレーいただきまーす♪」


ゆうき
「美味しい!」パクパク


皆で作ったカレーは、今まで食べたカレーの中で一番美味しく感じた。

俺たちは談笑しながらカレーを食べた。
後々訪れる悲劇を知らずに・・・




穂乃果
「あ~!美味しかった~!」


海未
「今日の所はもうお風呂に入って寝ましょうか。まだ1日目ですからね。」



「うーん・・・その前に飲み物が飲みたいにゃ~・・・」




カラン…


にこ
「そう言うと思って、麦茶淹れてきたわよ。」



「おっ!にこっち、たまには気が利くやん!」


にこ
「たまにはは余計よ。どれも同じだから適当に取って。
・・・ことりは届かなさそうね。ほら。」スッ


ことり
「あっ!ありがとう♪」


ゆうき
「にこ、俺にも。」


にこ
「ん。」スッ


ゆうき
「サンキュ。」




穂乃果
「よーし!それじゃあ、μ'sがこの合宿で更に人気になることを願って・・・」


一同
「「かんぱーい!!」」チーン



「にゃ~!生き返るにゃ~!」ゴクゴク


花陽
「冷たくて美味しいね♪」ゴクゴク


絵里
「これ飲んだら順番にお風呂に入りましょう。」ゴクゴク


真姫
「一応見取り図置いておくわね。大丈夫だと思うけど迷わないでよ。」ゴクゴク



「ん・・・そういえば、洗い物はどうするん?」ゴクゴク


花陽
「あ、花陽がやるよ!無駄に洗い物出しちゃったし。」


ことり
「ことりも手伝うよ!」ゴクゴク


にこ
「そう?じゃあ2人に任せるわ。」



「じゃあ凛は一番風呂~!」ダッ


真姫
「凛!走ったら危ないわよ!」



「凛ちゃんは本当に元気やね~」


穂乃果
「あはは・・・私達は部屋に戻ろっか?」


海未
「そうですね。お風呂から出たらお互いに教えあいましょう。」


絵里
「それじゃあ、今日はとりあえず解散ね。みんな、お疲れ様。」











花陽
「~♪」ジャー


ことり
「・・・」ボーッ


花陽
「ふぅ~・・・ことりちゃんので最後かな?」キュッ


ことり
「・・・」ウトウト


花陽
「・・・?ことりちゃん?」


ことり
「・・・・・・!!(ハッ)あ!ご、ごめんね!ことり、寝てた?」


花陽
「うん。すっごくウトウトしてた。疲れてるの?」


ことり
「そうかも・・・皆と一緒に合宿で、しかもゆうき君が一緒で嬉しくて、
結構はしゃいだから・・・う~・・・それにしても眠いよ~・・・」


花陽
「それじゃあ、もう寝たら?残りは花陽がやっておくから。」


ことり
「ごめんけどお願いしていい~?ことりはもう寝るね~・・・
お風呂入ってないけど、それ以上に眠いからいいや~・・・」フラフラ




真姫
「あら、洗い物は終わったの?お疲れ様。」


ことり
「真姫ちゃん~」フラフラ


ゆうき
「わわわ!大丈夫!?」ガシッ


真姫
「どうしたのよことり!フラフラして・・・!」


花陽
「なんか眠いんだって。ゆうき君、部屋まで送ってあげたら?」


ゆうき
「そうだね。その方がいいよ。」


ことり
「大丈夫~・・・ふぁ~・・・」フラフラ


真姫
「大丈夫って・・・まあいいわ。ちゃんと鍵掛けるのよ。
貴重品盗られても責任取れないんだからね。」


ことり
「は~い・・・」フラフラ


ゆうき
「・・・あ、そういえばさ。鍵って俺達が借りた1部屋2つだけなの?
もし無くしたりしたら・・・」


真姫
「本来1個はスペアキーで、1部屋1つなんだけど・・・
って、それはどうでもいいわね。
ロビーにマスターキーがあるから大丈夫よ。
・・・まず無くすなんて事態は避けてほしいけど。」


ゆうき
「そっか・・・ってことらしいから、気を付けてね。ことりちゃん。」


ことり
「うん~・・・ゆうき君、みんな~、おやすみなさい~・・・」フラフラ


ゆうき
「・・・おやすみ・・・」


花陽
「おやすみ~」


真姫
「おやすみ。」


ゆうき
「・・・・・・」


花陽
「・・・・・・」


真姫
「・・・・・・」


ゆうき
「・・・本当に大丈夫かな?」


花陽
「あんなフラフラするほど眠い事って、滅多に無いよね・・・」


真姫
「そうね・・・本土との環境の違いに体が悲鳴あげてる、とか?」


ゆうき
「でも、俺達は何とも・・・」


真姫
「それもそうね・・・ただ眠いだけなら良いんだけど・・・
明日もあの状態だったら、パパの病院で診てもらった方がいいかもしれないわね。」


花陽
「そうだね。念のため・・・」


真姫
「決まりね。それじゃあ、私は部屋に戻るわ。
・・・あ、お風呂あなた達以外はみんな入ったみたいよ。」


花陽
「あ、そうなんだ!教えてくれてありがとう!」


真姫
「ええ。それじゃあ、おやすみ。」


ゆうき
「おやすみなさい~」


花陽
「おやすみ~」











ギィ…バタン……


ことり
「ふあぁ~・・・眠いよ~・・・」フラフラ


ボフッ…(ベッドに倒れ込む音)


ことり
「うぅ~・・・ことり、どうしちゃったんだろう・・・」


ことり
「どうして・・・こんなに・・・
ね・・・・・・む・・・・・・」





ことり
「Zzz…」スーッ、スーッ





ことり
「Zzz…」スーッ、スーッ






ギィ…





ことり
「Zzz…」スーッ、スーッ



???
「・・・・・・」スタスタ






ことり
「Zzz…」スーッ、スーッ



???
「・・・・・・」ニヤ


続く

悪夢の夏合宿~第3章「悪夢の始まり」~ ( No.400 )
日時: 2020/01/10 00:02
名前: ゆうき ◆3kcYqPadC. (ID: i8MUn/7P)

第3章 悪夢の始まり


【ここまでのあらすじ】
μ'sのメンバーの1人で「彼女」でもある南ことりちゃんに夏合宿に誘われた俺、ゆうき。
μ'sの9人と共に合宿の舞台である錦野島を訪れた・・・

そして、その夜・・・


ゆうき
「ふぅ・・・いい湯だった・・・」スタスタ


ガチャ…


ゆうき
「ん・・・?あっ・・・!」


花陽
「あっ!こんばんは~」


ゆうき
「かよちん!食堂で何してるの?」


花陽
「うん。ちょっと眠れなくて、飲み物貰おうかなって・・・
ゆうき君はお風呂上がったところ?」


ゆうき
「そうだよ。眠れないなんて、ことりちゃんと真逆だね。」クスッ


花陽
「ふふっ・・・そうだね。慣れない場所だからかな?」


ゆうき
「そうだね。それこそことりちゃんは枕が変わると眠れないみたいだし・・・」


花陽
「うふふ・・・ことりちゃん、ことりちゃんって、
ことりちゃんの事、本当に好きなんだね。」


ゆうき
「うん。大好きだよ。あのかわいいことりちゃんが俺の事を好きになってくれて、
彼女になってくれて。俺は本当に幸せ者だよ。」


花陽
「うふふ・・・ことりちゃん、それ聞いたら喜ぶよ。」


ゆうき
「そうかな・・・?・・・明日も朝から練習あるよね?もう寝よう。」


花陽
「うん。おやすみなさい。」ニコッ


ゆうき
「おやすみなさい。」ニコッ











ゆうき
「・・・えーと、暗くてよくわからない。見取り図見取り図・・・っと。」カサッ


ゆうき
「明かりは・・・スマホのライト使うか。」パッ


ゆうき
「1階がさっきまでいた食堂にロビー、お風呂とキッチンにお手洗いか。」


ゆうき
「2階が俺達が寝泊まりしてる部屋か・・・」


部屋番号 メンバー
201  西木野真姫 矢澤にこ
202  絢瀬絵里  東條希
203  高坂穂乃果 園田海未
204  南ことり  ゆうき
205  小泉花陽  星空凛


ゆうき
「部屋は2人で1つ。ベッドは一部屋に2つある。本当に大きいよね。」


ゆうき
「俺とことりちゃんの使う部屋は・・・奥か。」タッタ




204号室前


ゆうき
「ことりちゃ~ん?」コンコン


・・・・・・


ゆうき
「反応なし・・・か。そりゃあんだけ眠そうにしてたし、今頃爆睡してるよね。」


ゆうき
「ことりちゃ~ん、入るよ~」


ガチャ…


ゆうき
「・・・ん?鍵が開いてる・・・鍵閉め忘れて寝るなんて、
どんだけ眠かったんだよ・・・無用心だぞ・・・」スタスタ


ゆうき
「・・・よし。いきなり電気付けて驚かしてやるか。」ニヤッ


パチッ!


・・・・・・


ゆうき
「・・・・・・あれ?」キョロキョロ


ゆうき
「ことりちゃん・・・いない・・・?」キョロキョロ


ゆうき
「トイレにでも行ったのかな・・・?」パチッ ←電気消す


ゆうき
「・・・それか、何かあったとか・・・?」


ゆうき
「・・・ふあぁ~・・・眠くなってきた。」ゴロン


ゆうき
「いや・・・それは考えすぎだよな・・・」ゴロン


ゆうき
「きっとトイレだよ。そうに決まってる。」


ゆうき
「はぁ・・・俺としたことが、金○一とかコ○ンとかの読みすぎだな・・・」


ゆうき
「もう疲れた・・・寝よう・・・」


ゆうき
「Zzz…」スヤスヤ








201号室


真姫
「にこちゃん、早く電気消して寝なさいよ。私まで眠れないでしょ。」


にこ
「いっつもうちのチビ達の為に小さい電気点けたままで寝てるから、
少し明かりがないと眠れないのよ。」


真姫
「ヴエェ!?じゃあ私はどうやって寝ろって言うのよ!」


にこ
「にこに聞かれても、知らn(ピロン!)・・・ん?」


真姫
「にこちゃん?どうかしたの?」


にこ
「・・・何でもないわ。明日も早いし、早く寝ましょう。」ゴロン


真姫
「・・・・・・はっ?」


にこ
「Zzz…」スーッ、スーッ


真姫
「・・・だから、私は明るくて眠れないのよ~!」











早朝


にこ
「・・・・・・」パチッ


真姫
「Zzz…」スヤスヤ


にこ
「真姫・・・寝てるわね・・・」スッ


ガチャ…


にこ
「・・・・・・」ソローリ


スタスタ…













???
「・・・・・・」


にこ
「おはよ。」タッタ


???
「・・・・・・」


にこ
「で?用って何よ。こんな早朝に呼び出したりして・・・」


???
「・・・・・・」


にこ
「すぐに朝食の準備する時間になるし、早めにーーーーー」ドスッ


にこ
「・・・・・・はっ?」ゴホッ


???
「・・・・・・」


にこ
「アンタ・・・どうして・・・」グラッ


ドサッ・・・


???
「・・・・・・」ハァ…ハァ…


???
「・・・・・・」ブルッ


スッ・・・












204号室


ゆうき
「ん・・・・・・」パチッ


ゆうき
「・・・もう、朝か・・・」ムクッ


ゆうき
「・・・・・・」キョロキョロ


ゆうき
「・・・ことりちゃん、いない・・・」


ゆうき
「もう朝食の準備に行ってるとかかな・・・?」タッタ





キッチン


ゆうき
「おはよう~」ファー


花陽
「ゆうき君!おはよう!」バタバタ


絵里
「ゆうきさん、起きたのね!ごめんけどあなたも手伝ってくれる?」バタバタ


ゆうき
「・・・え?手伝うって?」


穂乃果
「にこちゃんもことりちゃんも居なくて、全然朝食の準備が進んでないんだよ!」バタバタ


ゆうき
「えっ?ことりちゃんもにこもいないの?」


海未
「えぇ・・・凛と希と真姫と私で手分けして探しているのですが・・・
ゆうきさん、ことりは部屋には居なかったのですか?」


ゆうき
「うん。・・・というか、昨日の夜から居なくて・・・
あの時はトイレかと思ったんだけど・・・」


真姫
「どうして早く言わないのよ!」バタバタ


ゆうき
「あ、真姫。」


真姫
「あれだけ眠そうにしてたことりが、自分で部屋から出てどこかに行くなんて考えられないでしょ!?」


ゆうき
「!!!」ハッ


真姫
「つまり、少なくともことりには何かがあったのよ!
昨日の夜にはいたにこちゃんと違って!」


ゆうき
「あ・・・あぁ・・・」ガクガク


海未
「今言っても仕方無いでしょう!?
とにかく、ゆうきさんもこちらを手伝って・・・」





「おーい!みんな~!」タッタ



「大変だにゃ~!」タッタ


絵里
「希?凛?どうかしたの?」



「た、大変や!ふ、船が・・・!」


一同
「「えっ?」」




船着き場


海未
「!!・・・こ、これは・・・!」


ゴオオオォ・・・


穂乃果
「・・・船が・・・燃えてる・・・」ガクガク


花陽
「そ、そんな・・・!これじゃあ、お家に帰れない・・・!」


絵里
「みんな、落ち着いて!真姫、確か非常用の無線機があったわよね?」


真姫
「・・・・・・」



「真姫ちゃん?」


真姫
「・・・む、無線機は・・・船の中、よ・・・」



「・・・・・・えっ?」


海未
「ま・・・待ってください!それでは・・・!」


穂乃果
「私達・・・この錦野島に、閉じ込められた・・・」


ゆうき
「・・・・・・」


真姫
「くっ・・・どうなってるのよ!ことりとにこちゃんは居なくなるし、船は燃えるし・・・!」


絵里
「っ・・・!誰よ!こんなイタズラしたのは!」キッ


・・・・・・



「・・・名乗り出るわけ・・・無いよね・・・」


花陽
「と、とにかく!皆でにこちゃんとことりちゃんを探した方が良いんじゃないかな!?
船が燃やされたってなったら、いよいよ2人にも何かあったんじゃって心配で・・・!」



「そうやね・・・でも、別荘の中は粗方探したで?」


海未
「ですが、あの2人が言い付けを破って外を出歩くとも考えられません。」


真姫
「そうね・・・にこちゃんの荷物はそのままだったし・・・」


ゆうき
「ことりちゃんのも部屋に置いてあったよ・・・」


穂乃果
「やっぱり別荘の中に居るんだよ!希ちゃん、まだ見てない所とか無い!?」



「え?2階の使ってる部屋はゆうきさんの所以外は見て回ったし・・・
キッチンに食堂、ロビーも見た・・・後は、男性のお手洗いと浴場やね。」



「トイレはともかく、浴場も見てなかったの?」



「うん。脱衣場には服を脱いだ形跡は無かったから、それなら入る理由もないし、
ここには居ないやろと思って。」


ゆうき
「俺の部屋には居ないよ。居たら流石に気付くから。」



「そうやね。となると・・・やっぱりお手洗いか浴場?」


花陽
「い、行ってみよう!」


一同
「「うん!」」





お手洗い(男性用)


ゆうき
「ふぅ・・・」ガチャ


絵里
「どうだったの?にことことりは?」


ゆうき
「個室も全部調べたけど、居なかったよ。」


海未
「ここにも居ないとなると・・・残るは浴場ですか。」


真姫
「行ってみましょう。」





脱衣場


穂乃果
「おーい!ことりちゃーん?にこちゃーん?」


・・・・・・



「・・・返事はなし、やね。」



「本当にここにいるのかにゃ~・・・」


花陽
「ゆうき君・・・花陽怖くなってきちゃった・・・」ギュッ


(ゆうきの腕にしがみつく花陽)


ゆうき
「かよちん・・・」


ゆうき
「大丈夫だよ・・・あの2人ならきっと無事で居てくれてるハズだから。」ナデナデ


花陽
「・・・うん・・・・・・」


絵里
「それじゃあ・・・開けるわよ・・・?」


穂乃果
「うん・・・」


海未
「お願いします・・・」


絵里
「・・・・・・」


ガチャ・・・


(恐る恐る、浴場の扉を開ける絵里)





絵里
「っ!?」ハッ



「!!」ハッ



「えっ・・・?」ギクッ





ーーーーーその浴場の中・・・


チャプ…チャプ…


紅く染まった湯船の中ーーーーー


チャプ…


プカプカと浮かぶ物体が1つーーーーー


チャプ…


それはーーーーー






にこ
「」チャプ…チャプ…



朝方から行方不明だった、矢澤にこの変わり果てた姿だったーーーーー





ゆうき
「っ・・・・・・!?」


海未
「・・・に・・・こ・・・?」


穂乃果
「にこ・・・ちゃん・・・?」


花陽
「・・・あ・・・あ・・・」ブルブル




花陽
「いやあああああ~!!」


続く