二次創作小説(新・総合)

いとデザ・異端の暗黒物質 その3 ( No.11 )
日時: 2018/08/09 23:06
名前: 麻ふすさん (ID: PFFeSaYl)

※シリアス、捏造設定多め
その2の続きです
書いてる途中で思いましたがゼロ様相当のヤンデレだぞ



「ゼロさん」
「どうかしたか?」
「……いや、最近本当に楽しそうだなって。
よほど嬉しい事があったんでしょうね」
「そんなに楽しそうか?」
「とっても」

もうすぐで
もうすこしで
彼がずっと側にいてくれるんだ

「あぁ、とても楽しいよ、とても嬉しいんだ」


この日の事はとても良く覚えている
この日の事だけは、忘れたくても忘れられない
この日の事だけは、忘れてはいけない

災害を起こしたというのに、とても晴れやかな気分だった
嬉しくて嬉しくて、仕方がなかった
はやく彼の元へ行かなくては

でも、そこからなんだかぼんやりとしていて
思い出そうとしても思い出せない
忘れてはいけない事なのに
思い出したくない


「……」

そこから次に覚えているのは
彼を暗黒物質につくりかえた後だった
彼とお兄さんは確か、気を失っていたから
私は1人で居たと思う

「……あぁ……」

彼をつくりかえた副作用で
彼の目はひとつになった
それでもいい
それでも彼の顔は綺麗だったから

言葉も出なかった
嬉しくて仕方がなく
どうしてこんな事をしてしまったんだろうと
ずっとずっと苦しく

目が覚めたあとは
彼はとても驚いていた
暗黒物質になって、単眼になって
でも……

「ゼロさんが……助けてくれたんでしょう?」

彼は何も知らないから……
これは全部、私が仕組んだことだなんて
何も知らないから……

「ありがとう……ございます」

ありがとうなんて言わないで
私は彼に……酷い事をしたのに


結局、街は壊滅状態になった。
助かったのはおそらく、彼とお兄さんだけ。
彼は、少し悲しそうな顔をしてから、
私と一緒に行くと言ってくれた
暗黒物質として……ダークマターとして。



(いとゼロ様は完全にいとダークマターくんのアレ(語彙力)なので、
2、3でマターくんがカービィに倒されると
ありえないくらい激怒しますよ(謎情報)