二次創作小説(新・総合)

いーデザ・もうひとつの魂達 その3 ( No.13 )
日時: 2018/08/10 06:02
名前: 麻ふすさん (ID: PFFeSaYl)

※その2の続きですが繋がりは(ry
ふすデザとかかデザの小説のネタが見つかりません
ちなみにそれぞれのデザの同じ人達(いーカビとふすカビなど、それぞれの世界の人)は
全くの別人ですのでご注意を。




「皆様、そろそろ昼食の時間です……あら?」

空色の長い髪をなびかせながら、部屋に入ってくるローア。
船の一室のこの部屋の中には、フードを被った灰色の短髪の少年マホロアと、
同じく灰色のくせ毛で王冠を被り、マホロアによく似た見た目のクラマホ、
そして、その2人にもよく似た、羽の生えているマホロアソウルがいた。

「何をなされているのですか?」
「ババ抜きー」

マホロアソウルが子供っぽい声で答える。

「ソウルが暇だって言うから、倉庫から引っ張り出してきたんだよ」

マホロアの手札から1枚カードを取りながらクラマホ。

「大変だったヨォ?皆ホコリまみれなんだカラ!」

頭を手で払うジェスチャーをするマホロア。

わたくしに言ってくれれば、倉庫でもなんでも探しましたのに」
「イヤ、遊びの為にローアをこき使うノモどうかなっテ」
「でもねー、倉庫探検楽しかったよー!」
「ほんとほんと、俺達も知らないモンばっかでさ」

クラマホが手札を確認すると、1ペア揃っていたので、山場にカードを捨てる。

「この船の倉庫には、まだ皆さんがマスターになる前に入れられたものが多いので、
思わぬものが見つかるかもしれませんね……。
ところでそのトランプは、自前のものですか?」
「ウン。どっかの星で買ったのを、倉庫に放置してたンダ」
「お買い得だったよね!」

マホロアソウルが嬉しそうに言う。

「んー、ソウルは金銭感覚分かってねぇからなぁ」
「そーいうクラマホだって文字書けないでしょー!」
「あん!?俺は文字を書く機会がないから読めればいいんだよ!」
「アーハイハイ、喧嘩しないノ」

マホロアが今にも取っ組み合いになりそうな2人をなだめてからローアに言った。

「ソレデ、何の用ダッケ?」
「え?んー……あ、そう、昼食の時間ですよ。もう用意してあるので」
「ごはんー!」
「トランプの続きは腹ごしらえしてからだな」

マホロアソウルとクラマホが部屋を出ていく。

「手洗いきちんとしてくださいねー!」
「よーし、じゃあボク達もご飯食べよッカ」
「はい!」



(実はいーマホはイレギュラーな存在で、
他のソウル達はひとつの体にふたつの魂だったのに対し、
マホロアはひとつの体にふたつの魂ともうひとつの人格が入ってました。
ふたつの魂のうちひとつがソウルで、もうひとつの人格はクラマホです)