二次創作小説(新・総合)

いーデザ・積み木 ( No.34 )
日時: 2018/11/28 17:11
名前: 麻ふすさん (ID: PFFeSaYl)

※1ヶ月近く更新してませんでしたね。色々ありまして。
まぁ更新ペースは相変わらずですが今後もよろしくお願いします(適当)





クッキーカントリーの平野に、ひとつの青い船がある。
マホロアの所持する、天かける船ローアである。

「まほろあー、まほろあー」
「何してるノ2人共」
「マホソがどっかから出してきたんだよ。積み木」
「そんなの買っタッケ!?なんか変なカタチしてなイ!?ってかそれホントに木?」
「元から倉庫にあったやつじゃねーの?」

マホソとクラマホが積み木遊びに興じていると、船に1人の訪問者がやって来た。

「ン?誰ダロ……はいハーイ」
「あら、こ・ん・に・ち・は♪ですわ」
「ウワ……誰かと思ったらお前カヨォ……」

その姿を見てマホロアが明らかに嫌な顔をする。

「失礼ですわね。この!この秘書スージーがっ!わざわざこぉ〜んなイナカまで
出向いて差し上げたのですわよ?」

スージーがわざとらしく大きいモーションで話すと、マホロアは更に
嫌そうな顔になった。

「別に呼んでないし頼んでもないヨォ。何の用」
「冷たいのね。まぁいいわ……そう、ワタクシがわざわざここまで来たのは、
他でもない、アナタのせいですわ!よ!」
「イヤ、ボクのせいって言われてモ……ボクなにかシタ?」
「アナタ、この前うちの会社に遊びに来たでしょ?」

スージーがびしっと言うと、マホロアは面倒くさそうに頷く。

「その時……その後ろの2人も一緒に来てたわよね」
「そうだケド……」
「うちの備品が無くなってるのよ。アナタ達がやって来た日にね」
「だからッテ、ボクらが犯人だって決めつける理由はないヨネェ?」
「うちの会社は世界に、いや宇宙に名を轟かせる程の技術があるのよ?
犯人なんてすぐに分かるわ」

マホロアはしばらく考えてから、スージーに訊ねた。

「その備品ってナニ?」
「正確に言うなら備品というよりかは素材ね。廃棄になったキカイのまだ使える
鉄クズとかを再利用する為に回収してるの。エコってやつよ、エコ。
それで、その鉄クズをまとめて管理してたんだけど、減ってるのよね、数が」
「……………………」

マホロアは後ろを振り向き、積み木(のようなもの)を掴むと、手で叩いたり、
爪で少し引っ掻いたりして、また叩くと、それを持ってスージーに向き直る。

「…………イヤ、なんかごめんネ……」
「返してくれればそれでいいの。廃棄寸前の鉄クズだけどタダではあげられないわ」
「ウン……ってか、2人共……なんでコレ、持ち出してキタノ」
「俺は知らん」
「はいはーいはーいボクだよ。積み木で遊びたかったから持ってきたの!」

マホソが何も知らない無垢な瞳でそう言うので、スージーもため息をつく。

「……ま、いいわ。とにかくそれ返してちょうだい。あと積み木くらい
買ってあげなさいよ」
「欲しいなら欲しいって言ってくれればいいノニ……」

マホロアとスージー2人で鉄クズを回収し終わると、スージーはそのまま帰った。

「……鉄クズ、結構重かったんだケド……これで積み木してたノ……?」
「楽しかったよ!」
「なんというカ……何も知らないって怖いナァ」





(いや、ドリフレ3弾のみんな書こうと思ったら2人しか出せなかった)