二次創作小説(新・総合)

ふすデザ・パーティの合間に ( No.36 )
日時: 2018/12/24 18:37
名前: 麻ふすさん (ID: PFFeSaYl)

※年賀状とか忙しくて、やっぱ師走って感じですね(?)






「へぇ……結局誘ったの?」
「ボク絶対来ないにキャンディよっつ賭けれるヨォ?」
「そ、そこまでかなぁ……?」

パーティ会場では今会話しているアドレーヌ、マホロア以外にも目立つのは14人程、
その他にもたくさんの参加者が思い想いに過ごしていた。

「彼がこういう場所に来るの、私見た事ないもん」
「ボクも滅多に見ないヨォ?」
「まぁ否定はしないけど」
「彼の厄介な所は、それが照れ隠しでもなんでもなくただの面倒くさがりな
所だと思うんだ」

アドレーヌがケーキをつつきながら言う。
隣のマホロアも賛同するように大きく頷いた。

「来たら来たでびっくりしちゃう。明日は雪が降るかな〜なんてぇ」
「この時期に雪は珍しくなくない?」
「あっ確かに!え、じゃあ降った方がいいかも!」

そんな風にわちゃわちゃしていると……
会場の扉が開く音がし…………
閉まった。

「あっ!?」
「ドウシタノ?」
「い、今扉開いた!」
「エ、でも誰も入ってきてないヨォ」
「開けてそのまま帰ったんじゃない?部屋間違えたとか」

カービィは全速力で扉を開け、外に出て、その先数メートルの場所にいる人物に
タックルを仕掛けた。だがその人物はひらりとかわし、カービィは柱にぶつかる。

「いった!」
「……」
「その沈黙!やっぱりマルクだ!!」
「沈黙で相手を見極められるの?」
「そんな訳ないじゃん」

カービィはぶつかった衝撃で舞った埃を払うと、マルクに向かって言う。

「ちょっとちょっと、なんで帰ろうとしてるの?」
「別に、これを返しに来ただけなのサ」
「あ、サンタ人形。無くなってたと思ったら君が持ってたんだ?」
「……君が僕に押し付けたのサ」
「え、嘘ぉ」

マルクが差し出したサンタ人形を手に取ると、カービィは続けた。

「せっかくここまで来たんだし、やっぱパーティに出ようよ」
「予想以上に騒がしそうでやめたのサ」
「え、本当は来るつもりだったの?」
「本来の目的はサンタ人形。パーティはついでに覗いただけ」

そして帰ろうとするマルク。

「あーちょっとちょっと!待ってってば」
「……」
「君がパーティに来たら明日雪が降るの!お願い!来て!」
「僕は雨乞い道具かなんかなのサ?」
「ち、違うよ!ほら、珍しい事が起こると明日槍が降るとか、言うじゃん」
「…………雨乞い道具のがマシだったのサ」

また無理矢理帰ろうとするマルクを無理矢理掴むカービィ。

「あぁもう、別に僕がパーティに出なくても雪ぐらい降らせる事出来るんだけど」
「え、ほんと!?やってやって!」
「……」

マルクがちらっと外を見る。カービィもつられて窓を覗くと、真っ白な雪が……
大量に降っていた。

「ちょ、ちょーっとぉ!!ストップストップ!!こんな降らさなくていいよ!!」
「君が降らせろって言ったのサ」
「加減って知ってる!?」
「しょうがない……」

マルクがため息をつくと、外の雪は勢いを無くし、ちらちら舞う程度になった。

「これで満足?僕はもう帰るのサ」
「んー……まぁいっか!うん、気を付けてね」
「……随分素直に帰すんだね」
「改めて思うとしつこ過ぎたかなって。雪も降らしてくれたから。
ごめんね、ありがと!」
「………………」


「あ、カーくん!どこ行ってたの?メインディッシュ来ちゃったよ!」
「えっ待って!僕の分残ってるよね!?」
「はやく食べないトミーンナで食べちゃうヨォ?」
「あー!」

外には雪が降り積もり、あっという間に銀世界となった。

「カービィ、何しに行ってたノ?」
「え?あー……ちょっとトイレ」
「だいぶ全速力だったよね?そんなギリギリだった?」
「あ、えっと、うん、ははは……」






(オチが……(ry
ふすデザとかいーデザは書く度に原作を見失うので難しいです。
なんでこんな設定になったんだろうとか……考えるけど……分かんない……)