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二次創作小説(新・総合)
- いとデザ・忘れてはいけないこと ( No.4 )
- 日時: 2018/08/08 07:58
- 名前: 麻ふすさん (ID: PFFeSaYl)
「ゼロ様」
「……」
「……ゼロ様?どうかされましたか」
「……あぁ、ダークマターか」
赤いメッシュの入った真っ白な髪の毛の女性___ゼロは、深い紺色の髪の毛で、単眼の青年、ダークマターに声をかけられて我に返ったようだった。
「失礼、邪魔をしたでしょうか」
「いいや、大丈夫、少し考え事をしていただけだ。気にする事はない」
「そうですか」
「それで、何の用だ?」
「あ、大した用ではないのですが……」
しばらく立ち話をしたあと、ダークマターがたずねた。
「お答え出来る範囲で良いのですが、先程は何を考えていらしたのですか?」
「……少し、昔の事を思い出していたんだ」
ゼロは俯いて小さくため息をついた。
「たまにこうして、その事を思い出している。ずっとずっと前の事だから、忘れてはいけない事だから……」
ゼロはそう呟くと、こつこつと歩き出した。
「忘れてはいけない、私の犯した許されない罪を」
(少し短めですね。いとゼロ様とダークマターくんの過去についてはいずれ書こうと思っております)
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