二次創作小説(新・総合)

Re:法皇の緑とゴム人間 ( No.6 )
日時: 2018/10/09 00:05
名前: さとゆり (ID: vSTPbcxr)


今回は花京院とルフィのお話。
性格が正反対な彼らの共通点とは……?

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ここはリリーハウスの中庭。
草木が生い茂り、花壇には色とりどりの花が咲くこの場所は、一部の住人達の遊び場にもなっている。

花京院「やはりここは落ち着きますね」

緑の学生服を着た男……花京院典明は1人、庭の真ん中で静かに佇んでいた。

?「おーーい!典明ー!!」
花京院「この声は……」

声がした方へ振り返ると、麦わら帽子をかぶった少年がいた。彼は大きく手を振りながらこちらへ向かってきた。

花京院「ルフィでしたか」
ルフィ「ようっ!元気か?」
花京院「ええ、この通り元気ですよ」
ルフィ「しっしっしっ!そうかそうか!」

彼はモンキー・D・ルフィ。麦わら海賊団の船長であり、麦わら大船団の大頭(本人は否定的)であり、最悪の世代の1人である海賊王を目指す男。
ちなみに現在の懸賞金額は15億ベリーである。

ルフィ「なあなあ!前言ってた『スタンド』ってやつを見せてくれよ!」
花京院「……貴方はスタンド使いじゃあないでしょう?前にも言いましたが、スタンドはスタンド使いしか見ることができないんです」
ルフィ「うん。知ってる」

ルフィは花京院にスタンドを見たいと言い出した。
しかし当の花京院はスタンドはスタンド使いしか見ることができないと反論する。

花京院「……言っておきますが、普通の人間には見ることは不可能ですよ」
ルフィ「おれはただの人間じゃねェぞ。ゴム人間だ」
花京院「知ってます」

花京院が普通の人間には見ることは不可能、とぴしゃりと言い放つ。
それに反してルフィは自分はゴム人間だと主張した。
もちろん花京院もそのことは十分知っている。

ルフィ「そこまで断られるんなら、おれにも考えってもんがあるんだ」

そう言ってルフィは半ズボンの右ポケットに手を入れ、何かを探り始めた。
そして数秒もしないうちに何かを取り出し、手のひらを広げそれを花京院に見せる。
……そこにあったのは、普通の黒ぶち眼鏡だった。

花京院「……何ですか、それ」
ルフィ「これか?これはなー、『幽波紋スタンドメガネ』だ!」
花京院「……幽波紋スタンドメガネ?」
ルフィ「作者が作ってくれたんだ!すごいだろー!!」



説明しようッ!
幽波紋スタンドメガネとは、この世界の創造主・さとゆりが作り出したアイテムであるッ!
このメガネを掛けることで、誰でもスタンドを見ることができるようになるのだッ!



花京院「……本当に見えるんですか?」
ルフィ「もちろんだ!作者も絶対に見えるって言ってたから大丈夫だ!」
花京院「あの人がそう言うなら心配ないですね」
ルフィ「なあ、掛けていいか!おれ、早くお前のスタンド見てーんだ!」
花京院「どうぞ」
ルフィ「しっしっしっ!やった!」

花京院は本当にそれで見えるのか、と問うと、作者が絶対に見えると言っていたから大丈夫だ、とルフィは答える。
花京院はそれを聞くと安心した。
ルフィがワクワクしながら花京院に早くメガネを掛けたいと伝えると、彼はそれを快く承諾した。

ルフィ「…………よし。どーだ?おれ、メガネちゃんと掛けてるか?」
花京院「ええ。ばっちりですよ」
ルフィ「おー、そっか!よかった!」

ルフィはメガネのテンプルを広げ、その状態のまま目の方へ持っていき、両耳にしっかりと掛けた。
掛け終わった後、花京院にちゃんと掛けているか確認をしてもらうと、ばっちりという答えが返ってきたので、ルフィは満足した。

花京院「では、準備もできたようなのでお見せしますね」
ルフィ「おう!」


花京院「法皇ハイエロファントグリーン!」

花京院が叫んだ直後、彼の背後に光る緑色の人型スタンドが現れた。
これが花京院のスタンド、『法皇ハイエロファントグリーン』だ。

ルフィ「すっげー!」
花京院「これが僕のスタンドさ」
ルフィ「ん?なんか網みてェのがあんなー。なんかメロンみてェだな」
花京院「それ、承太郎にも言われたよ。光るメロンみたいだって」
ルフィ「しっしっしっ!あいつおもしれーな!」

ルフィは目をキラキラさせながらスタンドを見つめた。
そしてよく見ているうちにメロンみたいだ、と呟いた。
それを聞いた花京院は以前承太郎に同じことを言われたと答えた。
ルフィはそれを聞くと楽しそうに笑った。

ルフィ「なあ、お前のスタンドってどんな力を持ってんだ?つえーのか?」
花京院「僕のスタンドは体を紐状にすることができます。太さも自由自在に変えられるし、人間の体内にも潜り込むこともできます。ちなみに紐は最大100m以上伸ばせますよ」
ルフィ「おれもすっげー伸びるぞー!」
花京院「そういえば貴方はゴム人間でしたね」

花京院の『法皇ハイエロファントグリーン』は体を紐状にし、その紐を伸ばすこともできる遠距離操作型スタンド。
ルフィは超人パラミシア系悪魔の実"ゴムゴムの実"の能力者。体をゴムのように伸ばしたり縮めたりできる、いわばゴム人間。
……そう、どちらも"伸ばす"力を持っているのだ。



続きますよォ〜