二次創作小説(新・総合)

友人の身内ってあんまり印象にない(その1) ( No.284 )
日時: 2019/06/18 19:07
名前: ゆめひめ (ID: Lay1j2X4)

久々&令和最初の更新です!
そういえばニンダイでドラクエ主人公(勇者)&バンカズ参戦が決まりましたね!!ドラクエの参戦はマジで泣いたし、バンカズはのりはさんが泣くぞ・・・
しかし、彼らを超える後2人の追加ファイターって誰だ・・・?




カタリナ「マルス様の言ってましたお菓子はこれで良かったですよね?」
セシル「えぇ、これで全部だったわ!」


アリティアの町中で第七小隊の女子2人が買い物をしている。2人の可愛らしい光景を見ていたらどこにでもある日常の風景のように見えるが、ギャグ小説というのは女性でも容赦なくこういう平和な光景をじわじわと崩れさせていくものなのである。


カタリナ「そういえば最近アリティアで変質者が現れるみたいなんですよ」
セシル「ウソでしょ?アリティアも物騒になったわね・・・;」
カタリナ「そうですね・・・令和も始まってるのですから令和の始めくらいは平和に暮らしたいですのに・・・」
セシル「まぁそれもそうだけど・・・けどそれよりもどっかの「ら」の付く奴と出くわすよりはマシでしょ・・・;」
カタリナ「え?「ら」の付くやつって?」
セシル「あ、カタリナは気にしなくていい・・・わ・・・?」
カタリナ「セシル?どうしました?」
セシル「今、何か視線を感じたような・・・」


最近アリティアでは変質者が現れるという事が多いらしい。これは女性陣2人にとってはただ事ではなく、2人に何やら嫌な気が感じ始める。それが表れるかの様に、セシルが背後から誰かに見られてる気がするという。これを聞いて2人に緊張の糸が走る・・・


カタリナ「視線って・・・まさか言ってた変質者じゃないですか・・・?」
セシル「え、縁起でもない事言わないでよ!?で、でもまぁ、言われてみると否定も出来ないけど・・・!」
カタリナ「いるとしたら私達も危険ですよ・・・!」
セシル「カタリナ、離れちゃダメ・・・!」



スッ・・・



カタリナ、セシル「そこかァァァァァァ!!!」
男「ぶぐぼふぉぉぉぉ!!?」



おい、怯えている割にはメッチャ殺る気満々じゃねーか。背後から誰か来たと察した2人は氷華を発動したり手元の剣で斬りかかったりと男をボコボコにする。そんな彼女たちの元に第七小隊の男たちがやって来る。


クリス「2人共!随分遅くなってるが何が・・・って、何してんだァ!?」
カタリナ「あっ!皆さん丁度いい時に!!」
セシル「こいつ変質者よ!!あたし達を狙って背後から近づいて来たのよ!!」
男「ち、違う・・・僕はただ道を尋ねたくって・・・;」
ライアン「って言ってますけど?」
ルーク「ボコボコにされてる割にはまだ生命力がある奴d・・・」
ロディ「ルーク?どうした?」
ルーク「・・・おい、ちょっと待て。こいつ・・・?」


同僚の女子2人が知らない男をボコボコにしてる光景を見て第七の男たちは目を丸くする中、そのボコられている男を見てルークは何かに引っ掛かる様な表情で男を見つめる。するとボコられてる男もルークの事に気がついた様で、よろよろになりながらもルークに声をかけた。


男「・・・あっ、ひ、久しぶりだね・・・;ルーク・・・;」
セシル「え?し、知り合い?;」
ルーク「・・・あーっ!?」









ルーク「やっぱり!!兄貴じゃねーか!?」
ルーク以外の第七「Σ兄貴ぃ!?」






『友人の身内ってあんまり印象にない』






マルス「え?言ってなかったっけ?今日ルークのお兄さんが来るっていうの。その為のお菓子を買って来いって」
カタリナ「え;じゃあマルス様が言ってたお客さんって、この人だったんですか・・・;」
ルーク兄「クラウスです。いつも弟のルークがお世話になってるね」
ルーク「兄貴ぃー!来るんだったら連絡くらいよこせよー!!」
クラウス「あはは、悪かったから抱き付いてくるなよ」


あれから第七小隊はルークの兄という男を連れて城に戻った。男の名はクラウスといい、その人は今日丁度来ると言っていたマルスの客人だったという。


セシル「はぁ、先ほどはすみませんでした・・・;まさか身内の方だったなんて・・・;」
クラウス「別に良いよ。僕も急に近づいてきて、こっちにも非はあったから;あ、これマルス様へのご挨拶に用意した手作りのガトーショコラなんだけど、良かったらお近づきの印にみんなでいただいてよ」
カタリナ「あ、ありがとうございます;しかしルークにこんな優しそうなお兄さんがいましたなんて・・・」
クリス「あぁ、とてもアホのルークと同じ遺伝子を継いでるとは思えないな・・・」
ルーク「おい聞こえてるぞ(睨」
ライアン「あれ?そういえばロディさんってクラウスさんの事はご存じなかったのですか?」
ロディ「いや、私もクラウス殿の事は前から知っていたが、こうして対面する事は滅多になかったものでな・・・」
クラウス「あぁ、確か僕が最後にロディを見たのはまだロディもルークも幼い頃だったからな~・・・僕も今のロディの姿を見るのは初めてになるね」
クリス「そうなのか・・・あ、こっちからまだ名乗ってませんでしたっけ?俺は・・・」
クラウス「あぁ、他のみんなのこともルークから聞いてるよ。セシルにライアンくんにカタリナ、そして隊長のクリスだね?」
クリス「は、はぁ・・・そんな、あのルークから聞いていたなんて・・・」
クラウス「確か、地味だったり毒舌だったり暴力女で有名なんだって?」
クリス、ライアン、セシル「お前どこを教えてやがる」
ルーク「事実じゃねーかよ」
カタリナ(私の事は言わなかったんですね・・・;)
ロディ(いや、スライム作るなんて知ったら目を丸くするだろう;)




ルークの兄貴、クラウス 感想・まだ

友人の身内ってあんまり印象にない(その2) ( No.285 )
日時: 2019/06/18 19:13
名前: ゆめひめ (ID: Lay1j2X4)

クラウスは第七小隊の事も弟から聞いていたのでよく知っており、常に優しい笑みを浮かべている。こんな優しそうな人がアホのルークと同じ遺伝子が通っているなんて本当に信じられんな(オイ)。つかルーク、お前もお前で実の兄に何を教えてるんだよ。
先ほど女性陣2人の早とちりでボコられたが、同僚の関係者と知って第七小隊は和気あいあいとクラウスと打ち解ける。そんなクラウスの様子を見たマルスは・・・


マルス「・・・そうだ。ルーク、久々に兄さんに会えたのだから今日は兄さんと共に街を出歩いたらどうだい?」
ルーク「Σえ!?い、良いんですか!?」
カタリナ「え?でもクラウスさんはマルス様とご用事があったのでは・・・」
マルス「用事なら後からでも大丈夫だよ。今は兄弟の久しぶりの再会に一緒にいてやりなよ」
ルーク「あ、ありがとうございます!!よっしゃ、そうと決まれば兄貴!早く一緒に行こうぜ!!」
クラウス「分かった分かった。分かったからそう引っ張るなよ。いや~すみませんねマルス様。わざわざこんな機会を設けてもらって・・・」
マルス「良いよ良いよ。たまには兄弟仲良く街を観光してきなよ」


マルスはクラウスとルークの兄弟で街を歩いてきても良いと言い出したのだった。自分の騎士をレンタル彼女&彼氏で騙したり、ラスボス役で登場したり、理不尽な内容のクイズ大会を披露したりしてる腹黒王子がまさかの兄弟一緒にいる時間を与える事にいつも腹黒の被害に遭う騎士達は目を丸くする。しかし、ルークの方は腹黒からの提案に衝撃を受けつつも、久々に兄といられる事に喜び、早速主君の言葉を受けて兄と共に城下町へ飛び出していったのだった。


ライアン「行っちゃいました・・・」
セシル「なんか、あんなに大はしゃぎするルークの姿ってのも珍しいわね・・・」
ロディ「ルークはクラウス殿の事を本当に尊敬していたからな・・・あいつあぁ見えて毎月クラウス殿に仕送り送ってたし、私にもよく言っていたな。「俺の自慢の兄貴だ!」って・・・」
セシル「マジで、意外」
カタリナ「はぁ・・・;でもそれほどクラウスさんの事が大好きなんですね・・・」
クリス「それにしてもマルス様も珍しいな・・・腹黒のマルス様がいつもバカやって説教させられるルークにあんな事言うなんて・・・」
マルス「なに、僕だってたまには優しいんだよ。それより、みんなも2人と一緒に行ったらどうだい?何かルークの面白い話聞けるかもよ?」
クリス「あんたそれを聞き出して俺達に教えてルークの弱みを掴むつもりだろ」
マルス「ほぉ、さすが何年も近衛騎士やってる割にはそこらへん察してくれてるね」
クリス(やっぱこいつはさすが腹黒だよ)
カタリナ「まぁ行ってみませんか?私もクラウスさんのお話聞いてみたいですし・・・」
クリス「あぁ、確かにクラウス殿の事は俺も興味あるな」
セシル「そうね、そうと決まれば行ってやろうよ!!」


クラウスは礼儀正しく、どんな時も優しい笑みを浮かべており、とてもルークと同じ遺伝子を継いだ兄としては驚きで、ルークもルークで兄の事を大切にする意外な一面がある事に、ロディ以外の第七はますますクラウスに興味を持つ。そうして結果、第七小隊はルークとクラウスの後を追って行ったのであった・・・


マルス「いや~流石出来の良い兄さん。クリス達にもあそこまで人気が出るとは・・・」
シーダ「あら、なんだか今日はみんな(良い意味で)賑やかですね?」
マルス「カッコの中が気になるな。あぁ、言ってたルークの兄さんが来たんだよ。それで今は街を観光して来いって」
シーダ「あぁ~なるほど、それでみんなが・・・・・あ、でも・・・」






シーダ「ルークのお兄さんが来たという事は、『あの事』についてですか・・・?」
マルス「・・・・・・」





~~~~~~~



~城下町~



クラウス「ホント、ロディもしばらく見ないうちに大きくなったものだね。ルークよく再会した時ロディだって見抜けたね?;」
ルーク「そうなんだよ~アリティア城に向かう最中に立ち寄った町でバッタリ会ったんだよ。俺も最初は「なんかどっかで見た事あるな・・・?」って思って、もしかしたらって思って声をかけたらホントにロディだったんだよ!・・・けど、兄貴も元気そうでなによりだぜ。身体の方も大分回復してきたってマルス様から聞いてたけど、ここまで回復するとは・・・正直さっきカタリナちゃんとセシルにボコられた時よく無事だったなと思ったぞ;」
クラウス「それは僕もいきなり近づいて2人に悪い事したと思ったから・・・;本気出した女の子は本当に強いからね・・・;ルークも手紙じゃあの女の子にボコボコにされたんでしょ?」
ルーク「いや、俺がボコボコにされたのはハチマキをしてるセシルだけだよ。にしても兄貴も相変わらず心が広いもんだな。あのガトーショコラもマルス様にあげるはずだったのを俺達にあげるなんて・・・」
クラウス「いやいや、あの子達も元々僕の為にお菓子を用意しようとしていたんだからこれでおあいこだよ。ただ・・・;」
ルーク「ん?」
クラウス「あれ、元々はシュークリームを作ったんだけど、どういう訳かガトーショコラになっちゃって・・・;」
ルーク「」


アリティアの城下町。腹黒王子マルスから珍しく一緒にいる時間をもらった2人は第七小隊や近辺の話で盛り上がっていた。2人は前から手紙やマルスを通じて近況を把握していたが、会話の中には手紙や人越しでは詳しく聞けない内容もあって会話も弾んでいく。つかクラウス、あんたミラクルクッカーだったのかよ;




感想・まだ

友人の身内ってあんまり印象にない(その3) ( No.286 )
日時: 2019/06/18 19:23
名前: ゆめひめ (ID: Lay1j2X4)

ルーク「そういえば兄貴って今日マルス様に用があったから来たんだよな?何があったっていうんだ?」
クラウス「あ、うん・・・その事についてだけどね・・・・」
ライアン「あっ、いましたよ!クラウスさーん!!」
クラウス「あっ・・・(あっ、ゴメン、詳しい事はまた後でで良いかな?)」
ルーク「あいつら?(え?お、おぅ・・・)」


と、そこに2人の後を追ってきた残りの第七小隊達が来たのだった。


クラウス「みんなどうしたんだい?」
カタリナ「いえ、折角ですし私達もクラウスさんのお話を聞いてみたかったので・・・」
セシル「あのルークのお兄さんのことだからそれ相当の武勇伝とか持っているかもしれないし!」
ルーク「・・・で、お前ら全員でついて来たのかよ・・・」
クリス「あ、あはは・・・まぁな・・・」
クラウス「まぁまぁ、良いじゃないか賑やかで。でも僕は人に自慢できるような武勇伝は持ってないよ」
セシル「なーんですか、つまらないの・・・」


ルークは久しぶりに兄といられたひと時を邪魔されて不服気味であるが、クラウスはそれでも笑みを絶やさない。こういうところが兄弟の懐の違いだろう。


クラウス「・・・それにしても、アリティアもしばらく見ないうちにすごくなったね」
カタリナ「え?クラウスさん、しばらく見ないうちって・・・?」
クラウス「あ・・・あぁ、実はちょっとしばらく街中に出れない時期があってね、こうしてゆっくり街中を歩く機会がなかったんだ。だからマルス様からこの時間を与えてもらえたのは、久々に街を見れて嬉しかったよ」
カタリナ「そ、そうだったのですか・・・でも、それならやっぱり私達はちょっとお邪魔虫だったでしょうか・・・」
クラウス「いやいやそんな事ないよ。みんなルークと仲良い感じだし、みんなで見ている方が楽しいじゃないか」
カタリナ「そ、そうですか・・・そう言って下さると、私達も嬉しいです」
クリス「なんだか、クラウス殿って本当に心が広い方なんだな・・・」
クラウス「そうかなぁ?確かによく言われるんだよね」
ルーク「・・・・・・」


どうやらクラウスにはルークと会える事の他にも、街に出る事が久しぶりだったらしい。でもクラウスは、それなら大勢でいる方が楽しいとクリス達がやって来たのは間違いではないと言う。常に穏やかな笑みを浮かべるクラウスにクリス達も自然と笑い顔を露わにするが、弟であるルークは兄との時間を邪魔されたのか不服なのか1人浮かない顔をしていた。


ライアン「あの、ところでルークさんって子供の頃はどうだったのですか?」
クラウス「え?ルークの子供の頃・・・?」


そんな中、ライアンはクラウスにこんな事を聞いた。同じ弟だという事を知って、同じ兄弟でも幼い頃や家での様子に興味がわくのであろう。その思いに答える様にクラウスは幼い頃の思い出を語りだす。


クラウス「そうだね・・・ルークは小さい頃はいたずらっ子なところがあって、家を抜け出してロディの元へ遊びに行ったり、召使い達によくイタズラしてたりしていたかなぁ・・・」
ライアン「はぁ・・・そういうところは変わってないんですね」
クラウス「変わってない?」
クリス「あぁ、俺達がカタリナとセシルにボコられてるクラウス殿に会う前も、こいつがマルス様の靴の裏に画鋲刺しまくった事がバレて腹パンされてたから・・・」
クラウス「あはは、それは確かにルークっぽいね」
セシル(怒らないで笑い飛ばしてるわよ・・・心広すぎるでしょ)
ルーク「だから別にガキの頃は大したことなi・・・」






クラウス「けどルークにも可愛いところあって、昔僕がプレゼントしたぬいぐるみをとても大切にしてたんだよ」
ルーク「Σブーーーーーーーーーーーッ!!?”;・´、゜・”:`。(°ε°;)」
他5人「Σルークが盛大に吹き出したァ!?」






クリス「そ、そんな事あったのか・・・;」
クラウス「うん、それに子供の頃は僕と一緒に寝たがってた事もあってさ~」
ルーク「いいいいいいきなり変な話始めんなよ!?大体それは兄貴が怪談話ばっかしてきたからだろうがよ!?」
カタリナ「ルークにもちょっと可愛らしい時期があったのですね~」クスクス
ルーク「Σだぁぁぁぁーーーー!!?カタリナちゃん、今の話は聞かなかった事にしてくれぇぇぇぇぇーーー!!?///;;;」
クラウス「あと女の子好きなのは相変わらずで、女の子の探し物を見つけようと、ロディと一緒に森で迷子になった事もあったんだよ。あれには流石に僕も心配したよ;」
ルーク「あ゛ぁもう恥ずかしいから止めろってば!!?;;;」
ロディ「ク、クラウス殿、私の事まで出さなくても・・・;」


子供の頃の昔話を淡々と陽気に話すクラウスにルークは火の玉の如く顔を真っ赤にしながらクラウスの話を遮ろうと慌てふためく様子を見て他は若干引きつつも、2人の兄弟仲はそれほど良いという事がとても分かると認識するのだった。


クラウス「けど・・・やっぱりルークは『強い子』っていうのが、僕の中で強い印象となっているかな・・・」
カタリナ「え?それってd・・・」
メガネ「あっ!?第七小隊さん!!」
ヘッドホン「・・・と誰?」
カタリナ「あっ、メガネさんとヘッドホンさん!」
ルーク「(ギュビィン!)おい、今の話聞いてなかったよな?(ドスの低い声で睨む」←ものすごいスピードで2人の前まで詰めてきた
メガネ、ヘッドホン「な、何の話?;(い、今の、瞬間移動並にすごい速さだった・・・;)」
クリス、カタリナ、ライアン、セシル(さっきの話、それほど他人に聞かれたくない話だったの(か・ですか)・・・;)


と、そこにまたある人物・・・いや、イカ物が来た。それはメガネくんとヘッドホンちゃんの2人だ。と、2人の姿をとらえたルークは今までに聞いたこともない効果音と共にソニック並の速さで2人の前まで詰めている傍ら、クラウスは2人をみてきょとんとしてる




ブルーチームがやって来た 感想・まだ

友人の身内ってあんまり印象にない(その4) ( No.287 )
日時: 2019/06/18 19:31
名前: ゆめひめ (ID: Lay1j2X4)

クラウス「あれ?この子達もみんなの知り合いかい?」
ルーク「あっ、そっか。兄貴にもまだ紹介してなかったか。こいつらはハイカラシティから来たブルーチームの面々だよ」
ヘッドホン「えっ、兄貴って・・・」
クラウス「そうなんだ。初めまして、ルークの兄のクラウスです。いつもルークがお世話になっているね」
メガネ、ヘッドホン「Σお兄さん!?ルークに兄さんがいたの!?」
ライアン「まぁ、最初はそんな反応しますよね」
ルーク「どういう意味だオイコラ」
クリス「そういえばお前達はここに何しに?」
メガネ「今日はヘッドホンちゃんの試合があったから試合終わりにちょっと寄り道していこうと思って。あ、試合って言ってもスマブラのだけど・・・」
クリス「そうか、ヘッドホン達は最近スマブラに参戦したのだっけな」


ブルーチームは今日スマブラの試合があったらしく、その帰りにアリティアに寄りに来たそうだ。ちなみにうちのスプラ組はスマブラ参戦を期に、スマブラ組としても活躍する事になりました。ところで、ここにいるのはブルーチームのまともコンビで、アホコンビがいない様だが・・・


クリス「おい、ところでゴーグルとニットキャップの姿が見えないんだが・・・?」
メガネ「い、いや・・・あの2人は・・・;」
ライアン「(Σあっ;)・・・カタリナさん、ちょっと兄さんにおつかい頼まれていたの忘れてたので一緒に来てくれますか?」
カタリナ「え?あ、はい・・・」
クラウス「?」


と、ライアンがカタリナを避難させたその直後・・・;










BGM:これが裸舞だと分からずに





ゴーグル「ぬーぬーヌーディックセンセーショ~ン♪」
ニットキャップ「うえーい」アハハー
街民一同「」←裸族技の犠牲に






全裸で暴れるゴーグルとひれおくんの着ぐるみ(顔だし)を着てノリノリになってるニットキャップが出てきました;



メガネ「ゴーグルとニットキャップちゃん、ヘッドホンちゃんのとは別の試合のチーム戦で勝って祝勝会ってまたああ騒ぎしてんだよ・・・;」
クリス「あいつスマブラでもあんな調子なのかよ・・・;」
ヘッドホン「うちはスマブラの試合はわたしやライダーくんやS4のみんながよく呼ばれるんだけど、ゴーグルくんとニットキャップちゃんが呼ばれた時のみんなの絶望っぷりが尋常じゃないんだよね・・・;ゴーグルくんの場合は同時にお仕置き組のみんなの滅殺力も上昇するけど;」
セシル「その時のみんなの心情察するわ;」
ヘッドホン「ちなみにその試合の相手はクロムさんとルイージさんのチームと、キンちゃん(キングクルール)とファルコさんのチームだったってのが2人の勝利ってのもあるけど;特にクロムさん、あれがうちの世界での初試合だったそうで・・・;」
クリス、ロディ、セシル「・・・・・・;」


先ほどのヘッドホンの発言に、3人は心の中でゴーグルの犠牲になった4人に合掌した・・・・;Σつか、今頃気づいたけどさりげなく新しい裸族ソング生まれてるじゃねーかァァァァァ!?しかも元ネタリンカーンの底ぬけプレジデンツの「これが恋だと分からずに」だよな!!?
たった一瞬で城下町がカオスに染まってる中、クラウスはというと・・・


クラウス「あはは、けどブルーチームのみんなって中々楽しそうだね」
ロディ「クラウス殿、よくあれを見て笑ってられるな・・・;」
ルーク「ぶっふぉwwwwwwまたゴーグルがやらかしてるwwwwwwニットキャップちゃんもまさかあのひれおくんの着ぐるみで登場とかwwwwww」
セシル「あんたも笑ってんじゃないわよ!!」
クラウス「まぁまぁ、騒がしすぎるのはちょっとだけど、元気があって良いじゃないか。それに・・・」




クラウス「・・・ルークがあんな風に笑っていられたら、それで良いよ・・・」




ロディ、セシル「・・・?」
クリス「クラウス殿?それはどういu・・・」





ドッゴォォォォォォン!!!





クリス、ロディ、セシル「Σあぶなっ!!?(緊急回避」
クラウス「Σうわっ!?(緊急回避」
マルス「お前ら人の城下町で何してんだオイコラ(E,竹で作ったファルシオン&スマッシュボール」
ゴーグル、ニットキャップ、ルーク「」←必殺の一撃がクリーンヒット
ヘッドホン「マ、マルスさんいつの間に・・・;」
マルス「あぁ、そろそろクラウスを呼び戻そうとここまで来たらゴーグルがバカやってたからちょっと黙らせただけだよ」
クラウス「あの、その中に僕の弟混じってますが・・・;」
マルス「うん、わざと」
クリス、ロディ、セシル、クラウス、メガネ、ヘッドホン「Σわざと!!?」
ルーク「おいわざとで切り札はねぇだろこの腹黒!!」ムクッ
クラウス「あ、生きてた」


と、そこにクラウスを呼び戻しに来たマルスが(必殺の一撃で)やって来た。クラウスの目の前でもルークに容赦なく最後の切り札をぶち込むあたり、やっぱり自分の騎士の兄弟でも容赦ない腹黒王子であった。


メガネ「と、兎に角うちのゴーグルを黙らせてくれてありがとうございました;(ゴーグルを引きずる」
ヘッドホン「じ、じゃあわたし達はこれで失礼しますね;ニットキャップちゃんもいくよー;」
ニットキャップ「はーい(頭にタンコブできてる」アハハー
セシル(あの必殺の一撃喰らったのにタンコブで済んでる・・・;しかも笑っていられるとかすごい生命力だわ・・・;)
クリス「お、おう;気を付けて帰れよー;」
マルス「さて、クラウスもそろそろ時間だから戻るよ」
クラウス「はい、分かりました」
マルス「あ、そうだルーク」
ルーク「?」
マルス「・・・君にもちょっと話したい事もあるから、夜頃になったら来てくれないかな・・・?」
ルーク「え・・・はぁ・・・」
マルス「んじゃ、戻ろっか」
クラウス「はい。あ、みんなはもう少し街をまわってていいよ」




正直ブルーチームが出てきた時点で嫌な予感がしてた人は挙手 感想・まだ

友人の身内ってあんまり印象にない(その5) ( No.288 )
日時: 2019/07/01 17:40
名前: ゆめひめ (ID: Lay1j2X4)

そんなわけでブルーチームもその場から帰っていき、マルスとクラウスも城に戻って行った。そこへ彼らと入れ替わりになる様にカタリナとライアンが戻ってきた。


ライアン「ただいまでーす。あいつらはもう大丈夫ですよね?」
クリス「あぁ、マルス様が一撃で沈めた」
カタリナ「あいつらって?」
セシル「あ、カタリナは気にしなくて良いわ;」
ルーク「・・・・・・」
ロディ「ルーク?どうした?」
ルーク「・・・あ、いや、何でもねぇよ!」
ロディ「? なら良いんだが・・・」


クリス「・・・?」
カタリナ「クリス?どうかしましたか?」
クリス「いや、なんかクラウス殿が来てから、ルークの奴少し寂しそうに感じて・・・」
カタリナ、ライアン、セシル「え?」
ライアン「そうでしょうか・・・?いつもと対して変わらないと思うのですが・・・」
セシル「気のせいなんじゃない?クラウス殿は今日、マルス様に用事があって来たのだから、用事が終わってしまったら帰っちゃうんだからそれが寂しいんじゃない?」
ライアン「あぁ~なるほど・・・確かに久々にお兄さんに会えたのにもう帰ってしまうなんて、寂しいですもんね・・・」
クリス「あぁ・・・そうなら良いんだが・・・」



~~~~~~~



カタリナ「ふわぁ・・・眠い・・・」


その日の夜、カタリナは1人城の廊下を歩いていた。遅くまで書庫で本を読んでいた為、気がついた頃にはこんな夜遅くになっていた。等間隔に並ぶ窓から月の光が彼女を照らす中、昼頃に(主にゴーグルとニットキャップのせいで)中々絡めなかったクラウスの事が頭をよぎった。


カタリナ「そういえばクリスもセシルもクラウスさんについてどうのこうの言ってましたね・・・どうしたのでしょう・・・?でも、クラウスさんって本当に優しくて良い人でしたなぁ・・・本当にルークと同じ遺伝子が通っているんでしょうかね・・・;」
「・・・んだけど・・・」
カタリナ「?」


するとクラウスの事をふと考えてたそばから近くの部屋からクラウスの声が聞こえた。何かあったのか気になったカタリナは、声が聞こえた部屋を覗いてみる。するとそこにはクラウスの他にもマルスとルークがいたが、3人の顔つきは何やら神妙であった。


カタリナ(あれはマルス様とルークとクラウスさん・・・?クラウスさん、まだ帰っていなかったのですね・・・それにしても一体何を・・・?)
マルス「・・・でも構わないさ」
ルーク「そうですか・・・けど・・・」
クラウス「うん・・・もだいぶ・・・ってきたから・・・」
カタリナ(うーん・・・やっぱりここからだと3人が何の話をしているのか聞き取りにくいですね・・・;)


扉の隙間からでは声が聞こえても間間しか聞こえない。すると・・・


クラウス「・・・ルーク」










クラウス「・・・君にはたくさん迷惑をかけてしまって、本当に悪いと思ってるよ・・・だからこそ・・・・・っているんだけど・・・」


カタリナ(え・・・?)





クラウスから聞こえた言葉にカタリナはきょとんとした。クラウスがルークに迷惑をかけた・・・?




カタリナ(迷惑をかけた・・・?クラウスさんが・・・?)
クリス「カタリナ?何しているんだ?」
カタリナ「あっ、クリス・・・いたのですね・・・」
クリス「いや、風を当たりに来ただけで通りかかっただけだが、地味に傷つくなオイ;」
カタリナ「それはそうと・・・ここではちょっとあれなので、向こうで話をしたいですので・・・」


そこにクリスが通りかかる。今の話をしたいのだが、ここでは3人に気づかれてしまう。カタリナはこの場から離れて違う場所に移動する。


クリス「話ってのは・・・?」
カタリナ「あ、あのですね・・・先ほど、マルス様とルークとクラウスさんが会話しているのを聞いたのですよ・・・」
クリス「会話・・・?何の話だ?」
カタリナ「それが・・・詳しい話は聞き取れなかったのですが、クラウスさんがルークに迷惑をかけたって・・・」
クリス「迷惑をかけた・・・?」
カタリナ「はい・・・」





カタリナ「私・・・なんか不安なんです・・・これから何か大変な事が起こりそうな・・・そんな気が・・・」





クリス「・・・まぁ、考え過ぎだろう。あのバカに限ってそんな事ないだろう」
カタリナ「クリス・・・」
クリス「今日はもう遅い。明日の朝、あいつに問い詰めれば良いさ。今日は寝よう」
カタリナ「そ、そうですね・・・」


今は色々悩んでも、本人に聞くことが出来なければ仕方がない。話を聞くのなら明日の朝にしようと、2人はそのまま部屋に戻って眠りについた・・・



~~~~~~~



ライアン「大変ですー!!;」
クリス「ん・・・んぅ・・・?」


翌朝、クリス達は大きな声で目を覚ます。目を開けるとライアンが何やら青い顔をして焦っていた。


カタリナ「どうかしました・・・?」
ライアン「ルークさんが・・・ルークさんがこんなのを残して・・・!」
ロディ「ルークが?」


小さな弓兵の手にあるのは一枚の紙切れであったが、その紙きれにはこんな事がつづられていた・・・














「すまねぇ。突然の事だけど、俺はアリティア騎士を辞める事にした。
 本当だったらお前らにも一言残してから行きたかったけど、
 俺はバカだからそれらしい言葉が思いつかねぇから黙って行くことにする。
                          ルーク」





クリス、カタリナ、ロディ、セシル「!!?」






続く





~おまけ・新裸族ソング「これが裸舞だと分からずに」歌詞~




『師匠から学んだことは何だろう
 
 ケツタンバリン 裸族バイク ズボンワイルドひっちぎり
 
 だけども中々極めれない なぜなら頭は師匠でいっぱい
 歌っていただきましょう (※グループの名前)で「これが裸舞だと分からずに」』
(※↑前口上)



にぎわう裸族の中でも ひときわ美しいマリオ師匠

あの(あの) あの(あの) あの技は何だろな?


「(※裸族技の名前)!」


ぬーぬーヌーディックセンセーション

これが裸舞だと分からずに ケツを叩いた ミックスPon




ゴーグル「この曲は歌も良いけど、本家でもウドちゃんが力を入れてた前口上だよ!この曲も前に披露した裸族プリンセスラップも裸族3人グループで歌うのがオススメなんだけど、この前口上はグループに入りきれなかった裸族やギャグカオス組なども参加できるよ!!歌詞の途中にある合の手も色んなパターンが出来るから盛り上がる事間違いないぜー!!」
メガネ「ゴーグル、ライダーが呼んでるみたいだけど?」



引き続き、『ギャグキャラはそれ相応のシリアスな過去を抱えている』をお楽しみ下さい。