二次創作小説(新・総合)

子世代男子の退屈(その1) ( No.292 )
日時: 2019/07/31 17:06
名前: ゆめひめ (ID: Lay1j2X4)

今回は長編から少し外れてハルヒパロをお送りしようと思います。
最初に暗い話注意。









【※胸糞注意】前書き




皆さんは、7月15日に起こった大事件をご存じですか?
世界中の人々を震撼させた【京都アニメーション放火事件】です。
たった1人の男の凶行により、日本のアニメの未来を担うクリエイター達が襲われ、7月31日現在、35人の未来が奪われました。
私も当時、最初は「京アニってハルヒのアニメの!?大変やな・・・」と、単なる火災事件かと思っておりましたが、続報が出てくるにつれ、ガソリンによる放火や逃げ遅れた人がいるという事、時間が経つにつれ犠牲者が増えていき、徐々に「これはただ事じゃない」と痛感していきました。
この大事件が起こり、SNSでは京アニファンや京アニ作品に出演経験のある声優さんだけでなく、多くのクリエイターや政界、海を越えた海外までもが哀しみの声が寄せられ、同時にTwitterやPixivにて、『PrayForKyoani』というタグが生まれ京アニキャラクターのイラストを載せて応援する人が多くいました。
私もハルヒを見て、アニメ好きの一歩に近づいたものであり、Twitterやニュースで情報を聞くたび辛くなり、自身も何か出来ないのかと思い、今回の話を執筆致しました。
正直な事を言いますと、最後までこのパロディを載せるのかは迷いました。事件を聞いて辛い思いをする人々がいるのは分かりますが、果たしてこのパロディを書いて良いのだろうかと・・・しかし、先述の応援イラストを描くファンだけでなく、アニメイトや海外の企業も募金活動を始めるなどで京アニを応援する中、私も何か出来る事をしたい。けど、自分にはイラストで応援する人々が描く様な画力はない。けれど、ここでクロスオーバーという京アニ作品だけでなく、様々なキャラクターが活躍するこの方法で京アニを応援したいと思い、この話を載せる事を決意しました。
私のこのパロディでも京アニの方々や、京アニを支える皆さんへの励ましになれる事を願っています。


それでは、次のレスからいつもと変わらぬ私の作品をお楽しみください。


感想・まだ

子世代男子の退屈(その2) ( No.293 )
日時: 2019/07/31 17:12
名前: ゆめひめ (ID: Lay1j2X4)

本編スタート!




ウード「Σえぇー!?あっという間にナチュレのスピリット戦クリアしただとー!?」
マスクくん「これぐらいなら大したことないぞ~」


ある日、ウードはS4の1人マスクくんの家にお邪魔してスマブラなど色んなゲームをして楽しんでた。
ちなみにマスクくんもレギュラーキャラなんですが、他2人とは作者の情報不足で設定がまとまらなかったのでレギュラー入りが遅れました(スカルくんもいずれ登場予定)


マスク「ナレーション、今余計な言葉が聞こえたぞー・・・(恨みがましい目」
ウード「けどマスクもさすがというか色々そろえてるなー。この間発売されたばっかの風花雪月ももう買ったのか」
マスク「この小説の看板作品の最新作なんて買わないわけないだろ?それももうすぐラスボス戦間近だから・・・」
ウード「Σお前発売数日でもうラスボス戦直前までいってるのかよ!?どこまですげぇんだよ!?」
マスク「正確にはエーデルガルト編とクロード編がクリア済で現在ディミトリ編のラスボス戦直前だけど」
ウード「お前何者?そんでお前でも流石に1番謎の多いディミトリ編は後回しにしたんだな」
マスク「1番興味深い内容は最後まで残すのが俺のやり方なんだよ」


とまぁ、こんな風にゲーマー同士ゲームにまつわる話を進めてい・・・ていうかマスクお前もう風花雪月2編もクリアしてあと1編もクリア目前なのかよ!?発売数日ですげぇなお前!!?
相手の腕前に驚いたりする中、部屋中のゲームを漁ってるとウードはあるゲームを見つける。そのゲームのタイトルを見た途端、ウードの顔は驚愕の表情へ変わった。









ウード「Σあぁぁぁぁぁぁぁ!?これ今話題の『ひれおくんクエスト』の最新作じゃねーかぁぁぁぁぁぁ!!?」
マスク「フヒヒ良いだろ?この間ゲーセン主催のビンゴ大会で景品でゲットしたんだよ」
ウード「マジで!!?」






見つけたのはハイカラスクエアの遊園地スメーシーワールドのマスコットキャラひれおくんのゲームだ。このゲームはスメーシーワールドとアンチョビットゲームズの共同開発で発売されている超人気ゲームなのだ。その人気っぷりは連日品切れや入荷待ちが続く程でSwitchが発売された頃並に入手困難な状態である。そんな超人気ゲームが目の前にある事にウードは驚愕するし、当然それを欲しがる欲も出てくる。


ウード「これ俺も連日ゲーム屋漁って1つも見つからなかったんだよ!!これくれよ!!」
マスク「お前某ガキ大将の如く当たり前の様に言ってるけど、普通やれる訳ねぇだろ。さっきの景品で手に入れるなんてすごい激レアケースなんだぞ?」


しかしいくらS4のゲーマーいえど譲る気なんてこれっぽっちの「こ」どころが「k」の字すらない。さっき語った状況ならなおさらだ。


ウード「風花雪月を攻略本無しで発売から数日でクリアしてるお前ならこれもとっくにクリアしてるだろ?だったら俺みたいに欲しくても買う事ができない奴にあげようという気はねぇのか!?」
マスク「ある訳ねぇだろ。大体それまだ剣使用禁止縛りプレイの最中なんだぞ」
ウード「縛りプレイするとか十分やりこんでるじゃねーか!!しかも剣禁止縛りとかチャレンジャーだなお前!?」
マスク「ゲーマーというのは普通にクリアするだけで終わりじゃねーんだよ。全アイテム回収してクリアとか最速クリアタイムを計ったりとか色々なプレイスタイルを通じてだな・・・」
ウード「うおぉぉ何だこれ!?これも初めて見るゲーム!!」
マスク「聞けよ!?人の話を!!」


互いにゲーマーの維持から「くれ」「やらん」1点張りが続く中、ウードがまたしても別のゲームを見つける。表紙には「THE DAY of SAGITTARIUS 3」というタイトルと某ヤマトみたいな宇宙戦艦の絵が描かれている。ディスクケースの形から恐らく今時珍しいパソコン用のゲームであろう。


マスク「それ、コミケでしか売られてないレアなゲームなんだよ。けどプレイ人数が7人って中途半端だからシアンチームの他にもゲーマー仲間が集まった時ぐらいしかやらないんだよ」
ウード「ほーそうなのか・・・」


聞けばこのゲームはコミケで売られていた自主制作のゲームらしい。ひれおくん程レア度は高くないが、プレイ人数的な都合でマスクくんでもあまりやらないものらしい。このゲームの事情を聞いたウードはこれまた「これは良い機会」という目をして・・・


ウード「じゃこれで対決しようぜ!!これで俺が勝ったらそのゲームくれよ!!」
マスク「Σどうしてそういう展開になる!!?」

まぁこうなる事は読者の皆さんも察していただろう。自身がやった事もないゲームをプレイできて、なおかつそのゲームで勝利すればゲームも手に入るとなんとも単純明快な考えの提案である。

ウード「だって全くやった事ない俺らとそんなにやってないお前らって経験少ない同士で実力は対等じゃねーか!!」
マスク「経験少ないって言うな!それは俺らゲーマーにとって屈辱の言葉じゃ!!」
ウード「お前も滅多にプレイできないゲームで遊べる良い機会だし、手作りとはいえSwitchやスマホでゲームが普及する中パソコン用のゲームって珍しいじゃねーか!!こんな希少価値あるゲームで対決できるなんて滅多にない機会だぞ!!」
マスク「お前もうただそのゲームやりたいだけになってn・・・?」


ウードの一方マシンガン交渉が続く中、マスクくんは何かに閃いた様な表情になる(マスクだから表情見えるかどうか分からんけど)。そんでしばし考えると・・・

ウード「マスク?」
マスク「・・・いや、まぁたまにはそういうのもいいかもね?」ニヤァ
ウード「本当か!?」
マスク「ただし、こっちがひれおくんクエスト賭けるっていうなら・・・」






『子世代男子の退屈』






ウード「つーわけでお前らもこのゲームやろうぜ」
ジェローム「いつも思っているんだが、お前ホントルキナのいとこやリズの息子だけに唐突に当たり前の様に私らを巻き込むな」


そんで子世代邸に帰って来たウードは当然の如く子世代男子を呼び出し、共にゲームをするように協力を求める。





ひれおくん争奪戦 感想・まだ

子世代男子の退屈(その3) ( No.294 )
日時: 2019/07/31 17:16
名前: ゆめひめ (ID: Lay1j2X4)

ジェローム「これはルキナにも言いたいんだが、たかがゲームが欲しいが為に私らを巻き込まないでくれないか」
ウード「だってルキナはスマブラの勇者&バンカズ参戦記念杯トーナメントに出場の為3日前から付き添いの女のマークと一緒にいないし、デジェルはソールさんの店の手伝いに呼ばれてるし、後の4人はテンタクルズのライブに行くっていうんでいないんだよ。第七小隊はなんか連絡取れないし、烈はDTOの補習に引っ掛かってるし、レトリーやシオカラーズはライブがあるし、ついでにクロム伯父さんもルキナと同じ理由であと動けるのはお前達しかいないんだよ」
シャンブレー「俺もいつも思うんだけど、他のみんなも都合よく動けないでいるよな」
ウード「それにパソコンの方ももう人数分レンタルしてるんだよ」
ブレディ「マスクもマスクでようそんなパソコン買う金あったな」


子世代男子に頼んだのはメンバー集めの事である。相手がゲーマーのマスクくんだというのならシアンチームのメンバーやマスクくんのいうゲーマー仲間が揃っているなど、一筋縄ではいかない面子だ。彼らに対抗するにはこちらも屈指のゲーマーを揃えておきたい。しかし肝心なメンバーはドイツもコイツもイタリアも色々な用事と重なって決戦当日に参加出来ないのだ(第七小隊と連絡が取れないのは、今のクラウス編で察して下さい)。しかし7対7のチーム戦なので人がいなければまともに戦う事もままならない。こうなら参加してくれるならゲーム経験が浅くても構わないと最後の頼みとして子世代男子に頼んだのだった。
それを聞いてまぁ当然というか男子達は呆れるが、話を聞いていくうちに何か引っかかることが・・・


アズール「・・・ねぇウード、僕からちょっと良い?」
ウード「何だ?」
アズール「ウードが勝ったらそのひれおくんやらどうやらをもらうんでしょ?マスクくんがその賭けに応じたって事はウードも何か賭けたってだよね?」
ウード「・・・・・・;」
ジェローム「・・・お前、一体何を賭けたって言うんだ・・・?」
シャンブレー「ま、まさか子世代邸ここ賭けたとかしてねぇよな・・・?;」


そうだ、ウードが勝てばマスクくんが賭けた(ていうか賭けさせられた)ひれおくんクエストを手に入れるのなら、マスクくんが勝った場合にマスクくんが手に入れるものが無ければ単なるウードの一方的勝負にしかならない。勝負を平等にするために、ウードが負けた時の景品もある。一同が問い詰めると、何か気まずい様な顔をして黙ってとある人物を指さした。



ウード「・・・・・・;」スッ・・・
5人「・・・・・・」←ウードが指さした人物を見つめる











ブレディ(・ω・)・・・・・・←指指された奴



















ブレディΣ(°□°;)!!!!?←指指された意味を理解した







ウード「いや~・・・シアンチームの女子メンバー(マルベッコーちゃんとジャージちゃん)が今度の新刊の制作にモデルが欲しいって言ってたから、ひれおくんクエストがかかってるし3日ぐらいなら良いかなと・・・;」
ブレディ「Σ3日!?1日でも何されるか分からねぇ連中だろ!!?3日間俺に女装させろとでも言うのかァ!!?」
ウード「だって他に賭けれるものもねーし・・・;」
ブレディ「テメェもゲーム賭けろや!!!」
5人(まぁ、ブレディが3日間いなくなってもこの勝負に全然関係ないノワールしか損しないからなぁ・・・;)←オイ


事の発端のウードの他に、絶対勝たなければならない人が1人増えた瞬間だった・・・(苦笑)


ウード「つーわけで決まったからにはもう戻れないんだ!俺の為に協力してくれ!!」
ウード以外「・・・・・・;」
マーク(男)「皆さん、ウードさんもこう言っているんですし協力しましょうよ!!それにみんなでゲームって楽しそうじゃないですか~!!」
アズール「分かったよ・・・僕たちしかいないなら協力するよ・・・;」
ウード「よっしゃ!」


他が動けないし、某ルキナと同じで言い出したら止まらないのは目に見えている(ひれおくんの為だけにブレディの使用権を賭ける程だからな・・・;)。楽しそうなマーク男以外の子世代男子は渋々承諾したのだった。
そうと決まれば早速レンタルしてきたパソコンをつないでゲームをセットする。





ウード「このゲームは7対7のオンライン宇宙シュミレーションだ。ルールは実にシンプルに7人に1万5千隻の宇宙艦隊が与えられる。それを各自のパソコンから操り、敵を全滅させるか、敵の大将を撃破すれば勝ちだ」
ジェローム「7対7って本当に中途半端な人数だな」


タイトル画面から「スタート」をクリックし、残ってるパソコンにもデータを送り戦闘画面が現れる。
画面には宇宙船に模した三角のマークがあり、その三角や小さい赤のドットを中心に明るい範囲が広がっている。


マーク(男)「ウードさん、この明るい所はなんですか?」
ウード「あぁ、これは『索敵範囲』だ。この中でしか敵や障害物を認識できないんだよ。だからこの赤い『索敵艇』を出してこの範囲を広げるんだよ」
シャンブレー「な、なんかよく分かんねぇけど・・・ようは最初は相手が見えないってことか?;」
ウード「ま、そういうこった。だから速やかな敵の位置特定が重要ってことなんだよ」
アズール「まぁまぁ、ゲームなんだから気楽に遊んどけば良いんだよ」



バンッ!!



アズール、シャンブレー「Σうおっ!?」
ウード「気楽だなんてとんでもねぇよ!!これはひれおくんクエストがかかった一大決戦なんだぞ!!」
ブレディ「お前俺を賭けてまでそんなにひれおくんとかどーとかが大事なのか・・・;」
ジェローム「こいつ、どっかの誰かと同じで勝負事になったらゲームでもなんでも本気なる奴だからな・・・;」
ロラン「・・・」


他にとっては単なるゲーム対決でもウードにとっては景品のひれおくんクエストがかかった一大決戦なのだ。適当にやるだけではゲーマー軍団が揃うマスクチームにかなうはずがない。


ウード「決戦は来週の午後4時だ。それまでにみっちり練習すっぞ!!」


こうしてウード閣下の下、軍事演習(?)が始まった訳だが・・・




練習の始まり 感想・まだ

子世代男子の退屈(その4) ( No.295 )
日時: 2019/07/31 17:23
名前: ゆめひめ (ID: Lay1j2X4)




~教練 1日目~


ウード「全軍突g「ドカーン!」Σファッ!?」
アズール「えぇ!?いつの間に!!?」





~教練 2日目~


ウード「全軍t「ドカーン!」はぁぁぁぁぁ!!?」
アズール(□°;≡;°□)え!?え!!?





~教練 3日目 4日目~


ブレディ「おいウード!お前は前に出んじゃねーよ!!お前がやられたら終わりなんだぞ!?」
ウード「うるせぇな!俺だって戦いたi「ドカーン!」だぁぁぁぁ!!」
ジェローム「貴様ァ!!防御ってもんを知らんのかァァァ!!!」
シャンブレー(((°°°ДД°°°)))あばばばば・・・;
マーク(男)「シンプルな中にマニアックな操作性・・・ッ!!」




いざゲームを始めると、今時珍しいパソコンゲーム故、DSやSwitchとは全然違う操作性に苦戦し、ゲーム内容も方も単純に見えて探索型の戦場に見えない所から敵の攻撃を受けて全滅になる事がしばしば。そのうえ、肝心の大将ウードが典型的なガンガンいこうぜ型の戦法なのと、この様な野郎達の息の合わなさ・・・どうやらこの部隊には「統率」というのが見られないようです・・・;




ウード「オイ、なんか腹立つぞこのゲーム・・・!」
ブレディ「テメェが突撃ばっかするからだろ!!」
ジェローム「大体お前の戦術がそもそも間違っている」
アズール、シャンブレー「」←頭が煮沸した


そうして何の進歩もないまま決戦間近になる。この状態だと勝負にも負けてブレディが3日間シアンチーム女子のエサにされるのは目に見えている。諦めるしかない空気の中、ジェロームはふと無心にパソコンをカタカタしてるロランの姿が目に入る。


ジェローム「・・・?」
ロラン「・・・・・・」カタカタ
マーク(男)「ロランさん、今回まだ一言も発してませんけど、なんだかいつにも増して楽しそうですね~」
ジェローム「・・・・・・」


この中でパソコンの扱いに手慣れてそうなのはロランぐらいしかいない。もしかしたらこいつは私らの想像の付かないファンプレーを起こすのではないだろうか・・・、とジェロームはふとそんな事を思ったのだった。

そんなこんなで、グダグダのまま決戦の時は来た・・・



~~~~~~~






―――時は・・・いつの時代なのかは特に分からんが、少なくとも子世代のやって来た未来よりはかなり遠い未来なのは確かだ。





ウード『えー・・・本日は、天気晴朗なれど波高し!皇国の興廃この一戦にあり!!そう、この戦いは始まりに過ぎないんだよ!!』


【チルドレン・ジェネレーション宇宙軍 漆黒のウード閣下艦隊】





人類は外宇宙へ飛び出し、そこそこ版図はんとを広げていた・・・





ウード『あらゆる邪魔者共を蹴散らして、我々は宇宙の彼方までその名をとどろかせるのだ!!』




アズール(この自信の原材料は何なんだろう・・・;2割ぐらいでも良いから分けて欲しいもんだよ・・・;)


【同 アズール艦隊】




そんな宇宙的スケールの恒星間の領地争いが起ころうとしていた・・・




ウード『先に言っておくが、手抜きは絶対許さんからな?求めるは完全なる勝利!!そして宇宙の秘宝【ヒレオクンクエストサイシンサク】!!適当は絶対認めないからな!!』




ブレディ(そのひれおくんを賭けた戦いに俺を巻き込みやがって・・・!!)


シャンブレー(・ω・;)・・・・・・;←まだ自信ない



【同 ブレディ艦隊】

【同 シャンブレー艦隊】





ウード『さぁ!!総員戦闘待期!!』




マーク(男)「緊張しますね~」


ロラン「・・・・・・」


ジェローム(・・・結局最後までノープランか・・・こんな連中で本当に大丈夫なのだろうか・・・)



【同 マーク少年艦隊】


【同 ロラン艦隊】


【同 ジェローム艦隊】




彼らの見つめる戦状況画面の右隅には、地球での時間軸に合わせている時計が存在する。戦闘開始は地球時間でいう午後4時。そして時計の時間も、戦闘開始の時間と同じ時刻をそろえようとしていた・・・





15:59:57


15:59:58


15:59:59







16:00:00





ウード「行くぜ!!全軍前進せよ!!」





地球時間 青海の節 31の日 16:00:00


漆黒のウード閣下艦隊
以下チルドレン・ジェネレーション宇宙軍
シアンチーム宇宙軍へ進軍を開始した―――!!










・・・とまぁ、どっかのSF映画にありそうな世界展開を広げておいて、実際はパソコンでカタカタしてるだけの極めて地味な戦いが始まった。

ゲーム開始直前までやる気のなかったアズール、ブレディ、ジェロームの3人だが、彼らは開始早々に敵艦隊を捕捉したのだった。とまぁ、これはマーク男の索敵のおかげなのだが、マーク男は直前まで訓練して腕前が上達したのだろうか、索敵をしながら戦闘もこなしたりと獅子奮迅の活躍を見せている。しかしマーク男が優秀なのだが、相変わらずガンガンいこうぜ脳で突撃ばっかのウードとこういう戦略ゲームが苦手なシャンブレーは役に立たない、実質デフォルトは5対7と、どのみち劣勢なのは違いない。



マーク(男)「敵は鶴翼かくよく陣形でこっちを誘い込むようですね。ここは防御に徹した方が良いと思います」
ジェローム「・・・対決するってなってから思うんだが、お前の方がリーダーに向いているんじゃないかと私はおm「バキューン!」Σなっ!!?」
ブレディ「ジェロームどうし「バキューン!」うぉっ!?いつの間に敵が!?」
ジェローム「こいつらどうやってこっちの位置を・・・!?」


2人分のハンデを抱えるなか、流石はスマブラにも参戦した名軍師の子供とばかりに得意の策を考える中、敵はいつの間にか彼らの攻撃範囲に入って攻撃を仕掛けてくる。コツコツ範囲を広げていく中、いつの間に接近されてた事に驚きを隠せない。しかし攻撃を受けてばかりでは自分がやられてしまう。2人は即座に反撃に取り掛かる。




感想・まだ

子世代男子の退屈(その5) ( No.296 )
日時: 2019/07/31 17:27
名前: ゆめひめ (ID: Lay1j2X4)


ウード「何やってんだよ!!さっさと反撃しろよ!!」
ブレディ「言われんでもそうするつもr・・・って、おろっ!?」


ターゲットを敵に合わせ、攻撃を仕掛けようとした途端、敵の姿はいつの間にかいなくなっていた。どうやら狙いを定めている間に逃がしてしまった様だ。


ブレディ「チッ、逃げやがったか・・・」
ジェローム「こっちもだ・・・まるで我々の行動が全て筒抜けである様に・・・」
アズール「どうやらあいつら、一撃離脱のヒットアンドウェイを繰り返す作戦のようだね・・・って、今度はこっちから!!」
ジェローム「クッ・・・こっちからもまた・・・!!」
ウード「何ぼさっとしてんだよ!!敵が逃げるだろ!!」
ブレディ「分かってんだけどどうしようもねぇんだよ!!こいつら神出鬼没に右から後ろから・・・!!」
ウード「だったら俺が敵の親玉ごと見つけてとっちめたるわ!!」
ブレディ「ちょ、バカ!お前は前出るなって!!」
アズール「ウード、ここはこっちに任せて後ろに・・・!!」
ウード「良いからどけっつってんだよ!!」
ジェローム「どきたくてもお前が邪魔だから動けないんだよ!!」
マーク(男)「ちょっと皆さん一旦落ち着いて下さい!?ケンカしてる場合じゃないですよ!!」


敵は自陣営に顔を出しては撃たれるだけ撃って雲隠れする行動を繰り返す。こんな事を何回もやられては某SOS団団長でなくてもイライラしてくる。痺れを切らしたウードは自ら敵陣に乗り込もうとするわ、ツッコミトリオはそんな大将ウードを止めようとするわで、教訓している間と同じで統率は全然取れない。こんなんではマーク(男)1人で孤軍奮闘していくにも程がある。
こんなどうにもならない状況では、到底勝ち筋は見えてこない。ツッコミトリオはもう負けを確信しようとした・・・・・と、その瞬間―――






バババッ!!





アズール「Σえっ!?何これ!?一気に広い範囲が見れる様になったんだけど!?」



突如画面いっぱいにいくつもの艦隊が現れる。いきなり現れた艦隊だが、どうやらこれらは味方の艦隊である様だ。そのおかげで索敵範囲も広がり、ある程度は全体の状況を見れる様にはなった。するとこの謎の艦隊を見たマーク(男)の目が丸くなる。


マーク(男)「これは・・・『分艦隊』!!」
ブレディ「分艦隊?何だそりゃ?」
マーク(男)「艦隊ユニットは2つ以上に分散させることが出来るんです!これを使えば索敵を増やしたり、1つを囮にして別の艦隊で攻撃をするというバリエーションにも使えます!!」
アズール「えっ、そんなのあったの?」
マーク(男)「はい!取扱説明書の最後にあるテクニック集に書いてありました!!」


どうやらこの謎の味方艦隊は『分艦隊』と呼ばれるものである。艦隊は最大20まで分散させる事ができ、索敵艇だけで足りない行動範囲を広げたり、攻撃のバリエーションを増やしたりできる様だ。そんなところまで知っているとは、相当このゲームについて猛勉強したのだろう。


マーク(男)「ただ、ある分艦隊を操作している間は他の分艦隊が操作できないので、これだけの数の分艦隊を同時操作するなんて、神業でないと不可能と言われますが・・・」
ジェローム「・・・・・・」


しかし、その分艦隊があるという事は、その艦隊も分散前と同じで各自に操作しなければならない。たくさん分艦隊を出しても、動かさなければ索敵艇と役割は同じになってしまう。当時に動かすには「神業でないと不可能」・・・その言葉にジェロームはある人物の下に近寄る。自分を含めたウードら4人は同じ個所でごったがえしてる。冷静に解説する男マークもそこまで言うという事は男マーク自身でも出来ないということだろう。あと、ずっといないシャンブレーは・・・





シャンブレー「なぁみんな、どこにいるんだよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!?(号泣」




ゲーム開始からずっと迷子です;こんな状態ではまぐれで出す事が出来たとしても絶対まともに分艦隊どころが、元々の艦隊ユニットを操作する事もままならない。
となると消去法で残ったのは・・・




ジェローム「おいロラン、お前一体何を・・・」



ジェロームは今までずっと黙っていたロランのパソコンの画面を覗く。するとそこにはいくつものウインドウが開いたり閉じたりを繰り返しており、その数々のウインドウに書かれている文字やら記号やら、専門家でないと分からない様なものが恐るべき速さで表示されてる。


ジェローム(´°ω°`)?
ブレディ「お、おいロラン・・・お前それ何をしてやがる・・・; つか手の動きがもう人間じゃねぇよ・・・;」←ロランのパソコンを覗きにきた
ロラン「あぁ、分艦隊の操作のついでにゲームのプログラムをちょちょいと」ダダダダダダダ
ブレディ「Σ要するにインチキか!!?やっと今回初のセリフが出たと思ったら堂々とハッキング発言か!!?」
ロラン「インチキだなんて失礼ですね!ちゃんとゲームのルールは守ってます!それにインチキな事してるのはむしろあっち側の方ですが・・・」ダダダダダダダ
ブレディ「は・・・?」
アズール「え?どういう事・・・?」


名前通り人間業ではない手の動きに驚く一同だが、それよりも驚く様な発言が。シアンチームがインチキをしている・・・?
その言葉の意味を教える様に、2つのゲーム画面を表示させる。配置場所から自分らのゲーム画面であろう。だが、片方は分艦隊を広げたばかりの今の画面で、もう片方は索敵艇もないのに画面が全て明るい状態だ。





シアンチームがズルを・・・? 感想・まだ

子世代男子の退屈(その6) ( No.297 )
日時: 2019/07/31 17:32
名前: ゆめひめ (ID: Lay1j2X4)

ジェローム「おい何だこれは・・・?片方だけ既にマップが全部表示されてるではないか・・・!?」
ロラン「これはゲームの初心者におすすめされている【索敵モード】がオフの状態なんですが、あいつらこの索敵モードをオフにしたままだったんですよ。だからあっちだけ僕らの位置を含めて全てバレバレだったんですよ」ダダダダダダダ
ブレディ「んだよそれ・・・!てことは向こうにしかおれらの姿が見えねぇってことかよ!?」
マーク(男)「要するに僕らには敗北の道しか選べないって事ですか・・・」
ロラン「ま、早い話がそういう事です。なのでそのプログラムを是正しようと」ダダダダダダダ
ジェローム「・・・・・・」


シアンチームはその索敵モードがオフの状態で、最初から子世代の動きが筒抜けなのであった。どうりで撃ちまくっては逃げてのヒットアンドウェイ作戦が幾度も簡単に繰り返される。つまり、ロランの行っている行為はれきっとした正当行為。しかしジェロームはまだ納得いかないのか、不服な表情をする。



ジェローム「・・・あのなロラン、あっち側がズルをしているのはよく分かった。しかしだからといってこっちが何でもやって良い訳ではないだろう。そんなインチキみたいな事で対抗してもむこう側と同じかむこう以下ではないか」



いくらそれが行動が正当な事でも、やっている事はプログラムの改変。それで勝てたとしても、ゲーム内容を書き換えるのがジェロームにとって納得いかないのだ。しかしロランの手はその動きを緩めようとしない。しばしの間の間、ロランはジェロームの言い分に応えるが如く、口を開いた。




ロラン「・・・ジェローム、僕はあなたの言う「インチキ」と呼ばれる事は特にしていません。あの大将ウードが一方的に持ち込んだ対戦とはいえ、賭けまでした戦いに不公平なルールを課せて景品を守るのは合わないんですよ。どうせあっちもこんな大勢の人を巻き込む戦いをするならば、経験浅めとはいえ、どちらにも平等な戦いをしたいのですよ」ダダダダダダダッ
ジェローム「・・・!」


その言葉を言い終えると、今まで人間離れしていたキーボードを叩く両手の動きが止まった


ロラン「・・・さて、後はこのエンターキーを押せば全て完了です。勝ち目のない戦いをこのまま続行するのも、両者平等のルールになったところでまだ勝ち筋が見えるかどうかは分からない状況にさせるのも、どう選ぶのかはあなたの自由ですがね」
マーク(男)「ロランさん・・・」
ジェローム(こいつ・・・もしかして勝ちたいのか・・・?)


口ではこのまま改変完了をしなくても良いという事を言ってはいるが、ロランの目は決意た色に変わっている。まるで、自分達が過去に向かう事を決めた時と同じ、まっすぐな瞳だった。ロランの事を、子世代の中では誰よりも付き合いが長い事を知っているジェロームは、その瞳の違いに気づいている。真理の探究者の決心する瞳を見た鉄仮面の竜騎士の答えは・・・



ジェローム「・・・ロラン」














ジェローム「どうせなら派手にやってしまいなΣd(^ω^)」






~~~~~~~



同時刻、シアン宇宙軍領空(という設定のシアンチーム)




マスク「デュフフフフ、分艦隊を展開してきた時は肝を冷やしたけど、こっちが優勢なのは変わりねぇ。何しろこっちにはあいつらの姿は丸見えだもんな~・・・」ニヤニヤ



自分達だけ完全有利な状況の中で、マスクは悪い笑みを浮かべる(だからマスクしてるから表情見えてるのか知らんって)。分艦隊までは流石に想定外であったが、あっちにその大量の分艦隊を操作できるツワモノがいる事を知らないマスクはまだ余裕そうだ。むしろ今から子世代軍にトドメの総攻撃を与えようとする・・・!


オーロラくん「マスク!最終指示を!!」
マスク「もちろん・・・お前ら確個撃破に持ち込・・・」




ビーッ! ビーッ!




マスク「Σデュフ!!?」
オーロラ「ちょ!?索敵モードがオンになってる!?」
マルベッコーちゃん「ちょっとー!?敵艦隊をロックできないし、敵の姿も見えないんだけどー!!?」


と、そこに彼らに最悪の転機が訪れた。ロランによるシステムの是正が発生し、索敵モードがオンに切り替えられたのだ。まさかの事態が訪れた事に、マスクもチームメンバーも驚きを隠せない。


マスク「何してんだよ!?すぐに索敵モードをオフに・・・!!」
ジャージちゃん「そ、それが・・・オンのままロックされていて、アクセスも拒否されてるみたい・・・;」
マスク「Σえぇぇぇぇぇ!!?」



~~~~~~~



戻って子世代域



ウード「おぉ!!敵いたぞ!!みんな撃てー!!」
アズール「もちろんだよ!!」
ブレディ「おいアズールテメェ!俺の標的まで撃ってんじゃねぇ!!」


さて、ようやくここに来て子世代軍にチャンスが到来する。シアンチームの索敵モードオンと無数のロランの分艦隊に阻まれ子世代を見失う。その隙を狙って反撃とばかりに攻撃をしかけて敵を一気に3体も倒した。


アズール「けどロランの分艦隊ホントすごくない?このかく乱のおかげで一気に形成逆転できるなんて・・・!」
ブレディ「けど肝心の大将マスクはどこ行きやがった!?あいつまた姿を隠しやがって・・・!!」





大逆転のチャンス到来!! 感想・まだ

子世代男子の退屈(その7) ( No.298 )
日時: 2019/07/31 17:46
名前: ゆめひめ (ID: Lay1j2X4)

マーク(男)「恐らくワープ機能でこの場から逃げようとしてるみたいですね・・・これもテクニック集に書いてありました!」
ジェローム「これだけの事をして、まだ足掻こうとするつもりか・・・」
ロラン「あぁ、その心配はありませんよ。今からそっちに追い込みます」


その言葉と同時にロランは何したのかというと、なんと敵大将マスクの逃げた先に無数の分艦隊をワープさせ、そこから子世代のいる陣地に逃げ込ませたのだ。


ジェローム「おぉ、これまたなんと上手い具合に懐に・・・」
ロラン「ついでといっては何ですが、ワープ機能を使った時に強制的に敵前にワープ出現するようにプログラムを再構築したのですよ」
ブレディ「ロランお前、その気になれば天才ハッカーになれるんじゃねーのか?」
アズール「けどこんな事やって良いのかな?;」
マーク(男)「もーアズールさんったら、先に不正を働いたのはそっちじゃないですか~」
シャンブレー「な、なぁ・・・なんか気がついたらみんなと合流出来たんだけど・・・これって撃っても良い状況なのか・・・?;」←ロランの改変を知らない奴


敵大将マスクの背後には無数のロラン分艦隊、逃げる先には子世代艦隊がスタンバっている。丁度そこに(たまたま合流できた)シャンブレーもやって来て、ズルを働いた敵大将に正義の鉄槌を与えるのは最高のコンディションとなった・・・!!



ウード「何かよく分かんねぇけど、みんなでかしたじゃねーか!!みんな、全力射撃で完膚なきまでとっちめてやりな!!」←ロランの改変を知らない奴その2





ドカカカカカカァァァァァァァン!!!





決戦の最中にズルまでしていた事に、今まで連携が取れずごった返したうっぷんを晴らすかの如く、一同はここ1番の総攻撃をお見舞いする。普通なら敗北を認めざるを得ない状況だが、敵大将はわずかの奇跡を信じて後方に逃げ出す。しかしそれも今となってはもうどうしようもない状況だった。彼の逃げる先には、この状況を創り出したこの対決のMVPがトドメの一撃を放った・・・!!






ウード「逃がすかァァァ!!ロラン、やっちまえェェェェェ!!!」
ロラン「かたをつけてやります!!!」





キィィィィィン・・・!!





ドッゴォォォォォォォン!!!






シアンチーム「マスクゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!」
マスク「シアンチームに栄光あれェェェェェェェ!!!」







You win!






~~~~~~~



ウード「つーわけで約束通り、このひれおくんクエストはもらうな♪」
マスク「あぁ・・・良いよ・・・完全に俺の負けだよ・・・潔く認めるさ・・・OTL」
アズール(そんなに悔しかったんだ・・・;)
ブレディ(ウードもウードで、ほぼほぼロランのおかげだってのにようノリノリになるもんだぜ・・・;)
マスク「でもまさかプレイの最中にゲームの中身を書き換えられるなんて・・・OTL」
ウード「何ぶつぶつ言ってんだお前?」←ロランの改変を知らない奴その2


子世代最小の決戦が終わった夜、約束通り景品のひれおくんクエスト最新作を持ってマスクが子世代邸に来た。マスクで表情が見えないが、声のトーンがいつもより低くなっているのと、ズルまでしたのに負けてしまった悔しさのオーラが彼の落ち込みっぷりがよく分かる。
土下座してまで負けを認めた事を身体であらわすと、よろよろとロランの元に近づいた


マスク「・・・・・・;」
ロラン「何ですか?」
マスク「・・・あ、あのさ・・・今回の戦いでふと思ったんだけど・・・」









マスク「お前、絶対ゲーマーの素質あるに違いねぇよ!!あ、あのさ、暇な時で良いからうちのチームのゲーム会合に参加してみねぇか?」
アズール、ブレディ、ジェローム「Σ何か勧誘し始めた!?」




どうやらプログラムの改変をしたのがロランだとは薄々察していた様だ(まぁ、他のメンツと比べたら、消去法でそうなるだろうと思うけど・・・;)。その才能を見込んでロランにシアンチームや他のゲーマー仲間を呼んだ集まりに来ないかと誘い込む。


マスク「ズルをしたのは謝る!本当に顔を出すだけでも良いから・・・!!」
ウード「オイ!負けた分際で何レンタルしようと・・・!」
ジェローム「ウード、ロランの言い分も聞いてやれ」
ウード「オイ!」
ジェローム「お前が勝ててそのゲームが手に入ったのも、こいつのおかげの様なもんだ。こいつの好きにしてやれ」
ウード「えっ、そ、そうなのか・・・?」←しつこいようですが、ロランの改変を知りません


負けたくせに人材レンタルをしようとするマスクにウードは抗議を入れようとするのをジェロームが止める。今回の戦いのMVPは他でもないロランだ。彼の活躍がなければ、ウードはひれおくんクエストを手に入れられなかっただろうし、ブレディもシアンチームの女子の着せ替え人形にされかけただろう。この申し出もロランの好きにしてあげるべきだ。


ロラン「・・・まぁ、僕はたまになら良いですよ」
マスク「本当かッ!?」
ロラン「ただですね・・・」
一同「?」










ロラン「あなた達は敗残兵ですのでこっちのいう事は絶対聞いてもらいますよ?(黒い笑み」
マスク「Σデュフ!?」
アズール、ブレディ、ジェローム「Σ笑顔怖っ!?」




すみません、ロランの顔から完全に支配者の笑みが表れてますが;その表情にマスクくんも思わずうろたえる。こいつ、もしかしてマスクくんの弱みを握る為にあの神業を披露してまで勝とうとしたのかと一瞬俺ナレーションは思った;
その様子を見たことの発端であるウードも・・・



ウード「じゃあこっちがお前の力必要な時は協力してくれよな!!」
ロラン「ほら、うちの閣下もそう言ってますのでそういう事でよろしいですよね?」
マスク「Σデュフ!?」
アズール「ねぇ、誰かツッコもうよ・・・;」
ジェローム「まぁ・・・マスクには気の毒だろうが、今回ばかりはあいつの自業自得だからな・・・」
ブレディ「俺は女装されなければあいつはどうなっても良い」キッパリ
アズール、ジェローム(そこはまだ根に持ってる(んだ・のか);)
シャンブレー「お前らさっきから何の話してんだよ・・・;」←ロランの改変を知らない奴
オーロラ、マルベッコー、ジャージ「マスク!ゲーマーの為に腹をくくってくれ!!」←ついて来てたんかいお前ら
マスク(´°ω°;`)ウブブブブ・・・;
ウード「ほら?お前の仲間もそう頼んでるって事はそれで良いって事でいいよな?という訳でそうと決まればマーク!早速調印書作ってくれー!!」
マーク(男)「了解しました閣下ー!!」


この話、1番災難なのはマスクくんだったりしますかね・・・;
こうして子世代とシアンチームのプチ戦争は幕を閉じたのだった・・・





終わり





~後書き~
そんな訳でハルヒパロでございました。
前書きにもあった通り、京アニ応援作品のパロディですが、他にもらきすたやハルヒちゃんも候補に挙がりましたが、京アニ応援作品を書くなら私が京アニを知る機会となったハルヒで書きたいを思い、その中からパロディにしやすい射手座の日をテーマに選びました。
ちなみに最初はウード、アズール、ブレディの他、セレナとノワールの5人で書くつもりでしたが、射手座の日の最重要ポジションである長門に合いそうな人がロランぐらいしかおらず、本家の人数を増やして子世代男子で書く事にしました。
ちなみにマスクくんは不憫ではありません、苦労人型のお仕置き組という感じの設定です(ちなみにニットキャップちゃんとは(本人は認めてないけど)良い感じの仲です)



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