二次創作小説(新・総合)

Re: 綴られし日々-作者とキャラの日常- ( No.6 )
日時: 2019/01/27 22:32
名前: 柊 ◆K1DQe5BZx. (ID: PF4eFA6h)

※最後の方で女装してるキャラがいます。
※くっそくだらないです。

【魔法少女騒動〜少女とは言っていない〜

 プリズマ・コーズ。それは2019年1月23日より復刻イベントとして開催されているFGOのイベントである。
 当然、それらにはカルデアのマスターであるぐだ子こと藤丸六花も巻き込まれていた。彼女の双子の兄である藤丸立香は、そんな妹を心配して(どっちかというと何かやらかさないか心配で)柊の本丸へ、協力を仰ぎに来ていた。
「なるほどねー、魔法少女に、巨大な固有空間か……」
「はい、柊さんなら、大人数じゃなくてもレイシフトに近いことが可能でしたよね? 貴女に大きい負担をかけるのは理解してますけど、お願いできませんか!?」
「いいよ。私も心配だからね」
「!! ありがとうございますっ! それじゃあ、俺は準備でき次第、六花と向かってますね」
「了解。なるべくすぐ行くよ」
 そんなことがあったのが、つい数分前。柊の前には何人もの人影があった。
 男、男、そしてまた男。
「うーん、絶対ファンシーな世界なのに物の見事に男だらけ」
「そうじゃのう……」
 さて、と陸奥守がマイクを取る。それに柊が首を傾げた。
「では今より、『魔法少女面接』を行うぜよー!!!」
「より野郎だけじゃダメじゃねーか!!!!」

Re: 綴られし日々-作者とキャラの日常- ( No.7 )
日時: 2019/01/27 22:37
名前: 柊 ◆K1DQe5BZx. (ID: PF4eFA6h)

  用意された部屋には長机と椅子、そしてその向かいには一脚の、椅子。
 長机にある方の椅子には陸奥守とへし切長谷部が柊を挟んで座っていた。長谷部いつの間に来た、と問われればレスとレスの間とだけお答えできる。そこ、メタいとか言わない。
 柊は黒のベストに白のブラウス、黒のズボンと言ったいつものスタイル。陸奥守と長谷部はリクルートスーツにメガネと言った格好をしていた。
「えーと、とりあえず……どうぞー」
 柊が部屋の外に声をかけるとハキハキとした返事が返ってきて、中に入ってきたのはディルムッド・オディナ。おそらくはランサーの方である。
 ディルムッドは綺麗な姿勢で椅子の横まで歩いてきた。
「椅子におかけください」
「はい、失礼します」
 ほんとの面接みたいだな、と思われるかもしれないが一応これは本当の面接である。内容は『魔法少女を発掘する』という、非常に訳の分からないものだが。ついでに言うと九割男だが。
「ではまず、本面接に臨まれた理由をお聞かせつかぁさい」
「はい。理由としては非常に単純やもしれませんが、年若い彼らだけ、しかも一人は『しょうがくせい』と言うではありませんか。
これを見過ごすなど、このディルムッド、できることではありません!」
「一発目から超立派な答えきちゃったよ」
「そうですね。では、最後の質問です」
「早くない??? 最後の質問早くない???」
「当社では、魔法少女のコスチューム……早い話が、フリルがふんだんに使われた女児服(サイズは応相談)を着ていただきますが、大丈夫ですか?」
「こっちの目が大丈夫じゃねーよ」
 長谷部の一言に固まるディルムッド。実に当然である。しかし彼はしばらく黙り、その美貌を歪め……
「致し方っ……ありません……!!」
「主、合否を!!」
──ディルムッド……。
 柊の手にあるのは、一つのハンコ。机にはいつの間にか置かれた、履歴書。
──嫌なことは、嫌って言えよ。
 そう考えながら合格のハンコを押す柊も、だいぶ毒されていた。

Re: 綴られし日々-作者とキャラの日常- ( No.8 )
日時: 2019/01/27 22:42
名前: 柊 ◆K1DQe5BZx. (ID: PF4eFA6h)

 若干辛そうなディルムッドが部屋から出て行き、少ししてから次の面接者を呼ぶ。
「次の方、どうぞ」
「はい!!」
 次に入って来たのは……
「ディルムッド・オディナ、セイバーです!
よろしくお願いします!!」
「なんでや!!!!」
 まさかのディルムッド、二人目だった。
「椅子におかけください」
 ツッコミ虚しく、ディルムッド(剣)は椅子に座る。その姿勢の良さと言ったら。いやまあランサーの方のディルムッドと多少違えど同一人物のようなものだから頷けるが。
 あれか、二人はケルティックってか誰がうまいこと言えと、と呟く柊をスルーして長谷部が一つ目の質問をし始める。
「では、本面接に臨まれた理由をお聞かせください」
「はい。敵もまた魔法少女とお聞きしました。マスターたちに加勢すると共に、自分の力がどこまで通用するか試してみたいのです」
「最後の質問ぜよ。当社は魔法少女のこすちゅーむ、早い話が(以下省略)じゃが、大丈夫か」
「問題ありません!」
「おい嘘だろ」
「主、合否、っちゅーても合格じゃな!!」
「また一人、魔法少女が誕生したな!」
「魔法少女じゃなくて魔法青年だろうが」
 そこか、と言われそうなツッコミをしつつ、合格のハンコはしっかり押していた。



「次の方どうぞー」
「おう、よろしく頼むぜー」
「あれ、オリオン(熊の方)?」
「カッコ内いらなくない???」
 次に入って来たのはオリオン。当然ながらアルテミスの方ではない。
「む、何故オリオンが」
「おいおい長谷部ちゃーん、そりゃねーぜ?
俺もいたいけな少女たちのために、立ち上がろうと思ったんじゃねーか」
「本音をどうぞじゃ」
「活躍すればお姉ちゃんたちからモテると確信しました(キリッ)」
「はい不合格」
 そう判断した瞬間、オリオンの足元には穴が開いた。ちょ、という声だけ置き去って彼は落ちていった。
 その穴の先は相当深いのか底が見えない。が、バシャーン、と音がしたので水が張られているのだろう。つめてー!! と言う声から危ない物もないようだ。そこに少しだけ安心しながらこの後どうなるんだろ、と思う。
「安心しぃ主。この後はゆっくりとした流れに流されて外に着く。そこに前田とか秋田とかおるしちゃんと体を拭いたりしてくれるぜよ」
「あ、それならまあいいんだけど」
「後アルテミス殿」
「オリオン、安らかに眠れ」
 どう考えても弓の的を免れないオリオンに手を合わせながら席に戻る。その後、オリオンがどうなったかは語るまでもないだろう。



「次の方ー」
「デュフフフ、魔法少女ハーレムですz」
「不合格!!!!!」
 こうして黒髭は面接を受けるまでもなく落とし穴に落ちた。



次に受けに来たのはベディヴィエールだった。彼もまたディルムッド(ランサー)と同じく立派な理由だったのだが。
「当社では(以下略)ですが、大丈夫ですか?」
「あ、その、申し訳ありません、そういうのはちょっと……」
「だよね!! 安心した!!」
 魔法少女のコスチュームが着れないという理由から辞退。ただ彼なら似合ってるんじゃないかなー、と考えてしまったのは仕方ないと思う。



「次の方どうぞー」
「失礼します!!」
 次はいわゆるアルトリア顔の……謎のヒロインXだ。ちゃんとした女性であることに安心しつつ、椅子に座るように促す。
 ヒロインXは椅子に座り、面接が始まる。
「では、本面接に臨まれた理由をお聞かせください」
「はい!! 魔法少女になって私以外のセイバーを抹消するためです!!」
「不合格に決まってんだろ!!!!」
 ヒロインXが穴に落ちていく。はー全く、と息を吐きながら目の間を揉むとスマホに着信が入った。表示されている名前は、念のためにと先に送った花騎士フラワーナイトのアブラナだ。
 教えるのちょっと大変だったのに今はもう電話をかけられるのか、と謎の感動を覚えつつ、通話ボタンを押して耳に当てた。
「はいもしもし……えっ、マジで!? マシュたちが連れ去られた!? わ、分かった。なるべく早く行くから!!」
 電話を切って二人を見れば二人も焦っているのが分かる。
 三人は(というか二人)どうするかと相談していたがある案を思いつき、それを採用。準備を整えてから、FGOの世界へと飛んだ。

Re: 綴られし日々-作者とキャラの日常- ( No.9 )
日時: 2019/01/27 22:47
名前: 柊 ◆K1DQe5BZx. (ID: PF4eFA6h)

 魔神柱、そして魔法少女として存在するナーサリー・ライムと対峙するマシュ・キリエライト、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン、藤丸立香。そしてその後ろにいるのはアヴィケブロンと藤丸六花、アブラナだ。
「楽しいわ、楽しいわ楽しいわ楽しいわ!!」
「くっ……!!」
「きゃあ!!」
「イリヤさん!!」
 魔神柱の攻撃にイリヤが吹っ飛ばされる。それをアヴィケブロンのゴーレムが受け止めた。
 アヴィケブロンのゴーレムはこの一体以外はすでに破壊された。どうにも上手く作れるような状況にはしてくれていないらしく、いつもならあまり時間をかけずに一体を作るのに今は相当な時間を要している。
「あ、ありがとうございます、アヴィケブロンさん!」
「……構わないよ。それにしても、ここまでとは」
 アブラナは悔しがっていた。果敢に立ち向かったが魔神柱では相手が悪かったらしい。数発攻撃を当てられたものの、先ほどのイリヤと同じように吹き飛ばされてしまったのだ。その上、打った部位が悪かった。
 何とかしないと、そう考えた時。
「待たせたね!!」
「!! 団長っ」
 全員が振り返る。そこには……やたらフリフリなコスチュームを着た、男たちを引き連れた柊。両隣にいる陸奥守と長谷部はいつもの戦装束だったのが唯一の救いだ。
「その、ごめん。まさか二人が四徹してたとか気づかなかった(小声)」
「さあ、魔法少女を連れてきたぜよ!!」
「存分に戦ってくれ!」
「くっ……!! わ、我が名はプリズマ☆ディルムッドランサー!!」
「我が名はプリズマ☆ディルムッドセイバー! 合わせて二人はケルティック!!」
「カルナ仮面だ」
「アルジュナ仮面です」
「ぷりずま☆乱だよっ」
「ぷ、ぷりずま、五虎退ですっ」
「プリズマ☆次郎ちゃんでーす!!」
「ぷりずまスサノヲ!(酩酊)」
「すとろべりぃ仮面ですぞ」(強盗みたいなマスク着用)
「さあ、勝てるかこの魔法少女軍団に!!」
「まあ時間のうなって後にいたもんからテキトーに選んだんじゃが!!」
「ただの変人集団(一部除く)なんだよなぁ……」
 誰もが固まった。魔神柱も固まった。多分外の住民たちも固まっていただろう。
 そんな中、イリヤだけがふ、と笑みを浮かべて口を開く。
「すみません、お引き取り願えますか」
「だよね!!!!!」

終われ。
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