二次創作小説(新・総合)

Re: 自作逃走中ep2.5 御神楽台と兄妹の不思議な夏休み(新) ( No.57 )
日時: 2018/10/19 14:25
名前: YUMA (ID: 8V6Va8n/)

10.納涼祭はミッション3が始まる前に・1

まずは牢獄と今後のフラグ...

<前説・ミッション2後の牢獄にて>

ユマは甘味の作者からの支給品、水飴ガンの仕様テストの真っ最中だった。色々と銃の種類があるのでまずは基準値となるスチェッキンで射撃してみた。

ユマ「...」
<試し撃ち用装備&手に水飴スチェッキン

バンッ

No@h「どうですか、ユマさん。うちのむっくん達が開発した水飴ガン」

うーむ、対象実験で撃ってみたら銃弾の成分がユマサイドの市販水飴使ってる影響で銃本体との成分配合との相性、魔力配分的に無理サインが。

ユマ「すいません、ユマサイドの水飴銃弾の成分やら何やらで全採用は無茶でした。かろうじてデザートイーグルとショットガンとグレネードと手榴弾への応用だけでご了承くださいませ。ほら...」

ユマは証拠として的に近付いて回収し、ドロドロに溶けてしまった銃弾を見せた。スチェッキンで撃っただけでこれなら殆どの銃本体と相性悪くて暴発の危険性がある。

No@h「」
<さらに呆然
氷室「Oh...なんてこった。ユマさんのサイドでは銃弾に適合する水飴ガンは」

ええ。確実に1からこちらであの銃弾に99%適合する水飴ガンの本体を作るのは間に合いません。こちらもご了承くださいませ。手榴弾なら応用が効くし量産可能である。市販水飴で"わざと暴発するように"作れば良い。

ユマ「駄目なら駄目で別のやり方を探すまで、ですよ。」

で、うなだれている甘味の作者から離れたユマの視線の先では...

*以下、ネタバレ防止で音声のみ

ヘキサ「ら、ァ!」

ガキッ

トーチ「ヘキサさん...思ってたよりも太刀筋が重いな!」

バゴッ、バゴッ、バゴッ

ヤマビコ「くっ...劣化してるとはいえ長原さんのあの擬態は...」
長原「ええ、そうですよ...スペック劣化確実な女性の擬態でも...事前に持ってきた彼女は俺の元の戦い方と相性が良いので...ねッ!」

ズドンッ!

男性作者4人、スパーリングの真っ最中です。ネタバレにも重なってしまう話題がある為、音声だけでご勘弁。

ユマ「さて、後はミッション3前後の確保された人らの緊急お急ぎ対応とメンテナンス用のプラン作成かな。後...」

ユマの視線の先は牢獄側のお疲れ様会をする際に渡す甘味の作者とユマの共同制作した緋桜ハチミツのバニラアイスとユマが持って来た美味しい特性冷やしあめの瓶が。

次から本題に

Re: 自作逃走中ep2.5 御神楽台と兄妹の不思議な夏休み(新) ( No.58 )
日時: 2018/10/19 14:26
名前: YUMA (ID: 8V6Va8n/)

10.納涼祭はミッション3が始まる前に・2

ドラマパート1とチケットの使い道

その日の夜。駐在所。

ブロロロ...キキッ。

その日の夜。先程の別なバイクが駐在所に到着した。ヘルメットを外したその人物とは...

享(火神)「...」

今まで名前と写真だけの享...!そのまま彼は駐在所の中に入ると、

禊(ライダー)「な...享...!?貴方まだ病み上がりなのに...」
享(火神)「...こっそり病院から抜け出して来たよ。それよりも禊...」

ガッ

禊を壁に追い詰め、怖い形相...

煉(リコ)「うわぁ...」
享(火神)「...お前...誰に何をベラベラと喋っていたんだ!言ったよな、焔の一族の事は掟があって特に御神楽台全域であまり公言してはならないモノもあるって言っただろうが。なんて事をしてんだ...くどくど...」
禊(ライダー)「...」

もちろんお説教。そして享は他の人にも用件があるらしく、駐在所の奥の不審者が閉じ込められた部屋の前に。

煉(リコ)「...ここだけど、対応には気をつけて。」
不審者(トクマ)「...貴様は?」
享(火神)「...この度は申し訳ありませんでした、ミカグラ様」
友(実渕)「え...」
豊(神田)「ミカグラ、様?」

そして友と豊も建物裏からこの発言を聞いていた。

*ドラマパートここまで

63:10

いよいよゲームが再スタート。

ルナ狐「コレは...ここから面倒くさいな。」

Ga.「昼以上に神経使う部門来たのかよ。」

だがドラマの都合なのか、エリアは夜の風貌に。

ジェネ「全域暗くなってんぞ、コレ」

葉月「...ドラマの都合なのかは不明ですがね」

豆狸「...暗くなってきたって事は...ハンターにも更に注意やん」

ええ、今の状況を夜の部に変化させた事で...

ハンターA「...」
ハンターB「...」
ハンターC「...」

エリア内の3体のハンターを視認しにくくなったのだ...逃走者への嫌がらせ上等、捕まれば今までが水泡に帰す。

ガヤガヤ、ざわざわ。

羽清「うわぁ、夏祭りだー!」

ハル「...ほう」

迅宗「...何か売ってないかな?」

62:57 西エリア、自然公園内部

そしてコレが昼の部から変化した最大のポイント。西エリアの中央公園では納涼祭が開催され、人々で賑わっていた。

羽清「そうだ、このチケットって一体どうやって使うんでしょう。」

丁度、錬金の作者が手に入れたチケットに注目していた際だった。

羽清「嘘でしょ」

"おい、アンタふざけんな"と彼女...思っていたらしいです。

迅宗「...こんなモンかな?」
伊達「嘘だろ、宣言した通りに、よ、よよよ4等賞ーーーーー!?」

ガランガラン!
<伊達さん、ハンドベルを鳴らす

蒼海の作者は...出し物のくじ引きでなんと1発で当たりを引き当ててしまった!?

伊達「あ、そうだ。4等のチケット2枚、持ってけドロボー!!((((;゚Д゚)))))))」
迅宗「そんな顔で言われても...あ、羽清さんだ」
羽清「?」

何故迅宗は出し物を出来たのか。それは先程から出ていた謎のチケットだ。

迅宗「このチケット、何らかの出し物や屋台の食べ物、1回だけタダに出来る奴みたいですよ。早めに何かと交換しておくべきかと。」

訂正>
謎のチケット=納涼祭のチケット。納涼祭の出し物をコレ1枚につき1回無料で提供してもらえる。

羽清「そういえば私、チケット1枚だけ持ってたなー...」

くじ引きの屋台から離れる作者2人。他の出し物を2人で探すみたいだ。後、

迅宗「羽清さん、くじ引きはオススメ出来ないと思います、さっきは多分俺のお願いパワーみたいな何かが強すぎてアレだったのかと。」
羽清「...どうしようかな、チケットの使い道...あれ?何かあそこが騒がしいですよ?」

チケットの使い道を逡巡していた際でした。

ハル「店主さん、コレでどうでしょう?」
<目の前には全滅させた射的の的が...
羽清&迅宗「今度はハルさんかーい!!((((;゚Д゚)))))))」

通り道にあった射的の屋台を探偵の作者が全滅させていた...

グラファイト「...作者ハル、見事だ。全て狙撃出来たから約束通りに」

龍の戦士曰く、"射的で制限時間以内にパーフェクトをとったらお前ら作者限定でとっておきの報酬を差し出す"との事。その報酬とは、虹色に光る勾玉?

ハル「...勾玉?」
??「...それは!」

この際に??=炎獄の作者が合流して来る。この謎の勾玉はジェネ、葉月が所持しているのと同じ勾玉らしいです。

??=ジェネ「チケットの件はあの3人の件で情報が出ていたが...(この時点でまだ勾玉のアナウンスが無いなら注意しておくべきか...?)」
迅宗「って事は」
羽清「勾玉の件は注意しておけ、って事かな?」

なお、余談ながら...

ハル「そうだジェネさん、どんな用件で公園に?」
ジェネ「俺はこれから先のバスの件のミッションで気になった事が出来てNo@hさんの屋台に向かう予定だ。アンタらはどうする?」

納涼祭、しばらくお楽しみ下さいませ

Re: 自作逃走中ep2.5 御神楽台と兄妹の不思議な夏休み(新) ( No.59 )
日時: 2018/10/19 14:26
名前: YUMA (ID: 8V6Va8n/)

10.納涼祭はミッション3が始まる前に・3

ドラマパート2

次の日の朝早く、駐在所前。

楓(Mr.KK)「...はぁ、はぁ...色々ややこしくて休憩どころじゃなくなって来たなオイ」

で、次の日の朝になって楓が朝イチに駐在所まで戻ってくるのだが。

豊(神田)「楓さん!嗚呼、実は」
友(実渕)「そうだわ...実はあの後享が駐在所に来たのよ!」
楓(Mr.KK)「...それよりも一度ウチに来てほしい。禊サンか享、どっちかもセットで、だ。」

そして不審者の件は煉さんと享に任せ、友、豊、禊は楓と共に祖父母の家に。

数分後、祖父母の家。

テレビのニュース
「明日の天気です。一日中雨ですが、深夜以降は回復して明日には快晴になるでしょう。」

そして祖父母の家では双子とナミダが落ち着かない顔で父親と彼が連れて来た人達を見ていた。

ザー...ザーッ...ゴロゴロ...

そして外は雷混じりの雨が降っていた。

テレビのアナウンサー達
「こんなに毎日雨続きの夏だと心配になってきますね、」
「行楽日和になって雨に濡れてー、は災難ですよー...」
「うちの子も明日はサッカーの試合って言ってましたが...」

楓(Mr.KK)「...パパさ、お前らに怒っている訳じゃないんだ。嘘をつかずにそこにいるナミダちゃんの事を全て俺らに話してくれ。」

怯えているナミダだが

禊(ライダー)「申し訳ないけど不審者の事はその子の思い出したくない事情にも関係するの。貴方達だけでもいい、話して。」

そして双子は正直に洗いざらい話した。山の中の謎の廃墟の事もナミダと何故出会ったのかも、記憶が無いことも全て。その中でも...

禊(ライダー)「...!」
豊(神田)「山の廃墟の、って出たからまさかとは思ってたが旧御神楽の事だったか...」

と血相を変えた豊と禊。

楓(Mr.KK)「...ずっと旧式とか、旧御神楽とか」
友(実渕)「ユタ達言ってるけど、どういう意味なのよ?」

この話題を知らない双子と楓と友の為に詳しく説明する事に。

テレビのニュース
「雨続きの話題はさておき...続きまして毎年の話題となっている御神楽納涼祭。1日目は残念ながら雨天中止ですが...」

今の御神楽神社は元からあった旧御神楽神社とは別の場所に建造、復元されたモノ。150年前の明治維新の際に、”鬼の住む山”と恐れられ、無知な政府の軍人達に御身体である山に火をかけられた事が発端の明治の大火事で山の50%が焼かれて廃れかけたが、現在では地元の人々の努力で復興。関連資料も別の場所にこっそり保管されていた為に幾つかは無事だった。だが...

豊(神田)「本命の本尊に関する資料が消失してて完全な復元は今でもずっと出来ていない。それでも良いから...ってんで麓の焼け残った部分を改装して小規模で復元したのが今の御神楽神社。本来の御神楽神社が建っていた場所は青が見た御神楽山の山奥のあの廃墟だ...更に今の神社には欠けているモノがあるんだよ。多分...そのガキと関与してる。」
青(トア)「昔の御神楽神社...ナミダの事が関係してたんだ...」
藍(ニア)「不審者の事も、だけど...」

ナミダを見つめている豊。その中で祖父母の家のガレージ前にバイクが止まった。先程の享のバイクだがヘルメットを被った誰かがもう1人乗っている。慌てて庭から入って来たのは享。彼曰く、禊の起こしたトラブルの事を謝罪しに来たという。

享(火神)「...掟に反する話題は伏せながらも色々話していたがな、俺が不審者から負った怪我で入院した事を知って独断専行に突っ走って御神楽神社の豊を訪ねに行った事から以降のコイツの行動は想定外だったよ、友さんと...里帰りしてた楓さんまで巻き込んで申し訳ない」
楓(Mr.KK)「俺の事は心配ねーよ。うちの子達の関わった事情にも関与してたんだ。イーブンって事。」
友(実渕)「不審者の件...私は個人的に面白そうだったからよ。野次馬根性だけどさ。」

もしもの為に一族に伝わる黒硝子の腕輪のスペアをお守り代わりに渡したのも彼。コレを見せる事が何なのか焔の一族含めて知っている人間には何らかの暗黙のサインらしい。そして不審者の件は...だが。ここでバイクから降りて来た不審者が出てくる。

不審者(トクマ)「...」
ナミダ(黒猫δ)「ヒッ...!」

がばっ!

やはり青と藍の背中に隠れてしまうナミダ。

友(実渕)「ナミダちゃんは不審者の事になるとずっと、こうなのね...」
藍(ニア)「うん。」
青(トア)「昨日の夜も寝る前に追求しようとしたらこんな感じ...」

不審者もまだ警戒してるみたいな様子だが享曰く...

享(火神)「...もうこの方は危害を加えないから大丈夫、怖いならそのままでいい、けど話だけは聞いてくれ。君にもこの方にも関する重要な事だ」

ただ不審者は...

不審者(トクマ)「人間とは...同じ場所に立ちたくない」

ずっと外から様子を見る様子。享の話題はナミダと不審者の関係で...実はこの2人、旧御神楽の大火が元で生まれてしまった存在だった。自分の御身体である山に火をかけられた苦しみと怒りで心にも体にも傷を負い、人間を憎悪する様になった際、知らないうちに半身を失ってしまった残りから生まれた半身が不審者。過去の火事の仕打ちを受けても人間達への情を捨てられなかった部分から生まれたもう一つの半身がナミダだった。

享(火神)「...嗚呼、そうか。今は貴方...じゃなくてナミダちゃん、って言うんだったな。怖くて嫌な事とは思うが...俺が話した事は全て本当の事だ。どう向き合うかは君自身で考えなさい。あの人の件は...」

それと不審者="あの方"の事は俺がしばらく面倒を見る予定...だと。で、享が禊と共に帰ろうとした際だった。不審者が少し落ち着かない様子。帰りたくないらしい。不審者を見つめる一同。

不審者(トクマ)「...き...ない...!」
禊(ライダー)「どうしたの...?」

赤面ながらも不審者は...

不審者(トクマ)「納得出来ないと言ってんだァアアアアアアーーーーーッ!!」

家の中に響く大音響で叫んだ。どうしてか聞いてみた所...

不審者(トクマ)「そいつ...ナミダは何で名前があるんだよ。半身の記憶が無いとはいえおかしい、俺には名前無いのに。」
藍(ニア)「そういう、訳?」
青(トア)「どうでもいいだろ、それ。ミカグラでいいだろ。」
ナミダ(黒猫δ)(ー ー;)

楓は少し悩んだ後...

楓(Mr.KK)「...じゃあお前の事、ミコトって呼んで良い?いつまでもミカグラ様とか言われるの、好きじゃないんだろ??」

ミコト。その名前を不審者は気に入ったみたいで...

ミコト(トクマ)「気に入った。お前ら全員今後その名で呼べ」
楓(Mr.KK)「...うわ」
豊(神田)「呆れた奴」

なんて奴だと呆れる一同。そして禊、ミコトと共に去る享だが...

享(火神)「そうだ楓さん...ミカグラさ...いやミコト君の話題で少し気になる話題がある。明日の御神楽鎮めの儀の前に家に戻って資料やら何やら確認しておきたいので...明日の昼に貴方だけで再度駐在所まで来て下さい」

と言い残して。

テレビのニュース
「...2日目は一日中快晴で予定通りに開催、一番の見ものであるとされている御神楽鎮めの儀も予定通り執り行なわれる為に去年の倍以上の観光客が訪れる見込みとの事...」

何故、テレビのニュースが?

Re: 自作逃走中ep2.5 御神楽台と兄妹の不思議な夏休み(新) ( No.60 )
日時: 2018/10/19 14:30
名前: YUMA (ID: 8V6Va8n/)

10.納涼祭はミッション3が始まる前に・4

祭は賑やかなものの...

61:35 南エリア、心臓破りの坂道

Ga.「...どうしようかなぁ」
<持っているチケット2枚と近くのハンターを交互に見てる

ハンターA「...」

水翼の作者がハンターから隠れていた。今時点で動けない人にはお祭りがあっても...

Ga.「今の状況が逃走中でなければのんびりと楽しみたいのになー、ぶーぶー(ー3ー#)」

発言...ごもっとも。

60:53 北エリア、御神楽神社内部

ルナ狐「...屋台はここにも少しあるか。...すいません、サイダー1つ。」
豆狸「...めっちゃ混んどりますね」

屋台で件のチケットを使って黒硝子の腕輪を購入した顔無の作者と炭酸水を購入している最中の傍観の作者は人だかりに遭遇。神社の境内は中央の道が封鎖されていてもうしばらくしたらお神輿が通るらしい。

ルナ狐「ハンターがうろちょろしてるとはいえ今は小休止っぽいな」
豆狸「お神輿って、さっき私が見たモノかと思います、ハンターボックスの件で...」
??「作者だー、2人はっけーん」

2人に声をかけて来たのはなんと...!

??=沖田ちゃん「...さっきダシのきいた美味いおでんの屋台があると聞いて来た。それとマスターからの宣伝」
<おでんの大根を食べている

ユマからの、宣伝?作者2人は目の前の抑止の守護者が渡してきたポスターに目を向けた。

自作逃走中ep3
豪華客船と怪盗と四季時計狂想曲ワンダークロック・カプリシオ

豆狸「あ、今度は豪華客船でやる奴やね。ようやく、かいな」
ルナ狐「参加要項や何処でのメイン更新かはまだ未定だが...いつも通りの路線に戻るアレか?」

ええ、ep2.5のラノベな優しい世界を書き終えたら元の路線に戻ってしまう予定です。

豆狸&ルナ狐「"いつも通り"キター...」

60:09 東エリア、とある人物の自宅前

多元の作者は先のGa.と同様、お祭り一色の中から離れている場所にいた。

葉月「お祭りねえ...ここから少し離れているからどうしようかなー...?」
??1「享ちゃん、もう私で最後って訳ね...出遅れちゃったわ。」
??2「これで全員揃ったな」

後ろからの声。葉月が振り返ってみると...

葉月「かがみんに、レオ姐?」

様子を見るになんらか深刻な話題。

??1=友(実渕)「あら?誰かしら」
??2=享(火神)「眼鏡の女の子...もしや、禊の」
葉月「え?禊さんが何か??」

禊に何が...とにかく話を聞くことにした葉月。彼女から渡された勾玉の事も込みで。

葉月「...てなわけです。ここの古い言い伝えに詳しいのが享さんでこの家が貴方の自宅だったとは意外な話題だったのだよ」
享(火神)「この勾玉...ちょい待て、何らかの文献にあったかな、もしや...」

慌てて享は家に入った。

友(実渕)「ごめんね、作者さん。ちょっとだけ大事な話をするから待ってて!」

それを追いかけて友も家の中に。

葉月「勾玉、ドラマ関与フラグ建造なのだよ(ー ー;)」

ええ、葉月さん、その見解でOKです。

次、ドラマ再開

Re: 自作逃走中ep2.5 御神楽台と兄妹の不思議な夏休み(新) ( No.61 )
日時: 2018/10/19 14:48
名前: YUMA (ID: 8V6Va8n/)

10.納涼祭はミッション3が始まる前に・5

ドラマパート3

翌日の昼、西エリア、駐在所前。

約束通りに駐在所まで来た楓。享はもう既に到着していた様子で...

楓(Mr.KK)「...享、俺だけ呼び出してきた理由って何だ?」
<口にタバコ
享(火神)「あの場にいた全員に話すと確実に混乱すると思いまして。ミコト君の話題と煉さん達からの噂の確認でほぼ確定しました。」

一呼吸おいて話し始める享。

享(火神)「前々から禊を含めた仲間内で御神楽山を撮影した写真群です。この3枚が一番写りが良いので分かりやすいかと思います...」

御神楽山の撮影写真。まずは地上から撮影した2枚だが...

1枚目>
何処かの住宅地から夜中に撮影した写真。山の山頂が赤く染まっている

2枚目>
お昼の曇り空で撮影された写真。逆光でもないのに山頂が光で見えない。

楓(Mr.KK)「...御神楽は火山じゃねえよな、何でだよ。何でこんな...」

言葉を失っている楓に...

享(火神)「こっちも撮影した写真を見て驚きましたよ。それで少しだけ興味が湧いて...山頂まで飛ばせるドローンを使って山頂の拡大写真を撮って見たら...!」

3枚目>
お昼のうちに撮ったドローンでの山頂の拡大写真。小さなお堂がある...?

享(火神)「...この写真の話題は禊にも話していません。何かしら関与してるとしたら」
楓(Mr.KK)「...ミカグラ案件って訳?このボロいお堂が?」

ええ、と頷く享。この事を家の資料を調べてミコトにも聞いたら...

享(火神)「...ビンゴ、でした。"俺とナミダ以外にも分かれた半身がまだいたのか"」
楓(Mr.KK)「...え?まだミカグラの半身がいたのかよ!?」

とにかく、詳しい資料や証言を聞かせてくれ。もちろん全員に、と楓。そして

その日の夕方、東エリア、享の自宅

享(火神)「...ったく。掟を散々破ってしまうなコレ」
ミコト(トクマ)「享、掟には反さない。この街を守りたいと思うならこの場の全員にだけでも話すべきだ。」
ナミダ(黒猫δ)「??」
藍(ニア)「...」
青(トア)「...」
豊(神田)「で。」
友(実渕)「享ちゃん」
禊(ライダー)「あの撮影の件ね。貴方は今まで何を黙っていたの...」
楓(Mr.KK)「...うちの子達やナミダちゃんまで呼び出した訳は何だ?3人を危険な目に巻き込むなら承知しねえぞ。」

享とミコトの話題は存在が知られていなかった3つ目の半身の事。

ミコト(トクマ)「俺とナミダの他にもあの大火でミカグラノミコトから別れた化身がいてな。封印される前からずっと積もり積もった憎しみと怒りの塊のような存在で...お前らの常識で言う悪霊、オバケというモノと同じと思って良い」
享(火神)「...便宜上、"それ"と称しますが...そいつの力が年々強くなっていてこのままだと2日目の御神楽鎮めの儀式の際に吹き出してしまいます。実際に家の中にある資料があって...」

実は約50年前の戦後少し後の昭和の古い書物から"御神楽の焔"という名でその様子が描かれたモノがあり、御神楽山と周辺の集落全てが燃える何かに飲み込まれていた絵が見つかった。集落全てを飲み込んだ後、炎は消える様に消滅して残っているのは集落の焼け跡と村はずれの僅かに生き残った村人たちが避難していた旧地主屋敷の大きな土蔵のみ。

ミコト(トクマ)「"それ"は一度吹き出すだけでも相当力を使う...また吹き出すまでに何百年もかかる...本来なら」
享(火神)「...問題なのは最近の人間の汚さや負の感情、山に入って自殺した人間の怨念すらも取り込んでいる為に再度吹き出すのが予想よりも早く、更に加えて被害規模が昔よりも大きくなる事なんです」

そう、この絵とほぼ同じかそれ以上の規模で"御神楽の焔"が起こると...御神楽台全てが全滅、住人だけでなく御神楽神社に集まった沢山の観光客まで巻き込んでしまう事態になる!!

ミコト(トクマ)「...これだけは言うぞ、この原因はお前ら人間があの時身勝手な理由で山を焼き払ったせいだ!あの大火災が無ければ俺もナミダも"それ"も生まれなかった!!」

責めてくるミコトだが。

ドンッ
<ナミダ、ミコトをつき飛ばす

ナミダ(黒猫δ)(`・ω・´#)
ミコト(トクマ)「お前は何も知らないだろ!薄汚い人間共がやった事を」

バシッ
<ナミダ、ミコトをひっぱたく

ナミダ(黒猫δ)(`・皿・´#)
ミコト(トクマ)「お前、どうして人間の肩を持つ。本来ならお前と俺と"それ"は同一の存在だ、いつか元の龍に戻るべきなんだぞ」

喋れないナミダだが...双子を守るような位置に立っていた。人間を嫌いになりきれない上に青と藍の事が好きなナミダは双子に会えて良かったと思っているらしい。

青(トア)「...」
藍(ニア)「...ナミダ...」
ナミダ(黒猫δ)(`^´)
豊(神田)「どうすんだ?ミカグラ様とやら。こいつは生まれた元が同じでも双子ちゃんの事が大好きで大切らしいぞ」

ナミダや"それ"と共に今の状況では元に戻れない事と、その為にナミダとこれ以上一悶着を起こしたくないミコトは悩んだ末に言った。

ミコト(トクマ)「聞き分けのない馬鹿共だなお前ら人間は!...まあいい。"それ"を浄化して二度と泥を発生させない方法がある、ただし条件として二度と山を荒らすな、お前らが言っている"旧"神社を資料と共に復旧しろ、そして...青と藍とナミダを借りる。もちろん危害は加えない。それとお前ら2人」

そして豊と楓にメモを手渡した。"お前らにとって一番欲しいもの"というらしい。即座にメモをポケットにしまう楓。

楓(Mr.KK)「...一番俺と豊が欲しいモノ、ねえ」
友(実渕)「色々と落ち着いてからかしら、メモの件は」

そして家の外に出た4人。双子にミコトは自分の首についていた勾玉を渡す。その勾玉はなんと逃走者達の一部が持っているモノと同じ虹色に光る勾玉!!

ミコト(トクマ)「これを持ってお前らの家に行ってくれ、頼む。"それ"をどうにかする為の大事な事だ...俺はこいつとやるべき事があってな。分かってると思うが」
青(トア)「...もちろん、男の約束だ」
藍(ニア)「...いいの、ナミダ?」

ミコトは藍の言葉に頷くナミダを連れてその場を離れる。"それ"を消すための準備に必要らしい。そして御神楽山の山頂では...

ゴボッ、ゴボゴボ、ゴボゴボ、

大昔から忘れ去られた寂れてボロボロなお堂から黒い炎が吹き出しかけており、予断を許さない状態になっていた。

学生A:ミチル(pop'n musicシリーズ)
学生B:硝子(pop'n musicシリーズ)
学生C:桐生(pop'n musicシリーズ)
学生D:タクト(pop'n musicシリーズ)

学生B(硝子)「まだかな、御神楽鎮め」
学生A(ミチル)「昨日のコンサート出来なかったなあ...」
学生D(タクト)「...悲しさ満開」
学生C(桐生)「今日だけでも良き思い出だ...」
千枝「あと4、5分らしいよ」
雪子(`・ω・´)お神輿、こいやー!

そんな中でも...

お巡りさんA:日向順平(黒子のバスケ)
お巡りさんB:水戸部凛之助(黒子のバスケ)
お巡りさんC:小金井慎二(黒子のバスケ)
お巡りさんD:木吉鉄平(黒子のバスケ)

お巡りさんA(日向)「...お」
お巡りさんD(木吉)「...神輿が来たね」
月詠「アレかー、御神楽鎮めのお神輿。神社に奉納されてから20分間の神楽舞の儀式をして終了予定、今年はあーちゃんがやるらしいって聞いてるけど...」
<リストを見ている

カランカラン、カランカラン

御神楽台は警備の中で

お巡りさんC(小金井)「あわわわ...!ちょっとそこのお姉さん!見晴らし良くてもそこ危ないから座らないでーー!?」
酒呑「...あらぁ?お空は真っ暗やのにお山がえらい真っ赤やないか...?」
<どこかの電柱に座ってる&手に飲みかけの焼酎瓶...

平和な1年に一度の

カララン、カラン、カララン、カラン

子供A:烈(pop'n musicシリーズ)
子供B:てまり(pop'n musicシリーズ)

お巡りさんB(水戸部)「ーーーーー!」
<気をつけて下さい、な顔
子供A(烈)「お神輿おっきいなー。」
子供B(てまり)「すごーい」

母親:イズミさん(pop'n musicシリーズ)

母親(イズミさん)「さて、儀式が終わったらパパにも連絡して教えてあげなくちゃ!」
後藤「...?空が真っ赤に光ってる...」
ナーサリー「ワインみたいに真っ赤なのだわ...?」
ジャック「...花火の準備なのかなぁ?」

お祭りの真っ最中。

種子ばあさん(おばあちゃん) 「今年の御神楽の納涼祭は8時半から花火らしいですよ、おじいさん。昨日はお祭りが中止でしたから多分もっと綺麗だと思うわ。」
雪彦じいさん(博士) 「今はまだ、7時か。まだまだ時間があるのう。花火は家の2階がよう見えるからしばらくテレビのニュース見ようかの。」

"それ"はいつ盛大に吹き出すのかは分からないが...

アーク「コレなら、お土産に最適だな」
<黒硝子のピアスを眺めている
幻徳「...」
<シャツには"どれにしようカナ?"

御神楽鎮めの儀式がクライマックスに近づくにつれ

鬼藤「うーむ、夏はやはり焼きトウモロコシと綿あめと...」
セイバー「...いやいや、今回は手作り唐揚げが一番ですとも!」
ソウゴ「塩焼きそばもおススメな気がしてる...」
明智「...作者のNo@hさんの焼き菓子の詰め合わせも捨てがたいね。今ジェネさんも同じ屋台で出会ってね、彼...エッグタルトを購入する予定らしいって。」

お堂の炎の吹き出し方がどんどん活発になっているみたいだ!

湊「どったのー、ゆかりっち」
ゆかり「ねえ、さっきから空というか、山が真っ赤に見えない?」

得体の知れない恐怖が迫り来る中で実況席。

ユマ「...コレの後に向けた...牢獄側の準備を無駄にしないように」

ユマがミッションを送信。それと同時に何らかの淡い虹色の光を発するポイントがエリアの一部に出現する!

ミッション3開始。

Re: 自作逃走中ep2.5 御神楽台と兄妹の不思議な夏休み(新) ( No.62 )
日時: 2018/10/19 14:33
名前: YUMA (ID: 8V6Va8n/)

10.納涼祭はミッション3が始まる前に・6

ミッション3はいつもの...

迅宗「ん?何だろ。あちこちで光が上がってる」

豆狸「そういえばお神輿が通り初めてからお空が真っ赤ですよ、不気味過ぎやん((((;゚Д゚)))))))」

逃走者達も異変を察していた。山の山頂の真っ赤さと、虹色の光がエリアの一部で上がっている事を。

Ga.「何アレ。いろんな場所で虹色の光が...?」

56:00

PPPPP...

色々な話題が錯綜する中でメール。

葉月「さっき双子ちゃん達が出て行ったの見たけど...?え、"ミッション3"??」

羽清「"現時点でこの街は恐ろしい事態になっている。"え?」

ルナ狐「"このままだと残り時間30:00になった瞬間に全エリアが封鎖され、全ての逃走者は強制失格、ゲームが強制終了する!"ぇええええ!?」

ハル「"強制終了の回避には虹色に光る勾玉、涙勾玉を手に入れ、指定されたポイント7つ全てに設置する事"...簡単に言ってはくれますが...」

ジェネ「ついに勾玉の話題が出た訳か!...指定ポイントは...」

ミッション3
ゲーム強制終了を阻止せよ!

ドラマのボロいお堂から吹き出しているのが"御神楽の焔"なのか何なのかは正体不明だが、このままだと残り時間30:00になると同時に焼ける泥で全エリアが汚染されてゲームが強制終了してしまう!

強制終了の回避には謎の虹色に光る勾玉、"涙勾玉"を手に入れて指定されたポイント7つに向かうこと。

ミッション始まった残り時間56:00の現時点で事前に涙勾玉を入手しているのは葉月、ジェネ、ハルの3人のみ。達成するにはあと4つ同じ勾玉が必要だ!

コレは逃走者側に公表していないが...残りはお祭りに来た"ドラマ関係者以外の"ユマサイドの誰かが持っている。更に言うと全員タダでは渡してくれない上に鬼畜案件。

訂正2>
謎の勾玉=涙勾玉。ドラマに関与してくる虹色に光る謎な素材を加工して作られた勾玉。何故この事態の解決に必要かはミッション終わった後に解説します

伊那谷「勾玉は指定されたポイントに設置するだけでOKらしいですね...でこちら側と視聴者の皆様だけでも勾玉が誰持ってるか教えてくれませんか、ククク」
ユマ「ヒントだけなら教えましょうか?」

視聴者の方に大ヒント>

・映像では千枝が涙目になって準備中の唐揚げの屋台を眺めていた映像...時間データからミッション始まる前に撮影されたらしい

・塩焼きそばの屋台がお客で混雑して大変そうなアーチャーさん達の映像。会計出来る人が欲しいらしい

☆中央公園広場で機材の整備をしている風花とモルガナと歌星。何か道具を探してるみたいなのか、蓮が何処かに向かっている。

・恐ろしい形相しながらフランクフルトをかじっているマコトと焼きイカを頬張るゲイツの映像。タケルとソウゴを見失ったらしい

・診療所を探している永夢の写真。

・疲れてる様子のナーサリーとジャック。休憩出来る場所に行きたいらしい

・可愛い白ワンピのアナスタシア様の映像。手にスマホつけた自撮り棒を持っている。

・グラファイトの射的の商品。今回コレのみ確認済みでハルが勾玉ゲット

☆???

ルツ「ククク...まさかの展開だと思うが」
ユマ「☆マーク2つが何よりも1番の鬼畜案件になります。詳しくは直にぶちあたるかミッション終了後に。後もう1つの☆マークはドラマ関与案件なので次回以降でないと明かせない。」
セン「にしても..."勾玉持っていない奴"もセットで明かした時点で問題でしょ。」
テア「依頼解決すると全てメリットに繋がるけど...勾玉持ちか否かは別、自分達で確認しろ」
ザキ((((;゚Д゚)))))))つ"明かした奴以外にもあと2人だけいる、片方だけ勾玉持ち、もう片方はハズレ...!"

実はハズレが今明かした中に2人混ざっています。...なお☆マークは勾玉持ちなの確定なのでご安心下さい。

次回予告
11.ミッション3中は注意が肝心
<いろんな意味で、注意が必要。もう分かった?

以下はおまけ

Re: 自作逃走中ep2.5 御神楽台と兄妹の不思議な夏休み(新) ( No.63 )
日時: 2018/10/19 14:34
名前: YUMA (ID: 8V6Va8n/)

10.納涼祭はミッション3が始まる前に・7

おまけでラスト

ーで、予定通りグラファイトが手渡したり、サブイベの一部で貰ったチケットの使い道が明らかに。

ユマ「納涼祭のチケット、事実上の屋台のタダ券みたいなモノデース」

ー及び、一部逃走者達はお祭りで小休止だがドラマがクライマックス直前まで一気に進む。

ユマ「今まで名前のみの享、ついに登場。捻くれ者だが語り部の一族の末裔で御神楽の伝承...特に旧式の方やご老人でも知らない話なら彼にお任せ。」

ー御神楽の焔...このままだと御神楽台全域がリアルで大炎上して黒コゲに。ゲームどころじゃなくなります。残りの皆様、最後の晩餐が無駄になる事態は可能ならば避けて下さいませねー?

ユマ「まあ全滅した後のケアはする予定ですけどね」

ー残りの頼まれ事をしてくる2人はまだ不明、今回公表分にはハズレも込み...

ユマ「まあ、当たって砕けろです」

ーなお、お祭りの一般参加者のみなさんは今最悪の事態になってる事を全員知りません。お祭りを単純に楽しんで満喫してるモードです。

ユマ「アークさん、鬼藤さん、月詠さんもこの事態を知らないぞー。彼ら3人含めて騒ぎ起こす発言は辞めてね」

ーそしてドラマ顛末はもう決めてる。生存フラグなどのリクエストは受け付けてない。くれぐれも注意

ユマ「追求はそこかよ兄弟!」

ーなお、ここまでで確保された人らもあの後...

ユマ「ヘキサさん、惜しくも確保されたがチケット2枚と交換で大盛りの塩焼きそばとたこ焼きゲット。他の牢獄側の皆で腹ごしらえしたそうです。」

ーそして...次回作予告。魔人さんのポスター。

自作逃走中ep3
豪華客船と怪盗と四季時計狂想曲ワンダークロック・カプリシオ

ユマ「怖い作品となります。話によるが前にやった2作よりもお仕置きとクレーム案件待ったなし」

ー参加者や詳細はまだ未定だが、後程募集もかけちゃうぞ!そして...

料理対決第2回、開催!

ユマ「あのep2裏側のカレーの一撃で終わって欲しかった、欲しかったですよ?」

ー何か、面白いアイデアが多数浮かんでな。ユマ描きたくなった。こちらもまだ未定だが...ep2.5か開催予定のep3の裏側を見てね。

*及び次回からは楽しい楽しい確保者ラッシュになりますよぉ〜。まあ2、3人このミッション中に落とすかも。

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