二次創作小説(新・総合)

Re: 自作逃走中ep2.5 御神楽台と兄妹の不思議な夏休み(新) ( No.86 )
日時: 2018/12/16 17:04
名前: YUMA (ID: 8V6Va8n/)

13.ラストミッションはドラマの後に・1

前説から!

<前説・最後の晩餐に向けて>

ミッション3終了後、牢獄

トーチ「ユマさん、いよいよか!」
ヤマビコ「待ってましたよ、最後のチャンス!」
ヘキサ「腕の見せ所や!」

前から確保された男子作者3人はエキサイトなう...ここで甘味、黒槍の2作者のそれぞれからの通信。

シェイド(`・ω・´)つ通信 No@hと長原はもう待機している

No@h「屋台の方はうちのサイドに任せて良い、って返事貰いました。これから自分の"戦線レッドライン"で罠とかの再確認をします。」

そして今回のエース級である長原。

長原「俺の"戦線レッドライン"は簡単には制圧出来ない仕様にしておきました。良いんですね、ユマさん?手加減なしで残った逃走者達全部ブッ潰すんだが(黒笑)」

黒い笑みの黒槍の作者...ええ構いません。容赦なく暴れてブチのめして下さいな。(黒笑)

豆狸「ふ、コレは最後の晩餐というか...残った逃走者狩りやね、葉月さん☆」
葉月「何かあった際のマナドーピングも提供して貰いましたし...いくのだよ豆狸さん、ここからは逃走者狩りじゃああああああ!1匹1匹仕留めるどー!!」

普段以上にハイテンションの多元、顔無の女性作者2人。彼女らの手には先程支給した黄色い薬、マナドーピングが。

Ga.「ククク、ウフフフ...(黒笑)」

そして他に負けず劣らずの黒い笑みの水翼の作者...後にやる自分の"戦線レッドライン"での仕込みもあるが手加減なしで派手にやれる点では楽しみらしい。

ユマ「最後の晩餐、やる気になってくれてるご様子で安心してます。嗚呼そうだ、Ga.さんにコレを。同時期に確保された豆狸さんと葉月さんにも先程コレと同じモノと処方箋を渡しています。」
Ga.「黄色い、薬?処方箋から...マナドーピング!?えーっと」

確保者8人に事前に支給したヤバそうな薬、マナドーピングの事は本編でも後程詳しく解説するが...

ユマ「メタ発言。裏側でこの薬を存じてる方は色々お分かりかと思います。投与してどうなるかとか、副作用とか。」

まあ、"状況判断して使え、ただし使用後の責任は問わないぞ?"って訳です、そして実戦での使用に関する完成薬の検体にアンタら牢獄メンバーを使わせてもらおう。

ヘキサ「一応...気をつけまーす」
ヤマビコ「豆狸さんはともかく、葉月さんが何か怖くて気になるなあ...」
トーチ「Ga.さん、マナドーピングの件で細かい事色々聞いてんな...」

答えられる範囲でなら質問は自由に応じようか。

ユマ「...えー、結論から言うとGa.さん、コレの副作用の件でのリカバリーにリジェネやモルフォの使用は確実にアウトですから。...で、...かと。」
Ga.「あー、そうなる??」

今の状況でのマナドーピングの質問は機密情報なのでGa.さんには耳打ちで伝えておきます。

その頃、???

No@h「マナドーピングは追い詰められた時の最後の手段って訳ね...首筋に負荷の少ないシリンガン形式で撃ち込んで投薬...ぶつぶつぶつぶつ」

流石の彼女もマナドーピングは投与する際に負荷の少ないシリンガンとはいえ注射形式での投薬なので青ざめてる...

その頃、???

長原「うう...あの時のトラウマにならないレベルでは無いだけマシと判断すべきか、コレ?」
<ネタバレ事項で顔が見えない

ミニノート入力中、傍らにスマホと件のマナドーピングの長原は裏側の件での濃度が濃いマナドーピングの投薬経験からトラウマがアゲイン...

ではドラマからです

Re: 自作逃走中ep2.5 御神楽台と兄妹の不思議な夏休み(新) ( No.87 )
日時: 2018/12/16 17:07
名前: YUMA (ID: 8V6Va8n/)

13.ラストミッションはドラマの後に・2

ドラマパート1

ゴボ、ゴボボ、ゴボッ...

まだ"それ"が吹き出す御神楽山の山頂。一方で、

旧御神楽神社の跡地。

ミコト(トクマ)「この、光は...フ、人間にしてはやってくれたか。」
ナミダ(黒猫δ)「!」

キィィ...

瞬く間に御神楽台の全域に虹色の柱が灯り、ミコトとナミダの立っている足元から光が。

ミコト(トクマ)「...止めても別に良いんだぞ?俺の事、嫌いなんだろ?怖いんだろ?」

そう。ナミダはあの全員が集まった話題の前にミコトと取引をしていた。"ミコトに人間達の話を聞く様にしてもらう。その代わり、この騒ぎが終わったらミコトと融合して元のミカグラノミコトに戻る"。ただそんな事をしてしまうとミコトはもちろん、ナミダも今の姿に戻れなくなる。

ミコト(トクマ)「青と藍に...その姿でもう会えないぞ。それでも良いのか?」
ナミダ(黒猫δ)「ーーーーー!」

記憶が無い、喋れないナミダはなんとなく分かっていた。双子にこの姿でもう会えないのは寂しいけど...

ガッ
<ナミダ、ミコトの上着を掴んで顔を見る

ナミダ(黒猫δ)「...」
<涙と鼻水で顔がぐちゃぐちゃに
ミコト(トクマ)「分かった、分かった。覚悟してんだな。...じゃあ始めるぞ」

ナミダも頷く。それと同刻...

同刻、御神楽神社内部

シャーン...シャーン...

今日の御神楽鎮めの為だけに設置される舞台に神楽舞の踊り手が立つ。美しい紅白衣装で観客全てが見惚れるぐらいだ。

天土「...」

そして旧御神楽にいる2人の衣装は追求されていなかったが...なんと、神楽舞の踊り手と同じ衣装だった。

ミコト(トクマ)「...たとえ引き裂かれていたモノとしても...半身が2つ共揃っていれば同じやり方で静まる筈...」
ナミダ(黒猫δ)「...!」

そして荘厳な神楽舞が始まる。

シャーン...シャーン...

ー泣きに泣きぬれ、ミカグラサマや

ファーン、ファーン...ピーヒョロヒョロ

天土「...!」

舞台では神楽舞の踊り手、

ー願わくば、その御心

ミコト(トクマ)「そうだなぁ...」
ナミダ(黒猫δ)「...」

タン、タンタン、ファーン...

旧御神楽神社では半身の2人が神楽舞を踊っていた。それも内容は全く同じ。

ー涙と共に

ミコト(トクマ)「踊りながらでも良いから聞いてくれねーか?」
ナミダ(黒猫δ)「?」

ミコトの話はこの神楽舞の後の事についてだった。

ー祓えたまへ、清めたまへ

ミコト(トクマ)「...って訳。アイツらには...」
<手紙と便箋を取り出す。
ナミダ(黒猫δ)「?」

そして、何かしらメッセージがあれば双子に残しとけ、とナミダに便箋を1枚渡すミコト。

ーミカグラサマや、しずまりたまへ...

シャーン...

そして荘厳な神楽舞は終わり...

天土「...」

同刻、御神楽山、山頂

御神楽山の山頂からは泥の噴出が収まり、

ボコ...ゴボボボ...

その泥は一つに集まって涙勾玉と同じ虹色の何かに変化、

バシュッ!

空へと流星の様に飛んで行った。

同刻、旧御神楽神社跡地

ミコト(トクマ)「...」
ナミダ(黒猫δ)「...」

パァアア...

ナミダとミコトの体も光り輝くと泥と同じ虹色の何かに変化、

バシュッ!×2

そのまま同じ様に空へと消えていった。ただ"それ"が消えたのと違っていたのは...

カランッ...

ミコトの立っていた場所には虹色に光る破片が残っていた。それが...

フワフワ...

旧御神楽神社のお堂の中に入っていったのだった。実はお堂の中には...虹色に輝く謎の塊が。接着剤で引っ付いた様な形でミコトが残した破片も塊の下側に貼り付いていた。そして塊の真下には手紙と何かが書かれた便箋が。

そして飛び去った3つの光は

ポウ...

上空で一つになると...弾けて御神楽台全域に降り注いだ。

パァアア...キラキラキラキラ...

ドーン、ドドーン!パチパチパチパチ...

偶然にも納涼祭が花火大会の時間帯の為、多くの人々が今年は何か隠し球の花火があったのかと思って上空を見つめていた。だが、この日以降ナミダらしい少女とミコトらしい男の姿を見た者は誰もいなかったという...

そして夜は明ける

Re: 自作逃走中ep2.5 御神楽台と兄妹の不思議な夏休み(新) ( No.88 )
日時: 2018/12/16 17:07
名前: YUMA (ID: 8V6Va8n/)

13.ラストミッションはドラマの後に・3

ドラマパート2

翌日、旧御神楽神社跡地

次の日の朝。ミコトから渡されたメモの件で跡地を訪れた豊と楓。

楓(Mr.KK)「...ここか。ミコトの言ってた旧式の御神楽」
豊(神田)「呆れた奴だったが...!」

ボロボロのお堂の中身を確認すると...驚きの声を上げる2人。あの謎の虹色の塊と、手紙2枚を発見したのだ。

楓(Mr.KK)「...うわ、まさかコレってお義母さんが言ってた奴かな?」
豊(神田)「...どういう訳だ?あのガキといけ好かねえ不審者は。」

楓が言ってた話題...それは種子ばあさんのおとぎ話の1つだった。

同刻、祖父母の家。

ガラガラッ。

友(実渕)「はいはーい。パンの宅配サービスでーす。」
種子ばあさん(おばあちゃん) 「あら、友君。朝から配達お疲れ様ねえ。」

アレから夜は明け、納涼祭も終わっていつもの日常が戻ってきた御神楽台。種子ばあさんは庭の畑の水やりをしていた。

雪彦じいさん(博士) 「そうか。明日の朝に帰らにゃいかん...とな。」

そして双子も父の車で明日の朝には家に帰らなくてはいけなくなった。祖父母も少し寂しいのは仕方ない。

青(トア)「...」
藍(ニア)「...」

そして姿を消したナミダの事は双子も大人達も周りには迎えが来て家族の元に帰った事にして処理していた。

雪彦じいさん(博士) 「お前さん達も、迎えが来たナミダちゃんも...帰るべき場所があるんじゃ。寂しくとも心は何処かで繋がっておるよ。」
友(実渕)「そうそう。冷めないうちにパン食べてちょうだい、双子ちゃん達〜」
種子ばあさん(おばあちゃん) 「そうじゃ、青も藍ちゃんも御神楽山の事で話をしていた事から興味ある話があるんじゃが...どうかね?」

楓も話題にしていた種子ばあさんの話とは...友も少しだけ時間があったので聞く事が出来た。

種子ばあさん(おばあちゃん) 「ミカグラノミコトがこの地に現れた話じゃが...」

同刻、御神楽神社境内

なお、楓はずっと昔にこの話題を聞いていた。傍らには布でくるんだ件の塊。

楓(Mr.KK)「...ちょいと曖昧に聞いてた話だけどな。ミカグラ様は大昔にこの地で日照りが続いた際に"雨を降らせてくだせえー..."って祈りを捧げて雨乞いをした。その際に祭壇に虹色の光が落っこちて現れた龍がいたのサ...」
豊(神田)「それが御神楽の命...氏神の降臨って訳?」

そう。日照りが続いた地に虹色の光と共に現れた龍だったのだ。ただ、

楓(Mr.KK)「...現れた後はお察しの通り。ミカグラ様とやらは嵐や雨や洪水で人々を困らせた」
豊(神田)「雨を降らせる為に雨乞いしたら本当にタチ悪い神を空の上から降ろしちまった奴か。」

で、楓の件はここからが本題。

楓(Mr.KK)「...その"落ちてきた虹色の光"の事について新聞読んでて思い出した事があってさ。ほいコレ」
豊(神田)「ん?"月から落ちた虹"と呼ばれる隕石の謎...!」

楓が渡したのはスマホの写真データだがとある何ヶ月か前の新聞の一部分。別室の考古学の教授がボードに貼り付けていたモノを写真に撮影してメールで送ったモノらしい。それには

楓(Mr.KK)「...更に調べてみたがこの記事の奴は人間の先祖が現れる前の地層から発見されたモノ、周辺では温暖な陸上に住んでた古代生物の化石が見つかったらしいんだが...同じモンが御神楽台のこんな所にも落ちてたなんてな」
豊(神田)「"研究の結果、特有の濃度の高い魔力を帯びており、パチンコ弾サイズの欠片だけでも周辺の気候への影響を与える"...まさか」

そう、そのまさかだった。

楓(Mr.KK)「...多分さ、あの化石の生物ってあの隕石の気候変動に巻き込まれて全滅していた、そしてココで見つかった同じ隕石は」
豊(神田)「洪水レベルの雨と嵐を発生、か。だがどうして突然止まったんだろうな。それこそ空の神様のせいなのか...あの隕石事態得体の知れない何かしらなのか。手紙残して消えたガキと不審者の件で謎が深まった」

次は手紙の話題

Re: 自作逃走中ep2.5 御神楽台と兄妹の不思議な夏休み(新) ( No.89 )
日時: 2018/12/16 17:08
名前: YUMA (ID: 8V6Va8n/)

13.ラストミッションはドラマの後に・4

ドラマパート3

楓(Mr.KK)「...まずはミコトからの奴か」
豊(神田)「...」

拝啓
人間共へ

この手紙を読んでいる頃はもう"それ"の脅威を止めた後の街を見ているって事だな。

お察しの通り、コレは俺とナミダの...本来の御神体だ。大昔、コレが落ちた祭壇が旧御神楽神社のお堂にあたる部分。それが時間経過でコレだけでなく山全てが御神体扱いされてしまった。

享から人間共の新聞やニュースを見せて貰って知ったよ、お前らが本来の御神体と似たモノを隕石と呼んでいる事も、その機能についてもだ。

俺の見解だが...まずこの地に降ってきた隕石の機能で雨や嵐や洪水が起こった。それがあの時日照りが続いて困った人間共の願いだったからだ。機械故にやり過ぎてしまっただけなんだろうな。

そこで人間達はあの隕石を調べて落下した際に割れた破片を使う事をなんらかの形で発見した。あの隕石周辺は当時雨や嵐や洪水に巻き込まれる事がなかったからか、破片の回収は容易に出来た。そして破片から作ったのが涙勾玉...コレを用いれば隕石が起こす気候変動を制御できる事もある程度可能だったんだろうな。破片事態にも本体と同じくらいの力があるから最適だった。

そして知らずのうちに隕石事態が機能を停止して気候は安定、勾玉の事も...隕石が本来の御神体なのも忘れられてしまって人間達の中では御神楽の命の迷信話で伝えられてしまった。

話は変わって更に時が巡ってあの大火災が発生、山と旧御神楽が焼け果て、その際に熱で隕石も一部分砕けてしまった。それからしばらくして俺が砕けた破片から生まれてな。その際は人間共が憎い、だけしか思えなくてずっと山に隠れて生活していたよ。俺が双子に渡した勾玉は知らずのうちに山で拾ったモノさ。多分あの隕石から生まれたモノ同士、本能で何か察していたのかもしれないな。

で、双子には言いにくい話題だがナミダも似た経歴で生まれてきた。俺と違うのは生まれたのはあの残っていた隕石の塊...御神体の本体が元だって事と大火災のショックで喋れない、自分がミカグラである自覚も記憶も無い事。そして俺と違い人間共に嫌悪を持たない事だ。

最後に、御神楽の焔..."それ"についてだが俺と同じ経緯で破片から生まれている。あの大火災の際、山頂の忘れられてしまった場所まで飛んで行った破片があったんだろうな。享の見解通り人間の怨念や負の感情を動力にして定期的に撒き散らしていた。

"それ"を鎮めるのに涙勾玉が必要なのはここまでの内容で察してると思うが...全てが同じ隕石から生まれてきた事が元だ。

そして最後に。

この塊をどうするかはお前らの自由。今の神社の片隅に納めて内密にしてもいい、発見した場所に納め直して何らかの形で約束通り旧神社を復元してもいい。

全てが元の姿に戻った事で御神楽の焔は二度と起こらない。内心では剛腹だがな...そして俺もナミダもあの人間の姿でもう二度と出会う事は無いだろう。だが元の姿でこの地をずっと見守っているつもりだ。相変わらず人間はずっと嫌いなまま、憎いままだがお前らの事は忘れない。

ミコトより

ps.後は...毎年の実物、って言われている"御神楽鎮め"の映像も見たぞ。"それ"をナミダと鎮める為に行った御神体鎮めの舞とほぼ同じ内容で正直なところ驚いた。

それと享と禊に言い忘れてた事を伝えといてくれ、"ありがとう"って言えば全て通じる筈だ

豊(神田)「...本来の御神体がコレとは」
楓(Mr.KK)「...」

楓が握っていたのはもう1枚の...ナミダの書いた便箋。

楓(Mr.KK)「...すまん。ナミダちゃんの奴...俺の子供達へ宛てた奴は状況次第で伝えるか否かは考えとく」

どうする、楓

Re: 自作逃走中ep2.5 御神楽台と兄妹の不思議な夏休み(新) ( No.90 )
日時: 2018/12/16 17:10
名前: YUMA (ID: 8V6Va8n/)

13.ラストミッションはドラマの後に・5

ドラマパート4

ガラガラッ。

数分後、祖父母の家

青(トア)「パパ!」
藍(ニア)「...帰ってきた」
楓(Mr.KK)「...おう、元気そうだな」

子供達が元気そうでなにより、と安心した楓。

楓(Mr.KK)「何かしらあったのか?」
藍(ニア)「...うん。おばあちゃんの話でミカグラ様のお話を聞いてたの。何でミカグラノミコトがこの地に現れたか、って話」

え?豊と話題にしていた事と同じ話を子供達も聞いていたのか??

青(トア)「日照りで困った人々の為に最初は現れたんだって事と、雨や嵐や洪水で困らせたのは多分後になって人々の神様を蔑ろにした行いで怒ったせいだって。」

楓は種子ばあさんの話を曖昧に聞いていた事を後悔した。虹色の光についてのみ気にして忘れていたのだ。

楓(Mr.KK)「青、藍。...ナミダちゃんの件で大事な話がある」
青(トア)「...分かった」
藍(ニア)「...大丈夫だよ、パパ」

渡すか否か迷っていたナミダの書いた便箋を手渡す楓。それにはひらがなとカタカナだが...

セイとアイへ

ふたりのことはみているよ
もうあえないけどずっとトモダチだよ

だからサヨナラはいわないよ

ナミダより

双子の目は涙に滲んでいたが、全ての謎が解けた様子だった。

青(トア)「...手紙ありがとな、パパ」
藍(ニア)「...全部、スッキリしたよ。サヨナラじゃない、ってのは...」
楓(Mr.KK)「父さんもみんなも分からないが、ずっと俺らやこの街のみんなの事を見守っているって事なんだろうな。多分」

そして次の日の朝。

朝食を済ませ、車に乗り込む3人。その帰りの道のりの中...藍は疲れて眠っていたが...

Aーーーー...

楓(Mr.KK)「どうした?青」

Aaaaa...

青(トア)「...うん。俺たちは大丈夫だぞ、ナミダ」

そしてそれから半年後の今年の年末近く。旧御神楽神社の跡地には新しい神社の整備工事が始まった。その名も...

豊(神田)「...約束は果たしたぞ。ミコト」
友(実渕)「...名前は"涙雨神社"、消失した御神楽神社の本堂、旧御神楽神社に当たるモノ...ねぇ。」

まあいちいち御神楽とか名付けなくても旧神社を復元すれば良いのがミコトとの約束。そこへ...

ブロロロ...

2人乗りのバイクがやって来た。もちろん...

享(火神)「...ようやくですね。ミコト君とナミダちゃんの本来の御神体の事は聞いています。」
禊(ライダー)「もうこれで因縁は終わりだけど...」

そう、これからが始まりだ。言い伝えも何もかもを正しく伝えていく。旧神社の復元はまだ第1段階。

楓(Mr.KK)「...まあ、うちのガキも神社完成したら呼んでおくよ。」

完成には急いでも来年の今頃になるらしいそうだ。そこに北風と共に声が聞こえてくる。あの時の様な悲しみと嘆きの声ではなくて...

...Aaaaーーーー

この街は、見守っていく。

...AーーAーー...

過ちを犯す愚かな生き物、

Aaー...

ニンゲン達の街だとしても。

Aaaaー...

大好きな人々がいるから。

AAーaaaaー...

トモダチが、いるから。

...優しく、人々を思う穏やかな声だった。

ドラマ完結。ゲームに戻るぞー?

Re: 自作逃走中ep2.5 御神楽台と兄妹の不思議な夏休み(新) ( No.91 )
日時: 2018/12/16 17:11
名前: YUMA (ID: 8V6Va8n/)

13.ラストミッションはドラマの後に・6

最後の晩餐に

37:50 北エリア、祖父母の家前

迅宗「とりあえず、ヤバい薬を渡す奴がいた時点で怖いだろ、この後」

37:35 西エリア、商店街前。

ジェネ「後は逃げ切るだけで終わらない、よな?」

残り逃走者は5人。不穏な声を隠せない蒼海の作者と炎獄の作者、

36:58 西エリア、中学校前

ハンターA「??」

羽清((((;゚Д゚)))))))
<隠れてる

ハンターへの恐怖MAXの錬金の作者、

36:39 北エリア、御神楽神社前

ハル「...そういや、私...アイテムもう無かったですね、ど、どうしましょう((((;゚Д゚)))))))」

自分のピンチを察している探偵の作者、

35:43 南エリア、心臓破りの坂道

ルナ狐「...」
<疲れてるみたいだ。

そして、疲労困憊の傍観の作者だ。

同刻、実況席

ユマ「...」

そして、今の様子を眺めているユマ。

ユマ「予定より早めですが...35:00になったら配信するか」

PPPPP...

ユマ「?」
シェイド(・∀・)つ通信 トクマ達から

及び予定よりかかると思ったが、突風の作者へのドラマ撮影ついでの依頼...目処がついて厄介な事の処理が終わったらしい。詳しくは裏側を。

ユマ「ええ。了解です。シェイドと月詠さんに転送させて下さいね。それと..."暴れたい"ですか、貴方がた」

そして、

35:00

最後のミッションが配信される...

PPPPP...

羽清「メール...嫌ぁああああああああ!!やっぱりあの人ガチでやりやがったぁあああああ!!((((;゚Д゚)))))))」

ルナ狐「"ミッション...牢獄に確保された者達が指定されたエリアで"戦線レッドライン"を設置した。"」

ジェネ「"このままだと残り時間が10:00になった時点で全員が強制失格となりゲームが終了するだけでなく、ゲームクリア時点での賞金が全て牢獄の者達に渡ってしまう!"...エゲツねぇな」

ハル「"コレの回避手段は残っている逃走者が牢獄側を全員倒さなければいけない。"...簡単に言ってはくれますが」

迅宗「...待って。確保された人らってエース級の長原さんと葉月さん、潜在能力高いNo@hさんがいたよ、な。」

ミッション4

牢獄に確保された者達が指定されたエリアで"戦線レッドライン"を設置した。このままだと残り時間が10:00になった時点で全員が強制失格となりゲームが終了するだけでなく、ゲームクリア時点での賞金が全て牢獄の者達に渡ってしまう!

コレの回避手段は残っている逃走者が牢獄側を全員倒さなければいけない。このミッション中に限りスキルは全解禁されるが禁止されている事項は守るべし。

ただし牢獄側には1人強敵の助っ人がいる上、助っ人以外の全員が残っている逃走者への対策を講じている!

一方での逃走者はドラマ作者&ゲスト作者のうち4人がアシストで登場。協力してくれたまえ。

なお撃破時のレートは...

牢獄2人以上撃破>強制失格1人回避
牢獄4人以上撃破>強制失格2人回避
牢獄8人全員撃破>強制失格全員回避
助っ人撃破>賞金流出回避
9人共全滅>すべて回避+ミッション開始時点での残り逃走者に5万円ボーナス

牢獄チーム
トーチ
No@h
ヤマビコ
葉月
ヘキサ
長原
豆狸
Ga.

助っ人
???

対策だけでなく追い込まれた際のマナドーピングの投薬で助っ人以外全員刻印の制限が一時的に10%になる最悪のオマケつき(なお、ドーピング効果がきれるとデメリットも発生するらしい...)

残り逃走者チーム
ジェネ
ルナ狐
羽清
ハル
迅宗

助っ人
鬼藤
アーク
黒猫δ
トクマ

*月詠さんは後の話題絡みと実況に座って助手代理してます、ご心配なく

最後の晩餐、公表!

次回予告
14.最後の晩餐は個人戦に限る(その1)
<前編、中編、後編で。

以下おまけ

Re: 自作逃走中ep2.5 御神楽台と兄妹の不思議な夏休み(新) ( No.92 )
日時: 2018/12/16 17:15
名前: YUMA (ID: 8V6Va8n/)

13.ラストミッションはドラマの後に・7

おまけ

<おまけ1・ドラマ余談3>

黒猫δ(以下、黒猫)「ふー...ようやくですね...元の姿に戻れましたよ僕...ずっと黙ってる役は疲れましたぞ...」

ボクっ子の陰遁の作者、"黒猫"、こと黒猫δ。あのドラマのナミダの姿と違い元の黒い猫耳パーカーを着た女性の姿に戻っていた。

トクマ「ドラマではウチの子ら色々いじくって来たよ、全く...野生児とかバカな不審者云々で認識されて仕方ない役とはいえ。あ、それとコレをシェイドと月詠さんに任せておけって事か。」

裏の任務を遂行したのは黒い癖毛と眼鏡の男...突風の作者、トクマだ。不審者の衣装と違い元のTシャツとジーパン姿に赤いジャージを羽織っている。その足元には布を被せられて全体的に鎖で縛り付けた人の姿をしたモノ。

アーク「にしても...」
月詠「原始結晶が人の姿をして動く代物のケース時点で悪い意味でヤバかったぞ...です」
鬼藤「トクマさんと月詠さんがいてくれたので助かったというべき??この5人ではアークさんしか気配を知ることが出来なかったなんてさあ。」

更に言うとアークの気配察知ではここまで来るには足りなかった。トドメの一撃でとある話題を抱えているトクマと月詠がどうしても必要だったというべき。

PPPPP...

月詠「ん?はい。終わったですよー。...はい。伝えます」

この時点で月夜の作者に伝言。

シェイド(・∀・)
月詠「ユマさんから伝言。""暴れたい"ですか、貴方がた"」

"暴れたい"...それに4人が反応。

月詠「なら、スピーカーモードにシェイドの通信設定を変えて伝えます。ユマさん本人から聞いた方がいいかと。」

*月夜の作者はこの時点でヤバい気配を察したそうだ。

ーようやくですね。

ユマ「ようやくだよ。最後の晩餐!」

ー牢獄側のラストチャンス。

ユマ「残り逃走者にはまたもや鬼畜」

ーただし助っ人いるぞ。

ユマ「それが月詠さん以外の4人のゲスト作者。」

ーなお、そのうち男子作者2人と鬼藤さんは実力を保証出来ますぜ。

ユマ「トクマさんはドラマの事があって実力未知数、ep3.5の件で被害受けて残念な事になってまーす、ですが...」

ーそこそこ強いぞ。そして黒猫さん、トクマさんの裏側は上手くいけば今年中に解禁かな?本編は月詠さん混みでオチまで考えたが年明けにまでなる可能性があります

ユマ「まだジオウもルパパトも閲覧出来てないが後者は後日覚悟して見るよ。精神的にエグいらしいと聞いた」

ージオウ、年明けに3人目のライダーご登場...一番インパクト強烈なの頼むぞー

ユマ「fgoクリスマス、今回本当に怖くてカオスな話題になったな。サンタじゃなくてサンバかーい!はまだ序の口なんて。」

ー試合時のテンションとか、色々変な方向に気合い入れ過ぎなのだよ(汗)

ユマ「そしてep3も...」

ー気乗りするならどーぞー

自作逃走中ep3
豪華客船と怪盗と四季時計狂想曲ワンダークロック・カプリシオ

参加チーム詳細

ペルソナチーム
FGOチーム
仮面ライダーチーム
作者チーム

まずは4チームってだけ。ドラマとかは怖いとだけ。覚悟してる人だけ募集ココでかけちゃうぞ!

*ここから募集用紙

1.名前

2.性別

3.一人称と二人称

4.性格

5.口調

6.容姿

7.持参する武器

8.簡単な詳細設定

9.サンプルボイス

10.自分が使いたい属性を3つまでお答え下さい。また、ユマの世界で使いたい魔法があったら教えて下さい!

11.ユマの作品について何でもどうぞ

12.今回の舞台は何でもアリの豪華客船。ココで何をしたいですか?

13.最後に。ep2レベルではないとはいえエゲツない展開、お覚悟してますか?

注意!!リクエストには出来る限り答えますが、チートだったり1~13までの記入が1つでもない場合、不採用として扱います。

既に以前記載したメンバーよりも新規の人が優先されるかも?

記載しておけば採用されなくても...?

*ではコレにて

感想OK