二次創作小説(新・総合)

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ポケバン!
日時: 2019/09/15 22:27
名前: 水無月匣 (ID: xs5T8t9X)

「私の力の半分を貴方に授けますエレノア」

ポケロニアという世界に突如やって来た異世界人エレノアは
ポケロニアの再生と生命の女神ルネアから力の半分を授けられた。
何故彼女がここにやって来たのか、誰が彼女をここへ呼んだのか…。
ポケモン擬人化の物語。

「プロローグ」>>01
「パーティーの前に」>>02

Re: ポケバン! ( No.1 )
日時: 2019/09/15 21:32
名前: 水無月匣 (ID: xs5T8t9X)

何時、誰が呼んだのか。

何故彼女はここに来たのか。

凛とした太い声はエレノアの名を呼んだ。

彼女を見つけた女神ルネアは彼女をここに呼んだのは

始祖の神アルではないかと推測した。

ルネアは彼女に自身の力の半分を分け与えた。

何故彼女はここへ来たのか。

誰が呼んだのだろうか。

呼んだのは本当にあの神なのか。

Re: ポケバン! ( No.2 )
日時: 2019/09/15 22:18
名前: 水無月匣 (ID: xs5T8t9X)

「まぁ素敵。やっぱり貴方には水色が似合うわ」
エレノアは照れくさそうに笑う。パステルブルーのドレスを身に纏う。
彼女の隣には黄緑のドレスを着た女性レディアがいた。エレノアは
今日、国民の前で王となることを明かす。
「でも私なんかが王様で大丈夫なのかな?」
「心配はいらないわ。貴方は無理に振る舞わなくていい。王が笑顔で
いれば国も自然と笑顔になる、私はそう思うわ」
トントンッ、扉をノックした後に一人の男が中に入って来た。
真っ白な服に身を包んだ騎士レイドだ。彼とレディアは兄妹。
「お兄様ったら、まだ返事を返してませんよ?」
「これは失礼。ドレス、とてもお似合いですよエレノア様」
「ありがとうレイド。貴方もとってもカッコイイ」
エレノアたちは部屋の外に出る。慣れない格好だからか歩いていて
早々エレノアはバランスを崩した。彼女が前のめりに床に倒れる寸前
誰かが彼女を抱き抱えそっと立たせた。赤い目をした青年、アニスだ。
チャックが沢山ついた黒い服を着ている。顔には大きな傷がある。
「アニス!」
「…」
「ありがとうアニス」
彼は無言でニコッと笑い廊下を歩き去る。
「彼は近くで捨てられていた孤児だ。そして虐待もされていて両親を
恨んでいた。そこで彼を拾い育てたのがルネア様だ」
信じていた両親から捨てられた、相当過酷な生活を強いられていたのだろう。
後から聞いたが彼の傷も両親がつけたものらしい。
さぁ、パーティーが始まる。

レディア…サーナイト擬人化。
レイド…エルレイド擬人化。
アニス…ジュペッタ擬人化。

Re: ポケバン! ( No.3 )
日時: 2019/09/16 12:31
名前: 水無月匣 (ID: xs5T8t9X)

パーティーが始まったのは夜。シャンデリアが会場を明るく照らす。
「素敵なスピーチでしたよエレノア様」
拍手をしながら歩いてきたのは暗い赤色の正装を着た男ソウクウだ。
時折エレノアたちも力仕事などを手伝ってもらっている。
城の外。アニスは一人だけ夜空を見ていた。
「中に入らないのかアニス」
黒いマントを纏った銀髪の男イリヤだ。
「‥‥」
スッとアニスは視線を逸らす。そして口元を隠した。
「エレノア様に捨てられると思ってるのか…図星みたいだな。あの人は
捨てないだろう」

パーティーが終わってすぐ。アニスはエレノアの後ろを歩いていた。
「ねぇアニスは私の事、嫌い?」
「ッ!」
アニスは無言で何度も首を横に振る。エレノアはアニスに歩幅を合わせる。
そこでエレノアは察した。ルネアが残したであろうノート、それは
日記帳だった。ルネアは路地裏で彷徨っていたアニスに声を掛けた。
連れてきて最初の頃はほとんど近付こうとしていなかったが彼は影から
ずっとルネアをつけて見つめていた。もしかすると本当は見て欲しかった
のかもしれない。



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