二次創作小説(新・総合)
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- マジカルストーリーFINAL(3)
- 日時: 2019/11/07 18:25
- 名前: 3104&休日トリオ (ID: BL8fZ.Pl)
3104:久し振りに投稿します3104です!
アマノカナタ:久し振りって、めっちゃ不定期な投稿だな…
ユウザキルリ:前投稿したのが二カ月位前に感じるよ…
ユウザキマコト:オレは関係ないデ~ス…ハハハ
ユウザキルリ&アマノカナタ:何しれっと大嘘を!
3104:さて今回は、女神との闘いだよ。FINALシリーズは、一話がめっちゃ長いからな…時間かかるんだよね。ちなみに、毎回前文はチョー適当です……(笑)
休日トリオ:笑いじゃなぁぁぁぁぁぁぁい!
- Re: マジカルストーリーFINAL(3) ( No.1 )
- 日時: 2019/12/08 17:43
- 名前: 3104&休日トリオ (ID: 5EpTQfZU)
妖しく星は乱れ舞う Act III ~善の神 女神~
サトシは、ロックを助けに塔を飛び出した。だが、あいにく外は雨であり、この中でロックがさまよっていることが信じられない。
「…ロックー!どこだ、ロックー!?」
「ピカチューウ!」
もちろん返事などないが、なくてもサトシには痛いほど分かった。
ロックは、今とても悲しんでいる。そして、心配なのだろう…仲間のことが。
まず、そうでなければファルコンを飛び出してくることもなかったはずだ。
「…ロック!!どこにいるんだ、ロック!!」
サトシは大声で叫ぶ。ロックに届くように。
☆
「………サ…トシ……?…」
…声だ…サトシの声だ……!
「…………サトシ……………………!………助けて……!」
ロックは、なるべく大きな声を出そうとするが、そうもいかない。その声は、とても小さくなってしまった。
「………………もう…いやだ………。………助けて……」
自分の情けなさと、今のこの戦いの無意味さに、ロックは嘆く。傷に雨が容赦なく降り注ぐ。
十分くらい経っただろうか。近くでサトシの声が聞こえた。
「…ロック!!おい!大丈夫か!?」
「………サトシ…………」
「…ロック!!戻ろう!ここにいちゃいけない!」
「………いやだ……オレ…塔に登る!……みんなにだけ…それに、オレ……ケフカを……助けたい…!」
その声を聞き、サトシは唖然とする。
こいつ…本気なのか!?
「…ロック…歩けるか?」
「……?」
「…行こう。みんなの所に。どうせ、ファルコンには戻る気ないんだろ?」
「……いいの…?」
キョトンとするロックに、サトシは優しく頷いた。そして、手を差し伸べる。
こいつは、みんなを助けたいんだ。だから、オレが引き留めるなんてダメだ。今は、こいつについて行く。
「…ほら、肩かしてやるから。」
「……うん…!」
パッと、ロックの表情が明るくなった。差し伸べられた手をとり、ゆっくりと立ち上がる。
しかし、サトシの目の前で、少年の上体が傾ぐ。そのままロックは、サトシにもたれて倒れてしまった。
「……!ロック!」
「………」
「……ロック……お前……」
☆
しばらくたち、女神との闘いの最中の仲間たちの所に、サトシとピカチュウ、それにロック(は重そうにサトシに抱えられていたが)が歩いてきた。
「サトシ!」
「ちょうどいいぜ、この女神、もうすぐ崩れ落ちるから、手伝ってくれ!」
入った直後に、セリスとセッツァーの声が聞こえた。
「…その……前に……ロックを……」
重そうに歩いてきたサトシがへたり込む。エドガーが駆け付けて、ロックを抱え込んだ。
「…おい、ロック!生きてるか?」
(……兄貴……何だよ、その声掛けは……。)
変な声掛けをするエドガーを、マッシュはしらけた目で見る。
「…あら、バンダナさん。いつからここに?私の魔法は効いていないのでしょうか?まあいい。女神!さっさと片付けてしまいましょう!」
ケフカの声に、女神が『やすらぎ』を放った。真っ直ぐ、セレナに向かってくる-!
「……!」
「セレナ、危ない!」
「……セッツァー!」
セッツァーの悲鳴とケフカの嘲笑が同時に聞こえる。
倒れたセッツァーを見て、セレナは涙を浮かべた。
「……私の…ために……」
「セレナ、攻撃を!」
「…うん…!『かえんほうしゃ』!」
「…ピカチュウ、『10まんボルト』!」
「テールナー!」
「ピカチュー!」
ポケモンたちの攻撃に、セリスとティナの『アルテマ』が合わさった。
そして、女神に直撃する。女神はグラグラと崩れていき、ついには全て消えてしまった。
「…ちっ…三闘神も意外と弱いですね。ここからが本番ですよ。バンダナさんの分まで、あなたがたが頑張って下さい。私を倒すまでね!」
続く
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