二次創作小説(新・総合)

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謎解きはディナーのあとでseason4
日時: 2019/11/16 22:03
名前: さな (ID: n/nfpoX8)

今日はクリスマスイブ。
国立署で働く女性刑事、宝生麗子はクリスマスイブの為、有給を取った。
「お嬢様、おはようございます」
「おはよう、影山。」
「朝御飯の用意ができております」
「わかった。今すぐ行くわ。」
麗子はすぐ一階の広間に出た。
「今日はクリスマスイブでございますね。今日はどちらにお出かけになられるのですか?」
「そうね。ショッピングに行きたいわ。うーん。六本木ね。イルミネーションを見てもいいわね。じゃあ影山、一緒にどうかしら?」
「いいのですか?」
「勿論。まあ今日は影山も自由に行動してもいいわ。イルミネーションが点灯する30分前までに朝日テレビの前にいなさいね。」
「それではわかりました。御準備くださいませ。」
国立市から綺麗に磨かれたリムジンでヒルズまで向かった。
「それではお嬢様、いってらっしゃいませ。お怪我だけはなされぬようにお気をつけてください。」
「影山も。楽しんでくるのよ。」
麗子は御用達のドレス屋ribbonに行った。麗子はショーウィンドウにあるピンクのドレスに吸い寄せられた。ピンクのミニドレスだった。
「すいません、このドレスおいくらですか?」
「10万3500円となっております」
まあ許容範囲だと麗子は判断した。
「これ、ください。着ていってもいいかしら?」
「もちろんです。」
レジでタグを切ってもらい試着室でドレスに身を包む。
影山はジュエリーショップへ行った。「これおいくらですか?」
「350万円でございます。」
「はぁ。それではこれを頂きます」
影山が何を買ったかって?
それは秘密。そんなこんなで夕方。
「影山、待たせたわね。」
「いえ、とんでもございません。あと数分でイルミネーションが点灯いたします。しばしお待ちを。」
数分経ち、イルミネーションが点灯した。恋人達は歓声をあげた。
「私も恋人が欲しいわ。」
ディナーを済ませて麗子は眠った。
影山は枕元のテーブルに小さな箱を置いた。
「影山、これを置いたわね?」
「はい。」
「お父様には言ったのかしら?」
「ええ。あっさり承知して頂きました。」
「わかった。今日から私は影山麗子ね。」
それから1年後、子供が生まれた。
名前は優だった。


それから18年後。
「お父様ー!学校送ってって!」
「わかりました。」
「お父様はいつも謙虚ね。」
「ええ。」
「ふぅん。ねえお父様、私が留学したいっていったらどう思う?」
「…私は応援します。」
「そう。お母様はどういうと思う」
「反対するでしょうね。」
「そう。ありがとう。」
その日の夜。
「ねえ、優。海外行きたいの?」
「え!!まあ。」
「絶対ダメよ。」
「なんで?」
「うちにはお金がないの。」
「嘘でしょ!」
「お嬢様。それは言い過ぎです。」
「こんなでかい家に住んで。お金ないわけないでしょ!」
「…。」
「もういいよ!知らない。行かなきゃいいんでしょ!」
優は自分の部屋に閉じこもった。
「優、さっきはごめん。」
「知らない。」


それから何時間経ったんだ?
コンコンコン…。
「何?」
「優。入ります。」
「お父様…。」
「お母様はそんなつもりはないんです。」
「じゃあ行っていいの?」
「私はいいと思います。応援します。お母様もいいと言っていますし。因みに留学先はどこなのですか?」
「ニューヨーク。」
「わかりました。来年からどうぞいってらっしゃいませ。」
「え!!!」


「優。空港行くわよ!!早く。」
「お嬢様、そんなに怒らないでくださいませ。」
「ごめんなさい。」
広いリムジンの中には沈黙が流れた。
「着きました。」
「ありがとう。」
国際線ターミナルまで行った。
「もう行かなきゃ。」
「うん。いってらっしゃい」
「元気でいて下さい。」
「うん。じゃあね。」
優の目には泪が潤んでいた。
2人に背を向けた後、優は泪を頰に伝せた。

「影山、行くわよ。」
「外のデッキに行きましょう」
「そうね。」
デッキからは優がのる飛行機があった。
「もうそろそろ離陸いたします。」
「うん。」
飛行機が動き出した。
麗子と影山はは手を振った。
二人の頰には涙が伝っていた。


2年後。
「ただいま、お母様、お父様。」
「おかえり。」
「おかえりなさいませ。」
3人の顔には笑みが浮かんでいた。
そして3人は抱きしめあった。


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